<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?>
<feed xmlns="http://www.w3.org/2005/Atom">
    <title>ゴーオンジャー 大辞典 ENGINECYCLOPEDIA</title>
    <link rel="alternate" type="text/html" href="http://www.sirmiles.com/goongers/" />
    <link rel="self" type="application/atom+xml" href="http://www.sirmiles.com/goongers/atom.xml" />
    <id>tag:www.sirmiles.com,2007-11-28:/goongers//9</id>
    <updated>2009-02-13T03:39:09Z</updated>
    <subtitle>スーパー戦隊シリーズ・第32作「炎神戦隊ゴーオンジャー」を楽しむためのガイダンス・サイト。</subtitle>
    <generator uri="http://www.sixapart.com/movabletype/">Movable Type Pro 4.261</generator>

<entry>
    <title>ガンマンワールド</title>
    <link rel="alternate" type="text/html" href="http://www.sirmiles.com/goongers/brane001300.html" />
    <id>tag:www.sirmiles.com,2009:/goongers//9.1093</id>

    <published>2009-02-13T03:37:48Z</published>
    <updated>2009-02-13T03:39:09Z</updated>

    <summary>　ブレーンワールド11次元の内の1つ。 　ガイアークの害統領が侵攻し始めており、それを関知したボンパ...</summary>
    <author>
        <name>SirMiles</name>
        <uri>http://www.sirmiles.com/</uri>
    </author>
    
        <category term="ブレーンワールド" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
    
    <category term="世界観" label="世界観" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#tag" />
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www.sirmiles.com/goongers/">
        <![CDATA[<p>　ブレーンワールド11次元の内の1つ。</p>
<p>　ガイアークの害統領が侵攻し始めており、それを関知したボンパーが走輔達に助けを求めてきた。</p>]]>
        <![CDATA[<p>解説</p>
<p>　最終回で突如語られたブレーンワールドのうちの一つ。</p>
<p>　このガンマンワールドに関しては、ゴーオンジャー再始動のきっかけにこそなったものの、結局、ブレーンワールドは11次元の設定を活かされることなく本編終了を迎えてしまった。</p>

]]>
    </content>
</entry>

<entry>
    <title>グラスワールド</title>
    <link rel="alternate" type="text/html" href="http://www.sirmiles.com/goongers/brane001200.html" />
    <id>tag:www.sirmiles.com,2009:/goongers//9.1092</id>

    <published>2009-02-13T03:36:17Z</published>
    <updated>2009-02-13T03:38:41Z</updated>

    <summary>　ブレーンワールド11次元の内の1つ。 　ガイアークの害統領によって滅ぼされてしまったらしく、詳細は...</summary>
    <author>
        <name>SirMiles</name>
        <uri>http://www.sirmiles.com/</uri>
    </author>
    
        <category term="ブレーンワールド" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
    
    <category term="世界観" label="世界観" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#tag" />
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www.sirmiles.com/goongers/">
        <![CDATA[<p>　ブレーンワールド11次元の内の1つ。</p>
<p>　ガイアークの害統領によって滅ぼされてしまったらしく、詳細は語られないまま。どのような次元なのかは一切不明だ。</p>]]>
        <![CDATA[<p>解説</p>
<p>　最終回で突如語られたブレーンワールドのうちの一つ。</p>
<p>　結局、ブレーンワールドは11次元の設定を活かされることなく本編終了を迎えてしまった。</p>

]]>
    </content>
</entry>

<entry>
    <title>清水奈央</title>
    <link rel="alternate" type="text/html" href="http://www.sirmiles.com/goongers/guests005900.html" />
    <id>tag:www.sirmiles.com,2009:/goongers//9.1091</id>

    <published>2009-02-13T03:34:35Z</published>
    <updated>2009-02-13T03:37:43Z</updated>

    <summary>　早輝が働くケーキ店にやってきた、ケガレシアにそっくりな子連れマダム。早輝の失敗で生クリームたっぷり...</summary>
    <author>
        <name>SirMiles</name>
        <uri>http://www.sirmiles.com/</uri>
    </author>
    
        <category term="ゲストキャラ" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
    
    <category term="一般の人々" label="一般の人々" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#tag" />
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www.sirmiles.com/goongers/">
        <![CDATA[<p>　早輝が働くケーキ店にやってきた、ケガレシアにそっくりな子連れマダム。早輝の失敗で生クリームたっぷりのケーキを顔面に直撃させられたが、そのケーキの美味しさに怒ることも忘れてしまう。(演：及川奈央)</p>]]>
        <![CDATA[<p>登場</p>
<p>GP-FINAL「正義ノロード」</p>


<p>解説</p>
<p>　ファンサービスあるいは楽屋オチ的お遊びで登場した、ケガレシア役の及川奈央氏。</p>
<p>　汚石冷奈とキャラクターが被らないように配慮したのか、全体的に上品な雰囲気となり、名前も「清水」「奈央」とされた。</p>
<p>　顔面ケーキは及川氏自ら志願したものであり、セリフの殆どがアドリブだとのこと。おまけシーンとして実に楽しく演じている様子が伝わってくる。</p>

]]>
    </content>
</entry>

<entry>
    <title>美空警部補</title>
    <link rel="alternate" type="text/html" href="http://www.sirmiles.com/goongers/guests005800.html" />
    <id>tag:www.sirmiles.com,2009:/goongers//9.1090</id>

    <published>2009-02-13T03:32:37Z</published>
    <updated>2009-02-13T03:34:47Z</updated>

    <summary>　軍平が所属する特犯科に、左京を訪ねてきた警部補。その声はキタネイダスにそっくり。(演：真殿光昭)...</summary>
    <author>
        <name>SirMiles</name>
        <uri>http://www.sirmiles.com/</uri>
    </author>
    
        <category term="ゲストキャラ" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
    
    <category term="一般の人々" label="一般の人々" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#tag" />
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www.sirmiles.com/goongers/">
        <![CDATA[<p>　軍平が所属する特犯科に、左京を訪ねてきた警部補。その声はキタネイダスにそっくり。(演：真殿光昭)</p>]]>
        <![CDATA[<p>登場</p>
<p>GP-FINAL「正義ノロード」</p>


<p>解説</p>
<p>　ファンサービスあるいは楽屋オチ的お遊びで登場した、キタネイダス役の真殿光昭氏。</p>
<p>　真殿氏の声は艶やかでありルックスも普通にカッコいい為、真殿氏の顔を知らない者はなかなか判別できないかも知れない。害気に引っ掛けた美空という名前が秀逸だ。</p>
<p>　刑事の出で立ちが軍平以上に(笑)様になっている。</p>

]]>
    </content>
</entry>

<entry>
    <title>浄土頭取</title>
    <link rel="alternate" type="text/html" href="http://www.sirmiles.com/goongers/guests005700.html" />
    <id>tag:www.sirmiles.com,2009:/goongers//9.1089</id>

    <published>2009-02-13T03:30:34Z</published>
    <updated>2009-02-13T03:32:31Z</updated>

    <summary>　大翔のパーティに招かれた財界人。「ルネッサ～ンス」と言いつつ大翔とワイングラスで乾杯する。その声は...</summary>
    <author>
        <name>SirMiles</name>
        <uri>http://www.sirmiles.com/</uri>
    </author>
    
        <category term="ゲストキャラ" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
    
    <category term="一般の人々" label="一般の人々" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#tag" />
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www.sirmiles.com/goongers/">
        <![CDATA[<p>　大翔のパーティに招かれた財界人。「ルネッサ～ンス」と言いつつ大翔とワイングラスで乾杯する。その声はヨゴシュタインやヨゴシマクリタインにそっくり。(演：梁田清之)</p>]]>
        <![CDATA[<p>登場</p>
<p>GP-FINAL「正義ノロード」</p>


<p>解説</p>
<p>　ファンサービスあるいは楽屋オチ的お遊びで登場した、ヨゴシュタイン、ヨゴシマクリタイン役の梁田清之氏。</p>
<p>　害地ならぬ浄土という名前がユーモラスで、三大臣が常々やっていた、お笑いコンビ髭男爵の「ルネッサ～ンス」というギャグをバッチリ披露してくれた。</p>
<p>　何となく「頭取」という肩書きが似合っているのもポイント。</p>

]]>
    </content>
</entry>

<entry>
    <title>GP-FINAL「正義ノロード」</title>
    <link rel="alternate" type="text/html" href="http://www.sirmiles.com/goongers/episodes005000.html" />
    <id>tag:www.sirmiles.com,2009:/goongers//9.1085</id>

    <published>2009-02-07T12:43:55Z</published>
    <updated>2009-02-13T03:46:05Z</updated>

    <summary>　走輔、連、早輝の3人は、デウス・ハグル・マギアを破壊すべく奮闘していた。荒ぶるヨゴシマクリタインを...</summary>
    <author>
        <name>SirMiles</name>
        <uri>http://www.sirmiles.com/</uri>
    </author>
    
        <category term="各話レビュー" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
    
    <category term="ストーリー" label="ストーリー" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#tag" />
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www.sirmiles.com/goongers/">
        <![CDATA[<p>　走輔、連、早輝の3人は、デウス・ハグル・マギアを破壊すべく奮闘していた。荒ぶるヨゴシマクリタインを蛮機獣製造ブースに閉じ込め、その隙にカンカンマンタンガンでデウス・ハグル・マギアを破壊する走輔。蛮ドーマ達は消滅し、世界は救われたに思われた。しかし、怒りに震えるヨゴシマクリタインはデウス・ハグル・マギアのエネルギーを逆流させ、崩壊するヘルガイユ宮殿の瓦礫に埋もれていく。エンジンオーで脱出した走輔達だったが、ヨゴシマクリタインは滅んでいなかった。ヨゴシマクリタインは究極の力でヒューマンワールドをことごとくゴミに帰していく。</p>
<p>　だが、ヨゴシマクリタインを阻止する4人の影が。蘇った大翔、美羽、軍平、範人だ！　到着した走輔、連、早輝が合流し、7人揃ったゴーオンジャーとゴーオンウイングスだったが、ヨゴシマクリタインの超パワーの前に苦戦を強いられ、変身も解除されてしまう。しかし、7人はまだ負けていない。</p>
<p>　大翔が叫ぶ。「分かってないようだな！」</p>
<p>　美羽が叫ぶ。「あなたに、私達を倒すことはできない！」</p>
<p>　走輔が叫ぶ。「心と心で結ばれた仲間達を！」</p>
<p>　連が叫ぶ。「ゴーオンジャーと呼ぶっス！」</p>
<p>　早輝が叫ぶ。「この世界に仲間がいる限り！」</p>
<p>　範人が叫ぶ。「僕達は、何度でも！」</p>
<p>　軍平が叫ぶ。「何度でも、立ち上がる！」</p>
<p>　今ここに最強の戦士達が立ちあがる。メットを欠いたまま再び変身した7人は、一気呵成にヨゴシマクリタインを強襲、スーパーハイウェイバスターとウイングブースターの同時撃ちが決まる！</p>
<p>　「仲間などと下らぬものに負けぬナリナ！」と、ヨゴシマクリタインは偉大なる第三次産業革命を宣言して巨大化した。その時、復活した炎神達が大挙登場、走輔達はエンジンオーG12を即座に完成させる。G12グランプリが決まり、一度はバラバラになったヨゴシマクリタインだが、すぐに復活してしまう。しかし、決して諦めないゴーオンジャーは、G12ファイナルグランプリを炸裂させ、遂にヨゴシマクリタインを倒すのだった。</p>
<p>　だが、ガイアークに勝利したということは、即ち炎神との別れでもある。別れを惜しむ面々だが、別次元に長くとどまることは、次元の安定に影響する為、避けなければならない定めなのだ。惜しまれつつ、炎神達、そしてボンパーはマシンワールドへと帰っていく。</p>
<p>　数ヶ月後、範人は相変わらずバイトに明け暮れ、特犯係の刑事となった軍平の元にピザを運んでくる。早輝はケーキ店でパティシエを目指して働いていた。3人はギンジロー号で大翔と美羽の元へ向かう。</p>
<p>　大翔と美羽は人脈作りの為にパーティを主催していた。退屈さに耐えられない大翔は脱出を考え、美羽はそんな大翔をたしなめる。その時、美羽のアクセサリーが落ち、2人は何かの気配を感じた。その気配は範人、軍平、早輝のものだった。</p>
<p>　5人はギンジロー号で「ツインリンクもてぎ」にやって来た。念願のメカニックとして働いている連が5人をつなぎ姿で出迎える。今日は走輔のレース再デビュー戦なのだ。走輔は1年半のブランクを経て、今はコツコツとカートから始めていた。拍子抜けする一同だったが、走輔は相変わらず元気だけは全開であった。久々に集合した7人が炎神達との思い出を語っていると、空から突如スピードルが現れた。中から現れたボンパーが、ガイアークの害統領の暴挙を報告する。また、走輔達の力が必要なのだ。走輔、連、早輝、範人、軍平、大翔、美羽の7人は、一旦夢の続きを保留し、スピードルと共に新たな戦いを開始するのだった！</p>]]>
        <![CDATA[<p>今回のアイキャッチ・レースのGRAND PRIX</p>
<p>　みんなで大勝利！</p>


