ゲキレンジャー ファンサイト - Beast On!!

獣拳戦隊ゲキレンジャーの魅力を探る、ファンサイトです。

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 かつて、メレは冷たく苦しく寂しく暗い闇から、理央の手により蘇った。メレ理央の手に触れ、温かさを感じたのだった。

 ブラコメレに近付き、理央を倒して臨獣殿を取り戻そうと誘う。「お前には全く見返りがない」と甘言を吐くブラコを、メレの舌が貫いた。ところが、ブラコは秘伝リンギ真毒によって蘇る。真毒は死者に本当の命を与えるというもので、ブラコは6つの真毒を持っているという。まず1つを、自分に用いたのだ。ブラコは本当の命の力を存分に使い、大蛇砲メレを圧倒、理央打倒を高らかに宣言した。ブラコ真毒を使い、カデムモリヤを蘇らせる。ブラコ達は瞑想中の理央を襲うべく近付いた。

 その頃、激激砲を撃つのに、1分15秒ほどかかるという現状を危惧し、マスター・シャーフーはとにかく修行して時間を短縮せよと教える。ゲキレンジャーは海岸で修行を重ね、18秒にまで短縮することに成功した。そこへ、メレが現れる。メレは修行するつもりで「格下」のゲキレンジャーに襲い掛かった。早速、激激砲の修行の成果を試みるゲキレンジャーメレ激激砲ブラコ大蛇砲との類似点を見出し、正面から激激砲を受け止めた。ジャンメレに「ゾワゾワ」ではなく「ケナケナ」を感じる。集中力を欠いたジャンの為に激激砲の威力は弱まり、メレはそれをはね返すことに成功する。「修行なのか?」と問うジャンメレは「ただの暇つぶしよ」と答えて消えた。

 ブラコ達の毒牙が理央を捉えようとした瞬間、メレがそれを阻む。メレの叫びに目覚める理央理央によってカデムは一瞬で蹴り倒され、モリヤは逃げおおせる。ブラコも逃げるが、メレが後を追った。

 モリヤは行き場がなくなり、街で暴れ始めた。迎え撃つジャンランレツ

 一方、ブラコを追い詰めたメレだが、ブラコに苦戦を強いられる。しかし、メレには勝機が見えていた。大蛇砲を見切ったメレは、それをはね返し、ブラコを足蹴にしてみせたのだ。敗色濃いブラコは「本当の命」をちらつかせ、メレの迷いを誘おうとする。だが、メレには理央しか見えていない。容赦なくブラコを成敗し、残る3本の真毒理央に献上した。「私にとって生きるってことは、理央様の傍に居るってことなのよ」メレはそう言い放つ。

 モリヤブラコの死を感じ取る。ゲキレンジャーは、モリヤの口からメレによってブラコが倒されたことを知り、驚愕した。しかし、モリヤを叩くべく集中し、激激砲を放つ。モリヤは為す術もなく粉砕された。

 「何やら臨獣殿が、大きな一歩を踏み出そうとしているようじゃ」マスター・シャーフーは危機感を募らせる。三つの真毒は、三拳魔を蘇らせることができるという。メレは、理央の喜びに生きている実感を得るのだった。

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監督・脚本

監督
諸田敏
脚本
吉村元希

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解説

 完全にメレが主役という、パターン破りのエピソード。その上で、臨獣殿激震の序章とも言うべき重要回でもある。戦隊シリーズで敵側が主役級の扱いとなるエピソード自体は、特に珍しくない。ただし、「修行」という正義側を象徴する言葉が悪側に適用される、五毒拳リーダー格であるブラコメレが片付けてしまう、しかもまだ1クールを消化していない時期等…。これらの要素から、「パターン破り」と表現した。

 相対するビーストアーツアクガタの異なる部分は、イデオロギーの違いに留まると以前書いたが、今回はそれがさらに顕著になった。メレ理央に対する「見返りを求めない愛」を貫く、確固たる信念の持ち主として描かれており、その為には格下のゲキレンジャーと戦うことも辞さない。何と、悪側に「無償の愛」が描かれるとは。裏切り者ブラコを容赦なく粛清する様は、さすがに悪側というところだが、それすらも美しく描写され、メレの行為はことごとく正当化されている。ここまで徹底的に、しかもイデオロギーが揺らぐ(要するに正義と悪の狭間で揺れる)ことなく敵側が主役を張るのは、実に珍しいことではなかろうか。

