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	<title>天装戦隊ゴセイジャーを見たか？</title>
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	<description>天装戦隊ゴセイジャーを見て、適当に書き連ねるブログ。キャプ画はありません</description>
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		<title>epic50「地球を護るは天使の使命」</title>
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		<pubDate>Tue, 08 Feb 2011 03:50:11 +0000</pubDate>
		<dc:creator>SirMiles</dc:creator>
				<category><![CDATA[Epic]]></category>
		<category><![CDATA[ゴセイジャー]]></category>

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		<description><![CDATA[　「ゴセイジャー」に関わった全ての皆様、一年間お疲れ様でした。 　グダグダだとか、地に足が付いていないとか、喋り過ぎとか、色々申し上げましたが、なんだかんだ言いつつ楽しませていただきました。ありがとうございました。 　本 [...]]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p>　「ゴセイジャー」に関わった全ての皆様、一年間お疲れ様でした。</p>
<p>　グダグダだとか、地に足が付いていないとか、喋り過ぎとか、色々申し上げましたが、なんだかんだ言いつつ楽しませていただきました。ありがとうございました。</p>
<p>　本シリーズに関する特徴については、毎回散々書き散らして来ましたので、今更総括などということはせず、純粋に単体エピソードとしての感想に致します。</p>
<p><span id="more-184"></span></p>
<p>　オープニングを省略して、「護星者」の文字をドドーンとフィーチュアするなど、演出がキレていて素晴らしい導入。アバンタイトルとして、前回のおさらいを長めに取っていたのは、少々厳しいものがありましたが、緊張感を高めるには良かったのではないでしょうか。</p>
<p>　構成としては、メインのバトルを前半に、エピローグを後半に配置するという、定番の構成となりましたが、エピローグをやや短めにしており、全体的にあっさりとまとめられた印象です。そのエピローグについては後述するとして、まずはブラジラとの最終決戦について。</p>
<p>　ブラジラのカッコ良さは相変わらず素晴らしい水準。しつこさも素晴らしく、安易に形態変化でゴテゴテと怪物化するのではなく、あくまでスマートな姿を保ったまま立ち回り、次々と挑戦してくるブラジラには、最終ボスとしての風格が備わっていたと思います。</p>
<p>　形態を一切変えずに挑戦してくるボスキャラは、戦隊シリーズにおいては珍しい存在ではなく、むしろ定番なのですが、それだけに物足りなさを感じてしまうシリーズもしばしば。今回のブラジラは、物足りなさを感じないばかりか、充分に空恐ろしい雰囲気を醸し出していましたので、合格点以上と言えるでしょう。</p>
<p>　そして、ブラジラとの決着は、良い意味でも悪い意味でも、裏切られました。</p>
<p>　というのも、代表キャラクターであるアラタは、あらゆる命を護る事を主張するキャラクターでしたから、ブラジラに対して「同じ地球から生まれた存在」と明言した以上、ブラジラを何とか改心させる方向で行くものと思ったからです。</p>
<p>　「良い意味」の面としては、ブラジラを徹頭徹尾、極悪人として描いた事。近年の特撮ドラマが断罪・贖罪といった面に寛大な態度であるのに対し、今回はアラタによって、文字通り真っ向両断、叩っ斬られました。これは大きなカタルシスを呼び、これまで他者を犠牲にして来たブラジラが、自らを犠牲にして地球破壊の完遂を為そうとした、驚愕のシーンへの繋ぎとして、非常に良かったのではないかと思います。アラタの成長を完成させて見せるシーンとしても、一級の完成度でした。</p>
<p>　「悪い意味」の面としては、もうお気付きだとは思いますが、愚直なまでに「命を守る」事を旨としていたアラタが、「先輩護星天使」を何の抵抗もなく、怒りのまま切り捨てた事でしょう。このブラジラ真っ二つシーンは、アラタ自身がイデオロギーとストーリーテリングに引き裂かれた瞬間を象徴しているようで、興味深いのです。確かに、ここでブラジラが自らの死と共にダークゴセイパワーを発散しない限り、続きの展開はなかったわけですから、構成的には最良の選択だったとは思います。しかしながら、アラタのキャラクターの完成度に、ちょっとした瑕疵を与えたのも事実。</p>
<p>　まぁ、あまりにも完璧なキャラクターとして成立してしまうと、エピローグにある「修行途上」ではなくなってしまうという面もあるので、やはりこの方向性で良かったのではないかと。</p>
<p>　そういえば、今回は恒例となる素面での名乗りをどうするのかと思っていましたが、素面＋スーツでの名乗りを連続させるという、凝った演出になっており、驚きました。これならば、素面の名乗りを実現しつつ、ちゃんとスーツでのアクションを展開出来るわけで、巧い方法だったと思います。</p>
<p>　ブラジラの死後、ダークゴセイパワーを得た楔は、ゴセイジャー達の思惑に反して地球破壊の為に沈んでいくわけですが、ここでアラタが静かに披露する「見習い故にゴセイパワーを与えられた」というパラダイムは、面白くはありますが些か説得力に欠ける感は否めません。それは、その後の場面が、このパラダイムがなくても成立するものだったからに他なりません。ただ、ここで「ゴセイジャー」のテーマを語らせるのは必要だったと思うし、危機的状況なのに落ち着いて喋り始めるという、本シリーズの特徴を総括した面でも意義があるのではないかと(笑)。</p>
<p>　五人が手を携えてゴセイパワーを発揮するシーンは、ビジュアル的に素晴らしいものだったと思います。また、各々の楔が消滅するシーンでは、描写が非常にリアルで、とうとう戦隊もこの水準に達したかという感慨がありました。そのまま、エンディングの木に収斂する辺りの演出も抜群でしたね。</p>
<p>　さて、エピローグですが、近年の戦隊にしては、随分とあっさりしていました。まぁ、各々が背負っているものが希薄なシリーズだったので、単に望や天知博士との爽やかな別れが描かれればOKだったわけです。</p>
<p>　護星界への帰還が許可されたにも関わらず、地上に留まるという展開は、まぁ想像通り。ただ、この「地上に留まる」という決意も、護星界との往来が随時可能であるという状況が透けて見える為、あまり感動を呼ばないのも確か。この辺り、語りはするものの実際を感じさせない本シリーズの特徴を、如実に示したと言えそうです。</p>
<p>　ただし、このユルさが、実は次回作の「ゴーカイジャー」への布石になるとすれば、これはこれで凄い事。「ゴーカイジャー」は、歴代戦隊との繋がりを密にするシリーズなので、もしかするとゴセイジャーに関しては本人達がフル登場かも…と期待させるわけです。</p>
<p>　というわけで、早くも興味は「ゴーカイジャー」のお祭り騒ぎへとシフトしているわけですが、次シリーズに関しては、このようなまとまった文章を書く予定はございませんので、ご容赦の程、よろしくお願い致します。</p>
<p>　一年間、駄文にお付き合いいただき、ありがとうございました。</p>
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		<title>epic49 「未来への戦い」</title>
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		<pubDate>Tue, 01 Feb 2011 03:40:27 +0000</pubDate>
		<dc:creator>SirMiles</dc:creator>
				<category><![CDATA[Epic]]></category>
		<category><![CDATA[ゴセイジャー]]></category>

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		<description><![CDATA[　最終回の一話前というのは、否応なく盛り上がるもの。極端な事を言ってしまえば、話の出来不出来に関わらず、土壇場の迫力に引きこまれて行くのが常。 　今回もこのパターンではあったわけですが、実際に中身を見てみると、これが意外 [...]]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p>　最終回の一話前というのは、否応なく盛り上がるもの。極端な事を言ってしまえば、話の出来不出来に関わらず、土壇場の迫力に引きこまれて行くのが常。</p>
<p>　今回もこのパターンではあったわけですが、実際に中身を見てみると、これが意外な程に(失礼)ちゃんとしていて驚きました。</p>
<p>　確かに、相変わらず敵味方問わずベラベラ喋りまくっているし、ブラジラさんも、護星天使達の心が折れそうな場面でボーッと見てないで、さっさとトドメを刺せよとか、緊張感を殺ぐような構成は目立ちますが、あえてバトルで押しまくらない事によって、最終回への期待を煽っている「静」の描き方は、なかなか良かったのではないでしょうか。</p>
<p>　特に良かったのは、カッコ良すぎるブラジラと、護星天使の使命の再確認へのくだり。</p>
<p>　今回は甘口ですよ。では続きにて。</p>
<p><span id="more-182"></span></p>
<p>　今回は、敵側に関してはブラジラのみが登場というシンプルさ。最終決戦手前ということで、これまで登場した敵組織のボスキャラが、怨念となって総登場というサービスもありましたが、皆同じ光線を発射するとか、結構ぞんざいな扱いだったのが残念でしたね。</p>
<p>　さて、このブラジラが実にカッコ良かった事には、諸兄諸氏も異存ないでしょう。</p>
<p>　飛田展男さんの声質は、他のアニメ等でお馴染みのように、ソフトでヌケの良い声質。クールな二枚目から優しい親父、はたまたエキセントリックなキャラクターまで、声色を変化させながら演じ分ける巧者です。この辺りは、カミーユ・ビダンと丸尾末男を比較すれば、どれだけ幅広いかが分かると思います。</p>
<p>　今回のブラジラも正に適役。</p>
<p>　悪のボスとしての風格もさることながら、出自が護星天使であるという面は、その上品な声色によって肉付けされており、正に孤高の存在たるキャラクターに仕上がっています。非常に冷酷でありながらも、どこかに落ち着いた包容力のようなものを感じさせるのは、飛田さん故でしょう。</p>
<p>　造形に関しても、いわゆる「悪のボス」とは一線を画すデザインが素晴らしいと思います。</p>
<p>　今回は、天使の翼が効果的に演出されていましたが、この翼によって、より一層高貴な雰囲気が増幅され、ブラジラが護星天使である事を印象づけています。ボスキャラの質量としては、等身大ということもあって小粒なのですが、これだけ図体の小さい者が、あらゆる天装術を操ってゴセイジャーを追い込んでいく迫力は、ボスキャラに相応しいと思います。一見、冷たい雰囲気を除けば、敵キャラに見えない処がポイントになっているのではないでしょうか。</p>
<p>　このデザインの方向性は、例えば「悪キャラに見える司令官」だった「チェンジマン」のユイ・イブキとは対極にありそうな気がします。いや、ユイ・イブキがカッコ悪いと言っているわけではないんですけど(笑)。</p>
<p>　で、ここでやや深読み的な気付きがあるのですが、ブラジラに与えられた雰囲気というのは、実はアラタに近いのではないかということ。</p>
<p>　ブラジラは、恐らく当時の護星天使の中で最強の力を持った「ゴセイレッド」的な存在であったものと考えられます。一方、アラタは現在のゴセイジャーのイデオロギーを体現する存在で、今回の描写にもあるように、護星の使命を誰よりも強く感じており、例え生身でもブラジラの攻撃をはねつけるという、秘めたる最強の実力者です。</p>
<p>　そして、二人に共通しているのは、包容力。これははっきりと描写されているわけではありませんが、ブラジラは前述の通り、どことなく優雅な包容力を感じさせ(<span style="font-size:x-small;">故に、ダークヘッダー達は恭しくブラジラに追随していた</span>)、豹変する前の性格が、アラタのそれに近い感じを受けるのです。一方のアラタも、そのあまりにも楽観的な優しさが、何度かゴセイジャーの危機を救ってきました。人一倍悩みも怒りも多かった彼ですが、それも含めた懐の深さというものが感じられます。</p>
<p>　なので、アラタとブラジラは似たもの同士。そう考えると、今回描かれた「護星の使命」に関する展開は、かなり深みを帯びてくると思います。</p>
<p>　ブラジラは、ことごとく他者の能力を奪取し、他者を排除することで力を身につけてきましたが、一方のアラタは、例え自分が弱い存在であっても、他者との関わりを重んじ、他者との連携によって大きな力を発揮しようとするわけです。</p>
<p>　今回象徴的だったのは、ハイド達が自分の天装術をアラタに与えて殉死しようとするくだり。ここでのブラジラは、それを止める事もなく、自分と同じではないかと高笑いするのですが、これはかなり高度な筋運びだったと評価出来ます。</p>
<p>　図らずも、ブラジラは護星天使の先輩として、後輩であるアラタ達を蔑視しつつも導いてしまっているわけで、ここに護星天使という存在の面白さが凝縮されているように思うのです。</p>
<p>　アラタは、ハイド達の申し出をキッパリと断るわけですが、ここでアラタの抱えるポリシーが完璧なものになったと言っていいでしょう。これまで、何となく「仲間」というキーワードを連呼していて、あんまり中身が伴っていない印象がありましたが、今回でようやく「ゴセイジャー」における「仲間」という言葉の意味が明確になりました。</p>
<p>　まさか、土壇場でこれをやる為に、今まで曖昧にしてきたわけではないでしょうけどね(笑)。</p>
<p>　そんなわけで、アラタとブラジラにとって、やはり「他者」である地球の人々に対するポリシーも、ここで完全に差別化されたわけです。良かったですねぇ。ヘッダーの扱い云々を語っていた時には、どうなることかと思いましたが。</p>
<p>　さぁ、次回はとうとう最終回です！</p>
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		<title>epic48 「闘うゴセイパワー」</title>
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		<pubDate>Sat, 29 Jan 2011 13:03:30 +0000</pubDate>
		<dc:creator>SirMiles</dc:creator>
				<category><![CDATA[Epic]]></category>
		<category><![CDATA[ゴセイジャー]]></category>

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		<description><![CDATA[　何となく忙しくて、すっかりゴセイジャーの事を忘れていました。 　慌てて書くので、かなりやっつけですが、ご容赦のほどを。 　最終編もいよいよ佳境に入ってきた感があり、ここでアラタの存在を大きくクローズアップする意図が見え [...]]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p>　何となく忙しくて、すっかりゴセイジャーの事を忘れていました。</p>
<p>　慌てて書くので、かなりやっつけですが、ご容赦のほどを。</p>
<p>　最終編もいよいよ佳境に入ってきた感があり、ここでアラタの存在を大きくクローズアップする意図が見えます。そのアラタ、スカイックの属性としての優しさと、護星天使としての底力の程を見せつけ、非常に素晴らしい「戦隊レッド」としての姿を披露してくれました。</p>
<p>　いやぁ、私は本シリーズで最も浮いていて、扱いに困っているキャラクターとして、いつもアラタの名を挙げていましたが、土壇場でやってくれましたね。</p>
<p>　ゴセイナイト相手に、生身で殴りかかるアラタの迫力は、演出の素晴らしさも相まって、凄い迫力がありました。他の四人がボーッと見ているというシチュエーションではありましたが、アラタの姿に圧倒されている感じがよく出ていましたし、今回ばかりはアラタ周辺でツッコむ余地がなかったように思います。</p>
<p>　こんな感じで、いつもビジュアルと行動で結果を出してくれるような流れならば、いいシリーズになったんですけどね…。セリフだけでは語れないものが、今回のアラタの姿からは、よく出ていたと思います。</p>
<p>　しかし、ブラジラ周辺やその他の部分では、色々といつものように至らない部分が…。今回に関しては前段までで語りつくした感はあるものの、一応ツッコむ処はツッコンでおかないと。では、続きにて。</p>
<p><span id="more-179"></span></p>
<p>　今回のダークヘッダーは、前回より登場している、ヒドラパーンヘッダーのロー・オ・ザー・リ。「ロード・オブ・ザ・リング」に題材を取っているのは明らかで、ブラジラが為そうとしている「ネガー・エンド」も、恐らく「ネバーエンディングストーリー」だと思うので、ブラジラ編はファンタジー映画でしっかり統一されているわけです。</p>
<p>　今回は、ゴセイナイトが第三の楔だという、ブラジラの虚言に踊らされるゴセイジャーの姿を描くものではあるのですが、その辺りは引きとしては非常に弱いです。メインはあくまでゴセイナイトを取り戻すアラタの姿。しかしながら、ゴセイナイトが第三の楔だという話を信じ、真の第三の楔であるロー・オ・ザー・リをまんまと倒させてしまうのですから、ブラジラの作戦は成功したわけで、ブラジラの奸智に長けた様子を描くことには、一応成功しています。</p>
<p>　ただ、見た目で言えばどう考えてもロー・オ・ザー・リの方が楔になりそうなのに、全く思慮なく倒してしまうゴセイジャーには、相変わらず理知的な部分が感じられません。ハイドをフィーチュアした時だけ、彼の知性が発揮されるのがパターンとなっていて、他のシーンであまり活かされないのは残念です。この辺りの不徹底さが、深みの不足を生んでいると言えるのではないでしょうか。</p>
<p>　前回、呆気無く作戦の肝の部分を喋ってしまうブラジラに、大変失望してしまった私でしたが、今回の「逆囮作戦」とも言うべき展開には、ちょっと感心しました。これなら喋っても問題ないと。</p>
<p>　ところが、違和感は消えないまま。その違和感の正体は、ゴセイナイトを倒せない理由が、ゴセイジャーの仲間という面と、楔にしてはいけないという面で二重化してしまう事にあると思います。そう、どちらにしてもゴセイナイトを倒せない事には変わりないわけで、どういうシチュエーションになっても、結局ゴセイナイトを倒すことは出来ないのです。ここに、緊張感が生まれる事はありません。</p>
<p>　確かに、倒せない理由が二重化した事で、アラタが自己犠牲に近い行動を起こし、結果的に両方の理由(片方は勘違いしたままですが)をクリアした時、そこにカタルシスが発生したのは間違いない処。完全に納得は出来ないまでも、構成的には間違いなかったという、何とも中途半端に賞賛しなければならない感じになってしまいました。</p>
<p>　そうそう、スカイック繋がりで、久々にエリの「天使の歌声」が聞かれたのは、嬉しかったですねぇ。望を回復させる為に使われるというシチュエーションも抜群。天知博士の眼前での出来事というのも実に良かった♪</p>
<p>　しかし、この天知博士の扱いが、どうにもぞんざい。</p>
<p>　天知博士がエリ達の素性を「知っていた」と明かされた時、私としてはもう鳥肌モノ寸前だったわけですが、その時期が「マスターヘッドに憑依される時」だったとは…。</p>
<p>　マスターヘッドが天知博士に憑依し始めた時、その「承諾」を望が行った事になっていたのを覆しもしていますし、時期的に憑依の時と言われても、驚きは殆どない。</p>
<p>　やっぱりここは、物語当初からちゃんと気付いていて、密かに若き護星天使達を影で支えていたと分かる方が、はるかに感動的だったと思うのですが…。ず〜っと気づかないふりをしていた奥ゆかしさがあれば、これまであまりパッとしなかった天知博士に、相当な深みが与えられた筈。誠に残念至極に存じます…。</p>
<p>　次回予告では、またアラタ受難！？</p>
<p>　土壇場も土壇場でレッドをフィーチュアし過ぎでしょう(笑)。まぁ、それもまた一興。最終回まで、天使のような優しさで見守ろうではございませんか。</p>
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		<item>
		<title>epic47 「地球救星計画の罠」</title>
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		<pubDate>Tue, 18 Jan 2011 09:10:18 +0000</pubDate>
		<dc:creator>SirMiles</dc:creator>
				<category><![CDATA[Epic]]></category>
		<category><![CDATA[ゴセイジャー]]></category>

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		<description><![CDATA[　ブラジラ編も三話目。通常の長丁場ならば、三話目あたりで方向性が固まってくるのですが、このブラジラ編も方向性が見えてきた気がします。 　しかし、残り話数も少ないんだから、三話目でディレクションが見えてくるってのは、遅いの [...]]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p>　ブラジラ編も三話目。通常の長丁場ならば、三話目あたりで方向性が固まってくるのですが、このブラジラ編も方向性が見えてきた気がします。</p>
<p>　しかし、残り話数も少ないんだから、三話目でディレクションが見えてくるってのは、遅いのではないでしょうか(笑)？</p>
<p>　見えてきた部分の筆頭は、ブラジラのポジション。仲間の護星天使の命を奪い、仲間の天装術を手中に収めるという悪虐振りが語られる事で、彼の「ダーク」な部分が明らかになりました。というわけで、彼が「崇高な勘違い天使」ではなく、「キリスト教的な囁く悪魔」でもなく、「卑怯な悪ボスの典型」であることが固まりました。つまり、一年間引きに引いてきた興味を、ごく普通のボスキャラに置き換えてみせた事により、結構ノーマルな展開の戦隊に落ち着いたと。</p>
<p>　そして、もはや物語の「引き」の部分は、ブラジラの行動が云々よりも、むしろゴセイナイトがどうなるかの方に集約されており、ブラジラはかなりの部分で狂言回しに徹する事になったと思われます。</p>
<p>　なので、今回は望が重傷を負うとか、地球救星計画のあらましがゴセイジャー達に露見するというトピックがありつつも、ゴセイナイト編のプロローグといった趣が強い。やっている事が壮大(でもないけど)の割に盛り上がらないのは、こんな事情があるからでしょう。</p>
<p>　今回は古代の護星天使のビジュアル等もあって、結構楽しめました。が、終盤になっても解決不能な問題はあるようで…。</p>
<p>　その辺りは続きの方で。</p>
<p><span id="more-176"></span></p>
<p>　今回登場のダークヘッダーは、ユニベロスヘッダーのバリ・ボル・ダラ。</p>
<p>　前回のナモノ・ガタリが「ナルニア国物語」、今回のバリ・ボル・ダラは「ハリー・ポッター」、次回まで引っ張るロー・オ・ザー・リーは「ロード・オブ・ザ・リング」なので、意図的にファンタジー系大作映画から題材を取っている事が分かります。また、後から登場するものほど、頭の数が増えていくのも面白い処でしょう。</p>
<p>　今回感心したのは、前回文句を言いまくった「ヘッダー形態がない」事に関する回答があった事です。というのも、バリ・ボル・ダラとロー・オ・ザ・リーが変形し、ブラジラの両腕に合体するというシーンが用意されていたからです。</p>
<p>　厳密には、ヘッダーの形態とは言えないかも知れませんが、ほぼ頭だけになって飛び回ったり、武装として使用されたり、何となくヘッダーとして描写されていました。これには、何だか少し嬉しくなってしまったり。やっぱり、敵味方が共通のインターフェイスを持っているというのは、ワクワクしますからね。…と言いつつ、例を挙げようと思ったらなかなか思いつかなかったり。唯一思い付いたのは、トランスフォーマー初期の「スクランブル合体システム」。特に販促OVA版がワクワク致します。</p>
<p>　ところが、このワクワク感があんまり生かされていないんですね。やっぱり。</p>
<p>　色々と指摘出来るんですが、最もイヤな感じだったのは、ヘッダーを「下僕」と称するブラジラに対し、護星天使が「仲間」だと反論するくだり。</p>
<p>　本シリーズの典型的な悪い面が出てしまったのが、ここでした。</p>
<p>　これって、一見納得出来るような気がしますけど、ゴセイジャーがヘッダー達を「仲間」と称するのは自然としても、そういう扱いをした印象があるかと言うと、それは否ではないでしょうか。</p>
<p>　巨大戦ではヘッダーをガンガン打撃武器として使っているし、等身大戦でも特に道具以上の描写が見られるわけでもなし。ミラクルゴセイヘッダーとの邂逅と、ゴセイナイトとの関わりを前提としている作劇なのでしょうけど、唐突に感じられても仕方ないように思います。</p>
<p>　で、前述の「悪い面」の話ですが、要するにゴセイジャーもブラジラも、ヘッダーの扱いは大して変わらず、単に関わり方を言葉の違いとして表現するしかない状態なので、ストーリーに入り込んで行ける要素に乏しいのです。この「言葉の違いとして」という点が重要で、本シリーズは重要な事をセリフだけで済ませてしまう場面が、実に多いんですね。</p>
<p>　今回、このヘッダーの件に関わらず、相変わらずグタグダと微動だにせず議論を重ねるシーンがありましたが、ラジオドラマじゃないんだから…と思ってしまいました。マジスを引き合いに出して、激昂してしまうハイドはとっても良かったんですけどねぇ…惜しい！</p>
<p>　もう一つ、決定的にダメダメな部分がありました。それは、地球に打ち込まれる三本の楔の件です。</p>
<p>　全部日本に打ち込まれるという、スケール感の無さがイマイチなのはいいとして、折角望の口を封じてまで二本目の楔の打ち込みを成功させたクセに、最後の楔を打ち込む前に全貌をバラしてしまうブラジラって一体…。この後全力でゴセイジャーが阻止にかかるのは、ストーリー上必須なので、この時点で計画のあらましを把握しておく必要はありますけど、それにしてもブラジラが語る必要は全く無いでしょう。というより、語っちゃマズいでしょう(笑)。</p>
<p>　一気にシラケてしまった諸兄諸氏は多いのではないでしょうか。</p>
<p>　それに、「実はブラジラの計画に加担していた」というロジックも実に弱い。ゴセイパワーを込めて云々という説明を、またセリフでやっちゃう。最終編はシリーズの集大成ですが、悪い部分の集大成をやっちゃったのでは、もう何とも…。相変わらず、悔しがるスーツアクターさんの演技とか、キャスト陣の声の宛て具合とかは、非常に素晴らしかったのですが。</p>
<p>　次回はアラタのいい表情が沢山見られそうなのですが、期待より不安の方が上回ってしまっている私でございます。</p>
]]></content:encoded>
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		</item>
		<item>
		<title>epic46 「狙われたゴセイナイト」</title>
		<link>http://www.sirmiles.com/goseigers/173.html</link>
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		<pubDate>Sun, 09 Jan 2011 15:13:51 +0000</pubDate>
		<dc:creator>SirMiles</dc:creator>
				<category><![CDATA[Epic]]></category>
		<category><![CDATA[ゴセイジャー]]></category>