<p>監督・脚本</p>
<dl>
<dt>監督</dt>
<dd>渡辺勝也</dd>
<dt>脚本</dt>
<dd>武上純希</dd>
</dl>


<p>解説</p>
<p>　遂に迎えた大団円。SF戦隊とファンタジー戦隊のハイブリッドとして鮮烈なデビューを果たした「ゴーオンジャー」が、その方向性を貫徹したのを目撃する瞬間だ。スーパー戦隊シリーズではすっかりお馴染みになった「お約束」もふんだんに消化。「ゴーオンジャー」らしく、またスーパー戦隊シリーズらしく締めくくった形である。</p>
<p>　前半は、ヨゴシマクリタインとの最終決戦を描ききる。ヨゴシマクリタインの待つ部屋は、いつもの大臣の部屋。普段敵キャラクターしかいない部屋に、ヒーローが乗り込んでくる構図は、それこそ「仮面ライダー」を例に挙げるまでも無く、古くから繰り返されているものであるが、それでもこのパターンの求心力は衰えを知らない。黒をベースカラーとするヨゴシマクリタインに、赤青黄の鮮やかなヒーローが切り込んでくる様子も、その鮮烈感を増幅している。ここでは、GP-01における戦闘前の気合シーンがほぼそのまま再現され、3人を通して初志貫徹と成長振りが描かれ、感慨深いものがある。</p>
<p>　ふと振り返ってみると、今回敵キャラクターはヨゴシマクリタインしか登場していない。徹底した巨悪として描く意図が垣間見られるが、それは概ね成功している。また、「大臣部屋」の使い方が非常に巧く、走輔達3人が見事なコンビネーションでヨゴシマクリタインを蛮機獣製造ブースに押し込み、その隙にデウス・ハグル・マギアを破壊するという秀逸な一幕が見られる。なお、前回書き忘れていたが、デウス・ハグル・マギアは「デウス・エクス・マキナ」を語源としており、それは、絶対的な力を持つ者を登場させて予定調和を強引に導く作劇手法を指す。確かにデウス・ハグル・マギアは当初より登場していたが、真の力が描かれることでゴーオンジャーが一気に危機へと陥り、また破壊されることで消滅した仲間が全員戻ってくるという、強引な予定調和を担ってもいる。しかし、その小道具に敢えて「デウス・エクス・マキナ」を意識したネーミングを施すことで、その予定調和を笑い飛ばし、「ゴーオンジャー」流のギャグテイストを忍ばせているのは素晴らしいことだ。結局、デウス・ハグル・マギアはすぐに破壊され、ヨゴシマクリタインもすぐに一旦敗北し、ヘルガイユ宮殿は瓦礫と化していく。シチュエーション的には大真面目だが、どことなくギャグテイストを感じさせるのは気のせいか。この大ボス敗北と共に敵本拠地大崩壊というパターンは、東映特撮TVドラマではお馴染みであり、いかにセットを派手に壊しまくるかというビジュアル的な期待も抱かせる、最終回における重要なポイントである。それを本編前半の、しかも前半の前半にもってくるという意外性！　その後、瓦礫が集合してヨゴシマクリタインを再構成するあたりはお約束だが、ヘルガイユ宮殿を早々に壊してしまったのには、驚きを禁じえない。やはり最後までちょっとした仕掛けで魅せてくれる。</p>
<p>　ヘルガイユ宮殿を出たヨゴシマクリタインは、最後の大破壊を披露。このテの大破壊は、ヨゴシマクリタインが登場したあたりから連発されていた為か、インパクトは薄め。しかし、描写としては大破壊に相応しいスケールの大きさとなっていた。そこに颯爽と登場する走輔、連、早輝。そして、デウス・ハグル・マギアの呪縛から解かれた範人、軍平、大翔、美羽も登場し、7人揃ったところで一斉に立ち向かい、一度は変身解除に追い込まれる。このあたりの流れはとりあえず普通のパターンだ。</p>
<p>　しかし、スーパー戦隊シリーズのクライマックスに相応しい演出が登場するのはここから。「五星戦隊ダイレンジャー」あたりからか、クライマックス付近で変身不能になったメンバーが、素顔で名乗りポーズをとるという伝統(？)が開始された。これは、(記憶が確かならば)「超電子バイオマン」の最終2話で素顔の役者自らがスーツアクターを担当するという「企画」の発展バージョンであると言え、素顔のキャストが自らスーツを着て名乗りポーズを披露するという段階を経て完成されたものである。正に、スーパー戦隊シリーズの「名乗り」の特殊性を利用した演出であり、「名乗り」は近年の特撮シーンでは、スーパー戦隊シリーズのアイデンティティとしても捉えることが出来る(ウルトラマンは元から名乗らないし、メタルヒーローの流れを汲む平成仮面ライダーは、一部を除き、ギミックと必殺技以外のケレン味を廃した)。「ゴーオンジャー」ではメットオン／オフ機構を生かし、首から下はスーツを着た状態で名乗りを披露するという、珍しいパターンで披露された。この状況に繋がる変身シーンも、メットオンなしの7人全員集合パターンがわざわざ作成されている。「ゴーオンジャー」の名乗りポーズはシンプルであり、前作「獣拳戦隊ゲキレンジャー」のような複雑な動きは取り入れられていないが、それだけにタメとキレが要求される難しいものとなっている。さすがにスーツアクター諸氏程のキレは望むべくもないが、それぞれが猛練習の成果と思われるポージングを遺憾なく披露しており、ヘンな言い方だが素顔の主役陣と、変身後のゴーオンジャー＆ゴーオンウイングスの一体感はすべからく保証された印象だ。</p>
<p>　「ゴーオンジャー」ならではの趣向が大胆に展開されるのは、むしろこの直後。何度も言及したように、メットオン／オフ機構が非常に役に立っている。最終回の為に用意したのではないかと思えるほどだ。</p>
<p>　というのも、7人は名乗りだけではなく、そのまま戦闘に突入するからだ。首から下はゴーオンスーツになっている為、戦闘を繰り広げても違和感がないのは勿論、マスクで顔を隠していないことで「本人達がやっている」ということが否が応にも強調される。しかも、動きが少なくて済む必殺技にフォーカスすることで、様々な問題を解消しているのも見事だ。その上、巨大化したヨゴシマクリタインに対抗すべくエンジンオーG12を完成させるのだが、炎神に搭乗する際にもメットオフ状態。ついでに必殺技のポージングまでやってしまう。つまりは、ヨゴシマクリタインがゴーオンレッドのメットを踏み割った後のシーンは、全てメットオフ状態で展開され、そのままヨゴシマクリタイン打倒まで突き進むのだ。炎神のコクピットに乗り込み、それぞれが相棒の炎神と短い会話を交わす演出も良い。この時ふと脳裏をよぎるのは、炎神のコクピットに乗り込んだ際のスーツアクター諸氏の動きが、主役キャスト陣のそれにそっくりだということ。まるで普段から炎神のコクピットシーン撮影の際には、主役キャスト陣がスーツを着込んでいたのではと思わせる程のシンクロ振り。これは凄い。巨大戦はとにかく気合で燃えまくりという雰囲気で突っ走っていき、暑苦しさ一歩手前なのだが、ヨゴシマクリタインの断末魔ではちゃんと「アイムソーリー」というギャグでの締め括りを見せてくれた。大ボスが倒れる際には、大抵ヒーローや人類への呪いの言葉を吐いて後味の悪さを残すものだが、「ゴーオンジャー」らしさを最後まで貫徹すべく、この「ギャグで締める」という措置がとられたことに、惜しみない拍手を送りたい。ガイアークは近年のシリーズの中でも屈指の「楽しく悪辣な」敵組織だったと、最後の最後まで感じさせてくれた。</p>
<p>　炎神たちとの別れのシーンは、月並みなパターンではあるが、感動的だ。それぞれの短い言葉は、ちゃんと各キャラクターの思いを反映しており、完成度が高い。「また逢えそうな予感」の雰囲気も充分で(数ヵ月後には逢うのだけど)、しんみりしない爽やかな別れが印象に残る。後半丸々費やされるエピローグが強烈なので、陰に隠れがちだが、これが「ゴーオンジャー」のラストシーンであっても充分通用する雰囲気だ。</p>
<p>　そして、数ヵ月後という設定で「その後」が描かれる。これは見たまま楽しむのがセオリーで、色々と口を挟むのは野暮であるが、一応押さえておくべきポイントを挙げておきたい。</p>
<p>　軍平は警察に戻り、今度こそは刑事として活躍している。「左京」という名前こそ出てくるものの、本人は登場しない。この例に漏れず、他のゲストキャラクターも名前だけは出てくるが、本人は一切出てこないという趣向でまとめられている。軍平の「相棒」パロディはかなり徹底されており、笑えるシーンに仕上がっている。状況からして、「左京の相棒」になったようだ。範人は相変わらずアルバイトに明け暮れる生活を送っているが、何故か軍平のいる警察署で手錠をかけられている。これは、範人が軍平の警察署にピザを届けに来た際、手錠で遊んでいて外せなくなったというオチ付き。範人の奔放な性格からして、もしやと思わせるところが良い意味で意地悪だ。他のメンバーからも誤解されている始末で、視聴者と近い反応が嬉しい。このシーンには、キタネイダス役の真殿氏がダンディな「美空警部補」として登場！　さりげなく「ゾヨ」と言ってアピールしているのが可笑しい。</p>
<p>　大翔と美羽は須塔財閥の人脈作りとして、パーティに参加(あるいは主催？)。社交界では奇抜に見える髪形に白い正装の大翔は、まるでアニメに出てくるセレブリティ。そして、美羽はゴージャスでセクシーなパーティドレス姿を披露している。美羽はともかく、大翔はこのパーティに代表される「セレブ生活」に常々疑問を抱いているらしい。このシーンに登場するのは、ヨゴシュタイン・ヨゴシマクリタイン役の梁田氏扮する「浄土頭取」！　大翔と「ルネッサ～ンス」で乾杯しており、単なるファンサービス以上の目立ちっぷりで印象に残る。大翔も悪ノリのオーバーアクションで「ルネッサ～ンス」をキメており、後の「これが本当にオンリーワンなのか？」というセリフとの乖離が笑えてしょうがない。</p>
<p>　早輝はパティシエ修業中なのか、ケーキ屋で働いている。走輔と連がレース関係に帰結したのに対し、早輝は元々レース場の「売り子」という職業だったからか、そこにこだわる必要はなかったようだ。逆に、勇気を出して夢への道を歩みだしたという印象を抱かせるのが巧い。このケーキ屋には、なんと及川氏が一般人として登場。「清水奈央」という名前もクレジットされている。及川氏のブログによると、何と顔面ケーキは自ら志願したもので、セリフもアドリブなのだとか。子連れというシチュエーションも秀逸で、上品な感じが自然なシーンに仕上がっている。なお、このケーキ屋のシーンには、早輝の先輩(店長？)として関西弁の女性が登場。勿論、ベアールV役の井上美紀氏だ。</p>
<p>　連は、ゴーオンジャーの原点たる「ツインリンクもてぎ」に戻っているが、送迎バスの運転手ではなく、念願のメカニックに就いている。代わりに、バスオン役の江川央生氏がべらんめぇ口調の運転手として送迎バスを担当しているところが微笑ましい。これは実に巧い配置で、バスオンのモチーフであるバスの運転手というベストマッチが快い。連は青いつなぎ姿も様になっており、生き生きした様子にはこちらまで嬉しくなってしまう。このシーンでは、各々の職場から抜けてきたメンバー達が集合。ギンジロー号に乗ってくるというのも嬉しい。ギンジロー号側面のロゴは、何故か「GOONGER」から「GUNぺいGER」に書き直されていた。</p>
<p>　走輔はレーサーに復帰。わずか数ヶ月でレースに出場という触れ込みだが、カートからのスタートということで皆のテンションが下がるのが可笑しい。なお、このシーンではスピードル役の浪川大輔氏が走輔の「相棒」(先輩？)として出演。スピードルと走輔そのもののやり取りが楽しく、走輔という人物が持つ不思議な求心力を感じさせてくれる。ちなみに、カーレースの世界ではカートという存在は非常に重要なもので、このカートでレーシング・テクニックの習熟を果たした者が、上のクラスへと挑戦していく、いわば入門でありながら奥深いカテゴリーだ。その意味で、走輔は原点からやり直す程の慎重派に成長を遂げた(奇跡の江角から努力の江角へ進化した)ことになる。ギャグだけではなく、実はイイ話なのだ。</p>
<p>　こういうエピローグでのファンサービス的趣向は、「鳥人戦隊ジェットマン」あたりからだと記憶している。「ジェットマン」では後半をまるまるエピローグに当て、ブラックコンドルのスーツアクターである大藤直樹氏が重要な役で顔出し出演を果たすなど、スーパー戦隊シリーズにおけるファンサービスの意識は正にここから始まっている。今回も、ファンが見たい「その後」の最大公約数を巧く探り当て、ギャグを交えつつきちんと描写しており、最終回としての印象がとても良いものとなった。</p>
<p>　最後は、ガイアークの害統領なる存在が明かされ、走輔達が別次元にて再び戦いを開始するという展開になる。炎神達との再会に嬉しそうな面々が良い。しかし、それぞれの夢の為に走り出したメンバーが、ちょっと可哀想な感じも受ける。状況的に、この新たなる戦いを素直に受け入れられるのは須塔兄妹だけだからだ。まぁ、「ゴーオンジャー」はまだまだ続くという感覚は、メインターゲットである子供達にとって概ね好評であったようだし、近年でも破格の成功を収めたとされる「ゴーオンジャー」は、もしかすると「仮面ライダー電王」のような道を辿るのかも知れない。今後の展開も楽しみにしたい。</p>
<p><br /></p>
<p>　最後の最後に、私的なことで恐縮ですが...。</p>
<p><br /></p>
<p>　「グランセイザー」「ウルトラマンネクサス」「ウルトラマンマックス」「ウルトラマンメビウス」「ゲキレンジャー」そして「ゴーオンジャー」と、百科事典的なやや硬派な内容で自サイトを運営して参りましたが、そろそろ潮時だと考えています。というのも、ウルトラシリーズのサイトを運営していた頃より注目度も低くなり(多分に私の嗜好性に問題があるのですが)、モチベーション不足も手伝って、内容がマンネリ化し、散漫になってしまったのは否めないからです。</p>
<p>　百科事典的な内容に関しては、年々公式サイトやWikipediaなどが充実していくこともあり、役割的にそろそろ引き際かと、この「ゴーオンジャー」放映中は常に思っていたところです。しかも、こういう趣向のサイト運営には多くの時間もかかり、極々私的なことで言えば余暇の時間の殆どを費やさなければなりませんでした。近年は特にその傾向が強く、疲れてしまったという理由もあります。</p>
<p><br /></p>
<p>　今後は、もっと軟派な方向にシフトしていきます。いわゆる「ブログ」とし、放映されればその感想を書くといった手法です。ただ、sirmiles.comが継続してきたマニアックな視点は維持し、グダグダにならないよう、またマニアックな方々の心にピリッと響くようなものになるよう、心がけていくつもりです。</p>
<p>　既に「ガンダム00」「仮面ライダーディケイド」に関しては、この試みで進めております。スーパー戦隊シリーズは、「侍戦隊シンケンジャー」より、sirmiles.comにおける「見たか？」シリーズに統一していきます。</p>
<p><a href="http://www.sirmiles.com/decade/" title="仮面ライダーディケイドを見たか？"><img src="http://www.sirmiles.com/decade/images/decade-banner.png" alt="仮面ライダーディケイドを見たか？" /></a></p>
<p><a href="http://www.sirmiles.com/shinkengers/" title="侍戦隊シンケンジャーを見たか？"><img src="http://www.sirmiles.com/shinkengers/images/shinkengers-banner.png" alt="侍戦隊シンケンジャーを見たか？" /></a></p>
<p>　これまで「ゴーオンジャー」を一緒に応援して頂いた方々に厚く御礼申し上げると共に、今後ともsirmiles.comを是非とも宜しくお願い申し上げたい次第です。</p>
<p><br /></p>
<p>　誠にありがとうございました。</p>

