ムザンコセ

 「臨獣殿に、臨気宿せし巨岩あり」「磐石たる破壊神」を自称する、臨獣パンゴリン拳の使い手。古風な口調で話し、仲間に対する礼儀も心得ている。

 リンリンシーの姿では、センザンコウのエンブレムを額にあしらう。

 獣人態は、銅色に輝く鱗の鎧を纏った、センザンコウの姿で、その卓越した防御力は脅威に値する。

 臨気により地殻を活性化することで、地震を起こす術を身につけている。その能力による効果を最大限に発揮するため、地殻プレートのたわみを正確に探知する舌を有し、大きな地震を引き起こせるポイントを「美味」と表現する。(声:秋元羊介)

登場

 修行その10「ジャラジャラ襲撃!はじめてのおつかい」

 修行その11「ウキャウキャ!獣拳武装」

臨獣パンゴリン拳

 センザンコウの如く、鋭い鱗を武器とする臨獣拳。その重量を生かした体当たり攻撃を主体とする。

征鋼丸
 身体を丸めてボール状になり、高速で転がってそのまま相手にぶつかるリンギ。防御力を生かした荒技だ。
巨大征鋼丸
 邪身豪天変で巨大化した上で放つ征鋼丸。体積、重量共々増している為、容易に建造物群を壊滅させる威力を発揮する。
征鋼丸暴乱技
 征鋼丸で高速回転し、地中を掘り進むリンギ。地殻プレートまで到達し、臨気で大地震を起こすことができる。
超絶征鋼丸
 征鋼丸で高速移動し、その硬いウロコで相手を切り裂く超絶リンギ。
解説

 あまり聞き慣れないセンザンコウという動物は、「穿山甲」と記す、鱗を持った哺乳類である。その外観はアルマジロに似るが、別の体系に属する動物だ。

 それまでのリンリンシーと比して、かなりの思慮深さと知性を感じさせるが、一方で地震探知における行動がお茶目。獣人態の(顔以外)何となく可愛らしい造形も相まって、妙な存在感のあるキャラクターだ。

 「拳士」イメージの強い秋元氏(「機動武闘伝Gガンダム」の東方不敗・マスターアジア!)の起用も嬉しい。