緻密な計算によるあらゆる攻撃を試みたものの、ことごとくゴーオンゴールド=大翔によって破られてしまったヒラメキメデスが、万策尽きて蛮機獣100体分のビックリウムエナジーを自分に注ぎ込み変身した姿。
下半身はヒラメキメデスのままだが、上半身にはたくさんの砲塔が「デタラメに」配置され、凶悪な刃で構成された羽を装備。表情は左右非対称で恐ろしいものとなった。蛮機獣100体分のビックリウムエナジーより得た能力は凄まじく、空を自在に飛んだり、地中に潜って移動したりといった特殊能力を身につけている。
以前のヒラメキメデスに見られた知的な言動は一切失われ、常にハイテンションかつ暴走気味になってしまった。しかし、パワー至上主義に変貌したことにより、出たとこ勝負の予測不可能な攻撃を繰り出して大翔を圧倒することに成功する。
ところが、そのデタラメな攻撃も、わざわざ予測を立てて行動しない走輔=ゴーオンレッドの前には通用せず、ロケットブースターとロードサーベルを駆使した突撃攻撃に敗れた(声:中井和哉)。
解説
実に理知的でユーモアがあって、優秀かつ忠実な部下として印象深い幹部となったヒラメキメデス。近年のスーパー戦隊シリーズにおいても屈指の傑作悪役キャラクターではないかと思う。そのヒラメキメデスが変貌し「デタラメデス」となったが、このネーミングセンスが抜群に良い。
スーパー戦隊シリーズにおける幹部クラスの怪人化の元祖は、「ジャッカー電撃隊」の戦士鉄の爪であるが、本格的なものとしては「バトルフィーバーJ」のヘッダー怪人が初であろう(奇しくも両方、石橋雅史氏が演じている)。このパターンは元来仮面ライダーシリーズにおける定番パターンであるものの、スーパー戦隊シリーズでは意外なほど例が少ない。これは悪の幹部の大部分がスーツアクションとなり、素顔の役者が怪人に変貌する恐ろしさを追及できない(換言すればインパクトが無い)ことも一因に挙げられるだろう。
しかしながら、ヒラメキメデスのような極端な性格を有するキャラクターに関しては、もう一方の極端な方向に振り切らせることで、このパターンを踏襲することができる。そのインパクトは充分で、中井和哉氏の暴走気味な熱演も手伝って名キャラクターとなった。







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