]]>
    </content>
</entry>

<entry>
    <title>GP-49「最終ケッセン」</title>
    <link rel="alternate" type="text/html" href="http://www.sirmiles.com/goongers/episodes004900.html" />
    <id>tag:www.sirmiles.com,2009:/goongers//9.1081</id>

    <published>2009-01-31T14:23:02Z</published>
    <updated>2009-02-07T03:12:33Z</updated>

    <summary>　ヘルガイユ宮殿にて、ヨゴシマクリタインとケガレシア、キタネイダスが乾杯していた。ヨゴシマクリタイン...</summary>
    <author>
        <name>SirMiles</name>
        <uri>http://www.sirmiles.com/</uri>
    </author>
    
        <category term="各話レビュー" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
    
    <category term="ストーリー" label="ストーリー" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#tag" />
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www.sirmiles.com/goongers/">
        <![CDATA[<p>　ヘルガイユ宮殿にて、ヨゴシマクリタインとケガレシア、キタネイダスが乾杯していた。ヨゴシマクリタインによる、本格的なヒューマンワールド殲滅作戦がいよいよ開始されるのだ。</p>
<p>　ボンパーは、大翔が消滅する際のデータを元に、ヨゴシマクリタインの「正義解散」を解析したが、膨大なエネルギーを消費していることしか判明しなかった。早輝は食欲をなくしていたが、走輔は「今だけは皆のことを忘れろ」と言い、連は「今は食べて元気付けるっす」と言って早輝を励ます。3人はサーキットで出会った頃に戻って、もう一度戦う決意を固めた。そこに蛮ドーマの大群襲来の報が入った。3人はスピードル達相棒と共に出撃していく。</p>
<p>　スピードル、バスオン、ベアールVは蛮ドーマを順調に落としていくが、蛮ドーマは際限なく現れる。エンジンオーを完成させて迎撃するゴーオンジャーだが...。</p>
<p>　実は、蛮ドーマはヘルガイユ宮殿にある「デウス・ハグル・マギア」から生み出される膨大なエネルギーにより、無尽蔵に生み出されていたのだ。ヨゴシマクリタインからその存在を聞き、驚くケガレシアとキタネイダス。</p>
<p>　ゴーオンジャーは蛮ドーマの大群をひとまず撃退したものの、炎神達の巨大化リミットを迎えてしまった。そこに現れたヨゴシマクリタイン、キタネイダス、ケガレシア。ゴーオンジャーとガイアーク大臣の決戦が開始された。走輔 VS ヨゴシマクリタイン、連 VS キタネイダス、早輝 VS ケガレシアの激闘が繰り広げられる。だが、やはり大臣達は強力であり、ゴーオンジャー達の勝機は見えない。しかし、大翔、美羽、軍平、範人も一緒に戦っていると常に感じていた走輔は、連にカウルレーザー、早輝にブリッジアックスを手渡し、自らはロケットダガー二刀流を構えた。走輔は皆のことを忘れてなどいなかったのだ。3人の一撃がヨゴシマクリタインをとらえる。ところが、ヨゴシマクリタインはキタネイダスとケガレシアを盾として攻撃を防いだ。更に、二大臣の意思を奪って意のままに操り始め、特攻させる。その攻撃の前に危機を感じた走輔達は、隙を見てひとまず退却するのだった。</p>
<p>　無限に出撃してくる蛮ドーマの対策を練る中、短時間に蛮ドーマ出現が予測できることを逆手に取り、連はガイアーク探知機のエリアを最大に広げることを提案する。探知機のエリアを最大に広げると、探知機は短時間で故障してしまうが、その前に蛮ドーマ出現を感知できる筈。それにより、敵の本拠地を探ろうというのだ。その目論見は図に当たり、蛮ドーマ出現と共にヘルガイユ宮殿の場所を探知することが出来た。3人はサーキットでの出会いを思い出し、生きるも死ぬも一緒の、最高の仲間であることを確認し合った。そして、エンジンオーで海中を進み、ヘルガイユ宮殿へと向かう。</p>
<p>　ヨゴシマクリタインは、キタネイダスとケガレシアをウガッツ以上に思ったことはないと言い放つ。捨て駒呼ばわりされた2人は、ヨゴシマクリタインに対する怒りを募らせていた。ゴーオンジャー侵入に伴い、ヨゴシマクリタインと共に2人も迎撃する。だが、やはりヨゴシマクリタインはキタネイダスとケガレシアを捨て駒として扱い、自分の盾となるよう命じた。無体な仕打ちに抗う2人を、ヨゴシマクリタインは強力ビームで貫き、その先に立つ走輔達に炸裂させる。ヨゴシマクリタインは、ムゲンゴミバコから取り出すエネルギー源をあと一口食べれば「正義解散」が使えると告げた。その時、ケガレシアがムゲンゴミバコを鞭で奪い取り、キタネイダスがそれを破壊！　キタネイダスは「ガイアークに独裁者はいらないゾヨ！」と言い放ち、ケガレシアは「わらわたちが目指したのは、蛮機族全員が気持ち良く暮らす理想のゴミ世界。仲間を踏みにじるお前に、そんな世界は作れないでおじゃる！」と訴えた。怒ったヨゴシマクリタインは、2人を容赦なく斬り捨てる。2人はデウス・ハグル・マギアの存在を走輔達に教え、ヨゴシュタインの待つ世界へと旅立って行った。ボンパーによれば、デウス・ハグル・マギアを破壊すれば、究極の揺らぎに変えられ、ヒューマンワールド内に波動レベルで存在している大翔、美羽、軍平、範人や炎神達を元に戻せるという。</p>
<p>　デウス・ハグル・マギアのエネルギーが満ちる部屋で3倍の強さになったヨゴシマクリタイン。走輔、連、早輝は微塵も恐れることなく、デウス・ハグル・マギア破壊の為、果敢に立ち向かっていく！</p>]]>
        <![CDATA[<p>今回のアイキャッチ・レースのGRAND PRIX</p>
<p>　スピードル！</p>


<p>監督・脚本</p>
<dl>
<dt>監督</dt>
<dd>渡辺勝也</dd>
<dt>脚本</dt>
<dd>武上純希</dd>
</dl>


<p>解説</p>
<p>　盛り上がり最高潮のクライマックス前編。正義側のキャラクターは走輔、連、早輝、そしてボンパー、悪側のキャラクターはヨゴシマクリタイン、キタネイダス、ケガレシアに絞られ、シンプルに、しかし重厚にドラマが紡がれていく。パワーバランスを全く考慮しなければ、3対3の対決構造となっており、理想的な構図になっていると言えよう。</p>
<p>　プロットも至ってシンプルであり、ヨゴシマクリタインが「デウス・ハグル・マギア」の存在に言及(当初から存在していたというオチが笑える)し、キタネイダスとケガレシアは自分達の存在意義を否定されたまま戦いへと駆り出される。走輔、連、早輝の3人は、目前の脅威に対して全力で立ち向かい、やがて敵の本丸に辿り着く手立てを得る。王道中の王道と言っても良い、ヒーローモノ最終回の定番だ。</p>
<p>　そんな中、今回、真に注目すべきはガイアーク側である。</p>
<p>　敵側の内乱は、特撮ヒーロードラマでは好んで描かれてきた題材であり、東映版「スパイダーマン」や、戦隊黎明期における「ジャッカー電撃隊」「電子戦隊デンジマン」「太陽戦隊サンバルカン」にて、上原正三氏が得意とした作劇パターンである。このパターンは手を変え品を変え登場しており、後半の盛り上がりを演出する格好の素材となっている。このパターンの弱点は、敵側のドラマが重くなるにつれ、ヒーロー側のドラマが希薄になってしまうという点にある。前述の東映版「スパイダーマン」など、最終回の主役は敵組織の女幹部・アマゾネスなのだ(演ずる賀川雪絵氏渾身の演技が、これまた素晴らしい)。この弱点は、例えば「デンジマン」においては味方側に犠牲者(デンジ犬アイシー)を出したり、「サンバルカン」においては敵ボスに生身の上司が止めを刺すといった衝撃展開を与えるなどでカバーするという手法もある。このあたりのさじ加減は実に難しいところで、パーフェクトに成功しているシリーズは数えるほどしかないと言っても過言ではない。</p>
<p>　「ゴーオンジャー」では、当初シンプルな勧善懲悪の図式を企図していた。ところが、ガイアーク三大臣のアドリブ合戦や、ケガレシア役の及川氏の独特の和やかな雰囲気により、その図式は不安定となり、ガイアーク側には「タイムボカンシリーズ」の三悪のような魅力が生まれてしまった。つまり、正義側に倒されるに相応しくないキャラクターへと変化してしまったのである。ヨゴシュタインは、思想を徐々に過激化していくことで正義側に倒される理由を作って退場したが、元々穏健派の印象の強いキタネイダスや、顔出し出演のケガレシアに関しては、そのような方向に持っていくことが困難となったようなのだ。</p>
<p>　この解決として、まず挙げられるのが「正義側との和解」や「殺さない選択」であろう。いわゆる、敵側含めてハッピーエンドというこのパターンが最初に登場したのは、「恐竜戦隊ジュウレンジャー」ではないかと思われる。それ以降、敵側が全滅しないパターンというのは確実に増えていき、悪なりの「落とし前」は付け難くなっているように見受けられる。「ジュウレンジャー」が悪いとは言わない。曽我町子御大の大ファンである私にとって、彼女の演ずる役が死なないというパターンは驚きであり、喜びであった。当時はまだ、変則パターンとして受け入れられたのだ。だが、半ば「落とし前を付けずに終わる」ことが常態化している昨今においては、前作の「獣拳戦隊ゲキレンジャー」と「ゴーオンジャー」は、示唆に富むものとして評価できよう。</p>
<p>　「ゲキレンジャー」では、平たく言えば敵側のメインキャラクターが正義側に寝返った。しかし、寝返ると同時に自らの罪を罰する覚悟を決め、壮絶に散っていった。これはこれで非常に美しく悲しい散り際として強い印象を残した。が、敵側のキャラクターは素面での演技であると共に、ギャグ要素があまりなく、キタネイダスやケガレシアとは全く別種の感情移入を許す存在であった為、「生き残りパターン」の似合うキャラクターに仕上がっていた。その為か、この壮絶な散り際に関しては賛否両論溢れかえったのは記憶に新しい。「落とし前を付ける」方向性は至極真っ当だったと思うが、視聴者の共感を得られなかったという分析が出来るだろう。</p>
<p>　一方、今回披露されたパターンは、「正義側との和解」でも「殺さない選択」でもない、いわば東映版「スパイダーマン」のパターンだ。東映版「スパイダーマン」では、女の情念を燃やすアマゾネスのインパクトが強すぎ(というより、この感情の機微はもはや子供番組の範疇を逸脱している)、スパイダーマンと敵ボスの決戦が何となくショボいものとなってしまった。しかし、「ゴーオンジャー」では、最終局面でいきなり参入してきた大ボスという、感情移入を一切許さないキャラクターを据え、これまで視聴者に愛されてきたキタネイダスとケガレシアの「華のある死」を演出しようという意図の上での展開となっている。これは、キタネイダスとケガレシアのイデオロギーを曲げることもなく、また、正義側に手を下させずとも「落とし前を付ける」ことを可能にし、更に散り際に見せる仲間意識によって喚起される感動をも約束する。しかも、それ以前に全力で正義側とぶつかり合っているからか、このシーンではある種、スポーツの勝敗を見ているような感覚すら覚えることとなる。つまりは、勧善懲悪の形式として、悪側のキャラクターには散ってもらい、それでなお、視聴者の共感を得られる最高の散り際を演出してみせたのだ。早輝が、力尽きたキタネイダスとケガレシアの手を繋げてやるというシーンは、G3プリンセス等でケガレシアとの共感が描かれているだけに、違和感がない。ここで早輝が涙を流さないのも良い。早輝の心中はある種複雑であった筈だが、早輝の真の目的は仲間の救出であり、ケガレシア達に同情することではないからだ。直後、メットを拾い上げて走輔と連を鼓舞する姿は、静から動への転換としてこれ以上は望めないほど完成されたテンポで魅せてくれる。</p>
<p>　さて、今回の大部分はアクションシーンで占められる。蛮ドーマの大群を炎神のコンビネーションやエンジンオーで撃退していく場面は、最終局面ならではの派手で完成度の高い演出を見せてくれる。炎神の時間制限も巧く利用されており、巨大戦から等身大戦へとスムーズに移行。等身大戦では、ゴーオンジャー VS ガイアーク大臣の一大バトルが展開され、このバトルの充実度が異様に高い。まずは連 VS キタネイダス。キタネイダスのあのスーツが身軽に動き回る様がまず圧巻で、連の「さすがは大臣」というニュアンスの発言をビジュアルで示している。ここでまず、ガレージランチャーが無効化される。続いては、早輝 VS ケガレシア。鞭攻撃に留まらず、体術をも披露するケガレシアの強さが凄い。早輝の攻撃を受け、回避する際に及川氏自身が果敢なワイヤーアクションをも披露。ガイアーク大臣の強大さを見せ付けた。ここでも、早輝のレーシングバレットが無効化される。最後は走輔 VS ヨゴシマクリタイン。パワーで押してくるタイプの為、動きこそは少ないものの、その分ゴーオンレッドの動きを過剰にすることでスピーディさを確保している。走輔がサーベルストレートを繰り出す際、いつものバンクシーンの背景を使いつつ、ヨゴシマクリタインに弾き返されるという丁寧なシーンが登場。この丁寧なシーンを経て、ロードサーベルも落とされた。</p>
<p>　そして、3人の武器が使えない状態になったところで、他のメンバーの武器が登場するという演出がニクい。しかも、そこに絆といった言葉を絡めることで、威力の倍加を感じさせるのが巧い。結局、この一撃はキタネイダスとケガレシアを盾としたヨゴシマクリタインによって弾かれるが、ここからキタネイダスとケガレシアの離反が決定的になる。アクション編でありつつ、有機的に動いている要素を挙げればキリがないほど、シナリオは濃密だ。直後の、「クグツカイライ政権」によって「カ・シ・コ・マ・リ」と操られる二大臣も実に不気味。このシーンでは、2人の本質が機械であることを突如再認識させられる。機械の認識を与えられつつも、燃え盛る弾丸として扱われる二大臣に、視聴者は同情を喚起される筈だ。</p>
<p>　土壇場で、大翔、美羽、軍平、範人、そして消滅した炎神達が、波動の状態で存在しているということが判明する。「ゴーオンジャー」は、ブレーンワールド宇宙観など、最新の宇宙論や物理学を利用してファンタジーに仕上げているという面を有するが、この土壇場でも「波動」という物理学的な用語が登場した。ここで言う「波動」とは、存在と不在の間を確率的に揺らいでいる様子のことを指しているらしく、ヒューマンワールドに存在しつつも、物体として存在できる状態ではない「かも知れない」状態である。SFとファンタジーの間で物語を紡いできた「ゴーオンジャー」に相応しいエクスキューズであり、その状態を「デウス・ハグル・マギア」が支えているとすることで、本拠地に乗り込む意味をも持たせている。実に合理的かつクライマックス的な状況を作り出した手腕に拍手だ。</p>
<p>　なお、走輔、連、早輝の3人に一際キラリと光るシーンがある。それは、スローモーションでゴーオンジャケットを着用するシーンだ。かなりのスローモーションで捉えているのだが、3人ともまるでブレることなく、カッコ良く着用している。しかも、タイミングまでシンクロしていて、出撃の前哨シーンとしては非常に完成度が高かった。最終決戦までの盛り上げも充分すぎるほど充分だ。</p>