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		<description><![CDATA[　遅ればせながら、謹んで初春のお慶びを申し上げます。 　今年は戦隊35周年という事で、色々と盛り上がりそうな情報が飛び交っておりますが、個人的には、HGUC並の完成度を持った、初期戦隊ロボのプラモを出して欲しいところです [...]]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p>　遅ればせながら、謹んで初春のお慶びを申し上げます。</p>
<p>　今年は戦隊35周年という事で、色々と盛り上がりそうな情報が飛び交っておりますが、個人的には、HGUC並の完成度を持った、初期戦隊ロボのプラモを出して欲しいところです。</p>
<p>　はい、一番実現しそうにない事を言ってしまいました。</p>
<p>　というわけで、新年最初のゴセイジャー。年末に正体を現したブラジラが、本格的に動き出します。</p>
<p>　このブラジラ周辺の事情もチラリと語られる上、ゴセイナイトのおかれた状況もかなり危機的なのですが、残念ながら、あまり危機感を感じられない。まぁ、これはいつもの事で、危機を感じている様子がセリフから語られるのみであり、護星天使達は通常のノリで明るく振舞っているわけで。</p>
<p>　唯一渋い顔をしているのがアラタだけ。故に浮きまくっているという可哀想な状態。年明け早々、大丈夫なのかと心配するような出来だったと思いますが…。</p>
<p>　東映ヒーローファンならば、ニヤリとするような展開だったのは収穫。</p>
<p>　続きではそのあたりを。</p>
<p><span id="more-173"></span></p>
<p>　ブラジラは、「ダークヘッダー」なるものを繰り出してくる様子。今回のダークヘッダーは、オルトウロスヘッダーのナモノ・ガタリ。</p>
<p>　私、ブラジラは悪に染まったわけではなく、手段と目的が完全にすり替わった「崇高な勘違い天使」だと認識しているので、「ダークヘッダー」というネーミングには違和感があります。そして、データスが「邪悪な反応」としてキャッチするのもヘン。</p>
<p>　かつて最強の護星天使であったブラジラに使役されていたヘッダーならば、護星界純正品だろうし、当のブラジラにしても、単に未完成の天装術で時を超えた所為で、姿がワルモノっぽくなっに過ぎない。つまり、邪悪である必要がないわけです。敵という存在を邪悪としてフォーカスしなければ、ストーリーが組み立てられないとしたら、それは非常に寂しい事です…。</p>
<p>　ただ、ウォースター時代はともかく、幽魔獣の時代の行動は明らかに「悪いヤツ」そのものなので、ブラジラ自身邪悪な思念に染まっていると考えても良いとは思います。でもきっと、ロボゴーグに改心を促したような行動を、ゴセイジャーは取らないんだろうなぁ。一貫性ないもんなぁ(笑)。</p>
<p>　あと、ダークだろうが何だろうが、ヘッダーの定義そのものが気に入らない。</p>
<p>　ヘッダーなら、ゴセイナイトのようにヘッダーの形態が存在すべきでしょう(<span style="font-size:x-small;">もしかして、巨大戦の後に出現したドリル状の物体がヘッダー形態？</span>)。そして、ゴセイナイトと知り合いで、ヘッダー同士の悲しい戦いだとか、盛り上げポイントも沢山思いつくのに、何にもないただの怪人…。もう、ツッコむ気力も失われますな。</p>
<p>　ところで、このナモノ・ガタリが貢献している点は、前述の「東映ヒーローファンならば、ニヤリとするような展開」でした。</p>
<p>　そう、強力怪人の攻略法を探るという、あのパターンですよ。</p>
<p>　どうすれば倒せるかという分析、もしかしてという気付き、具体的な作戦は実際に倒すまで明かさない。これらの王道パターンがバッチリ盛り込まれていたわけです。</p>
<p>　今回は、そこに「互いの姿が見えなくても、同じタイミングで攻撃出来る兄妹」という要素が盛り込まれ、盛り上がり度もアップ。普段は、作戦等考えずに突進あるのみのランディック兄妹が、理知的に(つまりハイドの領分を奪って)アナライズする意外性も抜群でした。</p>
<p>　まぁ、何で完璧に同じタイミングで角を折らないとダメなのかは、よく分かりませんでしたが(笑)。</p>
<p>　それでも、王道展開を巧く消化してアクション性が高かったのは、非常に嬉しい処でした。アクションの見せ方や組み立て方は、相変わらず素晴らしかったですし。ブラジラとゴセイナイトの対決が光線技の応酬だったのに対し、クライマックスのバトルが体術を駆使したものだったのも、コントラストが効いていましたね。</p>
<p>　もう一つ、王道なシーン作りがあって、それはゴセイナイトを捜し回るシーン。BGMが大きめの音量で鳴り響く中、セリフが一切無いまま、焦りの表情を浮かべながら走り回っているというシーンです。</p>
<p>　明らかにエリのウエイトが高かったのは、演出の趣味っぽいですが、もうこれは「太陽にほえろ！」等で多用された確かな手法ですから、私なんかは思わず身を乗り出してしまったわけです。勿論、「捜査」の多かった初期戦隊や宇宙刑事等でも多用されていました。いいですねぇ、こういう伝統的で普遍的な演出手法は。サスペンスフルなシーン作りを実現しています。</p>
<p>　というわけで、何とも微妙なエピソードでしたが、最後に一言。</p>
<p>　新年の女性陣の晴れ着がないとは何事じゃ！</p>
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		<title>epic45 「救星主、誕生」</title>
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		<pubDate>Wed, 29 Dec 2010 13:12:25 +0000</pubDate>
		<dc:creator>SirMiles</dc:creator>
				<category><![CDATA[Epic]]></category>
		<category><![CDATA[ゴセイジャー]]></category>

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		<description><![CDATA[　恒例の総集編ですよ。 　基本的に年末商戦も終わっているので、いかにも静かな感じで進行。年越し準備に楽しく追われる一同の様子がいい感じです。 　しかし、本編より総集編の方がグイグイ引き込まれてしまうってのは…(笑)。 　 [...]]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p>　恒例の総集編ですよ。</p>
<p>　基本的に年末商戦も終わっているので、いかにも静かな感じで進行。年越し準備に楽しく追われる一同の様子がいい感じです。</p>
<p>　しかし、本編より総集編の方がグイグイ引き込まれてしまうってのは…(笑)。</p>
<p>　ある意味、本シリーズを象徴するような、今年最後の一本だった感があります。</p>
<p><span id="more-171"></span></p>
<p>　総集編にしては珍しく、敵側を前面にフィーチュアした構成に。</p>
<p>　当然、今回のメインは、ブレドラン、武レドラン、ブレドRUNの変遷を辿った「救星主のブラジラ」。遂に正体を現しましたが、いわゆる予想の大勢を占めた「堕天使」には該当しませんでした。</p>
<p>　「堕天使」は、神に背いて現役の天使と戦争をした存在ですから、ブラジラは別に護星天使と戦った過去があるわけではないし、「堕天使」となるならば、これからという事になります。</p>
<p>　それにしても、ブラジラの変遷が縦糸としてまとめられると、重厚なストーリーの軸を持ったシリーズに見えてしまうのが凄い(笑)。総集編マジックとは、正にこの事です。</p>
<p>　しかし、このブラジラ氏、ロボゴーグに拾われなかったら、こんなに高笑いする事もなかった訳で、それを考えると、随分お茶目な人だなぁ、と。マトリンティスの設備もしっかり頂いているので、この人(？)はロボゴーグ閣下に相当感謝しなければなりませんねぇ。</p>
<p>　今回の注目すべきトピックとしては、天知博士にマスターヘッドの魂が乗り移る事。</p>
<p>　天知博士の使い処がようやく確保出来たといった感じで、もっと早くても良かったのではないかという印象はなきにしもあらず。ただ、髭が変化するというアイディアは秀逸で、少々笑える要素を導入したバランス感覚が良好なイメージを作り出しています。</p>
<p>　ゴセイナイトの望に向けた「さらば」の意味は、そして、マスターヘッドに口止めしたエピソードとは…？</p>
<p>　新年への引きも十分でしたね。</p>
<p>　では、来年もよろしくお願い致します。</p>
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		<title>epic44 「究極の最終決戦」</title>
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		<pubDate>Mon, 20 Dec 2010 04:10:49 +0000</pubDate>
		<dc:creator>SirMiles</dc:creator>
				<category><![CDATA[Epic]]></category>
		<category><![CDATA[ゴセイジャー]]></category>

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		<description><![CDATA[　究極かどうかはさておき、ロボゴーグ閣下の出自についてはさておき、ぶっ潰すと宣言しつつ改心を迫るアラタの「？？？」ぶりはさておき(笑)、とにかくブレドRUN万歳の、マトリンティス編最終回。 　はっきり申し上げれば、ブレド [...]]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p>　究極かどうかはさておき、ロボゴーグ閣下の出自についてはさておき、ぶっ潰すと宣言しつつ改心を迫るアラタの「？？？」ぶりはさておき(笑)、とにかくブレドRUN万歳の、マトリンティス編最終回。</p>
<p>　はっきり申し上げれば、ブレドRUNに「救済セル」を使わせようとするシーンあたりからが本編で、それより前は豪華な映像特典。</p>
<p>　その「豪華な映像特典」は、年末商戦をターゲットとした武器ロボット大登場であり、アクションの見せ場としても申し分はないと思います。あらゆる攻防が一進一退を繰り返す緊張感はなかなかのもので、前回のように途中で長い会話が挿しはさまれる事もなく、テンポは良かったと思います。ただ、クドさはあったかと。</p>
<p>　メタルAの扱いは、割とあっさり目でしたが、まぁ残り話数も少ない事だし、このぐらいで丁度良かったのではないでしょうか。</p>
<p>　今回は良い部分と悪い部分の落差が激しすぎた感はありますが、あんまり語れる部分もないので、続きの方はメタルAと同様、あっさり目とさせて頂きます。</p>
<p><span id="more-169"></span></p>
<p>　マトリンティス編を総括して思うのは、ウォースター編、幽魔獣編と同様、これまでのシリーズで1年間かけて描かれていた要素を、ダイジェスト的にさらっていたという事。</p>
<p>　特にマトリンティスに関しては、その組織規模の矮小さ、個性をかろうじて発揮出来たのがメタルAのみという状況から、ダイジェストの印象が強いものとなっています。幹部の首領への反目、幹部同士の愛憎劇など、尺が長ければ充実しているであろう要素を、記号的に導入して短くまとめているわけです。</p>
<p>　したがって、意外性もなければ深みもない。結構寂しい感じが漂っているのは、こういった問題が表面化したものだと思います。</p>
<p>　描けている深みの部分がないので、今回のようにいきなりロボゴーグの出自を語り、それを聞いたアラタが改心の可能性をセリフだけで語り、ロボットに乗ったまま説得を始めたりと、まるでキッズ向けの編集版ビデオを見ているような感覚。そう、今シリーズはスーパー戦隊のストーリーサンプルを、編集版ビデオのように振り返るダイジェスト戦隊だったわけです。次の戦隊が「<span style="color:#1e1e1e">ストーリーだけでなく、キャラクターでそれをやっちゃう</span>」という情報が既に入ってますが、その前にストーリーを…という事だったのかも知れません。</p>
<p>　今回の一番の問題は、前述の「アラタが改心の可能性をセリフだけで語る」という部分で、他のメンバーが一様に「許すまじ」を貫いているのに、何をトチ狂ったのかと戦慄を覚えてしまいました。確かに、護星天使の博愛主義をアラタが体現しているが故の発言なのは分かりますが、それならば、それに向けたお膳立てというものが必要でしょう。残念ながら、ここで一旦ストーリーの勢いがスポイルされてしまうのでした。</p>
<p>　さて、もうブレドRUNについて言及してしまいます。</p>
<p>　正直、ブレドRUNがどうなろうと、もう驚くことはなく、そのままマトロイドとして消滅しても、何ら違和感はなかったわけです。</p>
<p>　しかし、前回、ゴセイナイトのレオンセルラーが封印されていなかったり、メタルAがブレドRUNの記憶について暗躍していたような雰囲気があった事から、想像していたブレドRUN陰謀説が見事に的中した喜びはありました。なので、劇中の意外性はほぼ皆無でしたが、単純に私の予想が当たっていたという点で、画面に引きこまれてしまったという、何とも個人的なお話で申し訳ございませんな展開で(笑)。</p>
<p>　ただ、ブレドRUNが記憶を奪われたまま、何故メタルAに取り入って記憶を取り戻すまでに至ったのか、そこまでは予想しませんでした。しかも、それが「本能」という言葉で説明されるとは！</p>
<p>　まぁ、マトリンティス編での彼の扱いの酷さは、何度も言及していますし、それ故に、ロボゴーグとメタルAを何の迷いもなく滅ぼしてしまった事に対して、ある種のカタルシスを覚えてしまうのも仕方ない処。が、その為にメタルAを容赦なく斬り捨てるシーンに関しては、カタルシスの方が悲哀よりも上になってしまい、護星天使達が「酷い」と呟くにはインパクトが薄かったかなぁ、と。</p>
<p>　なので、ブレドRUNが本当に非道いヤツかどうかは、今ひとつ伝わっていないような気がするのです。</p>
<p>　その原因を突き詰めれば、やっぱりダイジェスト的な構成による、キャラクターの浅さに行き着くわけで…。</p>
<p>　さぁ、ブレドRUNの正体は、大方の予想通りなのでしょうか。それとも？</p>
<p>　そして、天知博士がどう動くのか？</p>
<p>　とりあえず、最終編に期待してみましょう！</p>
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		<title>epic43 「帝国総攻撃」</title>
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		<pubDate>Tue, 14 Dec 2010 03:39:28 +0000</pubDate>
		<dc:creator>SirMiles</dc:creator>
				<category><![CDATA[Epic]]></category>
		<category><![CDATA[ゴセイジャー]]></category>

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		<description><![CDATA[　何だか史上最小規模の「帝国」を急いで片付けてしまうような、そんな大急ぎの最終戦序章。 　印象で言うと、「仮面ライダーV3」のキバ一族とかツバサ一族みたい(笑)。 　まぁそれはそうとして、ビジュアル的には、ほぼ全編アクシ [...]]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p>　何だか史上最小規模の「帝国」を急いで片付けてしまうような、そんな大急ぎの最終戦序章。</p>
<p>　印象で言うと、「仮面ライダーV3」のキバ一族とかツバサ一族みたい(笑)。</p>
<p>　まぁそれはそうとして、ビジュアル的には、ほぼ全編アクションで押しまくる展開で大満足。ドラマは二の次。</p>
<p>　なので、あんまり語る事はありません。続きを書くのもやめようかと思いましたが、とりあえず…。</p>
<p><span id="more-167"></span></p>
<p>　今回は「帝国総攻撃」という大仰なサブタイトルがついているので、沢山のマトロイドが出てくるのかと思いきや、瞬殺要員としてショートのザンKT3(ケーティースリー)が出てきたのみ。初回マトロイドのリファインということで、インパクトも何もなく。</p>
<p>　これまでのマトロイドがわんさか出てくるようなシーンを期待してたんですが。まぁ、全部出てきても、「メタルダー」のネロス帝国勢揃いシーン(バブル景気の賜物)の方が、はるかに規模が大きいんですけれども。</p>
<p>　総攻撃の実質的な尖兵はブレドRUNで、ロボゴーグ閣下が出陣する前に、ゴセイジャーとゴセイナイトの天装術を封印する役割を担っています。このブレドRUNとのバトルシーンが実に素晴らしく、単なるメタルAの相手役として復活したのではない、プライドを見せてくれた感があります。</p>
<p>　ちなみに、メタルAとの関係は、憐れみとか同情といったネガティヴな感情で説明されていて、このまま深く掘り下げられる事もなく、消化されてしまうのかなぁ…といった印象。ブレドRUN自身にしても、このままでは本来のブレドランとしてのアイデンティティを取り戻すかどうか微妙で、結局、ただ出てきただけのキャラクターになってしまう危惧も。</p>
<p>　なお、ブレドRUNが完全にレオンセルラーを封印出来なかったのは、ロボゴーグの計算ミスとかブレドRUNのロースペックが原因というより、むしろ深層に残存したブレドRUN本来の目的意識が、ロボゴーグ打倒に繋がるチャンスをわざと作り出したと解釈した方が自然な感じです。ここは是非後々の展開に引っかかって欲しい処ですね。</p>
<p>　今回はアラタのセリフにもあったように、ゴセイナイトも含めて「俺たち6人」というお話でした。これが演出の組み立ての確かさによって見事に印象づけられていた為、ゴセイナイトが自らを犠牲にして護星天使達に立ち上がる力を与えたシーンは、説得力抜群。今回の白眉と言えるでしょう。</p>
<p>　ところが、前後の時間的な流れは、やや散漫。ロボゴーグが「厄災のデストラクション」を破られてから、ゴセイジャーとゴセイナイトが延々とおしゃべりをし始めてしまうのは、何とも…。勿論、セリフの中身はテーマ性が色濃く、一字一句たりとも省略できない凄味がありましたけど、ロボゴーグがボーッと見ている気がして、何とも言えない気持ちになってしまいました。</p>
<p>　一応、その間、閣下はブレドRUNを踏みつけて詰っていたんですけど、ゴセイジャー達の会話の長さをカバー出来る程のものではありませんでした。ホントに蛇足ですが、カミーユ・ビダンがヘンケン館長に踏みつけられている図だったわけですな。中の人的には。</p>
<p>　特記事項としては、OP、ED共に、二番が使用された事。恐らく、終盤を盛り上げる意図でしょう。</p>
<p>　もう、次回でマトリンティス編を終わらせてしまうのかな？</p>
<p>　申し訳ございませんが、私事にて筋肉痛が酷いので、短文にて失礼いたしますm(_ _)m</p>
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		<title>epic42 「情熱的ハイド」</title>
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		<pubDate>Wed, 08 Dec 2010 09:10:17 +0000</pubDate>
		<dc:creator>SirMiles</dc:creator>
				<category><![CDATA[Epic]]></category>
		<category><![CDATA[ゴセイジャー]]></category>

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		<description><![CDATA[　やっぱりハイド編はいいなぁ。 　ハイド編は、いじりがいのあるキャラクターであるハイドを立ち回らせる事で、笑いをとるというパターンが多かったのですが、今回はシリアス編。いわば、クソ真面目なハイドがそれをネタにされる事なく [...]]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p>　やっぱりハイド編はいいなぁ。</p>
<p>　ハイド編は、いじりがいのあるキャラクターであるハイドを立ち回らせる事で、笑いをとるというパターンが多かったのですが、今回はシリアス編。いわば、クソ真面目なハイドがそれをネタにされる事なく、クソ真面目が故に危機を脱していくというパターンになっていて、これが実に味わい深いのです。</p>
<p>　ただ、冷静・冷徹が基本形のハイドを逸脱する形のサブタイトルが付いている事にも明らかなように、ハイドの仲間に対する思いがグッと前に出てくる辺り、やはり最終章へ向けての段取りが感じられます。前回がエリの底なしの優しさを再確認した話だったとすれば、今回はハイドのキャラクターをウェットなメンタル面で強固にするものだったと言えるでしょう。</p>
<p>　一方で、年末商戦に向けたデータスの販促ビデオとしても一級。意外とデータスをフィーチュアした話が少ないのは、それだけデータスが扱いにくいキャラクターであるというより、単なるマスコットに近い存在だったからで、ハイドが機械扱いする発言も仕方なし。今回はマスコット扱いを劇中で批判して見せることによって、データスをゴセイジャーの仲間に引き上げる目的も垣間見えます。</p>
<p>　そんなわけで、今回はあんまりツッコミ処がなかったように見えるのですが、それでもまぁ、あるにはあるわけで。続きをどうぞ。</p>
<p><span id="more-165"></span></p>
<p>　今回登場のマトロイドは、イミテイションのサロゲDT(デーティー)。「ディーティー」ではなく、「デーティー」らしい。</p>
<p>　データスを模したデザインが秀逸で、等身もちょっと高い。しかし、ここまでやるならニセモノではなくて改造されたデータスということにした方が、ドラマ的には盛り上がれたのはないでしょうか。あるいは、データスへの擬態能力を持っていて、スパイを働くとか。</p>
<p>　何となく中途半端になってしまっているのが惜しまれます。デザイン自体はとってもいいんですけどね。</p>
<p>　胸のディスプレイに「DEATH」なんてのが書いてあるのが笑えますが、実際、データスは「です」を語尾に付ける一方、サロゲDTは「DEATH」を付けていて、このあたり、「タモリ倶楽部」の「クイズDEATH」を思わせるんですよね。って、こんなネタ分かる方って、いらっしゃるんですかね？</p>
<p>　なお、このサロゲDT誕生に至るまでには、実際にデータスの拉致・解析が行われていて、その拉致に至るまでの流れが割と杜撰(笑)。</p>
<p>　まず、失敗続きのメタルAは、ロボゴーグから作戦立案を禁止されます。というわけで、今回のメタルAとブレドRUNは、完全にロボゴーグの作戦通りに動く役割。この二人が、国際会議の会場をミサイルで爆破するという脅迫を仕掛け、代わりにデータスを引き渡すよう要求します。</p>
<p>　結局、データスは自ら敵の手に落ちるんですけど、このシーンでは、ハイドの「機械」発言がちょっとだけ作用しているんですよね。しかし、この時はハイドの態度にショックを受けているように見えるデータスですが、実はハイドの事をよく分かっていて、自ら捕まりに行ったという事らしい。何だかチグハグというか、後から辻褄を合わせた感じが拭えません。</p>
<p>　そのハイドの「機械」発言は、恐らくゴセイナイトも含めたゴセイジャーの中で、最もハイドの思考パターンがマトリンティスに近いという、危うさを持たせたものだと思うのですが、単に発言に対する無思慮さの発露として処理されてしまったのは、ちょっと残念。やっぱり、後から辻褄を合わせている感じがします。</p>
<p>　つまるところ、ハイドは元からデータスを機械などではなく仲間として認識しており、ハイドの行動パターンに照らしてデータスの行動を評価した時に、「機械にも関わらず落ち着いていられないのか」という苛立ちが、「機械」発言となった。そう結論づけられているんですね。</p>
<p>　ということは、この話はハイドのちょっとした発言に、周囲(特にモネ)が振り回されただけの話であり、ハイド中心のシーン以外がやや空疎に感じられるのは、その辺りが原因なのだと思います。</p>
<p>　逆に、メタルAがデータスを、「機械のクセに測定不能値を出した」と評して動揺するラストは良かったんですけどね。</p>
<p>　それと、ミサイルは結局発射され、ゴセイジャーが身を呈して阻止したわけですが、全力で阻止出来るなら、何もデータスを渡す事もなかったであろうという…。今回は話の流れとしてはいいのですが、こういう細かい筋運びがちょっとずつつまずいている印象があります。</p>
<p>　後のデータス水没についてもそうです。</p>
<p>　水分に弱いという事を最大限にアピールしているにも関わらず、水没即再起不能ではなく、ハイドの修理で何とかなってしまうという…。サスペンスとしての仕掛けは、一切無効になってしまってます。</p>
<p>　ただ、このハイドの修理という行為が、「命がけ」かどうかはともかく(笑)、絆の再確認という展開を生み出し、後のドラマに深く影響を及ぼすので、省略不可能。というか、エンディングから逆算して、この辺りも辻褄合わせっぽさが濃厚だったり。</p>
<p>　そういうわけで、やっぱりハイド編として見ると見所沢山なんですが、全体的に散漫でグイグイ引っ張られる類のドラマではなかったのが残念。マジス絡みのメンタルな部分を前面に出した処も、素晴らしかったんですけどねぇ。</p>
<p>　なお、今回オープニングの主題歌が二番になったり、エンディングが多分劇場版仕様の主役陣歌唱バージョンになったり、いよいよお祭りムードも加速中。次回はマトリンティス総攻撃ということで、クライマックス感も加速中。年末という雰囲気が増してきましたね。</p>
]]></content:encoded>
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		</item>
		<item>
		<title>epic41 「爆発！仲間の絆」</title>
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		<pubDate>Thu, 02 Dec 2010 03:59:42 +0000</pubDate>
		<dc:creator>SirMiles</dc:creator>
				<category><![CDATA[Epic]]></category>
		<category><![CDATA[ゴセイジャー]]></category>

