カタ

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 臨獣拳創設者「三拳魔」の一人にして、空の拳魔。臨獣ホーク拳の使い手。「憎しみが力を生む 空の拳魔 臨獣ホーク拳のカタ」。

 マク、ラゲクと共に獣獣全身変(臨獣拳流に言えば獣人邪身変)を使用して獣人態と化し、獣拳創始者ブルーサ・イーを暗殺、臨獣殿創設者の一員・拳魔となる。

 激臨の大乱に破れたカタは、山岳地の山頂の岩場にその骸を横たえ、マスター・シャーフーにより封印の結界を張られていたが、理央が真毒を用いて蘇らせた。

 臨気によって、翼をはためかせることなく空中に留まり、理央の渾身の一撃を片手で弾く実力を有する。

 「死闘の中に修行あり」とし、師弟が殺しあい、臨獣拳の高みを極めることを教えとする。理央に「マスター・カタ」と称される。(声:納谷六朗)

臨獣ホーク拳

 鷹のパワーを持つ臨獣拳。空を自在に飛ぶことは勿論、臨気によって、相手の精神の中に入り込み、精神内部より破壊するという恐るべき拳だ。

暗黒咆
 臨気の奔流に相手を包み、巨大な鷹の爪で鷲掴みすることで、相手の精神に入り込むリンギ。絶望をえぐり出し、それを食い尽くすことで自らの力とする。
鷹爪一変
 臨気を込めた指先の爪で相手の胸を突き、心の痛みを活性化させるリンギ。増大した心の痛みは身を滅ぼすという。
臨気奔流豪天変(カタ)
 カタとラゲクのほとばしる強力な臨気により、ブトカとワガタクを復活、巨大化させるリンギ。
漆黒咆
 臨気を宿らせた掌を相手の胸に当て、その深層にある記憶を掴み出すリンギ。
幻死牢
 幻術の空間に相手を誘う秘伝リンギ。あらゆる判断力が無効となり、相手を同士討ちに導くことで、戦意を喪失させる。
憎悪弾
 臨気を込めた槍の先から、無数の弾丸を連続発射するリンギ。
解説

 「拳魔」の名に相応しく、神々しい獣人態を持つカタ。納谷六朗氏の朗々たる声質にも見事マッチし、崇高な雰囲気さえ漂わせるキャラクターである。

 いわゆるボス格であるが、あくまで臨獣殿の首領は理央とし、そのマスターとしての役割に徹する。そのポジションは、実に崇高だ。途中マクに首領の座を奪われた臨獣殿内部では、影の薄い存在となってしまったが、その最期となる戦いにおいて披露された凄まじい実力は、拳魔と呼ぶに相応しいものであった。