バンダイ メカコレクション 仮面ライダーシリーズ 01 新サイクロン号

 特撮関連では主にウルトラメカをラインナップしてきたメカコレシリーズに、新ラインとしてライダーマシンが登場。メカコレフォーマットでどのような構成のキットをリリースするのか、発売前から大いに興味をかき立てられるものでした。

 世に放たれたキットは、メカコレの名に相応しい組み立て難易度と完成度を備えた、正に作って揃えて楽しいプラモデル。食玩の「ザ・ライダーマシン」を最後に、フジミ製の本格モデル以外、手軽に入手出来るライダーマシンのキットは皆無だったため、非常に嬉しいものがありますね。

 新サイクロンは、「仮面ライダー」後半に登場するニューマシンであり、確か劇中では単に「サイクロン」と呼称されていたように思います。何故か元祖ポピニカにもラインナップされていなかったりして、当時のマーチャンダイジングが映像コンテンツと「疎」であったことを想像させます。

 旧型のサイクロンに比べ、ヒーロー性を増したデザインとなった新サイクロンは、様々な機能を搭載したスーパーマシンとして描写され、仮面ライダーというキャラクターの比重が名前のとおりバイクにあったことを物語っています。



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バンダイ メカコレクション ウルトラマンシリーズ 10 ウルトラホーク3号

 ホーク1号が合体戦闘機、ホーク2号が宇宙ロケットならば、ウルトラホーク3号はいわゆる「空飛ぶ円盤」を戦闘機として再構成したものではないでしょうか。

 円形が強く出た特徴的な主翼に、「円盤」の片鱗を見ることができます。勿論、ウルトラセブンの主な世界観は侵略宇宙人の迎撃にありますから、円盤そのものであってはならないわけで、そのあたりの処理の巧みさは正に職人技と言えるでしょう。

 劇中でのメインはホーク1号が担っているので、ホーク3号は支援機という印象も強いですが、1号と3号による連係攻撃の格好良さはミニチュアワークのお手本と言っても過言ではなく、未だに多くのファンに愛されているように思います。



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バンダイ メカコレクション ウルトラマンシリーズ 9 ポインター

 ポインターは、ウルトラセブンにおけるウルトラ警備隊の専用車。ウルトラ警備隊のスタイリッシュなイメージを象徴する存在の一つとして名高い車です。

 恐らく今日に至るまで、そのスタイリングを愛するファンは増え続けているものと考えられますが、その魅力はどこにあるのでしょうか。

 前作の科特隊専用車、次作のマットビハイクル、そのまた次のタックパンサーも、基本的には市販車へのクールなマーキングで成立しており、このポインターだけデコラティヴな感覚でキャラクター性が強いというのが、理由の一つでしょう。

 ウルトラマンタロウのド派手なデコレーションを例外として、基本的にウルトラシリーズ(ティガ以降は除く)の車両においてキャラクター性を強く主張している、唯一の存在と言えるかも知れません。



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バンダイ ビークルモデル 008 AT-ST & スノースピーダー

 スター・ウォーズのビークルモデル第8弾は、これまでのいかにもスペースクラフト然としたラインナップから少し外れた、嬉しいチョイスとなりました。

 いわゆる「二足歩行装甲車」とも言えるAT-STがラインナップに加わったことで、ビークルモデルのカバーするエリアが拡がったように思います。「足」の付いた兵器は、他にAT-ATが存在しますが、こちらもビークルモデル版を期待してしまいますね。

 エピソード5「帝国の逆襲」や6「ジェダイの帰還」、そしてローグ・ワンにも登場するAT-STは、その「鳥足」が印象深く、やはりこの独特のシルエットを有するメカニックも、スター・ウォーズを代表するものと言えるでしょう。恐らくは、ハリー・ハウゼンの描いた恐竜がイメージソースだろうと思いますが、同様の手法(ストップモーション)で描写されたシーンは、モーションブラーの効果でかつてないリアリティ溢れるものとなり、当時の観客の度肝を抜いたと伝えられています。

 スノースピーダーは、エピソード5「帝国の逆襲」に登場。その名の通り雪原上を自在に滑空し、AT-STやAT-ATに戦いを挑んだ反乱同盟軍の戦闘機です。純粋な航空戦力ではないため、ホバークラフトのような少し野暮ったいシルエットがまた魅力。パイロットと砲撃手が背中合わせになって乗り込むスタイルもユニークです。

