epic28 「おとうさんの宝物」
「ゴセイジャー」の「空気」と揶揄される天知親子にスポットを当てたお話。ようやく天知親子メインのお話が展開され、彼等が「ゴセイジャー」の中で果たすべきポジションを見せてくれ…なかったですね。
私はシリーズ開始当初、天知博士に髭男爵のキャスティングがなされた事で、人間側から護星天使達を導く役割を、コミカルな面を備えつつ果たせるキャラクターとして期待しました。息子の望もしかりで、人間として成長途上にある望と、護星天使として成長途上にあるゴセイジャーの対比が、爽やかで鮮やかな成長物語を展開に寄与するものと期待していました。
しかし、シリーズ中盤を過ぎた今も、天知親子の意義は、単に居候先の親子の域を脱することなく、わずかに望とアラタが友達であることを強調しているに過ぎません。また、アラタも望の良きお兄さんではなく、殆ど同年代の友達になってしまっており、私は見ていて苛立すら覚えてしまうのです(あまり言いたくはないですが、私はアラタというキャラクターが肌に合わないのかも)。
その悪い処が一気に表面化してしまったのが今回。
確かに、話の流れや筋運びの巧みさは、なかなかいい線行っていると思います。髭男爵のキャラクターに引っ掛けた小道具も面白いし、親子の絆が幽魔獣の術を破るくだりなど、感動モノに仕上がっています。ロケーションの選別も完璧。素直に感動物語として成立しています。
ただし、これって天知親子である必要があったのか?
何が言いたいかは続きの方で。
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