 本来の主役であるゲキレンジャーを完全に「メレを立てる役」にしてしまったことに関しては、異論もあろう。しかし、今回はあくまで例外として見るのが適当なのではないだろうか。ゲキレンジャーがパターン破りの戦隊かどうかと言えば、それは「否」だからである。その証拠に、モリヤゲキレンジャーと対決させ、ゲキバズーカの修行の成果をキチンと見せている。モリヤに易々と勝利するほど、短期間で実力を上げているのを見せるのもウマい。このあたりの段取りの良さは、評価してしかるべきだ。「豚の角煮」等のコミカルな描写で、臨獣殿側の黒々とした雰囲気を和ませているのも良い。

 ところで、今回はメレの設定編としても重要だ。メレの本来の姿であるリンリンシー態も登場し、理央によって「かりそめの命」を与えられた死者であることも明言される。また、「格下と戦わない主義」が「幹部格が手を出さない」というパターンに対するエクスキューズに留まらないことを、よく表現していることも特筆すべき事項だ。臨獣拳激獣拳を滅ぼすことを目的としていないのは、ゲキレンジャー相手に「修行」したメレの態度からも明らかである。

 メレ役の平田氏の演技も、確実に板について来ており、単なるステレオタイプではなく、理央と接する時とそうでない時が、連続する同一の人格であることを確実に見せている。人間態時のポージングのハマり具合も素晴らしく、もっとアクションが見たいところだ。また、アフレコのウマさは抜群と言って良く、可愛らしい声を出したかと思うと、戦隊の女幹部らしい悪辣なドスの利いた声も飛び出す。アクション時の掛け声も高いハマり具合を示す。

 一方で、理央の凄まじい強さも垣間見られる。カデムを一撃で粉砕する蹴りが強烈な印象を残し、改めてリンリンシー達と格が違うことを見せ付けた。なお、理央メレの手を取るシーンは、冒頭の回想シーンとエピローグで2度描かれたが、その度に意味深長な「視線の泳ぎ」が描かれている。これが一体何を意味するのかは、これから明らかになっていくであろう。こういう細かい要素は、是非とも丁寧にすくい取って欲しいものだ。

 なお、今回ブラコによって初めて「生命を持ったリンリンシー」が登場した。死者であるリンリンシーとの違いは、倒されたときの描写である。普通のリンリンシーは、倒された際に土くれと化すが、生命を持ったリンリンシーは、炎を上げて爆発するのだ。この爆発、いわゆる東映特撮における怪人爆破を踏襲している。カデムモリヤといった「再生怪人」に燃え、また爆破に燃える。由緒正しき東映特撮ファンの、正しい楽しみ方が、ここにある。

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コメント

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ここは月面基地
ガンダル司令「ええい、ふがいない五毒拳どもめ」
ガンダル司令「ブラッキー、円盤獣ケナケナをつれて地球に向かえっ」
ブラッキー隊長「ははっ、」
という事(ウソ)で今回はメレ様編、ゲキバズーカを修行に使う展開といい、メレ様の魅力全開!
しかし、一撃で倒されるカデムの描写はまだまだ理央とゲキレンジャーの間に力の差があることを表していますね。
ゲキバズーカの場合、今回の修行は時間短縮が主眼で、これからまだまだ威力は倍増(気の増大)すると思われますんで、いつかは対等の戦いが見れそうです。

投稿者
天地人 | 2007年4月17日 23:08
コメント

 ガンダル司令とか、ブラッキーとか、円盤獣とか(笑)。ツボです。

 これだけ「幹部が強い」というシリーズは珍しいのではないでしょうか。それでいて、手を出さないのが正当化されているのも。

 そういったバランス感覚が、ゲキレンジャーの良さだと思いますね。

投稿者
SirMiles(管理人) | 2007年4月18日 08:08
コメント

…管理人様の名解説で言いたいことを
先に言われてしまった…(笑)
普通の作品だったらブラコとゲキレンジャーを戦わせ、ドサクサに紛れて
真毒を掠め取っていくのに、
メレはガチで勝負に出るんですねー。
さぁ明日はエレハン・キンポーの登場ですか!
声優はやっぱりあの人なのかなぁ~?

投稿者
M'sRoad | 2007年4月21日 19:50

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