ラゲク

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 臨獣拳創設者「三拳魔」の一人にして、海の拳魔。臨獣ジェリー拳の使い手。あらゆる攻撃を受け流し、その力を利用する合気の術を心得る。「嫉妬が力をくれる 海の拳魔 臨獣ジェリー拳のラゲク」。

 マク、カタと共に獣獣全身変(臨獣拳流に言えば獣人邪身変)を使用して獣人態と化し、獣拳創始者ブルーサ・イーを暗殺、臨獣殿創設者の一員・拳魔となる。

 激臨の大乱に破れたラゲクは、光の届かぬ海底深くにその骸を眠らせ、カタと同じく拳聖による封印の結界を張られていたが、メレが真毒を用いて蘇らせた。

 尊大かつ魅惑的で、理央を「理央ちゃん」、メレを「メレちゃん」と呼ぶ。その流儀はカタとは異なり、嫉妬心が臨獣拳をより強くするというもの。巧みに心理を操って理央とメレを切磋琢磨させる。

 かつてマスター・シャーフーに惚れていたことがあるらしい。シャーフーのことを、現在でも「ダーリン」と呼んでいる。(声:幸田直子)

臨獣ジェリー拳

 クラゲのパワーを持つ臨獣拳。その極意は合気の術であり、あらゆる攻撃を受け流し、その力を利用する。水中での戦いも得意とする。

羅封掌握
 触手を自在に伸ばし、臨気に反応する毒を打ち込むリンギ。臨気が強ければ強いほど、拒絶反応が起きて臨気を封じる。毒が回り、臨気を封じられた者はいずれ死を迎える。
臨気奔流豪天変(ラゲク)
 カタとラゲクのほとばしる強力な臨気により、ブトカとワガタクを復活、巨大化させるリンギ。
時裂波
 杖からほとばしる臨気により虚空を瓦解させ、異空間へと通ずる穴を作り出す秘伝リンギ。その穴へ落ちた者は時空を超えて別の時間へと移動してしまう。
時裂斬
 臨気を込めた杖で空を斬り、時空の裂け目を発生させて過去のビジョンを体験させることができるリンギ。
解説

 カタに続いて登場した拳魔。幸田直子氏の格調高い声質が、やはり拳魔としての存在感をアップさせている。デザイン的には、クラゲをモチーフとしつつ、より美しさの映えるディテールを備えており、女性らしさを創出することに成功している。

 いわゆる妙齢の妖艶な女帝といった役どころであり、「電撃戦隊チェンジマン」の女王アハメスあたりにオリジンを求められよう。