]]>
    </content>
</entry>

<entry>
    <title>GP-48「正義カイサン」</title>
    <link rel="alternate" type="text/html" href="http://www.sirmiles.com/goongers/episodes004800.html" />
    <id>tag:www.sirmiles.com,2009:/goongers//9.1080</id>

    <published>2009-01-31T06:07:28Z</published>
    <updated>2009-01-31T14:23:17Z</updated>

    <summary>　軍平と範人を失い、呆然とするゴーオンジャーに、ヨゴシマクリタインは更なる攻撃を加える。走輔は怒りに...</summary>
    <author>
        <name>SirMiles</name>
        <uri>http://www.sirmiles.com/</uri>
    </author>
    
        <category term="各話レビュー" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
    
    <category term="ストーリー" label="ストーリー" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#tag" />
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www.sirmiles.com/goongers/">
        <![CDATA[<p>　軍平と範人を失い、呆然とするゴーオンジャーに、ヨゴシマクリタインは更なる攻撃を加える。走輔は怒りにまかせて突進しようとするが、大翔と美羽がそれを止める。ヨゴシマクリタインは「腹が減った」と退却して行った。</p>
<p>　ヘルガイユ宮殿に戻ってきたヨゴシマクリタインを賛美するケガレシアとキタネイダス。「ヨゴシュタインも草葉の陰で喜んでいる」という2人に、ヨゴシマクリタインはその名を聞きたくもないと吐き捨てる。ヨゴシマクリタインの恐怖体制に屈した2人は「最強の蛮機獣」を作り始めた。</p>
<p>　連とボンパーは範人と軍平の行方を調査するも、反応をとらえることも、別次元へ飛ばされた形跡をとらえることもできなかった。荒れた心で連をなじる走輔に、大翔は冷静になれと言うが、走輔は怒りにまかせて暴れまわる。大翔と美羽はギンジロー号をひとまず出て、今は自分達に出来るやり方で走輔達を支えなければならないと考えるのだった。</p>
<p>　大翔と美羽が家に戻ってくると、何故か引っ越し作業が着々と進んでいた。須塔家の執事によれば、大翔と美羽の父が、すぐにでもスイスに来て仕事を手伝えと言っているらしい。2人の母は美羽が戦いに明け暮れていることに胸を痛めているという。いずれは須塔財閥の総帥となるべき立場にある大翔と美羽。すぐにでも現在の危険な状況から脱却して欲しいとの要請なのだ。だが、大翔と美羽は「ここには支えを必要としている者が居る。それが出来るのは俺たちだけなんだ」と言って固辞した。2人はガイアークの気配を感じて出て行く。</p>
<p>　一方で、荒れに荒れる走輔、完全に諦めムードの連、軍平と範人の消滅に心を痛めている早輝...。</p>
<p>　街ではケッテイバンキが暴れていた。迎え撃つ大翔と美羽だが、ケッテイバンキの繰り出す歴代蛮機獣の技に翻弄される。走輔達も合流。走輔は怒りに燃えたままケッテイバンキに立ち向かう。連と早輝は戦いに恐怖を感じ、ゴーオンジャーのチームワークは完全に失われてしまっていた。一方、ケガレシアとキタネイダスは戦果を報告するものの、ヨゴシマクリタインはその程度で喜ぶなと釘を刺す。ケガレシアとキタネイダスは、徐々にヨゴシマクリタインへの恐れを増大させていく。2人は何とか手柄を上げるためにケッテイバンキを巨大化させた。</p>
<p>　連と早輝、美羽は走輔と大翔からはぐれていた。美羽は連と早輝を戦いへと誘おうとするが、連と早輝は完全に恐怖にとり憑かれており、戦える状態ではない。美羽は早輝に「スマイル、スマイル」と呼びかけて励ます。早輝のスマイルに何度も勇気をもらい、連の卵料理を世界一だと感じるようになったという美羽。彼女はゴーオンジャーを世界一頼もしい仲間だと思っていると告げるのだった。</p>
<p>　一方、走輔と大翔は同じ場所に居た。走輔は「軍平や範人がいなくなっても平気な顔をしている」と大翔を非難するが、大翔は、努めて平静を装っているのだ。走輔に「馬鹿野郎」と答えると、大翔は、自分たちにしかできないと考えていた「世界を守る」という行為を、目前で為していた走輔に驚き、いつしか走輔達を共に戦う仲間だと確信するようになったと告げるのだった。</p>
<p>　戦意を取り戻したゴーオンジャー3人と、大翔と美羽のゴーオンウイングスは共にケッテイバンキ打倒の為に立ちあがり、キョウレツオー、エンジンオー、セイクウオーを完成させ、ケッテイバンキを迎え撃つ。キョウレツオーとエンジンオーがケッテイバンキの攻撃に翻弄されている間、セイクウオーは天空よりケッテイバンキを奇襲。勝機をものにしたキョウレツオー、エンジンオー、セイクウオーは必殺技を連続で繰り出し、ケッテイバンキに勝利した。</p>
<p>　ところが、勝利の喜びに浸る間もなく、ヨゴシマクリタインの出現によって事態は暗転する。飛びかかった走輔は簡単に振りはらわれ、走輔の目の前でキシャモス、ティライン、ケラインが正義解散の餌食となる。そして、次のターゲットはエンジンオー。だが、エンジンオーに正義解散が放たれた時、セイクウオーが楯となった！　消滅していくトリプター、ジェットラス、ジャン・ボエール。ヨゴシマクリタインは「腹が減った」と言って帰っていく。大翔は消えゆく中、ボンパーに消滅現象のデータを収集するよう指示。大翔と美羽が自ら犠牲となった理由はこれだったのだ。大翔と美羽は「走輔達ならこの世界を救える」と信じつつ、消滅していった。絶望感に打ちひしがれる走輔、連、早輝。だが3人は、最終決戦への決意を胸中に秘めていた。</p>
]]>
        <![CDATA[<p>今回のアイキャッチ・レースのGRAND PRIX</p>
<p>　スピードル！</p>


<p>監督・脚本</p>
<dl>
<dt>監督</dt>
<dd>諸田敏</dd>
<dt>脚本</dt>
<dd>古怒田健志</dd>
</dl>


<p>解説</p>
<p>　大翔と美羽が消滅するという、前回に続く一大危機編。ほぼ予想通り走輔、連、早輝の3人が残って最終決戦へと走る展開になったわけだが、今回は中途参加というゴーオンウイングスの特徴を生かした、重厚なドラマを魅せる。</p>
<p>　ゴーオンウイングスに関して、常につきまとう問題が一つある。それは、ゴーオンウイングスは果たしてゴーオンジャーなのか、それともあくまでゴーオンウイングスという別チームなのかということである。これについては、シリーズ内での統一された扱いが緩かったこともあり、時期によって解釈が随分と異なっている。当初は当然の如く別チーム扱い。ゴーオンジャーよりも経験、技能、精神的にも数段上のチームとして描かれた。物語が進むうち、須塔兄妹が態度を軟化させていくにつれ、別チームであることを強調しなくなり、あるエピソードでは7人まとめてゴーオンジャーと名乗っている。しかし、終盤に向けてまた別チームとしての側面を強調するようになり、7人揃ってゴーオンジャーだったことを「なかったこと」として処理するようになる。この時点では、妙な違和感があったのだが、本エピソードを見るにつけ、「7人揃ってゴーオンジャー」だった1エピソードの方が、本来の流れから逸脱していたという結論に達せざるを得ない。</p>
<p>　要するに、今回の感動はゴーオンウイングスが別チームであるからこそ生まれるものであり、別チームとして消えていく、それも兄妹が寄り添って消滅していくからこそ、趣があるのだ。そしてゴーオンジャーとゴーオンウイングスが包括的な仲間でありつつも別働隊であるという関係は、主に、走輔と大翔、早輝と美羽というペアで確認されることとなる(逆に、連というキャラクターの特殊性も浮き彫りになるのだが)。ここでは、それぞれの関係性にスポットを当ててみたい。</p>
<p>　まず早輝と美羽。この2人の関係は、それこそしつこいくらいに言及してきたが、今回また新たな面を見せたのだから、終盤まで予断を許さなかったということか。しつこいながら振り返ってみると、早輝と美羽は当初、少女と大人の女性といったポジションで描かれた。そのポジションは話数を重ねていくごとに揺らいで行き、逆に早輝の完成されたヒロイン像と美羽の少女性が垣間見られるようになる。終盤では、美羽が早輝の前向きな姿勢に感化されることも散見されるようになり、今回へと繋がってくる。そして今回はと言うと、範人と軍平を失って絶望感に苛まれ、その上ケッテイバンキの前に敗れ去って、遂には戦いを恐れるようになってしまった早輝(実はこのシーンは連の怖気づく様子の方がより鮮烈)に、美羽は「スマイル、スマイル」を説いて元気を与えるのである。これまでの流れからすれば、この期に及んで早輝や連が簡単に諦めてしまうのは少し妙である。ところが、美羽が常に早輝から元気をもらっていたと吐露する頃には、この妙な感触も払拭されてしまう。それは何故か。それはこの時点で早輝と美羽、どちらが精神的に優位に立っているかという議論が無駄になるほど、互いのステージの同一性を感じさせるからである。同じステージに立っているからこそ、片方が落ち込んだ時はもう片方が手を差し伸べられる。そういうことだ。後の走輔と大翔の関係にも現れてくるが、美羽は当初早輝を「上から目線」で見ていた節がある。戦いと共に、早輝が自分とは異なる強さや輝きを持っていることを理解するにつれ、早輝は美羽の立つステージへと駆け上がり、美羽はそこに至る道を塞いでいた壁を取り払った。そして、スーパーヒロインとして同等の強さを身に付けた、「ゴーオンジャー」のダブルヒロインとなったのだ。</p>
<p>　走輔と大翔の関係も、先に挙げた早輝と美羽の関係に近いが、走輔の場合は元々大翔より自分が劣っているという自覚はなく、大翔が一方的に見下していたというのが当初の構図だ。走輔がレッドであることも手伝い、殊更走輔のダメっぷりが強調されなかったことも(勿論、論理的判断力はすこぶるダメだが)、大翔の自信とプライドの高さを否が応にも強調していた。物語が進むにつれ、この2人がどうやって対等のポジションに立ったかと問われれば、答えは1つ。それは、大翔がゴーオンジャー、特に走輔に感化されたということだ。当初の大翔の、頑なでクールでいけ好かないというキャラクターは、演ずる徳山氏の元々の資質もあってか、どんどん崩されていき、遂には「大翔さん」と呼んでいた早輝にまで「大翔」と呼ばれることに。大翔自身がプライドを捨てたわけではないが、少なくともゴーオンジャー達に対する目線は確実に水平になったのだ。そして今回、「範人と軍平を失ったショックは、別チームであるゴーオンウイングスには分からない」といった走輔の主張に対し、大翔が「バカヤロウ」と返すことで、両者の本音が明らかになる。大翔の本音とは、走輔達を実はリスペクトしていたというもの。「世界を守る」という行いを為すのは、自分たちが唯一無二の存在だと思っていたところに、自分たちでは為し得ないやり方でそれをやり遂げていく走輔達が現れ、その驚きは実は計り知れないものだった。反発や共闘を経て、いつしか走輔達と須塔兄妹は一つの目的に向かってひた走る存在だと、大翔は思い始めていたに違いない。ところがショッキングなことに、走輔の本音は、大翔達をあくまで別チームだと見做すというものだった。ことあるごとに「仲間」という言葉を口に出しつつも、走輔の中では、実は大翔に少しばかりの遠慮があったようなのだ。これは実に興味深い事項であった。走輔はその天然振りから、そういった些細なことは一切気にしておらず、大翔とは気の知れた仲間だと無思慮に信じているという印象を持っていたからだ。深読みになってしまうのを覚悟で述べれば、走輔には、大翔に対してある程度の負い目があったことになる。走輔は、近年の太平楽なレッドの中でも、突き抜けて徹底した太平楽としてキャラクター作りがされているが、ここに来ていきなり暗部をさらけ出し、急激に深みを増した。走輔のキャラクター造形を立体的に完成させたこと、それは、走輔達3人で繰り広げられる最終決戦に向けての準備なのかもしれない。なお、走輔と大翔の会話シーンでは、大翔の「合体好き」を美羽から聞いたと走輔が言うくだりがあるのだが、これは以前美羽が勘違いしたギャグである。今回の特殊性はこのくだりで特に現れており、この「合体好き」ギャグが登場してもまるで笑えない。むしろ走輔の虚無感を際立たせている感が強く、隠れた名シーンであると言えよう。</p>
<p>　さて、ガイアーク側にはこれで最後と思わせるに十分な蛮機獣・ケッテイバンキが登場。あらゆる蛮機獣のモチーフが散りばめられた、いわゆる典型的な「合体怪獣」ではあるが、単なる合体怪獣にならない独特の雰囲気がある。それは、正義側が異様なまでにシリアスな雰囲気を湛えていることに起因している。「ゴーオンジャー」というシリーズの感触を崩壊させない為に、ガイアーク側でバランスをとっているのだ。これにより、ケッテイバンキは超強力な蛮機獣として描写されつつも実にユーモラスである。郷里大輔氏のキャラクターボイスが非常にマッチし、悪辣な中にどことなく純朴な雰囲気を漂わせる。歴代蛮機獣の技を使う際に、それぞれの口癖を真似るのも芸が細かい。ケッテイバンキ自体のスタイルも何となく可愛らしくて憎めない。強さ的にも申し分のないところなのだが、当然ながら、最終的に美味しい部分はヨゴシマクリタインに持って行かれてしまった為、印象はやや薄くなってしまった。もっと活躍しても良かったのだが...。</p>
<p>　ケガレシアとキタネイダスは前回以上に惨めに描かれている。ゴーオンジャー相手に失敗続きでも、コメディの担い手としての役回りでありながらも、それなりに堂々とした姿勢を保ち続けていた2人だが、ヨゴシマクリタイン登場後は実に低姿勢で卑屈なキャラクターへと変貌した。前回はアクションシーンが設けられていてそれなりの見せ場はあったが、今回はすぐに逃げ出したりと良いところがない。勿論、それは前述のようにコメディ要素を確保する為のしわ寄せだ。ケガレシアとキタネイダスは完全に割りを食ったのである。ただ、及川氏と真殿氏(そして担当スーツアクター氏)が実に楽しげに演ずる為、それはそれで魅力的なのが面白いところ。この道化振りは、きっとラストへと繋がっていくに違いない。楽しみだ。</p>
<p>　最後に、大翔と美羽の消滅シーンについて言及しておきたい。</p>
<p>　このシーンの前に巨大戦があり、キョウレツオーとエンジンオー、そしてセイクウオーの揃い踏みとなるわけだが、エンジンオーを残して他の炎神達が消えていくという流れがドラマチックだ。徹底的に初期3人と、その相棒を残すということだろう。古代炎神それぞれが悲しげな咆哮を上げつつ消えていく様子は涙を誘う。また、ゴーオンウイングスの炎神達はそれぞれがやや弱気な呟きを残して消滅しており、その無念さが強調されている。</p>
<p>　そして、大翔と美羽である。大翔は消滅する過程において、ボンパーにその現象のデータをとるように指示する。これが最終局面への仕掛けであることは容易に分かるのだが、それだけに大翔の洞察力と行動力が際立ち、異様なまでの迫力あるカッコ良さが描き出される。最後に兄妹で消えていくシーンは実に美しく、 2人の間には恋愛感情ではなく、あくまで兄妹の絆といっものが感じられる秀逸なものとなっている。惜しむらくは、美羽と走輔の関係に一切触れられなかったことで、美羽が一瞬でも走輔に視線を向けるとか、そういった細かい描写があれば、マニアックなファン心理を満たせたかもしれない。しかし、ここは須塔兄妹 2人の美しい散り様を見せる方が、得策であるのは間違いないところなので、これで良かったのだろう。それに、今回走輔とペアで描写されたのは、大翔の方だった。大翔が散り際に向けた言葉は、走輔に対してのものだけではなかった筈だが、画面上では走輔に向けられたものとして映る。それだけに余計にドラマチックだ。</p>
<p>　次回はいよいよ初期3人によるラストバトル。1年を通して成長した彼等の姿を楽しみにしたい。</p>