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		<description><![CDATA[　エリ編。しかも、感動編。 　クライマックスからラストに至る流れは、ホントに素晴らしかったですね。ちゃんとマトロイドは死んでしまうし、やるせなさを湛えたラストカットも完璧。こういった、ヌルくない話こそ、子ども達に見せたい [...]]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p>　エリ編。しかも、感動編。</p>
<p>　クライマックスからラストに至る流れは、ホントに素晴らしかったですね。ちゃんとマトロイドは死んでしまうし、やるせなさを湛えたラストカットも完璧。こういった、ヌルくない話こそ、子ども達に見せたいと思う私なのであります。</p>
<p>　しかし、心から感動出来ないのが大人の悪い処なのよねぇ。</p>
<p>　さとう里香ちゃんの演技プランと芝居は完璧だったと思います。エリらしさとは何かをよく考えて立ち振舞っていたと思うし、泣き笑いの表情もホントに素晴らしい。はっきり言って萌えました(笑)。</p>
<p>　でも、ここまでやるなら、冒頭からしばらくはエリを孤立させて欲しかったですね。アラタとモネが中途半端に関わるものだから、エリの強い思いがおにぎりに集約されてしまって、何となく底が浅いんです。</p>
<p>　あと、「コロ」と名付けられたマトロイドが豹変した後、グダグダやってしまっているのも、苦悩というよりはモタモタしている感が強く、一旦ストーリーの流れを断ち切ってしまっています。</p>
<p>　「さとう里香ソロムービー」として堪能するなら、断然オススメ。ただし、戦隊モノとして見るなら、やや厳しい。そんな感じです。</p>
<p>　詳しくは続きにて。</p>
<p><span id="more-163"></span></p>
<p>　今回登場のマトロイドは、ニュートラルのアインI(アイ)。多分、「A.I.」から取ったネーミングだと思いますが、「アイーンアイーン」に聞こえて、志村けん御大を思い出してしまい、この点でかなりマイナス(笑)。</p>
<p>　いや、私は志村けんを「カラスの勝手」時代から愛してやまない人間ですけど、こんな真面目な話に「アイーン」が聞こえてくるのはどうかと思うので、やっぱりマイナスです。</p>
<p>　声は山口勝平さんというナイスキャスティング。勝平さんは口数の多いキャラが多いので、今回はアドリヴも出来ずにフラストレーション溜まっただろうな、と勝手に想像してしまいます(笑)。それにしても、朴訥とした少年風のキャラクター、やっぱり巧いですねぇ。このキャスティングには、かなり助けられているのではないかと思います。</p>
<p>　このアインI、実はメタルAによって改造されていて、わざとゴセイジャーの懐へ飛び込ませて、「仲間意識」についてのデータを集めてくるという使命を帯びています。が、アインI自体は無自覚。スパイとしては完璧です。</p>
<p>　何故「仲間意識」にメタルAが興味を持ったのか。それは、メタルAを庇って負傷した事を、ブレドRUNが平然と「仲間を守る為なら当然」などと表現した事が発端です。これまでウォースターやら幽魔獣を平然と罠に陥れてきたヤツがよく言うな、と思いましたが(笑)、まぁ記憶が消去されている事によって、メタルAに対してのシンパシィを抱く素地が出来上がったと、強引に解釈出来ないこともないですな。</p>
<p>　しかしまぁ、これがシリーズ構成の底の浅さを露呈しているとも言えます。</p>
<p>　さて、アインIに、当初は同情心を抱いたエリが、色々と世話を焼くうちに、アインIを友達あるいは仲間として見るようになっていくわけですが、ここでスカイックのよしみでアラタを関わらせたのが問題。</p>
<p>　アラタに関しては、過去へのトリップ事件を通して、仲間への信頼を強固にすると共に、やや典型的戦隊リーダーにシフトした事が、今回「わざわざ」シーンを割いて描かれます。つまり、アラタもハイドの冷静さやアグリの強さを獲得した「島村ジョー」なキャラクターへの成長を匂わせたわけで、クライマックスに向けた段取りとして素晴らしいと拍手したのですが。</p>
<p>　その直後に、慎重論も一切とらず、しかも仲間の意見も殆ど聞かず、形式的にはリーダーの独断が受容される空間で、アインIを天知天文研究所に連れ帰るという「暴挙」に出ます。</p>
<p>　これってどうなんでしょう。やっぱりアラタは変わっていないし、フワフワしたその場のノリでエリを尊重するキャラクターに拍車がかかっている雰囲気を漂わせているのです。これではダメでしょう。</p>
<p>　どんな危険があるか知れない(実際は爆弾を内蔵していた)マトロイドを、大した調査もせずに、よりによって人間の少年である望の家に匿い、データスによる事後調査で済ますとか、もう訳が分かりません。はっきり言って、ヒーローモノとしての段取りは最低レベルだと思います。</p>
<p>　この話のパターンは、剣道仮面、カラクリ怪人、新頭脳ブレイン、クルシメマスオルグ等々、枚挙に暇がないですけど、ヒーロー側の警戒心のなさといった段取りのマズさは、歴代最高ではないでしょうか。</p>
<p>　もう一つの大きな問題として挙げられるのは、アインI豹変後の対応でしょう。</p>
<p>　話の流れとして仕方なかったとしても、今回は完全に地球の安全より自らの感情を優先して行動しています。ゴセイナイトにしても、批判者の立場を完全に忘却していて、ユルいことこの上なし。</p>
<p>　これは「老害」だと揶揄されて仕方のない意見かも知れませんが、昔の戦隊ならば、ここで容赦なく殺しにかかります。しかし、そこにはそこはかとない後悔の念や寂寥感が漂い、カタルシスを望めない展開が待っていたものです。そういう「痛み」がやっぱり必要だと思うし、少なくとも正義の味方として、当然の行動だと思うのです。</p>
<p>　独断で天罰を下せる権限があるのだから、地球に仇なす者は、容赦なく断罪しなさい！</p>
<p>　これが、今回最も感じた事です。</p>
<p>　なお、エリのキャラクター性は、優しさが成分の大半を占めるということが分かったのは、シリーズにとって大きな収穫だったのではないでしょうか。というのも、これはかなり正統派ピンクに近いからです。</p>
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		<item>
		<title>epic40 「ストロング・アラタ」</title>
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		<pubDate>Wed, 24 Nov 2010 09:05:04 +0000</pubDate>
		<dc:creator>SirMiles</dc:creator>
				<category><![CDATA[Epic]]></category>
		<category><![CDATA[ゴセイジャー]]></category>

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		<description><![CDATA[　前後編扱いエピソードの後編ということで、かなりテンポも早く、アクションで押して来た印象です。 　サブタイトルの「ストロング・アラタ」ですが、文字通り「強いアラタ」というわけでもなく、こちらは割と中途半端な感じ。ただ、過 [...]]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p>　前後編扱いエピソードの後編ということで、かなりテンポも早く、アクションで押して来た印象です。</p>
<p>　サブタイトルの「ストロング・アラタ」ですが、文字通り「強いアラタ」というわけでもなく、こちらは割と中途半端な感じ。ただ、過去へのタイムスリップに与えられた理屈からすれば、まぁ、あの処理で問題なかったのかも知れません。</p>
<p>　前回と同じく、過去編の細かい描写はかなり秀逸で、見た目は勿論、セリフにもそれぞれこだわりが感じられて好印象でした。しかし、やっぱりタイムスリップモノとしては、メチャクチャというか、それでいいのか的な…。</p>
<p>　ここはやっぱり、アラタが過去の自分の意識と置き換わるという展開ではなく、あくまで自分自身が過去へ行った方が盛り上がったんじゃないかと思うんですけどねぇ。</p>
<p>　最近、テレビで見た物に関してグダグダ言うのも疲れてきたので(<span style="font-size:x-small;">って毎年言ってますが</span>)、今回も短めで。</p>
<p><span id="more-161"></span></p>
<p>　今回は、良い点と悪い点をはっきり分けてみようと思います。</p>
<p>　まず、良い点。</p>
<p>　これは、過去編の「アラタ以外」の描写の良さに尽きるでしょう。初対面を再現してみせる演出の細かさが光ります。前回も、髪型に変化が付けられているといった、ビジュアル面での描写の良さを挙げましたが、今回はセリフや態度といった芝居の面でも、細かく演出が行き届いていて、率直に「いい仕事」だと言えます。</p>
<p>　そして、その演出をちゃんと受け止めて消化出来る程、キャスト陣の演技力もレベルアップしているのが素晴らしい。こういうシリーズ物、特に戦隊シリーズでは、キャラクターに合わせてキャストも成長していくので、演技に乗せてくる感情も、現在進行形になりそうなもの。しかし今回、世界観を一旦リセットして演技しなければならないという場面に際しても、一切違和感なくこなしている処に感心しました。彼等は間違いなく「過去の彼等」に見えました。</p>
<p>　ここは素直に拍手です。</p>
<p>　それから、これは悪い点を前提とした良い点なのですが、アラタが現代に戻ってきた時に、過去での出来事が「無かった事」になる部分。</p>
<p>　過去編で「正史」と全く違うきっかけによる天装を果たしてしまったので、どうしたものかと思っていましたが、アラタのモノローグだけで片付けてしまいました。このような「不備」は、激しいツッコミの対象となってしかるべきですが、今回に関しては、元々タイムスリップの理屈が理屈ではない状態になっているので、このくらいの処理が妥当だと思います。というより、テンポを崩さない程度の軽い説明がピッタリはまっている印象です。</p>
<p>　そして、クライマックスのバトル。</p>
<p>　ロボゴーグの圧倒的な強さに、ゴセイジャー達が追いついていくといった緊張感も良いですが、何と言ってもメタルAとブレドRUNに、何かのフラグが立っちゃった事ですかね(笑)。敵側の、しかもロボット同士(？)の愛憎劇が描かれると、色々な面で活性化される気がするんですけど。</p>
<p>　巨大戦は、夕陽特撮が超美麗！</p>
<p>　戦隊シリーズで最も変化をつけ難い巨大戦においても、こういうハッとさせるカットが突如出てきたりするので、目が離せません。</p>
<p>　さて、続いて悪い点を。</p>
<p>　最も問題アリなのは、タイムスリップの理屈がメチャクチャだということ。アラタの感情だけが、過去にタイムスリップし、過去の自分に入るというものになっていて、いわば「ドラえもん」の「タマシイムマシン」と同じ状態。「ドラえもん」では、魂をタイムスリップさせるという、オカルティックな理屈を押し通していましたが、今回のアラタのタイムスリップは、その辺りの説明をデータスの口からやたらSFめいたものとして披露した為、実際と理屈に乖離が生じてしまいました。</p>
<p>　データスの理屈だと、アラタは現在のアラタのまま、過去へ飛ばなければならないと思うのですが、過去に来たアラタは、精神こそ現在のアラタなれど、肉体は過去のアラタ。</p>
<p>　ここに中途半端さがあります。</p>
<p>　肉体的にも成長した筈のアラタが、そのまま過去へ来れば、まだ天装すらしたことのない他のメンバーとの差を実感させるような、痛快無比なシーン作りを経て、アラタの成長振りを存分に魅せる事が出来たのではないでしょうか。どうせなら、スーパーゴセイジャーになってバクトフージERを倒して欲しかったくらいです。</p>
<p>　というのも、天の塔の件はいつの間にか忘れ去られてますし、エリ達4人は、あまりに唐突にあっけなくアラタと結束してしまうので盛り上がらず。ここは、思い切って完全にアラタ単独の戦いにしてしまっても、問題なかったような気がするからです。</p>
<p>　ただ、そうするとエピローグにおけるアラタの思いに繋がらなくなってしまうのですが…。</p>
<p>　あと、折角過去に来たんですから、ウォースターの誰かを出して欲しかったですねぇ。新旧ブレドランでもいいし、デレプタは名前だけじゃなくてチラッとだけでも出てくれれば…。</p>
<p>　というわけで、良し悪しがゴチャ混ぜなエピソードでしたが、トータルバランスで言うと、やっぱりちょっと、う～ん…かな(笑)。</p>
<p>　ちなみに、望くん、何？その上から目線(笑)！？</p>
]]></content:encoded>
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		<title>epic39 「エピック･ゼロ」</title>
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		<pubDate>Wed, 17 Nov 2010 03:51:52 +0000</pubDate>
		<dc:creator>SirMiles</dc:creator>
				<category><![CDATA[Epic]]></category>
		<category><![CDATA[ゴセイジャー]]></category>

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		<description><![CDATA[　ブレドラン復活！ 　ブレドRUNと名を変え、姿を変え…。護星天使への怨恨を晴らす為に。 　と言えばカッコイイですが、すこぶる微妙なお話。シリーズでは大変珍しい前後編の構成なのはインパクトがありますが、前後編の前編として [...]]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p>　ブレドラン復活！</p>
<p>　ブレドRUNと名を変え、姿を変え…。護星天使への怨恨を晴らす為に。</p>
<p>　と言えばカッコイイですが、すこぶる微妙なお話。シリーズでは大変珍しい前後編の構成なのはインパクトがありますが、前後編の前編としては、あんまり引っ掛かりもなく、ダラーッと話が進行していく感じです。</p>
<p>　せっかくブレドRUNが復活したにも関わらず、彼自身の意思が奪われているという設定もあって、没個性である上、顔面を見なければ誰だか分からない状態も悲しい。後々、ブレドRUNがちゃんと生かされなかったら、激怒必至ですな、これは。</p>
<p>　そんなわけで続きの方をどうぞ。</p>
<p><span id="more-159"></span></p>
<p>　今回登場のマトロイドは、タイマーのバクトフージER(イーアール)。まぁ、「バック・トゥ・ザ・フューチャー」が元ネタでしょう。</p>
<p>　時間を巻き戻して相手を不利な状況へと追い込むという能力は、古くから繰り返し描かれて来たものですが、今回はビジュアル自体はいいものの、描写が実に不徹底。記憶を保ったまま時間が巻き戻されるとか、いつの時代の特撮モノなのかと言いたくなります。</p>
<p>　とはいえ、同様のシーンを過去の特撮ドラマから挙げてみようと思っても、なかなか見つからないわけで、むしろ「デンジマン」のタイムラーの話といった傑作エピソードが思い出されるわけです。タイムラーの場合、記憶自体がタイムスリップするという重厚な描写でうならせてくれました。また、「サンバルカン」でのタイムモンガーの話では、対象者の先祖の記憶を喚起するという、もうどんなテクノロジーなのか想像すら拒むような設定になっていて、逆に視聴者のツッコミ処を超越してしまうという、思い切った展開を用意していました。</p>
<p>　すみませんね、戦隊初期の話ばかりして…。</p>
<p>　こういったノスタルジーに浸るくらい、今回はダメだなと思いました。残念ながら。</p>
<p>　さて、望の「未来の履歴書」の宿題のくだりでは、護星界にも様々な職業があることが示されます。</p>
<p>　どうやら「護星天使」も職業の一つのようですが、何で皆それぞれ別の夢があるのに、「護星天使」になろうとしたのか、よく分かりません。まぁ、そこは深く考えるべきではないのでしょうけど。また、いつもの如く、アラタだけが曖昧にされているのも気になります。後編への引っ掛かりとして用意されているのかも知れませんが、あえて曖昧にしておく意味もよく分かりませんね。</p>
<p>　そして、サイボーグのブレドRUN。</p>
<p>　復活に至るシークェンスは、描写が実にクールで、マトリンティスの魅力全開となっています。ただ、メタルAがどうやって見つけてきたのか等、全くプロセスが描かれないので、とっても唐突です。あと、メタルA自身がゴセイジャー達の前に姿を現した際に、生きてて当然みたいな反応だったのも微妙過ぎます。シリーズ構成の不徹底には今更言及する事もないでしょうけど、せめて1エピソード前からの繋がりくらいは、考慮して欲しい処です。</p>
<p>　ブレドRUNのデザインは、私の好みだったスマートな出で立ちから、随分変貌を遂げていて、私としては不満。オリジナルの半メカ状態のようなデザインだと、もっとクールだったのになぁ…と思います。</p>
<p>　後半では、アラタが過去にタイムスリップ。</p>
<p>　バクトフージERの能力は、対象の記憶を保ったまま、時間を巻き戻すというものなので、それがアラタ一人に強烈に作用したという意味では、一応筋は通っております。</p>
<p>　この後半部分こそがメインとなるのでしょうけど、前半にクライマックスっぽい部分を持ってきてしまったので、異様なまでに地味展開となってしまい、かなり勿体無い感じがします。</p>
<p>　ただ、過去のシーンは細かい処で異常なほどに徹底していました。というのも、女性陣の髪型がシリーズ展開につれて変化していったわけですが、過去のシーンではちゃんと初期編の髪型に戻っているんですよ。マジスの件に触れたり、まだスカイック、ランディック、シーイックが互いに連絡出来ない状態など、やけに徹底していて時間軸的にリアルなんです。</p>
<p>　時間的にはちょっと前に戻っただけに過ぎないので、大きなビジュアル的変化はなく、どうやって過去と現在を描き分けるかという点で、現場の方々は相当苦労されたのではないでしょうか。</p>
<p>　天の塔が無事という描写と、髪型くらいしかビジュアル面で差を付けられないので、サラッと「ながら見」をしてしまうと、何が起こっているのかよく分からなくなってしまうのは、仕方ないんでしょうね…。</p>
<p>　次回、後編は果たして期待に値するエピソードとなるのか…？</p>
<p>　ちょっと怖いです(笑)。</p>
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		<title>epic38 「アリスVSゴセイナイト」</title>
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		<pubDate>Mon, 08 Nov 2010 09:05:14 +0000</pubDate>
		<dc:creator>SirMiles</dc:creator>
				<category><![CDATA[Epic]]></category>
		<category><![CDATA[ゴセイジャー]]></category>

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		<description><![CDATA[　いやはや結構真面目な話でしたが、面白かったのではないでしょうか。 　マトリンティス編のこんな初盤に、いきなり幹部級のメタルAを戦わせて、しかも敗退させるとは。なかなか思い切った事をしたものです。 　しかも、前回までで繰 [...]]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p>　いやはや結構真面目な話でしたが、面白かったのではないでしょうか。</p>
<p>　マトリンティス編のこんな初盤に、いきなり幹部級のメタルAを戦わせて、しかも敗退させるとは。なかなか思い切った事をしたものです。</p>
<p>　しかも、前回までで繰り広げられた、ゴセイナイトとの会話を因縁と捉え直して縦糸とするなど、「ゴセイジャー」の中ではとりわけ巧さが感じられる構成。そこに、やはりゴセイナイトとの関係性を深化させている望を絡ませ、ゴセイナイト単独のドラマとしても成立させているのは、いい感じです。</p>
<p>　ゴセイナイトの人間に関する理解度は、まだまだゴセイジャー達に及ばないものの、マスターヘッドという精神的なアイコンを失った今、ゴセイナイトこそがゴセイジャーを導く存在を担っている感があり、今回はその辺りの関係をピックアップして、違和感のない程度に具体化していたように思います。</p>
<p>　一方で、天知博士の奥方である「裕子さん」の存在が初めて紹介されます。</p>
<p>　望には母親の存在が希薄に感じられる(というより、自身のキャラクターの輪郭がボヤケている)為、「天知家のお母さん」の存在が関心を寄せられる機会も少なかったのですが、漠然と、離婚か死別かといったバックグラウンドを想像させていました。</p>
<p>　しかし今回、はっきりと「多忙な人」という説明によって存在が確認された事により、これからのストーリーテリングに影響する可能性もあります。</p>
<p>　でも、やや唐突だなぁ…。</p>
<p>　極めて私事ですが、行事が色々とあって疲労気味なので、続きの方はちょい短文で。</p>
<p><span id="more-156"></span></p>
<p>　今回、ゴセイジャーやゴセイナイトと戦闘を繰り広げたマトロイドは、エージェントのメタルA(アリス)。</p>
<p>　ロボゴーグによって一番初めに生み出された「特別ハイスペックな」マトロイドを自認している、クールな女性幹部です。</p>
<p>　メタルAの声や仕草に関する評判は上々。タブレットのようなもので適宜現状分析を行うなど、マトリンティスの特徴を最も体現しているキャラクターだけあって、その重要度はかなり高い。それだけに、今回その他大勢のマトロイドと同じような扱いになっていた事には大いに驚かされました。</p>
<p>　ただし、強さという面では完全に他のマトロイドを凌駕しているのは確か。スーパーゴセイジャーといえども、剣の一振りで撃退する程の実力です。</p>
<p>　その割には、交通網を混乱させるという、東京近郊だけに有効な作戦を展開し、悦に入っているのがツッコミ処。しかも、「人類など少し数が減った方が良い」等とセリフで説明しちゃってますから、言動不一致なのは如何ともし難い部分です。こういう大言壮語な傾向は、何も「ゴセイジャー」だけではなく、昔からある話ですが、マトリンティスには硬質な魅力があるので、のほほんとした言動不一致の曖昧さがあると、違和感があるんですよねぇ。</p>
<p>　このメタルA、物凄く強いので、どう対処するのかと見ていたら、結局ゴセイナイトが人間への理解を深める事でその使命感を昇華させ、これまでにない力を発揮するという流れでした。ここに至るまでの、望との交流話が割と丁寧だったので、納得出来る流れになっていると思います。</p>
<p>　一方、メタルAによって「裕子さん」の乗ったとおぼしき特急列車が危機に陥り、ゴセイジャーが何とか助けようとするくだりでは、ゴセイナイトの「諦めるな」という、奮起を促すゲキが飛び、同時に望の強い願いがゴセイジャーに奇蹟・ゴセイワンダーをもたらすという展開。</p>
<p>　「ゴセイジャー」における奇蹟は、何度も述べたように「降ってくる」ものですが、今回ははっきりと出所が望であるとされており、その意味で特殊であり、かつ望のシリーズにおける重要性を高めたと言えるでしょう。残念ながら劇場版は未見なので、ゴセイワンダーの登場は「裕子さん」並に唐突な印象でしたが…。</p>
<p>　で、その「裕子さん」に関して。</p>
<p>　まずその呼称ですが、とりあえず問題ないのではないでしょうか。確かに望は天知博士を「お父さん」と呼んでいるので、「お母さん」と呼ばないのは違和感がありますが、最近では親を特殊な呼び方で呼んでいる家庭もそんなに珍しくはないので、いいでしょう。</p>
<p>　この呼び方に関しては、母親の存在をミステリアスに見せるという意味合い(および、天知博士が尻に敷かれているという意味合い)があるものと想像出来ますが、今ひとつ成功していないような。</p>
<p>　また、数々の伝説をゴセイジャー達が聞かされているというくだりも、今ひとつ。このエピソードの為だけに、急遽でっち上げたような唐突感に満ちていて、ちょっと感心しません。こういうくだりを用意するならば、もっと前から種を蒔いておくべきだし、逆にアラタ達が一切「裕子さん」の存在を知らない方が良かったように思います。</p>
<p>　しかし、望自体のドラマは結構良かったんですよね。</p>
<p>　天知博士にはゴセイジャーの事を明かせないから、一人で一生懸命祈り続ける。この姿に感動を覚えます。また、ゴセイナイトにより接近していく爽やかな人情劇の展開も○。母親の死に直面する恐怖をゴセイナイトに打ち明け、ゴセイナイトの望に対する心境に、明らかな変化をもたらすなど、静かで素晴らしい演出も見られます。中盤までの完全なる傍観者的視聴者の代表から、マトリンティス編で随分と変貌を遂げており、やっぱりレギュラーキャラはこうでなくては、と思いますね。ただ、若干空疎に見えてしまうのは、これまでの望のキャラが浮いたままだったから仕方のない処でしょう。望だけに関して言えば、まだ1クール目ですから(笑)。</p>
<p>　ところで、メタルAの復活は想定内でしたが、ロボゴーグによる理由の説明が素晴らしいものでした。曰く、「データの回収に必要な事をしただけ」。メタルAを「ロースペック」と言い放つ辺りなど、悪らしい痛快さがありました。また、幹部級でありながら破壊され、幹部級である故に容易に組み立て直されるという、機械系組織ならではの不気味さも感じさせていて、今回のメタルAの在り方は、マトリンティス編の在り方の指標となるものだったと言えるでしょう。</p>
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		</item>
		<item>
		<title>epic37 「エキサイト・モネ」</title>
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		<pubDate>Mon, 01 Nov 2010 09:01:51 +0000</pubDate>
		<dc:creator>SirMiles</dc:creator>
				<category><![CDATA[Epic]]></category>
		<category><![CDATA[ゴセイジャー]]></category>

