ヒソ

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 メレの双幻士で、幻獣ピクシー拳の使い手。メレと同じく女性拳士である。

 メレを「メレお嬢様」と呼び、忠実な部下として仕える。しかし、理央がロンの思惑を外れると知るや、真の主をロンと仰ぎメレと敵対。あくまで幻獣拳士としての役割を果たすべく行動することをよしとする。

 その戦闘スタイルは、舞うような動きから多数の鋭い刃を投げつけるというもの。

 常に獣人態を保っており、妖精の羽根を有した昆虫のような頭部を持つ。胸に妖精の彫像のような装飾をあしらう、彫像といった趣だ。(声:潘恵子)

登場

 修行その39「ウロウロ!帰らない子供たち」

 修行その46「ギャワギャワの記憶」

幻獣ピクシー拳

 幻獣ピクシーに学び、ピクシーの力を身に付ける幻獣拳。

真剣翔舞
 幻気を込めた両腕を振り下ろし、その鋭く柔軟な無数の爪を相手に投げつけるゲンギ。
突剣呑
 幻気を長い爪に込めて長く伸ばし、鞭のように振るって複数の相手をなぎ倒すゲンギ。
解説

 四幻将となったメレの部下的存在としてハクと共に登場した幻獣拳士。ハク同様、御伽噺系の幻獣が採用されている。

 当初は従順に傅いていたが、ロンこそを主と仰ぐ姿は幻獣拳の真のヒエラルキーをうかがわせるに充分であった。

 潘恵子氏という知名度の高いベテランを採用することで、行動の裏表を鮮烈に表現していたが、残念ながら他の双幻士と同様に普通の怪人として消費される存在であった。

 「ヒソ(飛鼠)」とは中国神話における妖獣であり、一方、「ピクシー」はイギリスの古い妖精である。両方のモチーフをデザインに落とし込んでいるのだが、両者の共通点はあまり見出せない。「ヒソ(飛鼠)」は空飛ぶウサギのようなネズミであり、ピクシーは昆虫の羽根を持つ少女の姿がメジャーだ。