]]>
    </content>
</entry>

<entry>
    <title>須塔家の執事</title>
    <link rel="alternate" type="text/html" href="http://www.sirmiles.com/goongers/guests005600.html" />
    <id>tag:www.sirmiles.com,2009:/goongers//9.1079</id>

    <published>2009-01-31T05:45:48Z</published>
    <updated>2009-01-31T05:47:53Z</updated>

    <summary>　須塔財閥の長である大翔と美羽の父に使える執事。 　大翔と美羽の両親が、2人をスイスに連れ帰るよう指...</summary>
    <author>
        <name>SirMiles</name>
        <uri>http://www.sirmiles.com/</uri>
    </author>
    
        <category term="ゲストキャラ" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
    
    <category term="一般の人々" label="一般の人々" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#tag" />
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www.sirmiles.com/goongers/">
        <![CDATA[<p>　須塔財閥の長である大翔と美羽の父に使える執事。</p>
<p>　大翔と美羽の両親が、2人をスイスに連れ帰るよう指示した為、大翔と美羽の家から強制的に荷物を撤去した。</p>
<p>　美羽には「じい」と呼ばれている。(演：須永慶)</p>
]]>
        <![CDATA[<p>登場</p>
<p>GP-48「正義カイサン」</p>


<p>解説</p>
<p>　現在は空前の「執事ブーム」(？)だが、これぞ執事といったイメージで登場。優しい執事の最右翼は「ちびまる子ちゃん」のヒデじいであるが、須塔家の執事は須塔財閥の都合を第一に考えるタイプで、やや強引。一般ドラマにおける典型的な「名家」の執事像を見せる。</p>
<p>　須永慶氏は無数のテレビドラマに出演している大ベテランである。</p>


]]>
    </content>
</entry>

<entry>
    <title>ケッテイバンキ</title>
    <link rel="alternate" type="text/html" href="http://www.sirmiles.com/goongers/bankiju003800.html" />
    <id>tag:www.sirmiles.com,2009:/goongers//9.1078</id>

    <published>2009-01-31T05:44:56Z</published>
    <updated>2009-01-31T05:47:27Z</updated>

    <summary>　キタネイダスとケガレシアが保有する全ての害気目・害水目の蛮機獣のデータと、ヨゴシュタインが遺した全...</summary>
    <author>
        <name>SirMiles</name>
        <uri>http://www.sirmiles.com/</uri>
    </author>
    
        <category term="蛮機獣" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
    
    <category term="ガイアーク" label="ガイアーク" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#tag" />
    <category term="怪人" label="怪人" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#tag" />
    <category term="悪" label="悪" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#tag" />
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www.sirmiles.com/goongers/">
        <![CDATA[<p>　キタネイダスとケガレシアが保有する全ての害気目・害水目の蛮機獣のデータと、ヨゴシュタインが遺した全ての害地目蛮機獣のデータを分析・統合し、キタネイダスとケガレシアが作り上げた害地水気スペシャル目蛮機獣。その名のとおり蛮機獣の決定版である。</p>
<p>　これまでにゴーオンジャーと戦った蛮機獣全ての能力・機能を発揮することかでき、同時に全ての蛮機獣の口調で喋ることが出来る(声質は常に一定)。</p>
<p>　キタネイダスとケガレシアがリスペクトしたのか、どことなく中心イメージはヨゴシュタインっぽくまとめられており、各部に歴代蛮機獣のモチーフとなったパーツが配されている。</p>
<p>　ヨゴシマクリタインに対する恐怖から、何とか地位を確保しておきたいキタネイダスとケガレシアの両大臣により作り出され、思惑どおりにゴーオンジャーとゴーオンウイングスを圧倒。範人と軍平を欠いたゴーオンジャーを一時戦闘不能にまで追い込む。更に巨大化して街を蹂躙するが、ゴーオンウイングスの助けで不屈の闘志を再び燃え上がらせたゴーオンジャーの反撃と、ゴーオンウイングスのトリッキーな戦術によって倒された。</p>
<p>　「ケッテイ」を連呼し、あらゆる蛮機獣の口調(ギャグ)を再現する。断末魔の叫びは「見事な決定打。バンバンバンバンケッテイバーンキ！」。(声：郷里大輔)</p>
]]>
        <![CDATA[<p>歴代蛮機獣の能力</p>
<ul>
<li>ショウキャクバンキの熱風爆煙攻撃</li>
<li>オイルバンキの火炎放射</li>
<li>スピーカーバンキの音波攻撃</li>
<li>ボーセキバンキのファイバー攻撃</li>
<li>ヒキガネバンキのマグナム弾</li>
<li>ハンマーバンキの強力キック</li>
<li>ヒーターバンキの超高温熱風ビーム</li>
<li>ハツデンバンキの落雷攻撃</li>
<li>チェーンソーバンキの剣術</li>
<li>パイプバンキの粘着コールタール</li>
<li>スプレーバンキの噴射口撃</li>
<li>全蛮機獣の能力を一斉発射する総攻撃</li>
</ul>


<p>登場</p>
<p>GP-48「正義カイサン」</p>


<p>解説</p>
<p>　合体怪獣はいつの時代も魅力的だ。そして、終盤ムードまたはスペシャルムードを否が応にも盛り上げてくれる存在である。そして、合体怪獣はいびつさが生み出す恐ろしさや強大さを醸し出すのが常である。</p>
<p>　このケッテイバンキは正に「決定版」な蛮機獣なのであるが、こと「恐ろしさ」という点では軽い。寄せ集めパーツ的な可笑しさに加え、妙に可愛らしい「怪獣」スタイルのシルエットを持っている。その「軽さ」は即ち蛮機獣ならではということが出来、その意味でも真に蛮機獣の決定版なのだ。色々な技を使うことが出来るのも、蛮機獣の総集編を見ているようで楽しい。</p>
<p>　声は郷里大輔氏が満を持して登場。私自身としては、郷里氏は大物悪役に相応しい重量感のある声質ではあるが、悪辣なボス級かと言われれば何か違うという印象がある。それはどことなくユーモラスなキャラクター性を内包しているからだろう。このケッテイバンキには、その大物感とユーモラスな雰囲気が見事にマッチしている。</p>


]]>
    </content>
</entry>

<entry>
    <title>危官房長官チラカソーネ</title>
    <link rel="alternate" type="text/html" href="http://www.sirmiles.com/goongers/gaiarks003400.html" />
    <id>tag:www.sirmiles.com,2009:/goongers//9.1074</id>

    <published>2009-01-21T14:24:23Z</published>
    <updated>2009-01-21T14:26:40Z</updated>

    <summary>　総裏大臣ヨゴシマクリタインの女房役で、キタネイダスやケガレシアを超える実力を持つ幹部。害気目出身で...</summary>
    <author>
        <name>SirMiles</name>
        <uri>http://www.sirmiles.com/</uri>
    </author>
    
        <category term="ガイアーク" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
    
    <category term="ガイアーク" label="ガイアーク" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#tag" />
    <category term="幹部" label="幹部" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#tag" />
    <category term="悪" label="悪" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#tag" />
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www.sirmiles.com/goongers/">
        <![CDATA[<p>　総裏大臣ヨゴシマクリタインの女房役で、キタネイダスやケガレシアを超える実力を持つ幹部。害気目出身で、竜巻や突風を主体とした豪快な散らかしっぷりを発揮する。</p>
<p>　キレイズキーがサウンドワールド、マジックワールド、プリズムワールドの、3大ブレーンワールドを掃除したと豪語していたのは、実はヨゴシマクリタインとチラカソーネによって「散らかされた」のを掃除しただけであった。</p>
<p>　その事実から分かるように、相当な実力を有しており、独特の拳法スタイルで敵を翻弄し、あらゆる攻撃を無力化あるいは逆転させてしまう。そのファットなスタイルからは想像もつかない素早い動きも特徴だ。</p>
<p>　ヨゴシマクリタインの側近としてムゲンゴミバコを通してヒューマンワールドに来訪。人類に宣戦布告し、手始めに街を破壊をした。ゴーオンジャーの迎撃をことごとく破って戦闘不能に陥れるが、範人と軍平の身体を張った作戦が奏功して敗れる。その後、ドッキリウムによって巨大化を果たし、エンジンオー、セイクウオーを倒すものの、怒りに燃えるガンバルオーのエネルギーを吸収することは出来ず、爆発四散して敗れ去った。ドッキリウムの摂取は「ピロピロ飲み」で行った。</p>
<p>　「～なのーね」を語尾につけて喋り、「キカンボー」と言いつつ敵の攻撃を吸収する。等身大での敗退時は「そ、そんな馬鹿な...自分が散らかりそうね～」と叫んだ。(声：島田敏)</p>
]]>
        <![CDATA[<p>登場</p>
<p>GP-47「内閣カイゾウ」</p>


<a id="tp1"></a>
<p>天地羅苛死憲法</p>
<p>　流れるような回避術と強固な装甲、そして竜巻を用いた攻撃を組み合わせた強力な憲法(拳法)。</p>


<a id="tp2"></a>
<p>秘技・天地逆転</p>
<p>　敵の攻撃を手のひらで受け止め、練り上げて飲み込むことで威力を倍加し、吐き出して攻撃する技。</p>


<a id="tp3"></a>
<p>秘技・天地無用</p>
<p>　高周波を胸のXマークから発して周囲の建造物をことごとく破壊し散らかしていく技。一方に集中して発射すれば、強力なビームとなる。</p>


<p>解説</p>
<p>　太った小柄なデザインがガイアーク幹部級キャラクターとしては異色なチラカソーネ。黒ベースに青と銀の装飾を配したカラーリングが妙に清潔で、「散らかす」というネーミングソースよりは、官房長官としてのイメージを優先したのかも。なお、腰に算盤がデザインされているが、計算高いという印象は殆どなかった。</p>
<p>　拳法を使った戦闘スタイルは前作「獣拳戦隊ゲキレンジャー」を彷彿とさせ、見た目とのギャップが楽しいスピーディなアクションを彩った。</p>
<p>　島田氏の登板はもはやスーパー戦隊シリーズの定番であるが、ややハイトーンな声質はいつもテンションが高く、凄いの一言。</p>

]]>
    </content>
</entry>

<entry>
    <title>総裏大臣ヨゴシマクリタイン</title>
    <link rel="alternate" type="text/html" href="http://www.sirmiles.com/goongers/gaiarks003300.html" />
    <id>tag:www.sirmiles.com,2009:/goongers//9.1073</id>

    <published>2009-01-21T14:22:47Z</published>
    <updated>2009-02-13T03:32:16Z</updated>