 これらが二機セットになったということは、AT-STは「帝国の逆襲」版ということですね。細部を瞬時に判別できるようなマニアではないので、あくまで推測ですけど(笑)。

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バンダイ ビークルモデル 007 タイ・アドバンストx1 & ファイター セット

 スター・ウォーズにおける帝国側の象徴的スター・ファイターであるタイ・ファイター。「フォースの覚醒」でもイメージそのままでリメイクされ、その人気の高さとアイコン的な役割を再確認できました。

 スター・ウォーズ シリーズのオリジンたる「新たなる希望」では、ラストのデス・スター攻略戦において、ダース・ヴェイダーの操るタイ・アドバンストと、一般機のタイ・ファイターが編隊を組んで反乱軍を迎撃するくだりが描写され、次々に撃墜あるいは戦列離脱を余儀なくされる反乱軍機の様子から、帝国軍の脅威を感じることができます。

 巨大なソーラーパネルを配した、タイ・ファイター独特のシルエットは、鮮烈な印象を残しますね。タイ・アドバンストの方は、やや我々がイメージしやすい航空機にスタイルを寄せつつも、やはりタイ・ファイターの発展機であることをしっかり主張していて素晴らしいです。

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バンダイ 1/72 オーラバトラー・ズワァース

 旧キットの1/72 オーラバトラーシリーズにおける最終ラインナップが、このズワァースです。

 その迫力あるフォルムから、何となくラスボス的な雰囲気で扱われるオーラバトラーですが、劇中での活躍は(黒騎士のダメさ加減もあって)あまりパッとしないもので、さらにガラバやブブリィといったオーラボンバーに「敵メカ」の座を奪われることになってしまいます。

 しかしながら、巨大なオーラコンバーターや設定画の腰を落とした独特のポーズなどと相俟って人気は高く、後にHGでもリメイクされることになりました。

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バンダイ ビークルモデル 006 ミレニアム・ファルコン

 スター・ウォーズのアイコン・キャラクターがダース・ベイダーならば、メカのアイコンは恐らくミレニアム・ファルコンでしょう。

 円盤と何らかの構造物を組み合わせた宇宙船の典型は、スター・トレックのエンタープライズと、このミレニアム・ファルコンにとどめを刺します。非常にキャッチーなシルエットと、劇中で「銀河一速いポンコツ」と称される高いキャラクター性、そして艇長であるハン・ソロの魅力が相俟って、唯一無二の「有名な宇宙船」として君臨しています。

 「フォースの覚醒」にも若干のマイナーチェンジを経て登場しており、地上スレスレを縦横無尽に飛び回る姿が、新しい魅力を振りまいていました。バンダイのメインとなるプラモデルラインでは、その「フォースの覚醒」版が1/144スケールでリリースされ、旧版を待ち望んだファンはちょっとモヤモヤすることとなりましたが(笑)、このビークルモデルがその渇きを少し癒やしてくれました。

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バンダイ メカコレクション ウルトラマンシリーズ 08 ウルトラホーク2号

 ウルトラメカコレは、セブン編とも言うべき段階に入ってきました。ホーク1号だけは試金石的な感じで序盤にて発売されましたが、その後は科特隊のメカが連続。今度はこのホーク2号からウルトラ警備隊のメカが連続リリースとなっています。

 ウルトラホーク2号は宇宙ロケットを意識したデザインで、実際に劇中でも大気圏外での運用を前提とした機体。

 垂直に立てた状態ではロケットに見え、水平にした状態だと航空機のシルエットに接近するという秀逸な設計が見事ですね。実際に立体物を触ってみて、その目指すところがさらにはっきりと見えてきました。

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バンダイ 1/12 ボバ・フェット

 スター・ウォーズの1/12シリーズも色々と出揃っていますが、メカ群に比べるとラインナップの少なさは否めないところ。本編ではヒューマノイドのキャラクターが多い上に、素面のメインキャラクターが多くを占めるのでプラモデルになりにくいようです。

 S.H.Figuarts等の完成品トイでは、多くのジェダイやソロといった人間キャラクターが多数商品化されています。プラモデルでも展開して欲しいところではありますが…。

 さて、ボバ・フェットは言わずと知れたスター・ウォーズの大人気キャラクター。実のところ登場シーン自体は非常に少なく、エピソード6では大した見せ場もないまま不本意な退場を果たしてしまうといった具合で、扱いは悪いです。

 しかし、妙にファンを惹き付ける魅力があり、エピソード2ではその誕生の秘密が描かれたり、今後スピンオフでの登場の話があるなど、ファンの情熱は確実に制作側に響いたようですね。