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		<description><![CDATA[　モネがメインの回は、実はあんまり印象に残らない回も多いような気がしますが、今回は別。はっきり「ヒロインをフィーチュアして遊ぶ」というコンセプトが現れており、その華やかさだけでも一見の価値ありです。 　ほぼ戦隊の「ユニフ [...]]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p>　モネがメインの回は、実はあんまり印象に残らない回も多いような気がしますが、今回は別。はっきり「ヒロインをフィーチュアして遊ぶ」というコンセプトが現れており、その華やかさだけでも一見の価値ありです。</p>
<p>　ほぼ戦隊の「ユニフォーム制」が定着してから、普段着になるだけでも「オッ」と思わせる効果があるのですが、今回は割と七変化に近いコスプレ回としても成立。といっても、七変化モノの定番である「敵を翻弄する」パターンは一切踏襲されず、単に天知天文研究所内だけでのコスプレであり、その意味では異色でしょう。</p>
<p>　コスプレ自体もさることながら、望や周囲の小道具まで凝って用意されているのには笑えます。完全にギャグ編としての要素を導入しているわけです。ここは、はっきりナンセンス・コメディとして楽しむべきですね。</p>
<p>　こんな感じで、モネ回として十分な魅力を持ったエピソードなのですが、話の作り自体は結構雑。</p>
<p>　最初にマトリンティスが出現してモネにブレスレットを渡す際、データスが反応をキャッチ出来なかったのは、メンテナンス中だったという理由付けに感心し、ゴセイナイトが何事にも動じない精神の持ち主である事を自然に描写するシーンに感激しつつも、肝心のモネが何故達観に至ったのかが、と～っても不明瞭に見えてしまうのです。</p>
<p>　その辺りの詳細も含めて、続きの方で。</p>
<p><span id="more-154"></span></p>
<p>　今回のマトロイドは、バイタルのアドボルテG(アドボルテジー)。</p>
<p>　デザインにはサンゴのモチーフが大胆に取り入れられており、元来美しい筈のサンゴの形状が禍々しさを際立てています。多数の砲塔に見立てているのもいい感じです。</p>
<p>　前回はスペックをスキャンするマトロイドが登場しましたが、今回のアドボルテGも同様に分析型。ただし、分析には「バイタルメーター」なるブレスレットを用い、本人は多数の砲弾を射出する、戦力型になっています。</p>
<p>　この「バイタルメーター」は着用者の怒りの度合いを測定し、一定度数を超えると石灰化ガスを噴出、着用している人間を石灰化してしまうという代物。</p>
<p>　これを人類に装着させる事で、石灰化に対する恐怖による統制を達成し、なおかつ、怒りによる反乱行動を封じる狙いがあります。理屈としては素晴らしい完成度だと思いますが、どこに人類全体に行き渡らせるだけのパフォーマンスがあるのかは、謎(笑)。</p>
<p>　まぁ、これは今に始まった話ではなく、大抵の「全人類を○○するのだ」という高尚な目的は、物凄く地道な努力がなければ達成出来ません。だからこそ、一つの街で完結出来るドラマを成立される事が可能になるわけで、それはもう最初の「仮面ライダー」からずっと普遍的な事なのです。</p>
<p>　いくつかのドラマでは、この普遍性に疑問を投げかけるようなテイストを盛り込んだりして、実験的な作風になっていたりしますが、気軽に見られる作品は殆ど成立していないと思います。</p>
<p>　そう、気軽に。「ゴセイジャー」はその辺りを念頭に置いて見るシリーズなんですよね。</p>
<p>　さて、そのバイタルメーターをモネがつけてしまったから、さあ大変…というのが、今回のお話。本当に基本はそれだけで、後はシチュエーションの上でキャラクター達がどう踊ったかを見ることが出来ます。シンプルなお題に巧く味付けされていると、物語の旨味が高くなるという見本ですね。</p>
<p>　モネはかなり勢いのあるキャラクターなので、今回「退屈が嫌い」という事にされています。確かに、身体を動かしていないと気持ち悪いといった感じは、ランディック族の特徴っぽいですが、やや唐突な感がありますね。それに、モネってこんなに怒りっぽかったかなぁ？というのも正直な処。確かにエリやアグリに対しては、結構大きな声を出している印象はありますが。</p>
<p>　いずれにせよ、落ち着きがなくて怒りっぽいヒロインというのを確立すれば、結構珍しいタイプだと思います。</p>
<p>　今回のメインは、そのモネが怒りの感情を喚起しないよう、落ち着く所作を色々試すという部分です。</p>
<p>　瞑想したり、生花をやったり、侘寂に静寂を求める辺りは、なかなか素晴らしい。「ゴセイジャー」には、あらゆる洋風テイストが織り交ぜられているので、こうした和のテイストが入ってくると、ちょっとした違和感と共に鮮烈な印象を与えられます。それぞれのコスプレも良く似合ってます。</p>
<p>　今回は望も傍観者ではなく、積極的にモネのコスプレに付き合っており、傍目にはモネより年上のように見えます。常々モネの年齢問題には言及してきましたが、最近はとても良好なキャラクター作りが為されていると思いますね。望より精神年齢が年下に見えてしまうのは、それはそれで問題かも知れませんが(笑)。</p>
<p>　結局、モネは数々の「静かな所作」には耐えきれず、今にも戦闘の場へと飛び出していこうとするのですが、そこに現れたのが天知博士。町内会程度の規模だと思いますが、大喜利に出演するとの事で、準備していたネタを披露します。</p>
<p>　このネタ、天文学者と刑事が共に「ホシ」を追っているという謎掛けで、私は結構ウマいと思ったのですが、劇中では寒いネタとされています。ここで私はちょい脱落(笑)。私の感性にも問題があるかも知れませんけど、この辺りの「共感できるか否か」は非常に大事です。思うに、もっと寒い方へ振り切らないと、視聴者の共感は保証されないのではないでしょうか。</p>
<p>　で、(<span style="font-size:x-small;">ごく私的に</span>)百歩譲って、これが寒風吹き荒ぶような寒いネタだったとして、モネが茫然となり、無の境地を「つかんだかも」なシーンはよいでしょう。可愛いし(笑)。</p>
<p>　しかし、その達観が、何で「何事にも動じませんですわ」になるのかが分からない。</p>
<p>　無心で流麗に相手の攻撃を受け流し、無心で反撃に転ずるという、いかにも和的テイストに溢れたアクションは満点を付けられるのですが、モネの口調が「鹿鳴館香」になってしまうのは、どうにも説得力に欠けるきらいがありました。</p>
<p>　この口調に違和感を感じるのが、今回最大の問題点でしょう。変身後である以上、達観を口調で表現する必要があったのは認めますが、口調に問題があった分、何故、天知博士の寒いネタで、モネが無心の境地を得たかという部分にまで、疑問符がついてしまったのは残念です。</p>
<p>　その後、モネは本来のモネに戻り、文字通り勢いに任せて敵を粉砕するのですが、この流れは非常に良かったと思います。あくまで達観は一過性のものだったという処理が巧いですね。</p>
<p>　それにしても、今回のモネはやたらアップのカットが多い。執拗なまでに寄っているカットも多々。みっきーはシャープな顔立ちなので、こういったアップが映えるという判断でしょうか。若いっていいですね(笑)。</p>
]]></content:encoded>
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		<title>epic36 「走れ、アグリ！」</title>
		<link>http://www.sirmiles.com/goseigers/152.html</link>
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		<pubDate>Tue, 26 Oct 2010 09:31:19 +0000</pubDate>
		<dc:creator>SirMiles</dc:creator>
				<category><![CDATA[Epic]]></category>
		<category><![CDATA[ゴセイジャー]]></category>

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		<description><![CDATA[　前回はコミカルで面白かったけれど、今回は割とマジメで面白い。これは良いお話。 　メインはアグリ。両極端なハイドとアグリを比べると、ハイドがメインの回は、ハイドがギャグ要員的にいじられるパターンが多いのに対し、アグリは割 [...]]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p>　前回はコミカルで面白かったけれど、今回は割とマジメで面白い。これは良いお話。</p>
<p>　メインはアグリ。両極端なハイドとアグリを比べると、ハイドがメインの回は、ハイドがギャグ要員的にいじられるパターンが多いのに対し、アグリは割と正統派の話が多い印象があります。</p>
<p>　この両者の違いは、単にキャラクターイメージを壊した処に笑いが生じるかの違いです。アグリは元々猪突猛進気味のキャラクターであり、違ったイメージを作ろうとすれば、やけに臆病で慎重な内面を炙り出すしかない。しかし、アグリにそんな内面はないので、笑いのとりようがないわけです。</p>
<p>　そんな中、アグリの奮闘振りを真面目に描きつつ、特訓シーン等で笑いをとったのは偉い！素晴らしいです。</p>
<p>　天装術の奇想天外な効果に翻弄されたり、事件終了後に全身筋肉痛にあえいだり。一生懸命に突き進む過程で生じた微笑ましい笑いは、「ゴセイジャー」のムードにピッタリだったのではないでしょうか。こういう、「雰囲気を最大限に活かした」ドラマ作りが連発されていれば、もっと私の中のシリーズへの評価が変わるんですけどねぇ…。</p>
<p>　特筆すべきは、遂にゴセイナイトもギャグ要員の一端を担う存在になった事。</p>
<p>　要するに、ハイド以上の論理派として行動した結果、笑いに転じたわけですが。この辺りも含めて続きの方をどうぞ。</p>
<p><span id="more-152"></span></p>
<p>　今回のマトロイドは、スキャンのバザルソLJ(バザルソエルジェー)。マトリンティス編ではネーミングソースに触れない事にしていますが、今回のは分かりやすい。ズバリ、「ユニバーサル・ソルジャー」でしょう。</p>
<p>　デザインは、かなりロボット然としていて、機能的。メタリックマゼンタのカラーリングもいい感じで、ちょっと間の抜けたようなシルエットが、そのキャラクター性を高めています。</p>
<p>　しかし、そのシルエットとは裏腹に、計算高く残忍で、それでいてかなり無機的という、マトリンティスに相応しい性格付けが為されていて、完成度が高いです。</p>
<p>　やはり、敵がしっかりしていると、話も安定してくるという、好例ではないでしょうか。</p>
<p>　さて、このバザルソLJですが、その行動も一貫していて、抜群のスペックスキャン能力(<span style="font-size:x-small;">これがまたマトリンティスらしい</span>)を使って、身体能力の高い人間を選定・拉致し、マトリンティスの兵士へと改造するというもの。パターンとしては完全に「ありがち」なものなのですが、スキャン描写の丁寧さに加え、改造自体も自ら行ってしまうという強引さで、強く印象に残ります。</p>
<p>　高い身体能力の持ち主、つまりアスリート達が狙われるわけですが、アグリの出会った青年・直人もその一人。まだメジャーなチームには所属しておらず、走りも荒削りながら、既に護星天使であるアグリよりも高い走力を見せるという、類稀なポテンシャルを秘めた人物として登場します。</p>
<p>　今回のような話のパターンでは、有名な選手が狙われるのが常なのですが、まだ無名の人物を持ってきた処に、今回の巧さがあります。有名な選手だと、大抵はそれに憧れる少年等を登場させざるを得ず、結局主人公との関わりが薄くなってしまうきらいがありますが、今回の措置ならば、主人公としっかり絡ませる事が可能です。</p>
<p>　狙い通り、アグリと直人は「走り」というキーワードを通じて交流します。これであっさりとアグリが負けを認め、「明日の記録会、頑張れよ！」で終わっても、アグリの動機付けという点では充分だったのですが、ここからが発想の転換。</p>
<p>　バザルソLJが、直人を狙うのではないかという推測の元、アグリが立てた作戦は、何と、自らが直人に勝利し、バザルソLJに拉致されようというもの。これにはちゃんと理由があって、バザルソLJがあまりにも神出鬼没なので、アジトで叩くより他に方法がないからなのです。先回りで理由付けしている辺りは、なかなか巧妙ですね。</p>
<p>　そして、今回の白眉とも言うべき特訓シーンの開始。直人に勝つ為、アグリが走力アップを狙って特訓に励むわけです。戦力アップではない特訓シーンとあって、「走り」を縛りに用いた特訓シーンは、説得力抜群。しかも、天装術を駆使してアグリに負荷を与えるという発想がいい。</p>
<p>　ここで登場するのが、ゴセイナイト。</p>
<p>　以前ならば「バカバカしい」などと、そっけない態度をとっていたであろうゴセイナイトが、今回は深い納得と共に「全面協力」！</p>
<p>　ただし、その「全面協力」はかなり凄まじいものになっていて、巨大なグランディオンでアグリを追い立て回すという、もはやイジメに近い構図に。「ウルトラマンレオ」で、ダン隊長(＝セブン)がゲン(＝レオ)をジープで追い回す地獄の特訓を思い出してしまいました(笑)。シチュエーション的には、今回の方がジープよりも酷なのですが、実際にやっているかどうかの点で、迫力の違いで出てしまっている…かも。ま、笑いをとるシーンなので、現実感は二の次で宜しい。</p>
<p>　重要なのは、初めてゴセイナイトが笑いの対象となった事でしょう。勿論、ゴセイナイトがいきなりこんな笑いを提供したわけではなく、ゴセイジャー達がそれぞれの天装術でアグリを酷い目に会わせた一連の流れを汲んでいるからこそ、自然に成立したわけですが、裏を返せば、ゴセイナイトも遂にゴセイジャーの一員になったという事なわけです。</p>
<p>　さて、ハチャメチャ特訓も佳境に入り、何とか直人のタイムに肉薄したアグリ。やがて記録会の本番がやって来ます。</p>
<p>　記録会では、直人がアグリに対してライバル心を剥き出しに。アグリには、バザルソLJのアジトを突き止めるという最終目的があるものの、既に当面の目標は直人に勝つ事へと変わっており、二人の間に散る火花が、否が応にも感じられる一瞬。この描写のみならず、今回は遠近法を多用した印象的な構図作りが随所に見られ、映像的な完成度も非常に高いです。</p>
<p>　記録会の結果は、二人共ベストタイムで同着という事になり、アグリ共々直人も拉致されてしまいます。しかし、これがアグリのさらなる奮起を促し、バトルへとなだれ込んでいくスピード感を強調する事に繋がっていきます。何とも計算高いというか、よく構成されたエピソードでしたね。</p>
<p>　人間の、夢をあきらめない力についても確認され、護星天使の使命感も補強されるという、オマケにしては充分なエクスキューズも用意されており、巧く、程良くまとまったエピソードになりました。</p>
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		<title>epic35 「パーフェクトリーダーを探せ！」</title>
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		<pubDate>Wed, 20 Oct 2010 03:47:20 +0000</pubDate>
		<dc:creator>SirMiles</dc:creator>
				<category><![CDATA[Epic]]></category>
		<category><![CDATA[ゴセイジャー]]></category>

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		<description><![CDATA[　リーダーは誰だ！？ 　まぁそんな感じ。しかし、これが「ゴセイジャー」らしくていいのです。ここで言う「ゴセイジャーらしさ」とは、勿論ユルいという事。本シリーズは気合の入ったお話になると、途端に破綻が生じて来るので、これく [...]]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p>　リーダーは誰だ！？</p>
<p>　まぁそんな感じ。しかし、これが「ゴセイジャー」らしくていいのです。ここで言う「ゴセイジャーらしさ」とは、勿論ユルいという事。本シリーズは気合の入ったお話になると、途端に破綻が生じて来るので、これくらいユルい話こそ最も合っている気がします。</p>
<p>　しかも、普通リーダー決定話を持ってくると、大体が「リーダーは自分だ」と主張する者同士で諍いなんかが起こって、泥沼を経て穏便に解決という筋道を辿るのですが、今回面白いのは、リーダーが誰であるかを全員一致で決めていってしまう処です。</p>
<p>　結果、ハイド、アグリ、エリ、モネの順でリーダーのポジションが回ってきて、最後はアラタがリーダーという肩書きに関係なくまとめちゃうという展開に。これはなかなか新鮮な趣がありました。</p>
<p>　マトリンティスが主張する「組織力」という言葉に翻弄され、このような事態に陥ってしまう事は、実に稚拙というか何と言うか。しかし、人間のように狡猾でなく純粋な護星天使達の魂を、巧く表現していると思えないこともない。とりあえず、「組織力」と「チームワーク」は似て非なる物であるという認識も良いと思います。</p>
<p>　というわけで、今回はなかなか良かったのですが、そうでない部分も含めて続きで少しばかり…。</p>
<p><span id="more-150"></span></p>
<p>　今回のマトロイドは、マッハのズテルS(ズテルエス)。何だか最近のウルトラに出てくる宇宙人みたいなデザインですが、メカ怪人としても相当ハイセンスでカッコいいですね。10サイのロボゴーグ10の才能の一つ「鬼才ブレイン」によって開発されたとあります。</p>
<p>　「ブレイン」と言えば、大月ウルフさんの「オー、ノー！ミスター・ブレイン！」が真っ先に思いついてしまうのですが(笑)。</p>
<p>　このズテルS、特に印象的な特殊能力があるわけでもなく、単に速いというだけ。超音速爆撃機のマトロイドであり、今回マトリンティスが展開する作戦には、あんまり関係ないのです。この辺りがちょっと弱い。</p>
<p>　その作戦とは、人類の収容施設を建造する為の労働力確保であり、ビービを統率して円滑に作戦を遂行するのが、ズテルSの役目です。つまり、超高速という能力以前に、統率力に優れたマトロイドという点の方が重要なわけです。</p>
<p>　ゴセイジャーがその「統率力」に対し危機感を抱く事によって、話が転がっていきます。</p>
<p>　それにしても、既にマトリンティスの設定には些かの破綻が見られるようです。</p>
<p>　帝国を名乗る割に、組織力の貧弱さが目立ちます。何故なら、中枢部はロボゴーグとメタルAの二人だけ(！)。後はその他大勢のマトロイドが取り巻いているに過ぎません。もっとも、特撮TVドラマではこんな事はよくある話で、戦隊だけに限っても色々と挙げられるでしょう。</p>
<p>　ただ、組織の奥行きを出す工夫といったものは常々行われていて、「サンバルカン」のブラックマグマは中枢だけ見ると少人数ですけど、市井の色々な場に機械人間のスパイが送り込まれている設定になっていたり、それ以外でもスペクタクルなカタストロフィーを描写して、少なくとも一小規模国家の大規模テロリズムといった雰囲気を出そうとしていました。</p>
<p>　しかし、今回のマトリンティスは、そういった工夫もなく、帝国を名乗るには小物過ぎるきらいがあるのです。一応、滅びた既存の大帝国をロボゴーグが復活させたという設定ですが、二人＋アルファの帝国って、もう黄昏感が出まくってて寂しいじゃないですか…。しかも、戦闘員はよそから借りてきて運用してるし。</p>
<p>　そんなわけで、マトリンティスはビジュアル的な要素はふるっているのですが、バックボーンが弱すぎて、今ひとつノりきれないんですよねぇ。</p>
<p>　さて、ゴセイジャー側の描写は、なかなか好感の持てる感じでした。</p>
<p>　特に、リーダーに任命されたメンバーの行動が、それぞれ「らしい」感じで突っ走っており、こういう迷いのない状態は非常に心地良いものです。</p>
<p>　ハイドは、的確な状況判断から理知的に作戦を組み立て、迅速に指示。しかし、彼の慎重な性格は、数ケタの暗証番号を1番から順に試すという、何とも現実性に欠ける行動を生み出し、リーダーとしての資質が破綻してしまいます。ハイドらしいと言えばハイドらしいものの、彼の性格を単純にカリカチュアしちゃったのは、ちょっとマズかったのではなかろうか。</p>
<p>　まぁそれよりも、三回認証に失敗すると強制崩壊といった、暗証番号のプロテクトがかかっていないのには違和感ありありでしたが。だって、計算至上主義のマトリンティスにしては、全くセキュアじゃない。こういう処にも、マトリンティスの弱さが見えてしまいますなぁ。</p>
<p>　続いて、アグリは猪突猛進型をそのまま拡大した路線で、リーダーシップを発揮。敵陣突破や人々の救出等、スムーズに事が運びます。が、アグリのリーダーシップを阻んだのは、意外や意外、天知博士。天知博士に何故こんな処にいるのかと尋ねられて、アグリは答えに窮してしまうのです。</p>
<p>　しかし、これはアグリのリーダーシップに何ら影響しないのは明らか。たまたま、エリが正直に護星天使である事を告白してしまい、さらにそれがたまたま、天知博士に対して有効な「ゴマカシ」として機能したので、アグリがエリをリーダーに推挙したに過ぎません。</p>
<p>　バトン回しとしては結構強引ですけど、やっぱり強引だったらしく、結局リーダーらしい行動が描かれるのはアグリまで。エリはあたふたするばかりだし、次にお鉢が回ってきたモネにしても、皆を引っ張る程の技量はない。</p>
<p>　結局最後は、いつものように戦えば問題ないと考え、先陣を切ったアラタが「切り込み隊長」になり、チームワークを取り戻すといった展開になります。</p>
<p>　ほのぼのしてるなぁ(笑)。いいなぁ。</p>
<p>　で、巨大戦でもアラタの適当なリーダーシップは、アルティメットゴセイグレートなる新形態をも生み出し、正に切り札になってしまうわけですが、別にアラタがリーダーとして認められたわけではないのが、いいんですよね。</p>
<p>　結果、ゴセイジャーのリーダーは不在ということで。ただし、アラタは「戦隊レッド」らしさを一応見せてくれたので、便宜上のリーダーを彼としておいて、問題ないでしょう。</p>
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		<title>epic34 「ゴセイナイト・ジャスティス」</title>
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		<pubDate>Thu, 14 Oct 2010 03:57:12 +0000</pubDate>
		<dc:creator>SirMiles</dc:creator>
				<category><![CDATA[Epic]]></category>
		<category><![CDATA[ゴセイジャー]]></category>