    <summary>　ガイアークで最も高い地位と実力を持つ重鎮。ヨゴシュタインの父親であり、元来は害地目出身であると思わ...</summary>
    <author>
        <name>SirMiles</name>
        <uri>http://www.sirmiles.com/</uri>
    </author>
    
        <category term="ガイアーク" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
    
    <category term="ガイアーク" label="ガイアーク" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#tag" />
    <category term="幹部" label="幹部" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#tag" />
    <category term="悪" label="悪" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#tag" />
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www.sirmiles.com/goongers/">
        <![CDATA[<p>　ガイアークで最も高い地位と実力を持つ重鎮。ヨゴシュタインの父親であり、元来は害地目出身であると思われる。女房役に危官房長官チラカソーネを従えている。</p>
<p>　キレイズキーがサウンドワールド、マジックワールド、プリズムワールドの、3大ブレーンワールドを掃除したと豪語していたのは、実はヨゴシマクリタインとチラカソーネによって「散らかされた」のを掃除しただけであった。また、かつてジャイアン族の大半を滅ぼしてもいる。ただし、総裏大臣なる役職の存在に関しては、ケガレシアとキタネイダスの与り知らぬものであった。なお、キレイズキーはヨゴシマクリタインの側近の一人であった。</p>
<p>　キレイズキーのムゲンゴミバコを使って次元を超え、ヒューマンワールドに侵攻。これまでのキタネイダスやケガレシアの手ぬるいやり方に業を煮やし、徹底的な破壊とゴーオンジャー殲滅を狙って攻撃してくる。ケガレシアとキタネイダスのことは、ウガッツと同等にしか評価していない。</p>
<p>　ヨゴシュタインと同じくパワーに優れ、ドッシリと構えて戦況を冷静に見守っており、ゴーオンジャーの必殺技を避けようともしない。また、巨大ロボ相手でも等身大で挑むなど、計り知れない実力と自信を持っている。</p>
<p>　「～ナリナ」を語尾につけて喋り、ヨゴシュタインに似た声をしているが、やや低く重々しい口調である。滅ぼした3つのワールドのゴミの持つ次元パワーを固めた赤く光る鉱石を、ムゲンゴミバコより取り出し、食している。</p>
<p>　最後はヘルガイユ宮殿中のエネルギーを手に入れ、究極のパワーでヒューマンワールドをゴミ化し始めるが、ゴーオンジャーとゴーオンウイングスによって阻止され、その野望は潰えた。断末魔の叫びは「我が負けるなど、決してあってはならぬナリナ...。我は11次元の覇者、ガイアークの総裏大臣。アイムソーリー！」(声：梁田清之)</p>]]>
        <![CDATA[<a id="tp1"></a>
<p>必殺・正義解散</p>
<p>　全身から黄金に輝く超強力エネルギー波を放って照射する技。浴びた者は光の粒子となってヒューマンワールドから消滅してしまう。ヨゴシマクリタインは「無になる」と表現。ボンパーや連でも消滅後の形跡は探知できなかったが、実は消滅した者は究極の揺らぎに変えられており、ヒューマンワールド内に波動レベルで存在していた。</p>


<a id="tp2"></a>
<p>クグツカイライ政権</p>
<p>　キタネイダスとケガレシアの意思を完全に奪い、意のままに操る能力。操られた者は、自らの命を賭して特攻をかける。</p>


<a id="tp3"></a>
<p>定額給付弾</p>
<p>　左手から強力エネルギー弾を発射する。</p>


<a id="tp4"></a>
<p>デンカノボウトウ</p>
<p>　ヨゴシマクリタインが持つ伝家の宝刀たる巨大な金棒。超重量級の武器で、様々な超能力を発揮する。</p>


<a id="tp5"></a>
<p>必殺・強行採決</p>
<p>　デンカノボウトウを振りかざし、強力な電撃ビームを浴びせる技。ゴーオンジャーやゴーオンウイングス全員の変身を一瞬にして解除する程の威力。</p>


<a id="tp6"></a>
<p>最終独裁宣言・ヨゴシマニフェストブレイク</p>
<p>　デンカノボウトウに全エネルギーを集中し、強力なエネルギービームを連続発射する技。</p>


<p>解説</p>
<p>　ガイアーク三大臣以外の幹部クラスは常に早々の退場を強いられてきたが、遂に真に機体できる大ボス登場となった。</p>
<p>　一見すると、ヨゴシュタインの正統パワーアップ版にも見えるが、その実、ヨゴシュタインのエッセンスを取り入れつつも「父」であることを強調するヒゲの要素や、黒ベースのカラーリングなど、「ヨゴシュタインと繋がりのある別キャラクター」としての造形を狙っているようだ。</p>
<p>　ガイアーク三大臣ファンが待ち望んだ梁田氏の再登板。口調をやや変えつつも、ヨゴシュタインの要素を随所に感じ取れる演技が秀逸。しかしながら、正義側のキャラクターを消滅させてしまうという設定には、ヨゴシュタインが持っていたある種の「ヌルさ」は感じられず、終盤らしいキャラクターとなっている。</p>

]]>
    </content>
</entry>

<entry>
    <title>GP-47「内閣カイゾウ」</title>
    <link rel="alternate" type="text/html" href="http://www.sirmiles.com/goongers/episodes004700.html" />
    <id>tag:www.sirmiles.com,2009:/goongers//9.1070</id>

    <published>2009-01-17T14:46:14Z</published>
    <updated>2009-01-21T14:27:58Z</updated>

    <summary>　キレイズキーのムゲンゴミバコを通じ、総裏大臣ヨゴシマクリタインとその側近である危官房長官チラカソー...</summary>
    <author>
        <name>SirMiles</name>
        <uri>http://www.sirmiles.com/</uri>
    </author>
    
        <category term="各話レビュー" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
    
    <category term="ストーリー" label="ストーリー" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#tag" />
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www.sirmiles.com/goongers/">
        <![CDATA[<p>　キレイズキーのムゲンゴミバコを通じ、総裏大臣ヨゴシマクリタインとその側近である危官房長官チラカソーネがやって来た。突然の来訪者に驚くケガレシアとキタネイダスだが、ヨゴシマクリタインが自分達より上の地位にあることを知り平身低頭となる。</p>
<p>　その頃、軍平はお見合い話を避けるべく、範人に女装をさせ、その写真を撮ることを画策していた。範人はその前にガールフレンドを作る努力をしろと言い、 2人は喧嘩になってしまう。そこに、ガイアーク反応の報が入った。いつもよりずっと強力だとボンパーは警鐘を鳴らす。走輔達は直ちに出撃した。</p>
<p>　街はヨゴシマクリタインらの大規模な破壊による宣戦布告で恐怖に陥れられていた。現れたゴーオンジャーとゴーオンウイングスはケガレシアとキタネイダスの攻撃を受け、ヨゴシマクリタインには近づけない。範人はバルカソウルをマンタンガンにセットして使おうとするが、キャリゲーターソウルが勝手にマンタンガンに入り、唸り声をあげて暴走し始める。キャリゲーターがマンタンガンから放ったエネルギーは、チラカソーネによって逆転され、範人と軍平を襲った。チラカソーネはなおも攻撃の手を緩めることなく、ゴーオンジャー達に襲いかかった。</p>
<p>　キャリゲーターによれば、ジャイアン族の大半を滅ぼした者こそ、ヨゴシマクリタインなのだという。キャリゲーターは敵であるヨゴシマクリタインを目の当たりにし、我慢が出来なくなったのだ。範人と軍平は先程の喧嘩を直ちに清算してヨゴシマクリタイン打倒を誓う。決意を固めた範人と軍平の攻撃はチラカソーネを一時制止し、スーパーハイウェイバスターとウイングブースターの照準がヨゴシマクリタインをとらえる。ところが、チラカソーネが再び立ちはだかり、必殺武器をまたもや逆転させてしまった。とりあえず「マニフェスト」発表を終えたヨゴシマクリタイン達は、一時的に退却していく。</p>
<p>　辛くも危機を脱した走輔達。チラカソーネ対策を考えるものの良い案は浮かばない。範人と軍平は傷に効く薬湯があるという銭湯に行った。範人と軍平は身体に刻まれた傷痕を見て、互いの頑張りを称えるのだった。バルカ、ガンパード、キャリゲーターも入浴でしばしの休息を楽しんでいる。範人は軍平のことを実はずっと尊敬していたと告白、それを聞いた軍平は照れっぱなし。やがて、話はチラカソーネ対策へと転じていくが、ここでも良い作戦は浮かんでこない。その頃、走輔達はある結論に達していた。チラカソーネがエネルギーを吸収し、反撃している間は、完全に無防備状態になる。したがって、一方からわざと攻撃を吸収させ、他方から反撃で生じる隙を狙って攻撃すれば良い。だが、それは反撃による犠牲を前提とする危険な作戦でもあった。</p>
<p>　一方、チラカソーネはヒューマンワールド全てを散らかしてやると意気込み、ケガレシアとキタネイダスの出番はなくなってしまっていた。宣言通りチラカソーネは高層ビル群をことごとく破壊していく。立ちはだかる範人と軍平は、すぐさま変身して見事なコンビネーション攻撃を開始。隙を見てジャンクションライフルを完成させ、到着した走輔達が止めるのを無視してチラカソーネに発射した。走輔達は範人と軍平の振る舞いから、2人が自己犠牲を覚悟していると察し、ただちに必殺武器発射態勢をとる。範人と軍平の思惑通り、チラカソーネはジャンクションライフルの一撃を逆転させた。走輔達は隙を見て必殺武器を発射し、チラカソーネを撃退する。範人と軍平はチラカソーネの反撃を受けてしまったものの、何とか無事であった。</p>
<p>　ヨゴシマクリタインの命により、敗れたチラカソーネはドッキリウムを飲み干して巨大化。走輔達はダメージを追った範人と軍平を休ませ、エンジンオーとセイクウオーで迎撃する。ところがチラカソーネは巨大化してもやはり強力であった。エンジンオーとセイクウオーはバラバラになってしまい、走輔達の変身も解除されてしまう。範人と軍平はダメージを押してガンバルオーで出撃する。ガンバルオーは気合でチラカソーネを圧倒し、遂にはガンバルグランプリのエネルギーをその気合で数倍に高めてチラカソーネにぶつけた。チラカソーネはそのエネルギーを吸収できずに爆発四散する。</p>
<p>　その時、戦場にヨゴシマクリタインが登場。怒りに燃えるキャリゲーターはガンバルオーの足で踏みつぶそうとするが、ヨゴシマクリタインは「正義解散」なる技を使って反撃する。ガンバルオーはバラバラになり、バルカ、ガンパード、キャリゲーターは光の粒子と化して消滅してしまった。そして、範人と軍平も相棒達と同じ末路を辿るのだった...。</p>
]]>
        <![CDATA[<p>今回のアイキャッチ・レースのGRAND PRIX</p>
<p>　バルカ！</p>