 人気キャラクターのボバは商品化の機会も豊富で、そんな中でのプラモデルという意外性は、確実にスター・ウォーズファンのモデラー心をくすぐったと思います。

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バンダイ ビークルモデル 005 Yウイング・スターファイター

 手のひらサイズで超絶ディテール、スター・ウォーズ・ビークルモデルの第5弾は、Yウイング。

 エピソード4時点では既に旧式のスターファイターという設定で、おおよそのメカが剥き出しになったデザインは、強烈な印象を残します。後にエピソード1〜3におけるポッドレーサーなどにもその雰囲気が継承され、同質のテクノロジーが連続している世界観に裏付けが行われました。

 いわゆるネイキッドスタイルなので、そのディテール密度も相当なものになるわけですが、そのあたりはさすがビークルモデル。同シリーズのラインナップ中でもダントツの密度を誇ります。

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バンダイ メカコレクション ウルトラマンシリーズ 07 科学特捜隊専用車

 メカコレに、遂に実車モデルが登場。人気の面で言えばポインターなのでしょうけど、オリジナルへのリスペクトということなのか、この科特隊専用車が第一弾として選ばれました。

 科特隊専用車のベースは、当時円谷一氏の愛車だったシボレーコルヴェアだったと言われており、基本的にステッカーでのみデコレートされたものだったようです。

 高級感あふれるサルーンで、どことなくビビッドなイメージを持つ科学特捜隊において、青いブレザースタイルと共にクールな一面を担っていました。

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バンダイ ビークルモデル 004 ファースト・オーダー タイ・ファイター セット

 STAR WARS ビークルモデルの第四弾としてリリースされたのは、「フォースの覚醒」に登場したファースト・オーダー仕様のタイ・ファイター。しかも、スペシャル・フォースとノーマルの2機セットという、なかなかボリューミーなキットです。

 伝統的なタイ・ファイターに酷似したシルエットを持ちながら、細部に様々な差異がある点は、レジスタンスのXウイングなどと同様の方向性を示していますが、こちらは特に色を反転させるという手法での差別化が、より強い印象を与えています。

 劇中では、ポーがフィンと共にファースト・オーダーを脱出する際に奪取するといった重要なシーンでの活躍が見られ、その高性能ぶりをポーのセリフでも表現し、ファースト・オーダーの脅威を巧く提示していました。

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バンダイ メカコレクション ウルトラマンシリーズ 06 ベルシダー

 ウルトラシリーズのメカコレもどんどんラインナップが追加され、充実しています。

 第六弾は科学特捜隊の地底戦車ベルシダー。劇中での登場回数は少ないですが、ゴルドン戦での活躍振りが強い印象を残すメカです。

 カラーリングは他のメカと統一感のあるシルバーとレッド。このベルシダーの後にも多様なドリル戦車が特撮界に登場してきますが、これほどドリルが主張しているデザインは珍しい部類でしょう。科特隊メカはその丸みに特徴がありますが、このベルシダーも例外ではなく、シャープな先端から丸みのあるボディに繋がるラインの美しさは、他の追随を許しません。

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バンダイ ビークルモデル 003 Xウイング・ファイター ポー専用機

 スター・ウォーズのビークルモデルは今のところすべて購入しているのですが、積みプラ化しているので少し製作ペースを速めているところです(笑)。

 ナンバリング・エピソードとしての最新作「フォースの覚醒」に登場するレジスタンス仕様のXウイング。最初にデザインを見たときは、昔のXウイングとシルエットがあまり変わらない印象で、「その先」が見たかった私としては少々残念にも思われたのですが、立体物を手に取ってみると、その洗練された魅力の虜になりました。

 個人的に最も好きな部分は、ウイングを閉じた際に面一になるというギミック。このシャープさにすごく惹かれます。

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バンダイ 1/72 オーラバトラー・ボチューン

 フォイゾン王よりゼラーナに託されたオーラバトラー・ボチューン。ゼラーナ陣営では、ビルバインを除けば最新型のオーラバトラーとなります。

 赤系のカラーリングを施されたカスタム機は、マーベル・フローズン、そしてキーン・キッスに乗り継がれました。キットはそのカラーリングを再現した成形色で、「マーベル・フローズン専用」の冠が付けられています。

 全体的に鳥の雰囲気が投影された独特のスタイリングと、やや多めの装飾が特徴で、かなり個性的な雰囲気を醸し出しています。

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