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		<description><![CDATA[　ゴセイナイトが、今度こそ本当に仲間になる話。 　幽魔獣編でも充分一緒に戦っていましたが、一応、幽魔獣が地球汚染源だったということで、人間を守る(もう「地球を守る」から完全にシフトしてます)事と、汚染源殲滅という目的が、 [...]]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p>　ゴセイナイトが、今度こそ本当に仲間になる話。</p>
<p>　幽魔獣編でも充分一緒に戦っていましたが、一応、幽魔獣が地球汚染源だったということで、人間を守る(<span style="font-size:x-small;">もう「地球を守る」から完全にシフトしてます</span>)事と、汚染源殲滅という目的が、たまたま同じベクトルを示していたという理由付けになっています。勿論、ゴセイジャー達に対するゴセイナイトのシンパシィは、それなりに芽生えてはいますけどね。</p>
<p>　で、今回。</p>
<p>　前回に続いて、望が大きな役割を果たす事になるのですが、前回は望の自発的な行動が遠回しに繋がって、一つの結果を生み出すような構造でした。しかし、今回はゴセイナイトが仲間になるという結末から逆算しているような印象が強く、結構無理矢理な作劇だったのではないかと思うのです。</p>
<p>　論法としては、いい線行ってると思うのですが、根拠に乏しいというか何というか。しかも、殆どがセリフでテーマ語っちゃってるという…。視覚より聴覚に思いっきり頼ってしまっているのは、ちょっと勘弁ですねぇ。</p>
<p>　というわけで、折角ゴセイナイトが仲間になるお話なのに、何だか釈然としない感じで、しかもメタルAのインパクトだけが一人歩きしてしまっている印象でした。</p>
<p>　あんまり続きを書く気になりませんが、まぁ、一応書きます。</p>
<p>　すみません、ぶっちゃけ正直飽きてきました。</p>
<p><span id="more-148"></span></p>
<p>　今回、マトリンティス帝国が送り込んだマトロイドは、シュートのザンKT2(ザンケーティーツー)。前回のザンKTのアップグレード・バージョンです。</p>
<p>　マトリンティスの描写自体は、やっぱりいいんですよ。メタルAが色々計算して、どのスペックをどのように上げれば勝率が100％になるとか、スペック至上主義的な部分がやたらカッコいいんですね。</p>
<p>　このスペック至上主義に物申す感じで、どうせなら精神論をぶちかましてくれれば痛快だったんですけど、どうも「ゴセイジャー」は精神論よりも使命感をテーマとして振りかざしているきらいがあるので、盛り上がらない。</p>
<p>　例えば「シャリバン」あたりでは、主人公を徹底的に研究して、戦力的に拮抗する怪人なり怪物なりを作り出す話が出てきます。主人公が敵のスペックを上回ることはないにしろ、最終的に勝利をモノにする要因は何か。それは「心」だという結論を導き出すのです。要するに、メンタルなパワーは、フィジカルなパワーを補って余りあるという事であり、それは強靭な肉体以上に強靭な精神を持つヒーローならではだという事が、暗に示されるわけです。</p>
<p>　「ゴセイジャー」の場合、使命に対する諦念を常に捨てている状態なので、少なくとも戦いにおいてはメンタルな弱さを殆ど見せない。なので、いつも限界が来るとミラクルが降ってきて、何となく事件が解決してしまう構造になってしまい、こういったジャンルのヒーロー物の醍醐味がかなり薄れているんじゃないかと思います。</p>
<p>　今回は、その「ミラクル」にあたる部分をゴセイナイトが担っています。</p>
<p>　戦力の増強としてのミラクルは一切ありませんが、別の戦力が助けに現れるというパターン自体が、この「ミラクル」パターンに一致しているのです。しかも、ゴセイジャー達の振りかざす使命感が、奇蹟の対象に伝達された結果、助力が出現するという詳細パターンまで一致しています。</p>
<p>　今回のその使命感の伝達ですが、望を介して周到に行われます。</p>
<p>　まず、望は既に、ゴセイナイトの肖像画をソラで描ける程になっており、彼のゴセイナイトに対するシンパシィが示されます。前回の五人の似顔絵と連続性を持たせる配慮は、なかなかのものだと思います。しかし、何だかちょっとあざといんですよね。エピローグで、ゴセイナイトをモデルに絵を描かせてもらうといった描写の方が、より自然であり、ゴセイナイトがゴセイジャー達の目線にまで「降りてきた」事が示せるような気がするのですが…。</p>
<p>　続いて、メタルAによって、人間こそが地球の汚染源であり、その支配と統率を企図するマトリンティスは、ゴセイナイトの目的と同じベクトルを示している旨が語られます。これにより、ゴセイナイトは元々抱いていた人間という存在への疑問を、より募らせてしまうのです。なお、メタルAのこの発言は、ゴセイナイトを引きこむ為の讒言ではなく、あくまで正直な発言だったと思われます。彼女は嘘をつけそうにないですからね。</p>
<p>　ゴセイナイトの戦力をアテにできなくなったゴセイジャー達は、ザンKT2のなすがままに。逡巡するゴセイナイトは、望との交流で心を揺さぶられていきます。問題はこのフェイズで、殆どがセリフで処理されてしまっていて、ラジオドラマ状態なのです。シーン作りには、何とか雰囲気たっぷりに仕上げようという気概が満ちているのですが、肝心のセリフが、ただ単に今まで繰り返されてきたテーマを、直截的に語っている感じがして戴けない。</p>
<p>　ゴセイナイトを護ろうとした望達人間を、ゴセイジャーが護るという構図により、ゴセイナイトが「気付き」を感じるあたりは「オッ」と思いましたが、「地球を汚したのが人間なら、地球を浄化できるのも人間」で、その人間を護る事が、地球の明日を作り上げるという論は、エコロジーを大上段に振りかぶりつつも、地球の未来を人間だけが担っているという印象を与えてしまい、正直失笑モノでした。残念。</p>
<p>　結局、護星天使の目線は上から目線であり、望の居る地平線には降りてこない。これではゴセイナイトのポジションもフラフラであり、今回の流れが地に足の着いていない印象を与えるのも、むべなるかなといった感じです。</p>
<p>　ただ、「護星天使の使命の中に、私の使命もある！」というセリフと、「私のヘッダーとしての原点を思い出させてくれた」というセリフは良かったですね。このセリフの中身をもっと掘り下げてくれれば…。</p>
<p>　あと、「マトリンティス三原則」がアシモフの「ロボット三原則」をパロっていたり、メタルAが古き良き「おっぱいミサイル」を披露したのが良かったです。</p>
<p>　すみません。何だか投げ遣りになってしまいました(笑)。</p>
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		<title>epic33 「恐怖のマトリンティス帝国」</title>
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		<pubDate>Mon, 04 Oct 2010 09:11:43 +0000</pubDate>
		<dc:creator>SirMiles</dc:creator>
				<category><![CDATA[Epic]]></category>
		<category><![CDATA[ゴセイジャー]]></category>

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		<description><![CDATA[　新章突入。「機械禦鏖(ぎょおう)帝国マトリンティス」なる敵組織が登場しました。 　ウォースターから幽魔獣への移行は、ブレドラン→武レドランを介し、一定の繋がりを以て行われましたが、このマトリンティス帝国に関しては、ウォ [...]]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p>　新章突入。「機械禦鏖(ぎょおう)帝国マトリンティス」なる敵組織が登場しました。</p>
<p>　ウォースターから幽魔獣への移行は、ブレドラン→武レドランを介し、一定の繋がりを以て行われましたが、このマトリンティス帝国に関しては、ウォースターや幽魔獣とは直接の関わりがなく、単に前組織を「露払い」と称するなど、結構どうでもいい感じで処理されていて、不満。</p>
<p>　数ある敵組織交代劇を見渡しても、必ず何か引っ掛かりを設けて、その交代に関するイベント性を高めていますが、今回、前組織と関わっているのは、なんとビービのみ！しかも、巨大化の共通メソッドを引き継ぐ必要があるというだけ！ここは、武レドランの第三形態を持ってくるべきでしょうに…。まぁ、まだ武レドランの去就については、まだまだ予想出来ませんけどね。</p>
<p>　肝心の本編の内容ですが、新しい敵が登場して大ピンチに陥るというよりは、幽魔獣編の後日譚あるいはエピローグ的な内容となっており、その意味でもマトリンティス帝国のインパクトはやや薄いものと言わざるを得ません。</p>
<p>　ウォースター、幽魔獣と、難敵をその団結力の強化によって打ち破ってきたゴセイジャーは、もはや無敵だというテーマが今回あった為、トリを飾る(？)強大無比な敵である筈のマトリンティス帝国の先鋒は、初戦で簡単に敗れてしまい、「アレレ？」という具合になってしまいました。</p>
<p>　一方、「ゴセイジャー」の世界観やテーマ性を確認するという面は、なかなかの完成度だったのですが…。</p>
<p>　その辺りのアンバランスさについて、言及してみようと思います。なお、運動会シーズンで疲労が溜まっているので、やや短文で(笑)。</p>
<p><span id="more-146"></span></p>
<p>　新たな敵、マトリンティス帝国の最初の刺客は、シールドのザンKT(ザンケーティー)。今回から、もうネーミングソースを探らないことにしました(笑)。もう、初回から全く分からないので諦めました。</p>
<p>　このザンKTが誕生するプロセス、そして出動前にデモンストレーションをするシーンは、非常に完成度が高い。今回のビジュアル面での白眉はこのシーンだと断言しちゃってもいいくらいだと思います。</p>
<p>　機械帝国という、もう特撮TVドラマでは古典の部類に入る設定だけに、現在のテクニックで描かれる「機械の描写」に興味津々でしたが、素晴らしい成果をあげていたのではないでしょうか。</p>
<p>　誕生プロセスも勿論ですが、その実力を幹部級の「エージェントのメタルA(アリス)」に誇示するシーンが凄い。まさか、幹部の身体の一部を破壊してしまうとは。素晴らしいインパクトです。その後、何事もなかったかのように復活するメタルAのクールさもカッコいい。このシーンの作り込みによって、従来、何となく人間味を払拭できなかった「機械帝国」に、完全なる冷徹さが与えられた気がします。</p>
<p>　マトリンティス帝国のボスは、10(テン)サイのロボゴーグ。小杉十郎太さんの起用は嬉しいですね。前述の人間味の話になりますが、どちらかというと、小杉十郎太さんはキャラクターの人間味を誇張するタイプ(ネタにされるようなオーバーな言い回しが有名)だと思うので、この危ういバランスが余計にキャラクターを際立たせているような気がします。</p>
<p>　さて、冒頭にも触れた、「ゴセイジャー」のテーマ性の確認についてですが、これは5人の護星天使それぞれが、帰路を絶たれた護星界への郷愁を交えつつ、地上に対する思いを確認するという構成になっています。それぞれの語る内容が、これまでのエピソードを充分踏まえた内容になっていて、心地良いのです。</p>
<p>　本編ではやや分かりにくいですが、彼等の語る内容は、あくまで「マトリンティス帝国が現れない」事が前提ですので、お間違いなきよう。</p>
<p>　ハイドは、朴念仁だった当初から、現在に至るキャラクター変遷を踏まえ、幸せがもたらす人間の笑顔と、人間の笑顔がもたらす幸せについて言及。笑顔についての興味が、いささか学術的な響きを持っている辺りが、ハイドらしくて実に良いです。ハイドが見出した地上にとどまる意味は、笑顔についての興味や関心でした。</p>
<p>　アグリとモネの兄妹は、それぞれの年齢に応じた達観にて、地上にとどまる意義を受け止めている模様。以前より何度も指摘して来たことに、この兄妹は、キャストの年齢が透けて見えるという難点があったのですが、今回、ちゃんとアグリが兄、モネが妹に見えました。それはやっぱり、モネが背伸びしていないという要素を織り込んだからだと思います。「自分は子供」だと言い切ってしまいましたからね。ちなみに、この二人のトレーニングのシーンは、簡単なようで物凄くアクロバティックな事をやってます。スタント、キャストのカット割が抜群。</p>
<p>　エリは、護星界に帰りたいと、はっきり言い切っています。しかし、護星界に帰る時に持参する「お土産」がまだまだ足りないと思っており、その為に地上にとどまる意義は大いにあるとしています。エリらしく、護星界への帰還の手段に関しては何の心配もしていない上、例の夢の話にあったように、少々の萬集癖を持ち合わせている彼女らしい発言だったと言えるでしょう。</p>
<p>　最後にアラタ。アラタも護星界には帰りたいと思っており、望を心配させます。望の心配は、地上に居ることがアラタにとって苦痛なのではないかという事。しかし、アラタの真意は、護星天使が地上で活躍しない平和な世界こそが、地上の本来あるべき姿だとするものでした。エピローグでは、護星天使はあくまで地球を守る者であり、地球を育むのは、地上の命ある者達だというテーマを語っています。</p>
<p>　実は今回、アラタが「ゴセイジャー」のテーマを最も雄弁かつ端的に語れる人物だったわけで、常々やや曖昧なキャラクターであるアラタが、たまに突出してテーマの代弁者となるパターンに則った事になります。</p>
<p>　というわけで、アラタ以外のキャラクターは、もう揺らぐことはなさそうだと分かります。アラタも固まったと言えるかも知れませんが、アラタというキャラクターはホンによって(時に監督によっても)扱いが変わってしまうので、極端な話、最終話まで見守るのが良いかと。</p>
<p>　問題は、望なんですよねぇ。</p>
<p>　私、前回で高らかに盛大に「視聴者と同じ目線の代表」とぶちあげてしまいましたので、今回の望について、どう説明して良いやら悩んでしまいます。</p>
<p>　今回の望は、ゴセイナイトとの関わりを持つことで、一介の少年ではなくなってしまいました。「ゴセイジャー」のテーマ性を外部から回転させる役割を持ったゴセイナイトに、内側から揺さぶりをかけるキャラクターとして望が選抜されたわけです。</p>
<p>　ゴセイナイトは、マトリンティス帝国が汚染源であると認識出来ず、攻撃を躊躇します(<span style="font-size:x-small;">幽魔獣は、例え汚染能力を持たない個体であっても、存在自体が汚染源だったと解釈されたわけですね</span>)。その結構短絡的な思考の鉄板に、望がジワジワと風穴を開けていく展開であろうと予想出来るものの、正直、これまでの望の役割からすると、かなり飛躍している感は否めません。</p>
<p>　一方、護星天使に一人ひとり接するシーンは、単に望の興味が発展したものであるからして、これまでと整合性がとれており、問題ありません。絵を描くという方便を除けば、完全に視聴者代表ですからね。</p>
<p>　ゴセイナイトと望の接近は、視聴者視点からの飛躍を意味しているのだとすれば、「ゴセイジャー」の物語構造は、一通り幽魔獣編で完成した事になります。そして、マトリンティス帝国編が、「続編」をワンシリーズ内でやってしまう贅沢な構成を企図しているとしたら…。</p>
<p>　それはそれで面白いかも知れませんね。個人的には、それぞれの内容が薄くならない事を祈っていますが。</p>
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		<item>
		<title>epic32 「究極の奇跡を起こせ！」</title>
		<link>http://www.sirmiles.com/goseigers/144.html</link>
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		<pubDate>Wed, 29 Sep 2010 09:02:41 +0000</pubDate>
		<dc:creator>SirMiles</dc:creator>
				<category><![CDATA[Epic]]></category>
		<category><![CDATA[ゴセイジャー]]></category>

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		<description><![CDATA[　幽魔獣編最終回ということで宜しいか。 　とにかく、膜インと筋グゴンが倒され、エルレイの箱も消滅したことになり、これで幽魔獣の根は絶たれたわけです。 　「ゴセイジャー」は、敵組織が変遷していくシリーズですが、その境界がい [...]]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p>　幽魔獣編最終回ということで宜しいか。</p>
<p>　とにかく、膜インと筋グゴンが倒され、エルレイの箱も消滅したことになり、これで幽魔獣の根は絶たれたわけです。</p>
<p>　「ゴセイジャー」は、敵組織が変遷していくシリーズですが、その境界がいわゆる1クール13話程度という括りではなく、もう少し暦に歩み寄る感じで段落を付けているので、やや中途半端(<span style="font-size:x-small;">要するに、区切りがついたかどうかが分かりにくい</span>)。演出自体も、何か匂わせて終わるというのが常套句のようなので、余計に幽魔獣が全滅したかどうかが今一つ明瞭ではありません。例えば、今回ならばビービの巣(？)がまだ残っているという具合です。</p>
<p>　そして、予告で新組織が登場すると判明。予告でようやく幽魔獣編が終わったと気付かされるわけで、構成的にどうなのかと苦言を呈したくなるのは、私だけではないでしょう。</p>
<p>　しかしながら、今回は全体を通してなかなか完成度が高いと思います。</p>
<p>　完全に最終回のノリでやっているということもあって、テンションも高め。あらゆるシーンのそこかしこに気合の入り具合が感じられ、見る方もグッと引き込まれる感覚がありました。</p>
<p>　というわけで、気分がいいので(笑)、今回は珍しく、望というキャラクターの意味が生きたという視点で、話を進めていこうと思います。</p>
<p><span id="more-144"></span></p>
<p>　前回、やはり膜インは倒されていませんでした。</p>
<p>　何と、膜インはわざとゴセイジャーのゴセイパワーを受け、それを吸収して四散、エルレイの匣の力によって世界中に飛び散り、粘菌ネットワークを形成して地球そのものと一体化しようと目論んでいたのです。</p>
<p>　今回は「設定のダイアログによる説明」だけではなく、ビジュアルも端的で明快なものが作成されており、これまで小粒な印象が否めなかった幽魔獣のボス・膜インの強大さが、ここにきてようやく開花したと言っていいものになっています。</p>
<p>　この膜インの陰謀を砕くべく、護星天使達が戦いを挑む構図になっているのですが、そこに望の誕生日パーティが、ごく薄～く関わっています。</p>
<p>　少なくとも今回において、この「薄～く」という感覚が宜しい。</p>
<p>　以前私は、望が殆どストーリーの根幹に関わらない事に対して、色々と批判して来ましたけど、今回、望の役割が非常に明確だった事で、正に目からウロコとなったのです。</p>
<p>　今回、望は誕生日パーティをアラタ達と一緒に楽しむ事を第一に望んでいます。アラタ達の聞いている処では、幽魔獣打倒を優先して欲しいという発言をしますが、本音はアラタ達に早く戻ってきてパーティを一緒に楽しみたい。</p>
<p>　そんな望の望み(<span style="font-size:x-small;">ややこしい</span>)は、やがてマスターヘッドに伝わり、それがゴセイジャー達の目の前に大きな奇跡となって現れるわけです。</p>
<p>　この展開から分かる事は、望が、いわゆる主人公に密着して示唆を与えるようなタイプのキャラクターではなく、小さな望みを持って一日一日を生きている、普通の人間の代表だということ。</p>
<p>　望自体、ウォースターや幽魔獣絡みの事件に巻き込まれる事は殆どなく、ゴセイジャーが戦っているという理解はあるものの、それは人間の理解を越えた部分で展開されている程度の認識しかしていないのです。</p>
<p>　これはつまり、ゴセイジャー達に対して人間代表としてエールを送る役ではなく、極めて利己的に、しかし友人としてのデリカシーは保って、ゴセイジャーと接する役だということです。</p>
<p>　それならば、天知博士の護星天使に対する蒙昧振りも、理解出来るというもの。天知博士は、ごく普通の人間である望の、ごく普通のお父さんである以外の、何者でもないのです。だって、自分の子供の友達について、あれこれ詮索しないでしょ？父親って。</p>
<p>　以前、天知親子を、ゲストキャラがレギュラーの体裁をとっている構図として貶めましたけど、実はこの二人、ゲストというポジションはとっくに超越していて、たまたま護星天使と接点のある、傍観者代表としての側面が強い事に気付いたのでした。</p>
<p>　そうすると、過去のエピソードも含めて、随分見通しがスッキリしてきます。</p>
<p>　今回は、たまたまマスターヘッドに、ごく普通の人間・望の、小さな望みが伝わりました。マスターヘッドは、この世界では守護神のような存在であり、あまねく人々の幸せの芽を摘みとることを、良しとしません。視聴者の分身に近いキャラクターの意志が、「ゴセイジャー」世界の完全超越者である存在に伝わる、ミクロからマクロへの視点移動のダイナミックさが、今回の白眉となります。</p>
<p>　望のポジションがはっきりする事で、ようやくアラタのポジションもはっきりしてきます。</p>
<p>　今回は、レッドらしい言動も散見されるものの、やはりメインとなるのは望との繋がりでしょう。アラタは望の元に帰る事を目標に幽魔獣に挑み、望もそんなアラタの帰りを待っています。ごくごくプライベートな視点が、やがて世界を救う端緒になるという、私の大好きな展開となったわけです。</p>
<p>　これはつまり、今回望がプライベートな視点を一貫して持ち続けたことにより、アラタもその視点で向きあうことが出来た結果だと思います。アラタは、使命云々を振りかざす事はあっても、やっぱり望の友達だ(<span style="font-size:x-small;">＝視聴者に近いレッドだ</span>)というキャラクター性が、ここに来てようやくはっきりと見えてきたような気がします。…まぁ、これから先、裏切られる可能性は多々ありますけど(笑)。</p>
<p>　さて今回は、類稀なるビジュアル面についても多くの言及が必要です。</p>
<p>　まず、膜インが作り出した「幽魔ホール」の表現。これはもう、宇宙刑事シリーズの魔空空間、幻夢界、不思議時空のイメージでしょう。ロケーションの瞬時の切り替えや、逆回し等を用いたシュールで不思議な映像表現は、およそ不可能な映像表現がなくなってきた昨今への、ある種のアンチテーゼになっていて興味深い処があります。</p>
<p>　また、膜インの本体が心臓として浮遊する空間は、昭和仮面ライダーシリーズにおける、不気味な「首領の本体」をイメージさせ、ある種の懐かしささえ漂わせていました。また、スタジオのホリゾントにカラフルな照明を激しく揺らし当てるという表現は、前述の宇宙刑事的な表現だと言えます。</p>
<p>　このシーンの膜インは、いわば逆さづりになった状態なのですが、タレ目で頭頂に口吻があるというデザインが逆転する事になり、つり目で下部に口吻がある状態となり、その恐ろしさを増幅させています。これは実に創意工夫に富んだ処置だと思います。</p>
<p>　さらに、巨大戦が凄い。</p>
<p>　ゴセイアルティメットの変形シーンは、最近では珍しいフルミニチュア処理。システマティックに変形していく様子は、往年の戦隊ロボを彷彿とさせます。デザイン的には、デルタメガやタイムジェットγ等を思わせますね。</p>
<p>　今回の巨大戦、オープンセットのカットの物凄い巨大感は勿論、スタジオ撮影におけるミニチュアセットに、これでもかという程に気合が入っており、本当に最終回のノリなのが凄いのです。</p>
<p>　ごく私的な話ですが、最近発売された「ウルトラマン80」のDVDを見ていて、ミニチュアの精度の凄さを目の当たりにし、「もうこんな豪華なミニチュア特撮にはお目にかかれないだろう」などと寂寥感を感じていた処に、これですよ！</p>
<p>　まぁ、必殺技が安易だとか、そういった面はもう最近の戦隊では当たり前なので目を瞑りますけど、とにかく今回の巨大戦の情景的なリアリティは、「どうしちゃったの？」と身を乗り出すくらいの凄さでした。正に「80」の情景が蘇ったかのようでした。</p>
<p>　最後に、天の塔の礎がゴセイアルティメットになった事により、天の塔自体の建造の目処が立たなくなり、しかも、マスターヘッドまでも姿を消してしまうという事態になりましたが、ここはどうも説明不足。データスのセリフだけで説明されているという、膜イン側の手厚い扱いとは違う、妙に安直さの残る処理でした。</p>
<p>　従って、ゴセイジャーが孤立無援という状態になった事も、今一つ伝わっておらず、その後のパーティの賑やかさで余計に霧散してしまいました。この要素は、かえって次回に回した方が良かったのではないかと思いますねぇ。</p>
<p>　さて、いよいよ次回からは「マトリンティス帝国」なる一団が登場。どういう展開になるか、楽しみです。</p>
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		<title>epic31 「ネバーギブアップ！ゴセイジャー」</title>
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		<pubDate>Wed, 22 Sep 2010 09:09:07 +0000</pubDate>
		<dc:creator>SirMiles</dc:creator>
				<category><![CDATA[Epic]]></category>
		<category><![CDATA[ゴセイジャー]]></category>