<p>監督・脚本</p>
<dl>
<dt>監督</dt>
<dd>諸田敏</dd>
<dt>脚本</dt>
<dd>武上純希</dd>
</dl>


<p>解説</p>
<p>　最終決戦開始ムード満点の一大危機編。一応範人と軍平がメインとなっているが、あまりにも二人の絆(というより仲の良さ)を強調していて「イイ話」になっているので、ラストの「消滅」が容易に予想できてしまうという、ちょっとした平成仮面ライダーテイストな一本でもある。</p>
<p>　しかしながら、さすがにこの2人の雰囲気と末路に涙腺を刺激された方、あるいは呆気にとられた方は多かったのではないだろうか。後でも触れるが、特に最後に互いの手を伸ばしあいつつ消滅していく様は、特殊効果前提の演技であるということを全く感じさせないほど素晴らしいものだった。実は2人を心底信頼している走輔の、素直になれない様子も程良く描写されており、雰囲気作りの巧さは最終局面に望む気概を存分に感じさせてくれる。</p>
<p>　実際のところ、前回が連と早輝とボンパーの絆のお話といった雰囲気だった為に、今回は単に範人と軍平にスポットがあてられただけのエピソードという感覚を、特に前半に関しては持ってしまったのを正直に告白しておきたい。その意味では、ラストにおける衝撃の展開は、結果的に更なる衝撃を伴って見せられたものだとも言える。ということは、「ゴーオンジャー」というシリーズの雰囲気に飲まれ、範人と軍平に降りかかる「大変な出来事」を予想できつつも、どこかで否定したい気分になっていたのだろう。終盤で一気に危機感を煽っていくというこの図式は、常に危機感を湛えたシリーズでは、そもそも危機感の上乗せになるだけで大した意味を成さず、逆に危機感がまるでないシリーズにおいても、簡単には展開しづらいものだ。前者は盛り上がりに欠けた感じになってしまい、後者は突如の路線変更を思わせる、唐突な展開を印象付けてしまう。「ゴーオンジャー」は後者に近いシリーズでありながら、微妙なラインを走ることで違和感を回避している。その肝は、敵側に感じられるギャグテイストと、正義側で繰り返し描かれてきた「仲間の存在」だ。敵側のギャグテイストは、危機感による殺伐とした感覚を緩和することで、それまでのエピソードと折り合いを付けている。正義側の連帯感は、強固であればあるほどその構成要素の一部が失われた時の衝撃度が増す。その2つの面を過不足無く描くことで、シリーズの連続性を保持しつつ迫力ある危機感を醸し出しているのだ。</p>
<p>　さて、今回の魅力は範人と軍平の動きを追っていくことで、ほぼ網羅できるものと確信する。従って、その前に周囲の要素に触れておく必要があろう。</p>
<p>　特に言及すべきは、やはりヨゴシマクリタインだ。梁田氏人気も手伝ってヨゴシュタイン再登場の期待度は大きく、やはりガイアークは三悪揃ってこそ魅力を発揮すると、ここ最近何となく感じていた方も多い筈。ヨゴシュタイン本人の登場は叶わなかったものの、同じ梁田氏の演ずる、ヨゴシュタインの血縁(？)であるヨゴシマクリタインの登場は、かなり嬉しいものとなった。ただ、ヨゴシマクリタインはキタネイダスやケガレシアの上役にあたるキャラクターである為、残念ながらかつてのバランスを取り戻すことはできない。別の見方をすれば、かつては同格だった梁田氏のキャラクターが上役に回ることで、キタネイダスやケガレシアの腰が低くなる可笑しさが出てくるという、異なる効果はあると気付く。</p>
<p>　そして、横に控えしチラカソーネにも注目。島田敏氏という名優がキャスティングされ、幹部級に相応しいキャラクターだったが、結局は「三悪以外の悲しきゲスト幹部」のパターンを脱することは無かった。超強力な様子を描かれつつも、1～2話で退場させるという例のパターンだ。このチラカソーネ、技の名前等に語呂合わせ感覚が満ち溢れており、どことなく前作「獣拳戦隊ゲキレンジャー」を彷彿させる。制作タイミングを考えると特に狙ったわけではないだろうが、奇しくも本エピソードはゲキレンジャーが登場する劇場版公開アナウンス中の放映であり、さり気なくアピールしているような印象を受けないでもない。まぁ、これは深読みだろうが。</p>
<p>　この2人が宣戦布告するシーンでは、かなり派手な破壊シーンが作られている。高層ビルにヨゴシマクリタインの顔が大写しになる等のイメージは、さながらハリウッドSFアクションのような演出だ。「内閣改造」「チェンジする」「イエス・ウィ・キャン」など、国内外情勢をパロディ化したセリフも好調。そして、このように実力を誇示するヨゴシマクリタインの元、キタネイダスとケガレシアも久々にアクションを披露。敵がメインというわけではないが、ガイアーク側が充実すると、やはり「ゴーオンジャー」は面白くなるようだ。</p>
<p>　ここからは、範人と軍平の動きを追ってみよう。勿論、ツッコミどころは沢山する。しかし、それが「ゴーオンジャー」を見る上での一つの楽しみ方になっているのを、否定する人はあまりいないのではないかと思う。</p>
<p>　冒頭、軍平は範人に女装をさせようと躍起になっている。軍平役の海老澤氏渾身の「変態演技」が素晴らしい(笑)。軍平は範人がやむなく女装したのを見て以来、すっかりそれが気に入ってしまったようで、事あるごとに範人に女装を促すようになってしまった。最初の反応時につけられたアドリヴであろう演技(妙な笑みを浮かべるというもの)が、後々まで波及したものと思われる。大翔の「お化け嫌い」と並ぶ代表的な後付け設定であり、軍平のキャラクター性をいつの間にか象徴してしまう要素にまで昇華されてしまった。範人に女装を強要する際の理由も傑作。軍平にお見合いの話が来ているというのがそれだ。範人を女装させて写真を撮り、彼女だと偽るというのが軍平の魂胆であり、彼の妙に歪曲した思考を伺える。これはギャグなので、そんな志向性を云々論ずるのは筋違いかも知れないが、少なくとも常人の思考を逸脱しているのは確かだ。ただし、ここで「彼女役」が何故早輝ではなく範人なのかを考えると、範人と軍平2人の特殊な関係性を見ることが出来る。彼等には後から自らの意志でゴーオンジャーに飛び込んだという経緯があり、変身アイテムも単独仕様。ガンバルオーという単体ロボも有するという、特殊なペアだ。ゴーオンジャーがいくら5人(または7人)で形成されるとは言え、走輔達3人とはそもそも出発点も違えばガジェットも違う。シリーズ開始当初盛んに描写されていた、3人＋2人体制が、さりげなくこの冒頭のシーンで再現されたと言っては言い過ぎだろうか。早輝は別チームなので頼み難い。ならば身内の範人に頼もうという思考は、深読みに過ぎるかも知れないが充分納得できるレベルにありそうな気がする。軍平の趣味的なものは除いたとして。</p>
<p>　この深読みが許される本当の理由は、ラストでこの2人が消滅してしまうことにある。強固な5人体制ならば、任意の2人を退場させるにあたり、誰を退場させても違和感を拭えない。その為、スーパー戦隊シリーズではレッド1人を残して他のメンバーが捕らわれるといった展開が多いのだ。レッドは一部の例外を除けば絶対的な主人公であり、1人＋4人という図式は充分通用するからだ。その点、ゴーオンジャーは3人＋2人という緩い5人体制をとっている為、言い方は少々悪いがレッドのいないチームが退場してもやっていける。この終盤の展開が当初から予定されていたものかどうかは判然としないが、私は終盤を迎えるにあたって改めて練られたものだと推測している。うまく3人＋2人の5人体制あるいは更に＋2の7人体制が構築できたことで、当初の3人体制を生かしていく構成に踏み込めたのではないかと思うのだ(ウイングスが退場するかどうかは現時点で分からないけれども)。</p>
<p>　上述の展開に向けて、範人と軍平の仲の強調はこれでもかといった感じで行われる。その中で最も強力なインパクトをもたらすのが銭湯だ。男性ファン向けの入浴シーンは数あれど、女性ファン向け(？)の入浴シーンは珍しい。背中を流し合ったりといったあまりにも仲睦まじい様子は、一歩間違えればかなり間違えてしまいそうな (笑)勢いであり、一定以上の衝撃度を伴っている。しかしながら、これもまた2人の関係性を補強するシーンとして重要な役割を果たしていることに、異論を挟む余地はないだろう。</p>
<p>　戦闘においても、2人の単独体制が強調される。全ては2人の消滅シーンに至るまでの布石であることを考えれば、再見した際のやるせなさは一際高まるが、それでもその充実度は間違いなく満足できるレベルにある。最初の一戦では、キャリゲーターの暴走から2人のコンビネーションはガタガタになってしまうが、次の一戦では見事にコンビネーションを取り戻している。ここでのコンビネーションプレイの流麗さは、さながらダンスを魅せるかのような魅力に溢れていた。更に、走輔達がどのような作戦を立てたかを知らずとも、範人と軍平は自分たちが犠牲になる作戦を立案(まるで主役は走輔達だと自ら宣言しているようだ)し、チラカソーネを撃破するに至る。2人の関係性を大々的に強調しつつも、それは閉じた世界ではなく、走輔達「別チーム」との関係性も何らスポイルすることがないということを、きちんと示していて非常に好感度が高い。さらにその後、チラカソーネの強大な力に敗れたエンジンオーとセイクウオーに代わり、ガンバルオーを出撃させて立ち向かう一幕で、2人チームをダメ押し的に強調するあたりがニクイ。しかも、ガンバルオーは単独で、気合と共にチラカソーネが吸収できない高エネルギーを照射し、勝利を収めるのである。2人の圧倒的な絆の深さを象徴するシーンだ。</p>
<p>　そして、2人の関係性強調が最高潮に達したところで、一気に地獄に突き落とされるという、この感情演出が素晴らしい。危機に次ぐ危機、そしてカタルシス、しかし絶望という流れは王道だが、意外に狙って出来るものではなく、かなり複合的な要因が幸運と共に重なり合って生み出されるのが常だ。今回はそれが見事に達成されていると見ていいだろう。</p>
<p>　勿論、地獄・絶望とは範人と軍平(そしてガンバルオーの炎神達)の「消滅」という衝撃シーンだ。「消滅」自体は特殊効果で実現する為、本当に目前の人間が消えていくのを見つつ演技するわけにはいかない。この難しい状況を表現しきった碓井氏と海老澤氏の気概にまず拍手を送りたい。必死に手を伸ばす姿は、本エピソードの中で2人の絆を強調し続けたからこそ説得力があり、手を伸ばした方向が走輔達ではなく互いの方を向いていたのは象徴的ですらある。また、光の粒子と化した2人を、走輔が懸命に集め取ろうとするスローモーションのシーンが異様な迫力を醸し出す。連の絶叫、早輝、美羽の呆然たる表情、そして大翔の絶句した様子も凄い迫力だ。走輔がブロンズ化した際の各々の表情も良かったが、今回の鬼気迫る様子には、各役者陣の素晴らしい成長振りが見て取れる。特に取り乱す走輔の様子は、子供番組という枠を逸脱する感覚だと言っても過言ではなかろう。</p>
<p>　本編のみならず、衝撃は続く。ゴーオンゼミナールは、本編とは離れたところで何気なく披露されるものだと、私は漠然と思っていたのだが、今回何と範人と軍平不在のままでコーナーが進行されているのだ。勿論、内容的には本編の雰囲気をあまり引きずってはいないものの、範人と軍平がいないという状況にはある種の戦慄を感じざるを得ない。確かに本編で消えたのに、何事も無かったように2人が登場するのはおかしい。それ故に、今回のゴーオンゼミナールは何となく重苦しい雰囲気となっている。図らずも、ゴーオンゼミナールのジレンマを垣間見た気がした。</p>

]]>
    </content>
</entry>

<entry>
    <title>ダンベルバンキ</title>
    <link rel="alternate" type="text/html" href="http://www.sirmiles.com/goongers/bankiju003700.html" />
    <id>tag:www.sirmiles.com,2009:/goongers//9.1069</id>

    <published>2009-01-15T03:47:30Z</published>
    <updated>2009-01-15T03:49:05Z</updated>

    <summary>　キタネイダスが最強の蛮機獣の触れ込みで作り出した、破壊活動を主体とする害気目蛮機獣。両腕が超重量級...</summary>
    <author>
        <name>SirMiles</name>
        <uri>http://www.sirmiles.com/</uri>
    </author>
    
        <category term="蛮機獣" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
    
    <category term="ガイアーク" label="ガイアーク" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#tag" />
    <category term="怪人" label="怪人" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#tag" />
    <category term="悪" label="悪" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#tag" />
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www.sirmiles.com/goongers/">
        <![CDATA[<p>　キタネイダスが最強の蛮機獣の触れ込みで作り出した、破壊活動を主体とする害気目蛮機獣。両腕が超重量級のダンベルになっており、振り回すと同時に高濃度の有害二酸化炭素を吐くという、害気目ならではの能力を併せ持つ。</p>
<p>　両腕のダンベルは一振りで高層建造物を叩き壊し、あらゆる攻撃を打ち返すことができる程強力だが、重量が凄まじい為にダンベルバンキ自身持ち上げることができないという弱点を持つ。そこでダンベルバンキの両腕の基部にリモコンで動作するパワーユニットが設置され、外部からのリモコン操作によって両腕を振り回すという仕様となった。そのリモコン操作にはウガッツの中でも特別に訓練されたウガッツR＆Lが選抜されたが、彼らが逃亡した為にゴーオンジャーと少し戦っては退却するという状況を余儀なくされる。なお、リモコン操作にはキタネイダスとケガレシアも携わったが、電波の届かないエリアに入った為に操作不能となる事態も引き起こしている。</p>
<p>　やがて、ウガッツR＆Lは戻ってくるが、ボンパーの機転によってウガッツR＆Lが破壊された為に敗退。巨大化しても両腕が上がらないままだった為、すぐに敗北を喫している。</p>
<p>　自らを「ボクちゃん」と呼び、トレーニング中の掛け声らしき「ヌアッ、ヌアッ」という奇声を発する。「～ベル」を語尾に付けて喋り、「無駄にイイ身体してる蛮機獣」と呼ばれることを気にしている。断末魔の叫びは「腕が上がらないのに、ボクちゃんお手上げ...だぁ」。(声：岸祐二)</p>
]]>
        <![CDATA[<a id="tp1"></a>
<p>ウガッツR＆L</p>
<p>　ダンベルバンキの超重量級ダンベルを備えた両腕の動作に必要な、リモコンを操作すべく選抜されて訓練されたウガッツ。</p>
<p>　厳しい訓練を経た割に待遇が悪いと不満を漏らし、一時ガイアークを辞めている。その後、南の島のリゾート休暇などを盛り込んだ要求書をキタネイダスに提出し、戦線に復帰した。</p>


<a id="tp2"></a>
<p>超ダンベルミサイル</p>
<p>　胸部の発射口から巨大なミサイルを発射する。普段は、この発射口より逃走用の爆弾を発射する。</p>


<p>登場</p>
<p>GP-46「家出ボンパー」</p>


<p>解説</p>
<p>　動作にウガッツの協力が必要という、何ともおかしな蛮機獣。ゴリラっぽい風体をベースに、ダンベルやエキスパンダー風のトレーニング器具を配して「肉体派」を強調しており、妙に愛嬌のある蛮機獣に仕上がっている。</p>
<p>　岸祐二氏は言わずと知れた「激走戦隊カーレンジャー」のレッドレーサー・陣内恭介役。その後は声優としての仕事も多く、スーパー戦隊シリーズにはコンスタントにゲスト声優で出演している。レッドレーサーの声とは多少印象の異なる、野太い感じのキャラクターボイスが印象的だ。</p>


]]>
    </content>
</entry>

<entry>
    <title>GP-46「家出ボンパー」</title>
    <link rel="alternate" type="text/html" href="http://www.sirmiles.com/goongers/episodes004600.html" />
    <id>tag:www.sirmiles.com,2009:/goongers//9.1060</id>

    <published>2009-01-10T13:33:21Z</published>
    <updated>2009-01-16T13:28:28Z</updated>

    <summary>　走輔と連は何か深刻そうに相談している。そして、ボンパーは溜息をついている...。 　同じ頃、ダンベ...</summary>
    <author>
        <name>SirMiles</name>
        <uri>http://www.sirmiles.com/</uri>
    </author>
    
        <category term="各話レビュー" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
    
    <category term="ストーリー" label="ストーリー" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#tag" />
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www.sirmiles.com/goongers/">
        <![CDATA[<p>　走輔と連は何か深刻そうに相談している。そして、ボンパーは溜息をついている...。</p>
<p>　同じ頃、ダンベルバンキが現れて街を襲撃していた。大翔と美羽が駆け付けて迎撃するが、ダンベルバンキはそのパワーを見せようと奮起。ところが、両腕が重すぎて持ち上がらない。ウガッツを呼んでも現れず、ダンベルバンキはやむなく逃走してしまった。</p>
<p>　大翔と美羽からガイアークが出現したと聞いて走輔達は驚く。ボンパーが反応をキャッチしなかったからだ。走輔は苛立ち、軍平と範人はしっかりしろとボンパーに言った。連や早輝は頼りにしていると優しく励ますものの、ボンパーは自分なんかいなくなればいいと思っているのではと疑い始める。「どうせ僕はポンコツで、何の役に立たないもん！」と言い、ボンパーはギンジロー号を飛び出してしまった。連と早輝はボンパーを探しに行くが、走輔、範人、軍平は大翔のところに行って非常時に備えることにした。</p>
<p>　ヘルガイユ宮殿に戻ってきたダンベルバンキは、キタネイダスにこってり絞られる。だが、ダンベルバンキが退散してきた原因は、ウガッツR＆Lと組んだ最強の蛮機獣という触れ込みだったはずが、ウガッツR＆Lが「特訓の割には待遇が悪い」と逃亡してしまったことにあった。驚愕のあまり言葉を失うキタネイダス。一応、ウガッツ達をリモコン操作のオーディションにかけてみるが、逸材はおらず、結局キタネイダスとケガレシアがリモコンを操ることになってしまう。</p>
<p>　連と早輝はボンパーを探し回るが、見つけることができなかった。ベアールVによれば、最近ボンパーが自らを修理する様子を目撃したという。そして、バスオンはヒューマンワールドにボンパーを補修する為の部品は存在しないと言い始める。連は故障したと決まったわけではないと思わず声を荒げ、再び探し始めた。空振り続きの捜索状況に際して、連はボンパーの不調に気付かなかった自分を責めた。早輝はそんな連に、かつてサーキットにて初めてであった時のように笑顔でジュースを差し出す。2人が元気を出して、ボンパーを支えなくては。そう決意し、またボンパーを探し始めるのだった。</p>
<p>　ボンパーの悩みの元は、走輔と連の会話にあった。「なんか、うまく働かないみたいなんすよ」「使えねぇな。ポンコツだし、もうダメなのかな」という会話だ。ボンパーは自分をポンコツで役立たずだと卑下しつつ、さまよい歩いていた。そして、ウガッツR＆Lに出会い、ガイアークを辞めてきたと聞いて驚く。</p>
<p>　一方、大翔と美羽の元へやって来た走輔達は上の空。強がってはいるが、ボンパーが気になってしょうがないのだ。その時、大翔と美羽はガイアーク反応を感知する。ダンベルバンキはキタネイダスとケガレシアのリモコン操作によって街を破壊し始める。しかし、その操作はメチャクチャでダンベルバンキは困惑。そこへ走輔、範人、軍平、大翔、美羽が到着し、すぐさま迎撃態勢に入った。だが、ダンベルバンキはリモコンの電波が届かないエリアに入ってしまい、またもや腕が上がらなくなった。ダンベルバンキは再び退散する。</p>
<p>　ボンパーのことが気になって今一つ調子が出ないと苛立つ走輔。それは軍平も範人も同じだった。いつも一緒なのが当たり前になっていたのだ。一方ボンパーは「言いたい事をちゃんと言えば良かった」と後悔していた。その呟きを聞いて突如何かに閃いたウガッツR＆Lはヘルガイユ宮殿へと戻る。そして、リモコン要因に戻る対価を示す要求書をキタネイダスに提出した。キタネイダスが要求を飲んでウガッツ R＆Lが戻り、ダンベルバンキは真価を発揮し始める。ヘルガイユ宮殿に「ウガッツに屈するとは情けないナリナ」という声が響く。「なんか聞いたような声」だ。</p>
<p>　その頃、連と早輝はボンパーを見つけていた。ボンパーは炎神のようにゴーオンジャーの相棒でない上、失敗ばかりで必要とされていないと悲観していた。しかし、連はきっぱり否定した。全員、ボンパーのことを大切な仲間だと思っていることを言い聞かせる連。皆、ボンパーが居るから笑顔になれる。それはボンパーも同じ気持ちだった。ボンパーが言いたかったこと、それは「一緒に居てくれてありがとう」という言葉だったのだ。全てのわだかまりが氷塊したボンパーは、ガイアーク反応をキャッチ。既に皆が戦っていることを感知した。</p>
<p>　ダンベルバンキは圧倒的な強さでゴーオンジャー達を叩きのめしていた。即座に合流する連と早輝だったが、7人揃っても苦しい状況を打開できない。その時、ボンパーはウガッツR＆Lの存在に気付いた。ゴーオンジャー達に迫るダンベルバンキの前に立ちはだかるボンパーは、走輔のマンタンガンを手にとって狙いを定める。「僕がみんなを守るんだ！」ボンパーの放つ弾丸はダンベルバンキをかすめてビルの屋上に居たウガッツR＆Lを撃ち抜く。ボンパーはその類稀なる分析能力を発揮して逆転をものにしたのだ。ボンパーは故障などしていなかった。勢いを取り戻したゴーオンジャーとゴーオンウイングスは、スーパーハイウェイバスターとウイングブースターでダンベルバンキを打ち倒す。ダンベルバンキは腕が上がらないまま巨大化するも、セイクウオーとゴローダーGTの敵ではなかった。</p>
<p>　ギンジロー号に戻ってきた一同。走輔と連はギンジロー号の修理を考えていた。ボンパーが聞いた「ポンコツ」「うまく働かない」という言葉は、ギンジロー号に対する言葉だったのだ。ボンパーがガイアーク反応を感知できなかったのは、「ポンコツ」という言葉で頭がいっぱいになった所為だったのだ。</p>
<p>　その頃、ヘルガイユ宮殿に置かれたムゲンゴミバコから「いよいよ我の出番ナリナ」と恐ろしい影が出現していた...。</p>]]>
        <![CDATA[<p>今回のアイキャッチ・レースのGRAND PRIX</p>
<p>　スピードル！</p>


<p>監督・脚本</p>
<dl>
<dt>監督</dt>
<dd>竹本昇</dd>
<dt>脚本</dt>
<dd>吉本聡子</dd>
</dl>


<p>解説</p>
<p><br /></p>
<p>　珍しいボンパー編...なのだが、連と早輝にスポットがあてられているという側面も。ストーリーとしては、勘違いを発端としたドタバタ劇のパターンを踏んでいるが、そこはコミカルに展開せず、妙にしんみりした友情物語に変換されている。</p>
<p>　事の発端は、ギンジロー号の調子が悪く、走輔達が「ポンコツ」呼ばわりしたのをボンパーが聞いて自分のことだと勘違いしたというもので、その事で頭が一杯になったボンパーは、ガイアーク反応をキャッチ出来なくなってしまう。ボンパーが「ドラえもん」並に人間臭い思考回路を有していることが分かり、また同時に、ガイアーク反応のキャッチという「機能」はボンパーにとって「能力」であることがこの瞬間に判明する。今回の反応をキャッチできないという現象は、「機能」ならば機能不全と解釈せざるを得ないが、様々な機能を総合して発揮している「能力」ならば、他の要素によって容易にスポイルされる可能性があるわけだ。勿論これはマニアックな解釈であって、ボンパーを「1人のキャラクター」として捉えれば、心理的な要素が入り込むのは自然といえば自然。水先案内ロボという設定であるボンパーを、ゴーオンジャー達と同格にして見せる、いい機会になったのではないだろうか。</p>
<p>　他方、ガイアーク側にも家出人が出る。ウガッツR＆Lという、リモコン操作に長けたウガッツ2人組が、待遇を理由に脱するのである。これも、典型的な戦闘員脱走譚の骨子をなぞっているのだが、如何せんボンパー側メインでスポットが当てられている為に、殆ど発展しない。ダンベルバンキの腕をリモコン操作してやらなければならないというアイデアは非常に面白いのだが、残念ながらこれは失敗の連続という部分がクローズアップされてしまい、今ひとつの感は否めない。戦闘員の反旗パターンは、硬にも軟にも面白く化けたエピソードが過去のシリーズに沢山存在しており、発展性の余地があっただけに勿体無い感じだ。ボンパーにマンタンガンで撃たれて、それまで感情移入を許してきた2人が一気に破壊されてしまうという結末にも、些か疑問を感じてしまう。妙に鏡面度の高い金属板に「ウガッツウガッツウガッツ...」と書き並べただけで、意味が伝わるなどのギャグは面白かったが。</p>
<p>　人間キャラクターのメインは、連と早輝が担当。このペアは珍しい組み合わせだ。実は、今回に今ひとつ飛び抜けたものを感じられないのは、この2人のキャラクター性に依るところが大きい。個性を強烈に打ち出している「ゴーオンジャー」の各キャラクターの中にあって、2人はどちらかと言えば大人しめの部類に入る。たまに走輔の暴走に感化されることはあれど、概ね冷静な視点で物事を分析している連。そして当初の天然系少女から強いヒロインへと成長を遂げた早輝。4クール目に入ると各キャラクターの設定も安定しており、この2人から暴走的な飛躍が生まれる余地は極端に少ないのだ。実際、連と早輝はひたすらボンパーを心配して探すことに終始し、その途中でボンパーとの思い出を語るという役割にとどまっている。しかも、途中で展開されるダンベルバンキとの戦闘にも参加しない。ウガッツR＆Lのリモコンを奪って逆転に出るという発想があっても良かった気がする。</p>
<p>　逆に、情けないダンベルバンキの派手な活躍が際立っている。腕が上がらない為に2度も退散することになり、戦闘シーンの断片化を生んでいるものの、それぞれが「リモコン要員なし」「下手なリモコン要員(キタネイダスとケガレシア)」「優秀なリモコン要員」という状況に描き分けられており、各々の反応と演出が巧く特徴付けられていて面白い。本当に重そうな演技も素晴らしく、当初からウガッツR＆Lが働いていたら、かなりの強敵になったであろうことがちゃんと匂わされている。レッドレーサー＝岸祐二氏の声もバッチリハマっており、終盤の蛮機獣らしく、コミカルさと強大さが程よくブレンドされたキャラクターに仕上がっていたと言えよう。</p>
<p>　ダンベルバンキの件を除けば、後は割と地味だ。</p>
<p>　基本的に他の要素はコメディには発展しないし、ボンパーとゴーオンジャーの友情物語にも、ちょっとした「今更感」がある。ボンパーというキャラクターは、スーパー戦隊シリーズの「マスコット系司令官キャラ」の中でもかなり高感度が高い部類に入ると私自身は評価しているが、それはゴーオンジャーと同じ目線に立っているという感覚が伝わってくるからだ。今回はそれをわざわざ再確認しているのであって、「今更感」が漂うのである。</p>
<p>　また、基本的に連と早輝の「美しい言葉」だけでボンパーとのわだかまりが氷解していくあたり、その言葉を素直に受け取るだけの余裕があれば良いが、実際は結構見ていて厳しい。一句一句は本当に感動的だし、ボンパーとの関係が「深い友情」であり「強い仲間意識」であることを思わせる。しかし、やや畳み掛けるようにそれらの字句が現れて来る為に、字面の上での感動劇にベクトルが向いてしまい、ボンパーのような無機質で表情を持たない者を相手にするには、かなり無理があったようにも思われるのだ。ボンパーの「笑顔」って何だよとツッコミたくなるのが正直なところだろう(ただし、ボンパーの声を担当する中川氏の演技は素晴らしかったが)。</p>
<p>　もう一つ指摘させていただく。ボンパーが壊れる前に「ありがとう」を言いたかったというシチュエーションについてだ。この時点で、ボンパーが故障しているかどうかは半ばどうでも良くなっており、著しく感動が損なわれている。ボンパーの家出の原因にこの「ありがとう」は全く関係しておらず、シチュエーションとして浮いている故に、この部分だけ付け足し感が漂ってくる。勿論、「言いたいことを言っておけば良かった」という呟きは、ウガッツR＆Lの行動に繋がる重要なポイントになるために欠くことはできない。だが、故障というキーワードが危機感を伴って出てくるわけでもなく、その必然性はかなり疑わしい。私なんかはこの辺で妙に冷めてしまったのだ。しかも、ギンジロー号の故障というネタバレが出る前に、既に故障ではなかったという結論に達しており、これは明らかな構成力不足だろう。</p>
<p>　とまぁ、こんな感じで手厳しい評価に終始したわけだが、キラッと光るシーンがやはり幾つかある。それは特に回想シーンにおけるものだ。</p>
<p>　今回、回想シーンは都合2回登場する。一つは、初めてゴーオンジャー達が各々のジャケットを受け取るシーン。あのジャケットをボンパーが用意したということが初めて劇中にて明確に描かれた記念すべきシーンだ。当然新撮カットで構成されたこのシーン、各々が初々しい表情をつくっていて演出がやけに丁寧。特に無邪気に喜ぶ範人の表情が秀逸だ。もう一つは、早輝が初出動でうまく戦えずに消沈して帰ってくるというシーン。当初が3人体制で、しかも1話より前に既に戦闘を経験しているという設定を急に思い出させる秀逸なシーンだ。当初は早輝も戦闘に不慣れだったということ、早輝のゴーフォンに付いているストラップがボンパーの手製だったこと等、この短い回想シーンで色々なことが見えてくる。</p>
<p>　しかし、真に凄いのはあらゆるトピックが見えてくるということではない。些細なことかも知れないが、私が声高に評価したいこと、それは早輝の髪型だ。</p>
<p>　現在、早輝の髪型は眉の下で真っ直ぐ切り揃える、いわゆる「パッツン」なのだが、放映開始当初は少しだけ分け目があった(もっと言うと撮影回のショットでは完全に分けていた)。それを今回の回想シーンでは再現しているのだ！　恐らく、現在のパッツン早輝で回想シーンを作っても特に違和感がなかったと思われるのだが、わざわざスタイリングを変えて登場させるこだわりっぷりには本当に感嘆した。ストラップの件での回想の後、現在の早輝がアップで映ることにより、その違いが余計に印象付けられることになり、時間の経過を感じさせられる構成になっているのもポイント。とは言え、時間の経過を髪型から感じた視聴者諸氏がどれだけ存在したかは分からないが...。とにかく、私としては特に感心したことを記しておきたい。</p>
<p>　ところで、ラスト近くになると、懐かしい梁田氏の声が響いてくるわけだが、ようやく黄金トリオ復活...というわけではないようだ。梁田氏を迎えたことで、今度こそ大ボス登場という雰囲気を匂わせてはいる。この巨大な影のインパクトは大きく、一気に本編を食ってしまっている。ここでふと思いつくのは、今回がこの新幹部登場前の一息として作られた回だったのではないかという説。だとすれば、目立ったトピックがないことや、ボンパーとの絆の再確認という要件、結成当初を振り返る構成もかなり納得できる。新年一発目が総集編のお祭りエピソード、そして今回がちょっとした内輪の決算的な意味合いを持っており、最終決戦にむけての箸休め的存在だと見做すのが自然だ。新戦隊の予告も放送されるようになり、終盤ムードは加速している。</p>

]]>
    </content>
</entry>

</feed>