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		<description><![CDATA[　盛り上がって来ましたよ～！ 　盛り上がって来ましたよ～！ 　盛り上がって…来た…のか？ 　膜インと筋グゴンがガッチリとタッグを組んで、いよいよ地球の腐敗に向けて動き出したわけですが、どうもカタストロフィの度合いが弱くて [...]]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p>　盛り上がって来ましたよ～！</p>
<p>　盛り上がって来ましたよ～！</p>
<p>　盛り上がって…来た…のか？</p>
<p>　膜インと筋グゴンがガッチリとタッグを組んで、いよいよ地球の腐敗に向けて動き出したわけですが、どうもカタストロフィの度合いが弱くて、これじゃ普通の幽魔獣達とあんまり変わらないではないか。</p>
<p>　確かに、ゴセイジャーを蹴散らす強さは凄いのですが、いつの間にかゴセイジャーもバッチリ強くなっており、苦闘しながらも、最終的には膜イン打倒に至ってしまいます。</p>
<p>　あれっ！？筋グゴンが残っちゃった…という、またもキャラクターの動かし方に疑問を感じてしまうような結果になったのですが、まだ膜インがやられてしまったという展開が決定づけられたわけではなさそうなので、一安心。</p>
<p>　とにかく、膜インと筋グゴンの強さに関して色々と詰め込まれているものの、全体的に散漫な感じだと思います。それは、正義側のドラマが希薄だからではないかと分析出来ます。</p>
<p>　続きでは、そのヘンを。なお、今回は秋バテで気が乗らないので、短文にて失礼。</p>
<p><span id="more-141"></span></p>
<p>　いよいよ、幽魔獣のボスキャラ二人が前線に…って、この人達何度も出てきてるのでインパクトないなぁ(笑)。</p>
<p>　まぁ、それはそうと、色々な技を繰り出してくれたので、なかなか楽しかったのです。</p>
<p>　インパクトのある技としては、まず膜インの粘菌をばら撒く「ネンキン特別便」。このギャグは強烈です。</p>
<p>　本家のねんきん特別便は、記録に間違いのない人には確認の手間と苦痛を与え、記録に間違いがある人には老後の不安と遣り場のない怒りを与える、言ってみれば精神衛生上宜しくない逸品ですが、この「ネンキン特別便」は、物理的に不衛生な粘菌をばら撒く代物との事。</p>
<p>　まぁ、そんなエスプリは「ゴセイジャー」には似合いません。いわば、時事ネタにひっかけた正統派な攻撃ということで、事件に対処する正義側の活躍を描くべしという、王道展開への道筋が示されたわけですね。</p>
<p>　もう一つ、インパクトのある技が、「幽魔ダイナミック」。筋グゴンが膜インをバズーカ系必殺武器に見立て、発射するという豪快なものです。絵的には、膜インを水平に構えているだけなのですが、ちゃんとバズーカ系必殺武器に見える、パロディ精神たっぷりな演出が素晴らしいですね。</p>
<p>　といった具合に、割と敵側の描写は充実。</p>
<p>　さらに、正義側の対処も秀逸。</p>
<p>　まず、ゴセイナイトが裏でフリーズドライをもたらす天装術を使い、膜インの粘菌をことごとく不活性化します。ゴセイジャー達と別行動をするという面を、巧く利用した作劇。理に適った対処法もいい感じですね。ただ、粘菌ばらまかれたのが、東京のごく一部の地域だった事を匂わせ、スケールを小さくしてますが…(笑)。</p>
<p>　で、スカイックとシーイックの合同天装術により、同じ効果を作り出して対処するゴセイジャー達もいい。ゴセイナイトが一人で出来る事を、ゴセイジャーは複数人で実現するという運び方により、ゴセイナイトとの実力差をさりげなく描写する辺りもなかなかです。</p>
<p>　しかし…。</p>
<p>　主人公側のドラマは全く盛り上がりに欠けるものでした。その最たる理由は、「望の誕生日」。</p>
<p>　望自体に危機が訪れることもなく、ただ漠然とスルーされてしまっている感があります。次回にも一応引っ張るのでしょうが、多分ドラマの中心になる事はないでしょう。</p>
<p>　この望の扱いの軽さは、そのままその親友を謳うアラタのキャラにも影響しており、この盛り上がり具合に際しつつ、またもや地に足が着いていない印象があるのです。</p>
<p>　望は、レギュラーの子どもキャラクターにしては、殆ど敵の被害に遭わないという、珍しいキャラクターだと思います。こういうキャラクターは、主人公達にヒントを与えるキャラクターとして機能するのが理想ですけど、残念ながら、そういうキャラクターでもない。なので、主人公達とは基本的にドラマが乖離してしまっている。つまり、言い方は非常に悪いですが、半分お荷物状態になっているような気がするのです。</p>
<p>　折角「誕生日」というキーワードがありながら、乖離してしまっているので、アラタ達は、望のミクロな希望とは別種の、地球汚染を食い止めるというマクロな使命感でしか動けなくなってしまっているのです。これでは、ドラマ的な盛り上がりを期待し難いです。</p>
<p>　私は上原正三先生のファンなので、「君のために戦うヒーロー」が好きです。だから、今回のようなエピソードには違和感を感じます。ただ、この辺の好みは人それぞれなので、一概に今回のような展開が悪いとは言えませんが。いずれにせよ、私としては、あんまり好きな展開ではないですね。</p>
<p>　あと、もう一つ嫌だったシーンがあります。膜インが、地球人こそ地球汚染源だとか何とか言うシーンです。こういうメッセージを入れるのは、まぁいいんじゃないかと思いますが、ちょっとあからさま過ぎて、萎えます。少なくとも、巨大戦でやるべきではなかった…。</p>
<p>　ウォースター編クライマックスは、あまり褒められた出来ではありませんでしたけど、幽魔獣編はどうなるのか。期待と不安が混濁しますなぁ…。</p>
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		<title>epic30 「ロマンティック・エリ」</title>
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		<pubDate>Tue, 14 Sep 2010 09:07:15 +0000</pubDate>
		<dc:creator>SirMiles</dc:creator>
				<category><![CDATA[Epic]]></category>
		<category><![CDATA[ゴセイジャー]]></category>

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		<description><![CDATA[　武レドランが退場し、色々問題をはらみつつも盛り上がってキタ～！というところに、突如普通のエピソードが挿入される、このシリーズ構成の難解さ。というか、流れ読んでない！？ 　ここがエリの特性を存分にアピールするタイミングと [...]]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p>　武レドランが退場し、色々問題をはらみつつも盛り上がってキタ～！というところに、突如普通のエピソードが挿入される、このシリーズ構成の難解さ。というか、流れ読んでない！？</p>
<p>　ここがエリの特性を存分にアピールするタイミングとは思えませんし、せっかくの「護星祭」というタームも、日本の七夕をずらす為の口実という域を超えるものでは全くない。色んな要素が、ここにこのエピソードを持ってくる意味を語ってくれません。</p>
<p>　敵側にしてもそう。エルレイの匣、武レドランが云々せずとも、膜インが元から自在に操れるんじゃんといった印象。しかも、確かにエルレイの匣によって、幽魔獣がパワーアップするという描写はあるにはあるものの、眠りに伴う夢ほ食べる能力が、望みとしての夢を食べる能力にパワーアップしたというだけ。それ、元からの能力として設定されてても、全然問題ないじゃんという感じなのです。</p>
<p>　ただ、純粋にエリ編として見た場合、これは確かに面白いし良く出来ています。</p>
<p>　エリの魅力爆発…とまではいかないものの、かなりエリの本質に迫るエピソードであった事は間違いないです。</p>
<p>　「ゴセイジャー」における、転がらない、扱いにくいキャラクターの二大巨頭が、スカイック族の二人なわけですが、ようやくエリは転がるきっかけを掴んだかな、と思います。というか、そうであって欲しい。</p>
<p>　というわけで、シリーズ構成に関する問題を度外視して、とにかくエリの魅力を追ってみましょうか。</p>
<p><span id="more-137"></span></p>
<p>　今回登場の幽魔獣は、獏のエルムガイ夢(エルムガイム)。</p>
<p>　これだけ分り易いネーミングソースが、この期に及んで出てくるとは思いもよらず。説明不要だとは思いますが、「エルム街の悪夢」ですよ。</p>
<p>　獏というモチーフもポピュラーですね。まぁ、いつもの如くUMAかどうかという点では、非常に疑問ですけど。とりあえず、「夢」というキーワードに関連するネーミングとモチーフなので、統一感は抜群です。</p>
<p>　このエルムガイ夢は、正に獏そのものであったらしく、人が眠っている間に見る夢を食べる能力を持っていました。ただ、それだけ。これまでの幽魔獣が、元々のUMAの能力を拡大解釈する事で、人間に害を為すパターンを有していた事を考えると、ホントに今回の為だけに能力を矮小化された幽魔獣なんですよね。</p>
<p>　これ、細かい事のように思えますけど、実は重要な事で、地球を腐敗させる事が幽魔獣のポリシーだという前提を、根底から揺さぶっているんですよ。確かに、この前提は不徹底過ぎる程不徹底で、新しい幽魔獣が出てくる度に、忘却の彼方へと押し遣られて来たんですが、ここに来て遂に、人間に直接の害を及ぼさない可能性のある幽魔獣が出てしまった事になります。</p>
<p>　ちなみに、ゴセイナイトの前提も、地球を汚染する輩を排除するというものでしたから、いわばゴセイナイトと幽魔獣は表裏一体の存在。ゴセイナイトのポリシーがゴセイジャーに揺さぶられるにつれて、幽魔獣も本来の目的を失って行った感が漠然とありましたから、言ってみれば、遂にゴセイナイトのポリシーは、当初とまるで異なるものに変質したというわけです。</p>
<p>　勿論、このままだと話が進まないので、エルレイの匣によって、「普通の幽魔獣」にパワーアップさせています。そう、エルレイの匣でのパワーアップというから、どんなに凄いのかと期待したら、普通の幽魔獣の水準になっただけでした。トホホ…。</p>
<p>　しかし、この事で面白い事情が見えてきます。エルレイの匣は、幽魔獣の技術の結晶。これを使うことにより、エルムガイ夢は地球を汚染出来る能力を手に入れたのでした。ということは、即ち、エルレイの匣が幽魔獣本来のポリシーを取り戻すキーになっているという事ではないか。幽魔獣の滅びを企んだ武レドランが、すったもんだの挙句、膜イン達に与えたのは、幽魔獣本来のポリシーを取り戻す事だったという皮肉。</p>
<p>　さて、エリについて述べようとか言っておきながら、延々と幽魔獣の事について語ってしまいました。この辺りで軌道修正。今度は本当にエリについて言及していきます。</p>
<p>　今回のエリは、エルムガイ夢によって夢を食べられてしまった人々を救うべく、奮闘します。</p>
<p>　エリも夢を食べられてしまい、その作用で大地に根を生やし、地球汚染の原因の一人となってしまうわけですが、エリの持つ沢山の夢が、やがてエリの「根」を消滅させるに至ります。</p>
<p>　さらには、異空間で夢を失った人々に徹底的にポジティヴな姿勢を見せ、周囲の人々の夢を次々と取り戻させていく…。とまぁ、こんな感じです。</p>
<p>　そのエリの魅力とは何か。それは、どんな状況にあっても楽観的だということです。</p>
<p>　ただし、この性格設定は非常に扱いが難しく、その性格が特徴的に描写された際は、大体が空気を読まずにやたらポジティヴになっていて、周囲をやや苛立たせている…という感じでした。いや、勿論そればかりではなく、周囲の空気を和ませて、チームをポジティヴに導いていくという場面もありましたが、その面が存分に活かされる事は、あんまりなかったのではないでしょうか。</p>
<p>　今回は、エリの楽観的という面がエスカレートして、どんな状況においても、微細な「夢」を発見しつつ、それを大きな夢への道標にするという、スケールの大きな性格を浮き彫りにしています。これは、なかなか見事。</p>
<p>　他のメンバーが、どちらかというと戦闘における実効に直結するような「自己の発見劇」を展開していたのに対し、今回のエリは完全に精神戦における静粛な強さの発揮でした。こんな処も実にエリらしいのです。</p>
<p>　一方で、ゴセイナイトに夢の存在を認識させ、それが人間の強さの一端を担っていると知らしめる役割も請け負っていて、これがまた効果的。ホント、エリの周囲に関するトピックならば、いい事づくめですな。</p>
<p>　さらに、最後の最後、ダメ押しの一発が。</p>
<p>　「護星祭」では、願い事をすることが出来るのは一つだけという設定でしたが、何とエリは、ゴセイナイトにも夢が見つかるようにと祈るのでした。それまでのエリの「夢」が、とにかく自分が楽しい事、いわば尽きせぬ煩悩の発露とも言える(笑)事柄だったのに対し、ここぞという時に示したのは、内包された横溢する優しさ。たまりませぬ(笑)。</p>
<p>　なお、この難しいキャラクター・エリを支えているのは、ひとえにさとう里香さんなわけであります。分り易い表情を作り出す表情筋が素晴らしい。持ち前の天然系の可愛らしさが、ダイレクトに響いている感じですね。もう、手放しで褒めてしまうのであります(笑)。</p>
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		<title>epic29 「ゴセイジャーを封印せよ！」</title>
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		<pubDate>Mon, 06 Sep 2010 09:16:52 +0000</pubDate>
		<dc:creator>SirMiles</dc:creator>
				<category><![CDATA[Epic]]></category>
		<category><![CDATA[ゴセイジャー]]></category>

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		<description><![CDATA[　ストーリーを簡単にまとめると、エルレイの匣を使ってミラクルゴセイヘッダーを封印した武レドランが、膜インを徹底的に持ち上げて出撃させ、ゴセイジャー諸共エルレイの匣に封印しようと企む…というもの。 　筋グゴンが途中で膜イン [...]]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p>　ストーリーを簡単にまとめると、エルレイの匣を使ってミラクルゴセイヘッダーを封印した武レドランが、膜インを徹底的に持ち上げて出撃させ、ゴセイジャー諸共エルレイの匣に封印しようと企む…というもの。</p>
<p>　筋グゴンが途中で膜インに復讐すべく登場するのですが、実はこれは武レドランの謀略を阻止する為の芝居。さらに膜インは巧妙にもエルレイの匣をすり替えており、武レドランはまんまと膜イン＆筋グゴンの策にハマり、ゴセイジャーに敗退してしまうのです。</p>
<p>　逆転に次ぐ逆転劇として、非常に見応えがあるにはあります。ただ、相変わらずすぐに自信喪失してしまうゴセイジャーの面々等、悪い面もやっぱりあって、所々バランスを欠いたりしています。ゴセイナイトが天知天文研究所に現れて説教するなど、凄い絵面で笑わせてくれる(<span style="font-size:x-small;">シーン自体は大真面目</span>)部分もあるので、惜しく感じます。</p>
<p>　で、武レドランですけど、私は一応生存説を採りたい。というか、採らせてくれないと、武レドランに仕掛けられた色々な謎が全く未解決のまま終わってしまいます。「何も分からないままポイ捨て」が許されるのは、最終回における正体不明の大ボスだけ。</p>
<p>　では、続きの方で、イチャモンをつけますよ(笑)。</p>
<p><span id="more-135"></span></p>
<p>　今回倒された幽魔獣は(笑)、チュパカブラの武レドラン(武レドラン)。</p>
<p>　この武レドランは、ウォースターでも「彗星のブレドラン」として暗躍し壊滅させた実績があり、幽魔獣としての正体を現してからは、しばらく膜インと筋グゴンに大人しく仕えていたのですが、ここ数話でその黒い企みを顕在化させました。</p>
<p>　武レドランの企みとは、ゴセイジャーごと膜インをエルレイの匣に封印し、自らが地球の覇者となる事。その為に、知略を尽くして膜インに取り入り、筋グゴンを貶め、ギリギリまで粘って罠を仕掛けたのでした。</p>
<p>　ところが、膜インと筋グゴンは物言わずとも互いを信頼する仲。哀れ、武レドランは逆に膜インと筋グゴンに陥れられ、ゴセイジャーに敗れ去ってしまいます。</p>
<p>　あ、冒頭のストーリー紹介と重複してしまいました。まぁ、ここで言いたいのは、膜インと筋グゴンの仲が結構気持ち悪いという事と、武レドランの知略をいとも簡単に凌駕する幽魔獣のトップ二人によって、ゴセイジャーが蚊帳の外にならずに済んだという事。膜インと筋グゴンが退場して、武レドランがまんまと逃げおおせたら、幽魔獣をゴセイジャーが倒さない事になってしまいますからね。なお、膜インと筋グゴンって、声とキャラクター以外、結構ストーリー上の存在感が薄い存在でしたが、実は奸智に長けた存在だったということが示され、一気に存在感を増した感があります。</p>
<p>　さて、今回は、あえて正義側に関しては言及しません。はっきり言って、いつもと変わらないので…。</p>
<p>　で、悪側をクローズアップしていくと、盛り上がっているけど、何だかよく分からない。</p>
<p>　まず、エルレイの匣。これが正体不明。いや、シリーズ展開上、まだ正体不明でも構わないんですけど、既に意味不明な感があるので。</p>
<p>　前提として、エルレイの匣は幽魔獣のパワーを結集したガジェットです。しかし、1万年前の戦いで当時のゴセイジャーに逆に利用され、膜インと筋グゴンは封印の憂き目に遭いました。そして現代に至り、武レドランはエルレイの匣の封印を解いて膜インと筋グゴンを復活させます。さらに今回、そのエルレイの匣を使ってゴセイジャーはおろか膜イン、筋グゴンまで封印してしまおうとするわけですが、ここまで見て気付くのは、エルレイの匣が「なんでもアリ」な強力兵器である事です。</p>
<p>　この「なんでもアリ」は、実は圧倒的に面白味に欠ける存在である事を約束します。とんでもないものを作ってしまったという感覚が膜イン達にあり、極端に恐れるような描写があれば、まだ深みもあったのですけど、「諸刃の剣」とか言ってる割には、楽しそうに腹の中にしまっているし、ゴセイジャーにも幽魔獣にも使用できて、ゴセイジャーにも幽魔獣にも効果を発揮するとか、もう意味分からん。</p>
<p>　というわけで、ストーリー上の最重要ガジェットである筈のこのエルレイの匣が、いかに不徹底な存在かが窺えます。後に続くエピソードで、何かしらのテーゼがある事に期待します。</p>
<p>　このエルレイの匣に関わり、武レドランも大変不徹底な存在です。ただし、このまま退場するという前提ならば。以下、退場を前提に話を進めます。</p>
<p>　ウォースターにおけるブレドランは、割と分り易い「腹黒キャラ」でした。ただし、まだシリーズ初期だったのもあって描写が浅く、何か企んでいるようにも企んでいないようにも見え、ウォースター壊滅時に退場してしまっていても、今回ほど違和感を抱きませんでした(<span style="font-size:x-small;">実際、私は退場したと思った</span>)。</p>
<p>　しかし、彼が幽魔獣として登場したからには、シリーズに一貫して登場する事を期待してしまいます。しかも、今度は「腹黒キャラ」に磨きがかかり、はっきりと何かの目的を抱いて幽魔獣に寄っているのが明確なのです。</p>
<p>　ところが、この武レドラン、真の目的が「ゴセイジャーと幽魔獣を封印して地球を我が物とする事」だと告白します。何とスケールが大きく、何と矮小か。要するに、言ってる事のスケールは大きいけれど、思考的な面では実に短絡的で浅薄。あれだけ巧みな心理操作の罠を仕掛けて視聴者を感心させておきながら、この目的の薄さには愕然としてしまいます。</p>
<p>　ウォースター、幽魔獣と渡り歩き、ミラクルゴセイヘッダーの存在を知り、1万年前の戦いを知っている…。こんな深淵なキャラクターを、こんな矮小化されたキャラクターにしてしまうとは、全く悪意すら感じられます。</p>
<p>　その最期も、幽魔獣編の最後を飾るという栄誉ある役を与えられる筈もありませんから、惨めなもの。レギュラーロボ総登場の巨大戦でメッタ打ちにされるという、何とも割り切れない幕引きでした。確かに、バトル自体はテンポ、テンション共に高く、見応え充分でした。しかし、これまでの「ゴセイジャー」ならば、幹部戦で一発奇跡が起きてもおかしくないのに、武レドラン戦では殆どゴセイジャー達のストレート勝ちであり、こういった面でも冷遇されています。</p>
<p>　というわけで、逆説的に、武レドランが退場しないのではないか、という結論になるわけです(笑)。</p>
<p>　こんな不徹底なキャラ退場を放置する程、シリーズ構成は堕ちていない筈…。そう信じたいです。</p>
<p>　ちなみに、「仮面ライダーOOO」が始まりましたが、アチラが「W」の余韻を霧散させる程面白かったので、そういった面でも「ゴセイジャー」は分が悪かったと…。</p>
<p>　頑張れ！ゴセイジャー！</p>
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		</item>
		<item>
		<title>epic28 「おとうさんの宝物」</title>
		<link>http://www.sirmiles.com/goseigers/133.html</link>
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		<pubDate>Tue, 31 Aug 2010 09:04:54 +0000</pubDate>
		<dc:creator>SirMiles</dc:creator>
				<category><![CDATA[Epic]]></category>
		<category><![CDATA[ゴセイジャー]]></category>

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		<description><![CDATA[　「ゴセイジャー」の「空気」と揶揄される天知親子にスポットを当てたお話。ようやく天知親子メインのお話が展開され、彼等が「ゴセイジャー」の中で果たすべきポジションを見せてくれ…なかったですね。 　私はシリーズ開始当初、天知 [...]]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p>　「ゴセイジャー」の「空気」と揶揄される天知親子にスポットを当てたお話。ようやく天知親子メインのお話が展開され、彼等が「ゴセイジャー」の中で果たすべきポジションを見せてくれ…なかったですね。</p>
<p>　私はシリーズ開始当初、天知博士に髭男爵のキャスティングがなされた事で、人間側から護星天使達を導く役割を、コミカルな面を備えつつ果たせるキャラクターとして期待しました。息子の望もしかりで、人間として成長途上にある望と、護星天使として成長途上にあるゴセイジャーの対比が、爽やかで鮮やかな成長物語を展開に寄与するものと期待していました。</p>
<p>　しかし、シリーズ中盤を過ぎた今も、天知親子の意義は、単に居候先の親子の域を脱することなく、わずかに望とアラタが友達であることを強調しているに過ぎません。また、アラタも望の良きお兄さんではなく、殆ど同年代の友達になってしまっており、私は見ていて苛立すら覚えてしまうのです(<span style="font-size:x-small;">あまり言いたくはないですが、私はアラタというキャラクターが肌に合わないのかも</span>)。</p>
<p>　その悪い処が一気に表面化してしまったのが今回。</p>
<p>　確かに、話の流れや筋運びの巧みさは、なかなかいい線行っていると思います。髭男爵のキャラクターに引っ掛けた小道具も面白いし、親子の絆が幽魔獣の術を破るくだりなど、感動モノに仕上がっています。ロケーションの選別も完璧。素直に感動物語として成立しています。</p>
<p>　ただし、これって天知親子である必要があったのか？</p>
<p>　何が言いたいかは続きの方で。</p>
<p><span id="more-133"></span></p>
<p>　今回登場の幽魔獣は、遮光器土偶のピカリ眼(ピカリメ)。</p>
<p>　遮光器土偶とか、もうUMAじゃないです。この時点でググーッとテンションが下がってしまったのですが、まぁMU的なチョイスという点で、許容しておきましょう。恐らく、遮光器土偶のモデルが宇宙人だというヨタ話が元になっており、宇宙人ではなくて実はUMAだったという、中途半端な設定付けが笑える幽魔獣です。ネーミングソースは「光る眼」という事らしいですが、映画の方は無知識なのでコメントは控えます。</p>
<p>　その体型から発想したのか、何故か柳原可奈子さんの持ちキャラをその口調に取り入れていて、その喋りがいちいち可愛らしい。沖佳苗さんというキャスティングはピッタリだったと思います。ニチアサの流れでプリキュアも見ているので、そのギャップを楽しめましたよ。ちなみに沖さん、結構特撮マニアらしいですね。</p>
<p>　このピカリ眼の特殊能力は、その特徴的な両眼をフラッシュさせ、その光を見た者を意のままに操るというもの。実際は、劇中にて大した命令をしていないので、単に感情を奪って言う事を聞きやすくするといった具合になっています。</p>
<p>　この術にかかってしまったのが、望。</p>
<p>　望は術にかかって無表情のまま帰ってくるなり、天知博士の「第三の宝物」であるワイングラスを割ってしまいます。謝ろうともせず、無言のまま部屋を出て行く望に、天知博士は失望。天知博士は自分に親としての資格があるかどうか苦悩していくのでした。</p>
<p>　その後、望は何故か集団飛び込みの先導者に選ばれます。それとは別に、武レドランの策略によってピカリ眼を援護すべく膜インが出現。幽魔獣対応に追われるゴセイジャーは、望を助ける事もままならず…といった具合に話が進んでいきます。</p>
<p>　結局、アラタは天知博士が望を止められるという自信に充ち溢れており、その通りに事は運んでいくわけですが、シーンの繋げ方やカット割の巧みさが功を奏していて、実にスリリングかつエモーショナル。ピカリ眼と膜インのコンビ、そしてゴセイジャーとゴセイナイトの共闘もそれぞれ有機的に機能していて、見応えがありました。</p>
<p>　特に、それまで照れ臭くて「一番の宝物」を開示出来なかった博士が、望こそ一番の宝物だと告白して望の感情を再び喚起するシーン、そしてゴセイナイトの「人の感情は理解出来ないが、幽魔獣の行為とは違って素晴らしいものだということは理解出来る」という言が素晴らしかったと思います。</p>
<p>　しかしですね、これが天知親子である必要は、必ずしもなかったような気がするのです。</p>
<p>　博士と望の関係は、ごく普通の親子よりも良好であり、術にかかった望を見て、突如悪い子になったと頭を抱えてしまう博士には違和感があります。勿論、アラタが博士をさしたる根拠なく全面的に信用するくだりがあるので、レギュラーキャラという面が奏功した部分もありますが、アラタが感覚的に行動するのはいつもの事なので、恐らく初対面の親子でも、同じ尺分の身の上話があれば、充分事足りたでしょう。</p>
<p>　他にも、ワイングラスの事は伏線にもならず、後半は完全に忘れ去られていたり。更に、望を説得する際にアラタ達の名前を持ち出す場面でも、そんなに深く付き合っている印象がないので、とって付けたような感じになってしまい、結局は、望が一番の宝物という言葉しか届いていないように見えます。しかも、宝物云々はアラタにしか通じないタームなんですよ。これは問題です。</p>
<p>　総じて、天知親子のように良好な家庭よりは、最近親子関係に悩みを生じている親子の方が適役だったというわけで。今回の違和感の正体は色々挙げられますが、最大の違和感は、普段の親子関係が良好過ぎるという処でしょう。この違和感の所為で、天知親子の存在意義すら問うてしまいそうになります。</p>
<p>　まぁ、一番の問題は、天知親子が「空気」であるという事か。これまでのエピソードでも、そして今回でも、大変有効にキャラクターが活用されたという印象はありません。「ゴセイジャー」には、敵組織が交代したり、ゴセイナイトが参戦したり、武レドランが暗躍したりと、なかなかセンセーショナルな仕掛けが一杯あるにも関わらず、今一つ乗れていないのは、「唯一の人間キャラクター(<span style="font-size:x-small;">これ重要！</span>)」である天知親子がストーリーから疎外されている為に、絵空事の感覚が強まってしまっているからでしょう。もっと、地に足が着いても良いのではないでしょうか。</p>
<p>　なお、前段でも触れたように、武レドランは今回、膜インを巧みに陥れます。筋グゴンと膜インの関係を引き裂いていて、今回は膜インを言葉巧みに戦場へと駆り立て、いざ膜インの危機になると、身を呈して庇ってみせる。この偽りの献身はウォースター編でも見られたものであり、武レドランの意図が伝わってきます。エルレイの匣を使って、武レドランは一体何をしようというのか。この流れが、現在最大の楽しみになっています。</p>
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		<title>epic27 「目覚めろ、アグリ！」</title>
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		<pubDate>Tue, 24 Aug 2010 09:02:56 +0000</pubDate>
		<dc:creator>SirMiles</dc:creator>
				<category><![CDATA[Epic]]></category>
		<category><![CDATA[ゴセイジャー]]></category>

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		<description><![CDATA[　前回は、コミカルな展開で傑作たり得たわけですが、密かに期待していた「傑作シリアス回」が出現しました。 　幽魔獣編は、ゴセイナイト登場編を消化した後、ゴセイジャーのメンバー個々とゴセイナイトの関わりを描いているわけですが [...]]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p>　前回は、コミカルな展開で傑作たり得たわけですが、密かに期待していた「傑作シリアス回」が出現しました。</p>
<p>　幽魔獣編は、ゴセイナイト登場編を消化した後、ゴセイジャーのメンバー個々とゴセイナイトの関わりを描いているわけですが、今回はアグリがメインとなります。</p>
<p>　ゴセイジャーのメンバーは、あまり悩まないタイプが多く、アグリにしても例外ではないのですが、楽天的なスカイック族の二人、沈着冷静ながらキャラが壊れる事も多いハイド、基本的にアゲアゲなモネと比べれば、アグリは思慮に富んでいるというか、割と苦悩が似合うタイプであると言えます。</p>
<p>　今回の巧い処は、アグリの苦悩が自発的なものではなく、基本的に他発的なものになっていて、普段ならば悩む必要のないような事を、幽魔獣の所為で悩まなければならなくなってしまう処です。これにより、アグリ本来が持つ精神的な強さと、ゴセイジャーの内包するおおらかさがスポイルされないようになっています。</p>
<p>　同時に、アグリが深層で抱えているコンプレックスを表層に持ち上げて来るという作劇となり、アグリがそれを克服するという展開も可能にしています。</p>
<p>　また、ゴセイナイトの使い方が巧い。ゴセイナイトは人間でも護星天使でもなく、あくまでヘッダーの進化系なので、基本的に建前で物事を言わない。結局、アグリの耳にはゴセイナイトの言い草が全てダイレクトに入ることになり、そこには他者の介在が一切存在しないわけです。正に、魂の言葉が届いている感覚なのです。</p>
<p>　その他にも色々と見所がありますので、続きの方で無駄話共々述べてみようと思います。</p>
<p><span id="more-131"></span></p>
<p>　今回登場の幽魔獣は、人魚のジョ言(ジョゴン)。遂に人魚モチーフが来ました。しかも、いわゆる西洋童話の「マーメイド」ではなく、いかがわしい「人魚のミイラ」の類がモチーフ。結構気持ち悪いデザインで仕上げられていて、これぞUMAな雰囲気たっぷりなのです。</p>
<p>　人魚と言えば水場というのが相場なのですが、残念ながらランディック族相手なので、海や川といった場所での活躍はありません。ただし、地面が水面であるかの如く振舞うという特殊能力を持っており、そのシーンはCGによる先進的表現と、頭部造形物を地面に置くというアナログな表現を併用し、雰囲気たっぷりに描写されます。</p>
<p>　問題はネーミングソースですが、これは既に映画モチーフではないような気がします。人魚と言えば、ジュゴンを誤認したという説が有名ですから、ジョ言という名前はジュゴンから強くインスパイアされていると考えるべきで、そこに「言葉による心理攻撃」という特殊能力を引っ掛けて「言」の文字を当てているのではないでしょうか。多分、こじつけ的に映画モチーフもあると思いますが、少なくともジュゴンの語感とイメージの方がはるかに鮮明です。ま、モチーフとなった映画が分からなかった事への言い訳ですけど(笑)。</p>
<p>　前段でも少し触れましたが、このジョ言は「言葉による心理攻撃」を得意とします。ただ、その言葉を発するのはジョ言ではなく、他の誰でも有りません。ジョ言は特殊な鱗を人間に付着させるだけ。この鱗が付着すると、その人のコンプレックスに、他人の言葉がダイレクトに響くようになります。つまり、他人の言葉が自分の悪意であるように改変されて聞こえるわけです。</p>
<p>　この特殊能力によって街は大混乱。しかし、地球を汚すという大義からは、完全に乖離していますな。個人的には、こういうチマチマとした心理攻撃の方が現実感があり、より東映ヒーローらしくて良いと思っていますが。</p>
<p>　さて、このジョ言の鱗はアグリにも付着。ここからアグリの苦闘が始まるわけです。</p>
<p>　アグリに聞こえる、他人の言葉は結構エグい。アグリが深層に抱えているコンプレックスは、平たく言えば自分に特徴がないということ。ゴセイジャーの中で、自分の役割がいったい何なのかが、今一つ掴みきれていないという事なのですが、基本的にアグリは自信家なので、これまで表層には出てこなかったという設定のようです。</p>
<p>　アグリが把握している個々の特徴は、アラタが不思議な魅力、エリが明るさ、モネが集中力、ハイドが冷静さ。</p>
<p>　…アラタの「不思議な魅力」って何だよ(笑)。</p>
<p>　話は逸れますが、このアラタに対する評価こそが、「ゴセイジャー」の迷走を物語っている気がします。</p>
<p>　確かにアラタには「不思議な魅力」があります。それは視聴者からすると素直な感想でしょう。しかし、その魅力の正体は何かと問われると、ふと考えてしまうのです。</p>
<p>　私が考えるに、アラタの不思議な魅力の源は、演ずる千葉さんの醸しだす雰囲気がほぼ全てであり、「ゴセイジャー」という番組そのものが創り上げたアラタ像ではないのではないかという事です。つまり、制作側としてはアラタというキャラクターを使いあぐねているわけです。千葉さんという、超個性的な強力キャストを得たことで、「ゴセイジャー」という番組が得たものは大きかった筈ですが、逆に強力過ぎて転がすのが難しくなってしまった、それがアラタです。</p>
<p>　勿論、これまでの戦隊シリーズでも、キャストの魅力に強力に牽引されたメンバーは存在しました。最も顕著な例で言えば、「ゴレンジャー」のアオレンジャーこと新命明。宮内洋御大が好き勝手に(<span style="font-size:x-small;">褒め言葉ですよ</span>)演じた事により、もはや新命明＝宮内洋しか有り得ないキャラクターになりました。また、「ジェットマン」でのブラックコンドル＝結城凱も好例です。若松俊秀さんの洗練されたおしゃれな雰囲気により、凱は熱くクサいセリフを言わせる脚本の中にあっても、クール・スタイリッシュに振舞うキャラクターとなりました。</p>
<p>　しかし、これらの好例はあくまで「レッドじゃない」事に注意しなければなりません。どんなに各キャラクターに工夫があっても、あくまで戦隊の顔はレッド。レッドの魅力は直接シリーズの魅力に直結します。</p>
<p>　基本的に戦隊レッドは、ビジュアル的に(<span style="font-size:x-small;">キャストの見た目という意味ではなく、演出や見せ方の上で</span>)納得させられるのが常でした。なので、割とステロタイプなキャラクターになります。そして、それがそのシリーズのカラーとなります。しかし、アラタはビジュアルではなく、香るタイプと言えば適切でしょうか、とにかくキャラクター付けにも演出にも迷いが見られ、その分解寸前のキャラクター性を、千葉さんの雰囲気が強力に一つのキャラクターにまとめあげている感じなのです。</p>
<p>　ああ、ようやくアラタに感じていた違和感の正体が分かりました。アグリの「不思議な魅力」という言葉が、憑き物を落としてくれたような気がします。</p>
<p>　さて、話は大幅に逸れてしまいましたが、ここでアグリに関する話題に戻します。</p>
<p>　アグリはジョ言の鱗に翻弄され続け、モネに「元お兄ちゃん」と言われてしまい(<span style="font-size:x-small;">いや、そう聞こえているだけなんですが</span>)、そのダメージは決定的に。</p>
<p>　完全に自分を「要らない子」として認識してしまったアグリ。そんな彼の前にゴセイナイトが現れます。</p>
<p>　ゴセイナイトは、元々本音も建前もない、歯に衣着せぬ物言いでゴセイジャーの弱点を指摘するキャラクターですから、アグリに対しても容赦はありません。ただ、それがアグリを貶める語句ではなく、あくまで檄を飛ばす語句なのが熱く、それ故にジョ言の鱗のフィルターで改変される事もなく、アグリの心に届きます。</p>
<p>　キャラクターの特徴を活かすというのは、こういう事です。もしかすると、ゴセイナイトはもう少し柔らかい言い方をしたかも知れませんが、結局、言いたい事の中身は全く改変されずにアグリに届いたわけで、ゴセイナイトの特殊性が存分に活かされた形となりました。</p>
<p>　ゴセイナイトの言葉に奮起したアグリは、いかなる風評にも信念を曲げない、真に強い男となり、いきなり生身からスーパーゴセイブラックになるというワザまでやってのけます。これは燃える展開でした。アグリの強さをゴセイナイトも認識し、これで両者の絆も深まりました。</p>
<p>　一方で、シリーズの流れに関わる要素も盛り込まれます。</p>
<p>　武レドランが、密かに筋グゴンを陥れるのです。ジョ言の鱗の付着した筋グゴンは、膜インに知性の無さを貶められたと勘違いし、キレてしまうのです。そして、勢い付いたゴセイジャーによって大きなダメージを負ってしまいます。</p>
<p>　武レドランの真意は不明ですが、これも彼の作戦の中のひとコマに過ぎないものと思われます。</p>
<p>　色々と面白くなってまいりましたね。思わず、いつもより長く書いてしまいました。</p>
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		<title>epic26 「護星天使、爆笑！」</title>
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		<pubDate>Wed, 18 Aug 2010 09:05:07 +0000</pubDate>
		<dc:creator>SirMiles</dc:creator>
				<category><![CDATA[Epic]]></category>
		<category><![CDATA[ゴセイジャー]]></category>

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		<description><![CDATA[　いやぁ、これは傑作エピソードではないですか？ 　色々なパターンの話を展開する「ゴセイジャー」ですが、やっぱりキャラの殻を破るようなコメディこそが、真骨頂なんですね。 　とはいえ、キャラクターのギャップといった面でギャグ [...]]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p>　いやぁ、これは傑作エピソードではないですか？</p>
<p>　色々なパターンの話を展開する「ゴセイジャー」ですが、やっぱりキャラの殻を破るようなコメディこそが、真骨頂なんですね。</p>
<p>　とはいえ、キャラクターのギャップといった面でギャグが映えるのは、やっぱりハイドなので、結局はハイドにまつわるギャグ回が傑出しているということになるのですが。</p>
<p>　今回は、そこにゴセイナイトが加わるので、余計に面白味が増しています。ただし、ゴセイナイトはハイドの醸しだす「ズレ」の味とは無縁であり、あくまでゴセイナイトというキャラクターの中でしか動いていない。これが凄い処なのです。つまり、ハイドはキャラクターの大枠の外にちょっとだけはみ出しつつ、面白おかしく立ちまわることによってコミカルさを出しているのに対し、ゴセイナイトはあくまでシチュエーションコメディになっているわけです。</p>
<p>　具体的には、ハイドの声を裏返した大笑いなんかは、オヤジギャグへの過敏な反応という「キャラクター崩し」と、キャラクターに似つかわしくない大袈裟なリアクションで笑いを取る「ギャップ芸」の合わせ技。対するゴセイナイトは、声色も立ち振る舞いも変えず、あくまでハイドに指示されたとおりのセリフを言ってみせたに過ぎません。この、ゴセイナイトがクソ真面目にやった事が、周囲(主に視聴者)とのギャップを生じさせている故に、そこに笑いが起こるのです。</p>
<p>　サブタイトルの感じから、寒いドタバタギャグ回を想像していましたが、意外に硬派なコメディを展開していて驚かされた本エピソードの詳細は、続きにて。ただし、私の夏季休業中の放送だったこともあり、申し訳ございませんが、やや手抜き気味です…。</p>
<p><span id="more-128"></span></p>
<p>　今回登場した幽魔獣は、天狗のヒッ斗(ヒット)。先にネーミングソースに言及しておきますが、「IT」という映画だとのことで。私はこの映画を見ていませんが、ピエロが立ちまわる内容のホラー映画らしいので、まぁ今回のヒッ斗の道化のような振る舞いとは一致しているかな、と。</p>
<p>　それにしても、もう天狗ともなるとUMAというより、昔ながらの妖怪の範疇になりますね。UMAというカテゴライズに相応しいものは、まだ結構あると思うのですが、如何せんメジャーなものとなると限られてしまい、子ども達に分からないようなものでは困るからでしょうねぇ。</p>
<p>　デザイン的には、カラス天狗とサソリを巧く融合させた感じで処理されていますが、それは天狗というモチーフを認識した後の話。前情報なしで見ると、実際は天狗というよりサソリの怪人のイメージが強く、割と分かりにくいデザインだとも思えます。</p>
<p>　また、天狗は山神というイメージが強く、今回のヒッ斗のような道化のイメージは想起し難い印象なので(<span style="font-size:x-small;">あくまで私は、ですが</span>)、どうもチグハグな感が否めません。笑った者を瓢箪に吸い込むというイメージは、西遊記の金角銀角あたりを想起させる為、余計にモチーフをはぐらかされている感じです。天狗も瓢箪持ってますけどね。</p>
<p>　さて、このヒッ斗、前述のように笑った者を瓢箪に吸い込んでしまうという能力の持ち主ですが、この能力によって、街の人々のみならず、ゴセイジャーの面々が次々とその術中にハマってしまいます。そして最終的にハイドだけが、他の面々と笑いのツボが全く異なる為、難を逃れている構図となります。</p>
<p>　ハイドのツボは、ズバリ、オヤジギャグ。あからさまなダジャレに激しく反応してしまうという、論理的に複雑な事象を読み解く思考を持ちながら、至極単純明快な笑いにしか反応しないあたり、ハイドの意外な面を見た感もあり、また逆にハイドらしいと言えばハイドらしくもあります。</p>
<p>　ヒッ斗は、くすぐり風や放屁という、笑いに関しては奥の手とも言える技も繰り出す策士でもあり、ゴセイジャーもその技の餌食となってしまうわけですが、ハイドは、笑いのツボがズレているのと、一度見た技への対抗手段を編み出す能力に長けている事から、難を逃れているわけです。一方、ゴセイナイトはそもそも笑いなど意に介さないクールさが売りですから、ヒッ斗の罠にはかかりません。</p>
<p>　今回は、このハイドとゴセイナイトのコンビネーションが、どのように完成されていくかというプロセスでもあるのですが、それこそが今回の白眉になります。</p>
<p>　結論から言ってしまうと、「本人たち大真面目、周囲は大笑い」。つまり、クールな芝居をハイドとゴセイナイトがやっているので、本来の彼等のキャラクターを崩すことなく、その上で、二人が繰り広げる「共同作戦」が通例の感覚との温度差を生じている為、ユーモアが生まれるといった具合なのです。</p>
<p>　この絶妙な構成によって、ギャグコンビを組んでしまったという感覚で処理されることなく、ハイドとゴセイナイトの信頼感といった部分を巧く描くことに成功しています。これは素晴らしい処理です。</p>
<p>　「共同作戦」の内容は、咄嗟の思いつきでハイドがボケ、ゴセイナイトがツッコミを演じ、ヒッ斗の「自らも笑えば瓢箪に吸い込まれる」という弱点を突く事。漫才の内容は、ハイドのツボであるオヤジギャグではなく、コテコテに寒いボケツッコミ漫才でしたが(<span style="font-size:x-small;">でないと、ハイド自身が笑ってしまいます</span>)、これ一応、ハイドの研究の成果なんでしょうねぇ。そこがまた笑いを誘うんですけど。</p>
<p>　で、この漫才は間から抑揚から何から全てメチャクチャで、演出がわざわざ「ピューッ」と風を吹かせるまでもなく、本当に寒いのですが、これを、演出がしっかり狙ってやっているのが凄い。</p>
<p>　ハイドとゴセイナイトの漫才は、完全にヘタクソな失敗作でしたが、視聴者的にはこれが爆笑モノ。いわゆるスベリオチというやつですけど、ヒッ斗が笑ったのは、このスベリオチに対してだったのか、それとも漫才の内容そのものに対してだったのか、今一つ掴めないのが惜しい処です。</p>
<p>　ゴセイナイトは、ハイドの作戦が図に当たった事から、彼の戦略家としての才を認めたようですが、その辺りを多く語らないのは、逆に奥ゆかしくて良かったと思います。</p>
<p>　ちなみに、アクション面では、瓢箪を使って往年のカンフー映画のようなコミカルな動きを見せていました。こういったアクションに対する貪欲な姿勢は、画面に奥行きを与えます。「ゴセイジャー」自体、アクション面に影響するような縛り(<span style="font-size:x-small;">例えば、忍術とか拳法とかチャンバラとか</span>)が設定されていないので、アクションの見せ方はかえって難しいと推測されますが、毎回工夫を凝らして魅せてくれるのが嬉しいですね。</p>
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		<title>epic25 「ノスタルジック・モネ」</title>
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		<pubDate>Wed, 11 Aug 2010 09:03:29 +0000</pubDate>
		<dc:creator>SirMiles</dc:creator>
				<category><![CDATA[Epic]]></category>
		<category><![CDATA[ゴセイジャー]]></category>

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		<description><![CDATA[　モネが最年少という設定を活用したエピソード…と思われます。これまで、アグリとモネが兄妹という関係にある以外は、特に護星天使達の家族の存在に関して触れられる事がありませんでしたが、遂に「母親」という存在を出して来たなとい [...]]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p>　モネが最年少という設定を活用したエピソード…と思われます。これまで、アグリとモネが兄妹という関係にある以外は、特に護星天使達の家族の存在に関して触れられる事がありませんでしたが、遂に「母親」という存在を出して来たなという感じです。</p>
<p>　正直な処、「母親」を出したにしてはインパクトが弱い気もしますが、まぁ結局は偽物だったので仕方ない処でしょう。一方、護星界への郷愁や母親への思慕が渦巻くモネの心情描写は、なかなか素晴らしいものがありました。普段は殆ど悩むことなく突っ走るタイプのモネだからこそ、苦悩の深さが伝わるという展開もいいです。</p>
<p>　また、兄であるアグリが、モネに対して苛立を隠せない様子なのも巧い。劇中では明確にされていませんが、アグリにも少なからず護星界への郷愁があり、それ故、モネの態度が癪に障ったのだと容易に想像出来ます。ただし、アグリはモネよりも年長者であり、護星天使としての使命感は非常に強いので、その郷愁や思慕といった感情を強く抑え込んでいるのでしょう。今回も弱音を吐くような事はありませんでした。その綻びが苛立という形で表面化したものと解釈できそうです。</p>
<p>　で、何度か問題にしている件に関して。</p>
<p>　やっぱりアグリとモネは実年齢が透けて見える！</p>
<p>　勿論、実年齢の知識については一生懸命抑止しつつ見た上での話ですけど、何も予備知識のない方が見ると、どう見えてるんでしょうか。</p>
<p>　私は容姿の面も含めて、アグリはアップのカットなんかだと結構(<span style="font-size:x-small;">場合によっては童顔のアラタよりも</span>)幼く見えるし、モネ(<span style="font-size:x-small;">というかみっきー</span>)は20歳という実年齢よりも随分大人っぽく見えると思います。老けて見えるという意味ではないですよ。</p>
<p>　なので、子供っぽく母親に甘えるシーンなんかは、可愛いのは可愛いんですけど、ちょっと違和感があったり。この辺は仕方ないんですけどね。</p>
<p>　では、詳しい話は続きにて。</p>
<p><span id="more-120"></span></p>
<p>　今回、膜インが使った幽魔獣は、妖精のサラワレテ居(サラワレテイル)。妖精ってUMA？やっぱりネタ切れかい？というツッコミは置いといて、妖精というモチーフにしては、非常に植物的なデザインが個性的です。普通は蝶やカゲロウ等、線の細い昆虫がモチーフになる印象ですけど、これはこれでアリだと思います。ただし、ウチの子は何のUMAか分からないと評しておりましが。</p>
<p>　ネーミングソースは、「フェアリーテイル」らしいと言う事ですが、語感からすると「スワロウテイル」っぽいですね。ただし、「スワロウテイル」は特にSFでもファンタジーでもないので、やっぱり妖精絡みの「フェアリーテイル」なのでしょう。</p>
<p>　このサラワレテ居は、他人に寸分違わず外見を擬態出来、声帯模写も完璧。その上、特殊な金粉を浴びせる事により、相手の深層の記憶を増幅させる事が出来るので、相手は完全に擬態を本人だと信じこむといった具合。</p>
<p>　この能力を利用して、モネをゴセイジャーより離脱させ、パワーアップを果たしたゴセイジャーの戦力を一気に弱体化させて潰そうというわけです。</p>
<p>　なかなか狡猾で素晴らしい作戦ですけど、この流れは特撮ヒーロー番組で何度も登場したシチュエーションなので、分り易いのがいい処。しかし、分り易いシチュエーションなのに、母親役に、いとうまい子さんをキャスティングするという技によって、一瞬、視聴者も騙されそうになるというのが見事なのです。</p>
<p>　このいとうさんの演技、包容力のある優しげな雰囲気と、正体を表す際の狂気のギャップが物凄く、キャスティングは大成功だったのではないでしょうか。公式サイトでは、みっきーに雰囲気が似ているという点に言及されていましたが、私はそれほど雰囲気が似ているとは思いませんでしたね。</p>
<p>　さて、今回は上記モネ周辺を含めて、割と完成度も高く、充実していたと思います。</p>
<p>　膜イン自ら出撃するあたりに、スーパーゴセイジャー誕生への幽魔獣側の危機感も感じられますし、サラワレテ居の露出を極めて少なくする事で、本当にモネの母親を正体不明にしている処等、構成や演出が際立って巧いです。</p>
<p>　モネの異変に、アグリよりゴセイナイトが先に気付くというのも巧い。ゴセイジャー達は互いを信頼し切っている事が、裏目に出ているわけです。アラタ達もモネの様子がおかしいことに気付きはするものの、モネの使命感を露程も疑っていないので、まさか敵の術中にはまっている等とは当初考えもしない。アグリに至っては、モネの態度を単なる甘えの発露と受け止めてしまい、仲間・肉親である事による視野狭窄を露呈してしまっている。ここに「外部」のゴセイナイトが切り込む事で、モネの異変が認知されるという展開が巧いのです。しかも、ゴセイナイトはモネの態度ではなく、サラワレテ居の金粉の気付くという、徹底した物質主義(<span style="font-size:x-small;">いい意味で</span>)。メンタルの介入がないので、実にクールです。</p>
<p>　モネがエリやアグリに相談(？)し、やがて自分が進むべき道を見出し、サラワレテ居の幻惑を打ち破るくだりも熱いですね。ここではメンタル面を前面に押し出しています。特に、母親への思慕と葛藤するモネの姿が、いじらしくも力強い。正にランディックの秘めたる力といった雰囲気です。業を煮やしたサラワレテ居が、キレて演技を諦めてしまうあたりは、ちょっと強引で笑えましたけど。</p>
<p>　クライマックスにおける、モネとゴセイナイトのタッグもクール。相手に飛び込んで行く果敢なバトルスタイルをこれでもかと誇示するモネと、冷静な判断力と正確無比な射撃能力で援護するゴセイナイト。このコントラストは本当に抜群の魅力を放っていました。</p>
<p>　ちょっと残念だったのは、モネの誘惑に失敗した事を知った膜インが、早々に退散してしまった事。誘惑の失敗・成功の如何に関わらず、モネ不在には変わりなく、充分4人＋1人を圧倒するだけの実力を持つ膜インが退散する理由付けに乏しかった気がします。スーパーゴセイジャーになるタイミング等を、もっと調整すれば違ったかも知れませんね。</p>
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		<title>epic24 「ミラクルアタック・ゴセイジャー」</title>
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		<pubDate>Thu, 05 Aug 2010 09:08:52 +0000</pubDate>
		<dc:creator>SirMiles</dc:creator>
				<category><![CDATA[Epic]]></category>
		<category><![CDATA[ゴセイジャー]]></category>

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		<description><![CDATA[　ミラクルゴセイヘッダー登場編。古の封印されたヘッダー、古びた青銅の剣への擬態、武レドランの意味深な言動等々、どれをとっても上質の旨味。雰囲気もたっぷりです。 　1クールで私が問題点として挙げていた「降ってくる奇跡」もか [...]]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p>　ミラクルゴセイヘッダー登場編。古の封印されたヘッダー、古びた青銅の剣への擬態、武レドランの意味深な言動等々、どれをとっても上質の旨味。雰囲気もたっぷりです。</p>
<p>　1クールで私が問題点として挙げていた「降ってくる奇跡」もかなり緩和されており、これはゴセイナイトとのコントラストによる使命感とポリシーの顕在化による処が大きいと思います。</p>
<p>　いわゆる「再生怪人」譚も盛り込まれていて、非常に充実度の高いエピソードなのですが…。</p>
<p>　ちょっと物足りない。</p>
<p>　その物足りなさはどこから来るのか。前置きをこのくらいにして、続きの方で紐解いてみたいと思います。</p>
<p><span id="more-118"></span></p>
<p>　今回登場の幽魔獣は、ブロッケン妖怪のセマッタ霊(セマッタレイ)。ブロッケン妖怪はUMAというより自然現象の呼称に近いものなので、実際モチーフとしてどうなのかとは思いますけど、まぁ現象の正体が不明だった時代には、少なくとも「妖怪」だったので、よしとしましょう。</p>
<p>　ネーミングソースは、「ペット・セメタリー」とされていますが、この映画は死者の蘇生がテーマになっているので、今回の再生幽魔獣軍団に合致していると言えるでしょう。また、ブロッケン妖怪には実体がないという事を活用し、エピソード内で巨大な姿を見せたり、当初の再生幽魔獣軍団が単なる蜃気楼だったりといった展開を見せています。モチーフと活躍ぶりが巧く一致した好例だと言えるでしょう。</p>
<p>　このセマッタ霊が、いきなり巨大な姿で登場するのが今回の冒頭。巨大戦を冒頭に置いてみせる等、パターン破りが試みられています。</p>
<p>　ここでのセマッタ霊は、派手にゴセイグレートと戯れてみせる役。そこにゴセイナイトも巨大化した姿で登場します。ここが今回で最もインパクトのあるシーン(スーパーゴセイジャーよりも…)。ゴセイナイト自体が巨大なグランディオンヘッダーに変形するので、ゴセイナイトのまま巨大化が出来てもそれほど違和感はありません。しかし、これはセマッタ霊の幻影投射能力に便乗しただけでした。そう、私もまんまと騙されてしまったわけです。</p>
<p>　こんな感じで、「意外性」をバンバン積み重ねていく作劇法ならば、今回は大充実回になったのですが…。</p>
<p>　ちなみに、この巨大な幻影を投射する能力というのは、「ウルトラマンA」のヒッポリト星人を彷彿させますね。ただし、ヒッポリトの場合は完全に脅迫の手段だったので、今回のセマッタ霊のように、派手に暴れて気を引くという行動とは、かなり印象が異なります。</p>
<p>　さて、このセマッタ霊の幻は、実は囮の囮。普通だとこれが陽動で、裏に静かなる陰謀が隠されているパターンですけど、今回は、セマッタ霊の「芝居」に気付かせることによって、武レドランの発見したアバレヘッダーをゴセイジャーに認知させ、武レドランの破る事のできない封印をゴセイジャーに解かせるという、凝りに凝った二重の作戦だったのです。</p>
<p>　実にトリッキーで意外性のある作戦ですけど、残念ながらこれが見応えには直結しないんですねぇ。</p>
<p>　まず、作戦の概要が殆ど武レドランの口から語られる為、ビジュアルで納得させられているわけではないということ。そして、巨大戦のインパクトが大きかった為に、武レドランの行動が今一つ印象に残りにくいこと。その後の、アバレヘッダーを使役する武レドランがカッコ良すぎて、そこからは完全にパワー戦に突入してしまい、トリッキーな展開を望めなくなったこと。この三つが主に問題点として挙げられます。</p>
<p>　まぁ、トリッキーな展開を望むのは、多分今回の主旨に反していると思われるので、見当違いの指摘だとは思います。が、折角の「緻密な作戦」だったので、もう少し徹底しても良かったのではないかと思いますね。</p>
<p>　ところで、アバレヘッダーの存在を知っており、さらにスーパーゴセイジャーへのパワーアップを目撃した時に、「そんな能力はなかったはず」といった発言をしていることから、武レドランは護星天使とかなり深い繋がりがあるようです。エピローグで膜イン達に詰め寄られていた事からも、幽魔獣ではハグレモノに近い雰囲気を漂わせていますし、色々と謎がありそうですね。この辺りの「引き」は抜群で、楽しみです。</p>
<p>　逆に私が個人的にとってもイマイチだと思ったのは、ミラクルゴセイヘッダー登場のくだり。ビジュアル的には、相変わらず素晴らしいクォリティで魅せてくれるし、ガジェットそのもののデザイン的には、クリアパーツの使用によるハイセンスなイメージが素晴らしいのですが、話の流れが厳しい。</p>
<p>　アラタがアバレヘッダーの心の叫びを訊こうとして、武器を捨て、武レドランに近づくあたりはいいでしょう。その根拠自体は、ちょっと弱いような気もしますが。</p>
<p>　その後、凄い破壊力を発揮するアバレヘッダーが、何やら色々と口から吐き出すのですが、アラタがそれを浴びても平気なので、どうも違和感があります。</p>
<p>　そして、アラタ自体のキャラクターがやっぱりブレている。今回はあまり「語りかけ」がなくて好印象でしたが、逆にここで使って欲しかったですね。アラタの無償の優しさがミラクルゴセイヘッダーを覚醒させるというくだりで処理すると、説得力が増したのではないでしょうか。</p>
<p>　最後に、アバレヘッダーを手にした瞬間、別のミラクルゴセイヘッダー群が飛び出してくるというのが、ご都合主義的、予定調和的過ぎて興醒め。全員が同時にスーパーゴセイジャーになる都合があったのは分かりますが、安易。もうちょっと練るべき部分があったのではないかと思います。例えば、ゴセイレッドの手にしたゴセイテンソードから放たれる四条の雷光が、各地に散らばるミラクルゴセイヘッダーの封印を一気に解くとか。</p>
<p>　スーパーゴセイジャー自体は、かなり挑戦的なデザインですね。従来の戦隊のパワーアップ武装は、結構シンプルだったのですが、このスーパーゴセイジャーに関しては、結構装飾的になっていて、パワーアップが分り易い。「デンジマン」で村上克司御大が戦隊の枷とした「シンプルであること」とは、かなり外れている気がしますが、実際の装飾は胸部から肩部にかけて集中しているので、戦隊ヒーローのシルエットを崩してはいません。</p>
<p>　そのアクションは、流麗かつ一撃必殺型で統一されており、通常のゴセイジャーが器械体操的な(<span style="font-size:x-small;">いわゆる「JAC」的な</span>)アクションとすれば、このスーパーゴセイジャーは剣劇的な(<span style="font-size:x-small;">いわゆる「剣友会」的な</span>)アクションだと言えるでしょう。再生幽魔獣とは、それぞれ因縁のあるメンバーが戦っており、以前のエピソードを踏まえた発言があったりと、ニヤリとさせる演出が光っていました。</p>
<p>　このように、ビジュアル、アクションはやっぱり素晴らしいのです。一歩、あと一歩踏み込んだストーリー構成の組み立てがあれば、バッチリなんですけどねぇ。</p>
<p>　この回は、<a href="http://www.amazon.co.jp/gp/product/B003YFW6JQ?ie=UTF8&#038;tag=sirmilescentr-22&#038;linkCode=as2&#038;camp=247&#038;creative=7399&#038;creativeASIN=B003YFW6JQ">スーパー戦隊シリーズ 天装戦隊ゴセイジャーVOL.6【DVD】</a><img src="http://www.assoc-amazon.jp/e/ir?t=sirmilescentr-22&#038;l=as2&#038;o=9&#038;a=B003YFW6JQ" width="1" height="1" border="0" alt="" style="border:none !important; margin:0px !important;" /><br />
に収録。</p>
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		<item>
		<title>epic23 「燃えろ！ゴセイジャー」</title>
		<link>http://www.sirmiles.com/goseigers/114.html</link>
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		<pubDate>Mon, 26 Jul 2010 09:08:45 +0000</pubDate>
		<dc:creator>SirMiles</dc:creator>
				<category><![CDATA[Epic]]></category>
		<category><![CDATA[ゴセイジャー]]></category>

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		<description><![CDATA[　あぁ、一週間が長かった！ 　予告でじらされ、心踊らされたスケベ親父状態でございました(笑)。 　そして、満を持して、遂に、十年位のブランクを打破しての水着回～！ 　って、アレっ？ 　こ、これだけ…。 　というわけで、今 [...]]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p>　あぁ、一週間が長かった！</p>
<p>　予告でじらされ、心踊らされたスケベ親父状態でございました(笑)。</p>
<p>　そして、満を持して、遂に、十年位のブランクを打破しての水着回～！</p>
<p>　って、アレっ？</p>
<p>　こ、これだけ…。</p>
<p>　というわけで、今回のレビュー終了です。ありがとうございました。</p>
<p>　…いや、嘘です。ちゃんと書きますよ。話自体は非常に面白かったので。やっぱり、「ゴセイジャー」にはギャグが良く似合う。今までの積み重ねもあって、コミカルなシーンの立ち振る舞いも実にナチュラル。</p>
<p>　CM前後のアイキャッチを見ると、一応、ハイドがメインということらしく、メインと思われていたヒロインは殆ど出番がなかったわけです。しかしながら、ハイド自体の魅力が素晴らしく開花している印象で、もう水着が少ないとかそんな事はどうでも良くなり…いや、やっぱ残念か(笑)。</p>
<p>　ということで、本編の詳しい部分は続きの方をご覧ください。</p>
<p><span id="more-114"></span></p>
<p>　今回登場の幽魔獣は、スカイフィッシュのザイ粉(ザイゴ)。UMAとしては比較的新しい部類に入るスカイフィッシュがモチーフであるだけに、幽魔獣においても新参者扱い。この辺りは元ネタを知るとニヤリとする要素ですね。スローにしないと見えないというネタとか、元のUMAの特性をここまで取り入れたのは、今回がはじめてではないでしょうか。</p>
<p>　また、ザイ粉という名前の語感と、スカイフィッシュの「フィッシュ」から連想したのか、何故か言い回しがいちいちDAIGO御仁っぽい。ポーズまで真似をしており、ここまでやっていいのかと逆に不安になってしまいました。</p>
<p>　ザイ粉のネーミングソースは「サイコ」と言われているのですが、「サイコ」はSF映画ではなくサスペンスだし、本当にそうなのかは疑問です。しかし、他のネーミングソースを思いつかないので、当面は「サイコ」ということにしておきましょう。</p>
<p>　なお、このザイ粉の造形物には、至る所にクリアパーツが使われていて(<span style="font-size:x-small;">ってプラモみたいな言い方ですけど</span>)、灼熱地獄を引き起こすという特性の割に随分涼しげなのが、ミスマッチで面白いですね。</p>
<p>　このザイ粉、人間の体温を上昇させる能力を持っており、その術中にはまった人間が涼を求めてエアコンをガンガンに効かせれば、地球温暖化に繋がるという、納得出来るような出来ないような理論の上で行動します。</p>
<p>　ところが、(多分試験的に)ターゲットになった町は、何と涼を求める知恵に長けたモデル地区で、ザイ粉の目論見は全くの大外れ。そこにたまたま懸賞に当選したエリ、モネ、天知親子が訪れていて…という、何ともスケールの小さい舞台設定が心地良い。</p>
<p>　エリとモネはまんまとザイ粉の罠にかかり、暑さのあまり変身すら出来ない状態に。ここで一気に服を脱ぐか！と思いきや、まだまだおあずけ(笑)。</p>
<p>　今度はエリ達を密かに追いかけてきたアラタ達3人がザイ粉に挑むも、その超スピード攻撃に翻弄されてしまいます。しかし、ハイドの天装術によって水が弱点と判明。反撃を狙ったものの、ザイ粉の「火の粉」を直接大量に打ち込まれてしまった為、たちまち熱中症に陥って変身解除となります。</p>
<p>　ここからがハイドの戦いの開始。</p>
<p>　といっても、ハイドが暑さを克服する為に心頭を滅却するというような鍛錬が始まるのではなく、あくまでライトタッチ。いや、ライトタッチを超えて、すっかりギャグタッチ。ただし、それぞれはそれなりに実効性のある雑学系ネタなので、侮れない感じではあります。だからこそ、論理的なハイドは受け入れたのだと納得出来ます。</p>
<p>　ハイドの場合、生真面目さが仇になって、度を越してしまうのが問題となり、これがまた可笑しさを誘います。かき氷を掻きこみすぎて頭痛を起こしたり、キュウリを食べ過ぎてお腹を壊したり…。それぞれがナチュラルな笑いを提供してくれます。こういったシチュエーションはあざとさと紙一重ですけど、今回は非常にバランスに優れていたように思います。ハイドというキャラクターならではでしょう。</p>
<p>　一方、エリとモネはやっと水着を披露してくれたものの、いきなり透明度がイマイチ低い海での平泳ぎ(笑)。撮影時期からすると、まだ現在のような猛暑ではなかったと思われるので、大変だったのではないでしょうか。その後、全身ショット皆無のまま連れ去られ…。</p>
<p>　ここらで、エリとモネについてはまとめて書いちゃいますけど、結局、途中に合成カットでの水着全身ショットはあったものの、基本的に瞬き用心な感じで、最後まで明瞭なショットはありませんでした。後に、ザイ粉の策略で打ち上げ花火化されてしまった折には、水着のみが地面に落ちてくるという、とってもドッキリなシチュエーションがあったものの、却ってやり過ぎ感があって良くなかったですね。</p>
<p>　こう書いてしまうと、いかにもセクシャルなものを期待しているように誤解されそうですが(<span style="font-size:x-small;">いや、そんな面がある事を否定はしませんけど・笑</span>)、折角スレンダーなヒロインが二人揃っているんだから、それをアピールするような健康的なキュートさがあってもいいと思うんですよねぇ。</p>
<p>　ラストの浴衣姿がとてもキュートだったので、余計に残念です。</p>
<p>　さて、水着談義はこのくらいにして、ハイド達の方に話を戻します。</p>
<p>　ハイドは持ち前の精神力で何とかザイ粉の元へ辿り着くも、今にも卒倒寸前。アラタ、アグリと役割を分担しつつ、エリとモネの救出とザイ粉の打倒を狙うのですが、これがなかなか巧くいかない。</p>
<p>　「アラタ～！」「アグリ～！」「ハイド～！」と互いに大声で励まし呼び合うという、非常に暑苦しい展開になり、エリとモネもその戦い振に思わず「暑苦しい」ともらすのが笑えます。</p>
<p>　物凄い苦戦の様子なのですが、今回は、こんな風にライトな雰囲気へと持って行く手腕が抜群です。実に素晴らしい。</p>
<p>　ちなみに、ここでのゴセイレッドのアクションが、細かい体術を駆使したものになっていて、ジャッキー・アクションやカンフー映画全盛期のJACアクションを見ているようで興味深かったです。同時にある種の懐かしさも。「ジャッカー」～「ゴーグルファイブ」あたりでは、こんな感じの荒唐無稽だけどビジュアルが楽しいといったアクションは多々見られましたが、現在でもそれを再現出来る事に、嬉しい驚きを覚えました。</p>
<p>　結局、苦痛を乗り越えて気合の天装術を放ったハイドによって、氷漬けにされてしまったザイ粉は、アラタとアグリ共同の一撃で粉砕されます。氷系の天装術、始めから自分に使えばよかったのでは…というのは、言いっこなし(笑)。</p>
<p>　私が感心したのは、その直後。普通の流れなら当然エリとモネは助け出されるはずですが、何と敵の思惑通り打ち上げ花火になってしまうのです。これがギャグとして実に効いています。いわゆる「ポロリ」があって、ミスティックデータスハイパーにも見せ場を作り、作劇のアクセントとしてもバッチリです。</p>
<p>　まぁ、ゴセイナイトはいらなかったんじゃないかという話もありますけど、今は夏商戦真っ只中ですから。</p>
<p>　そんなわけで、随分と中身の薄いレビューになってしまった事を、お詫び致します。水着が少なくてテンションが下がったわけではないですからね、決して(笑)。</p>
<p>　この回は、<a href="http://www.amazon.co.jp/gp/product/B003YFW6JQ?ie=UTF8&#038;tag=sirmilescentr-22&#038;linkCode=as2&#038;camp=247&#038;creative=7399&#038;creativeASIN=B003YFW6JQ">スーパー戦隊シリーズ 天装戦隊ゴセイジャーVOL.6【DVD】</a><img src="http://www.assoc-amazon.jp/e/ir?t=sirmilescentr-22&#038;l=as2&#038;o=9&#038;a=B003YFW6JQ" width="1" height="1" border="0" alt="" style="border:none !important; margin:0px !important;" /><br />
に収録。</p>
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		</item>
		<item>
		<title>epic22 「オーバー・ザ・レインボー」</title>
		<link>http://www.sirmiles.com/goseigers/111.html</link>
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		<pubDate>Wed, 21 Jul 2010 09:06:05 +0000</pubDate>
		<dc:creator>SirMiles</dc:creator>
				<category><![CDATA[Epic]]></category>
		<category><![CDATA[ゴセイジャー]]></category>

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		<description><![CDATA[　ゴセイナイトとゴセイジャーが、完全ではないものの護星天使としての絆を形成するというお話。 　物語の構造的にはよくまとまっており、それぞれの見所もしっかり押さえられていて、全体的な見応えはかなり高いものになっています。セ [...]]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p>　ゴセイナイトとゴセイジャーが、完全ではないものの護星天使としての絆を形成するというお話。</p>
<p>　物語の構造的にはよくまとまっており、それぞれの見所もしっかり押さえられていて、全体的な見応えはかなり高いものになっています。セリフでテーマを振りかざすというチープなシーンも殆どなく、アクションとシチュエーションで繋いで行く展開はドライヴ感たっぷり。2クール目も後半に入って、やっとキャラクターが転び始めた印象です。</p>
<p>　そして、前回懸念していた批判者としてのゴセイナイト消滅は、杞憂でした。</p>
<p>　一応、ゴセイナイトはゴセイジャー達の戦いに対する姿勢に疑問を持ちつつも、新世代の護星天使としてのポリシーを強く持ちながら行動する彼等が常に気になっているとされ、いきなり掌を返して仲間になるような陳腐な展開にならなかったのは好感触。それも、ゴセイジャーの戦い方(つまりアクションシーン)を見て徐々に納得していくという、このテのドラマならではのやり方が潔く、また説得力があります。</p>
<p>　全体的な構成としては、手放しで褒められるレベルなのですが、細かい部分は割と適当というか投げっぱなしというか…。こういう部分を徹底すると、「ゴセイジャー」はかなりいいシリーズになると思うんですがねぇ。</p>
<p>　ということで、その不徹底な部分と抜群の部分のコントラストを、続きの文章で出せたら…いいんですが。</p>
<p><span id="more-111"></span></p>
<p>　今回の幽魔獣は、ネッシーのウオボ渦(ウオボウズ)。遂に世界で最も有名なUMAの一つであるネッシーモチーフが登場です。ネーミングソースは、「ウォーター・ホース」という映画らしい。この映画、一応ネッシーが題材とのことで、モチーフの一致は完璧なのですが、この映画の事は今回初めて知りましたよ。なので、これ以上は語りません(笑)。</p>
<p>　このウオボ渦、膜インが丁寧語で話しかける程、由緒正しい幽魔獣らしいのですが、それもその筈。はるか昔、最強と謳われたグランディオン・ヘッダー(つまり後のゴセイナイト)ですら歯が立たなかった幽魔獣なのです。</p>
<p>　恐らくネッシーモチーフということで、このような特別扱いを受けているものと思われますが、実は特別扱いがかなり不徹底で、これが今回の最も不満な点。</p>
<p>　前回のエピローグに、その巨大な陰を見せつけていたウオボ渦でしたが、今回姿を現した途端、いきなり小さくなるのは何故…。ネッシーと言えば、プレシオサウルス説があった程の巨体。どうせなら、巨大な姿をデフォルトにして欲しかったし、その方が強大さをアピール出来たような気がします。等身大じゃ、結局偽写真の被写体がモチーフになってしまうではないですか。</p>
<p>　それから、影を奪うという特殊能力がスケールを著しく矮小化してます。街に潜んではせっせと影を吸い取るネッシーなんて、何とスケールの小さい…。人類を絶滅させるという、凄い展望を掲げているにも関わらず、その手段がちょっとずつ影をコレクトする事とは。何万年もかかりますな。そういう意味ではスケールが大きいか(笑)。</p>
<p>　というわけで、このウオボ渦はとってもスケールの小さい幽魔獣なのですが、ネッシーというモチーフを外して考えてみると、そうでもない。幽魔獣は元々スケールの小さいヤツが多いし、日常に忍び寄る怪物というイメージからすれば、今回のウオボ渦もやっぱり幽魔獣らしいのです。</p>
<p>　しかしながら、言動の奥ゆかしさや悠久の時間を思わせるバックボーンが、ヘタにウオボ渦のスケールを大きく見せようとしている為、スケールの大小によって、完全に引き裂かれてしまっているわけです。</p>
<p>　さて、このウオボ渦に因縁のあるゴセイナイトは、単独で決着を付けようとするのですが、ゴセイジャーがしゃしゃり出てくる(<span style="font-size:x-small;">と、少なくともゴセイナイトは感じた筈</span>)ので、なかなか攻略出来ません。</p>
<p>　この展開は、よくある展開なので見ていて安心感すら漂います。「ゴセイジャー」でも既にハイドがやってますしね。</p>
<p>　今回のいい処は、ゴセイナイトだけではウオボ渦に勝てないかもしれないということを、ちゃんと描いて見せている事。この「勝てないかも知れない」が重要で、逆にもしかしたら勝算はあるかも知れないという、微妙な線なのです。</p>
<p>　この微妙な線を守ることで、これまで執拗に描かれてきたゴセイナイトの強さ、いわば「ゴセイナイトのターン」になれば全てが解決するといったパワーを裏切ることなく、ゴセイジャーの活躍を描くことが出来るわけです。詳細なシーンで言えば、アラタが飛び込んでくることによって攻撃の機会を失ったり、逆に単独でウオボ渦に戦いを挑むも、精細を欠いてしまったりといったシーンが挙げられます。</p>
<p>　もう一つ、今回のとってもいい処は、ゴセイナイトが一旦ゴセイジャーを不要だと突き放した後、独白で自らの中に芽生えた反対の感情に気付く処ですね。そのゴセイナイトの心情をアラタだけが敏感に察知するあたりもいい感じ。アラタは一貫してゴセイナイトの理解者として描かれていましたから、正に適役だったわけです。</p>
<p>　ただ、アラタは相変わらず、諭すような口調と、戦いの際の激しい闘志を感じさせる口調のギャップが激しすぎて、今一つノれない感が残ります。今後の課題は、アラタという複雑なキャラクターをどのように転がしていくかでしょうね。</p>
<p>　クライマックスは、一人では倒せない状況に追い込まれた(<span style="font-size:x-small;">かも知れない</span>)ゴセイナイトを、ゴセイジャーが守りながら戦うという姿勢で盛り上がります。</p>
<p>　ゴセイナイトの持論は、仲間を守りながら戦えば、戦いに集中できないというもの。しかし、ゴセイジャーがこの時点でたどり着いているのは、仲間一人守れない護星天使が、人間ひいては地球を守ることなどできないという結論。この相反する二つのロジックが交わる瞬間こそ、ゴセイジャーがゴセイナイトを守りながら戦うシーンなのでした。</p>
<p>　しかも、ここではゴセイジャーはポリシー通りにゴセイナイトを守っているのに対し、ゴセイナイトもポリシー通り、ゴセイジャーの行動を好機としてウオボ渦を粉砕しています。その意味では、互いのポリシーが交わったというよりは、止揚された、あるいは昇華されたと言う事もできそうです。</p>
<p>　そのシンボルが、グランドゴセイグレート。圧倒的な強さは、彼等の結束の証としてその威容を見せつけました。特撮も良かったですしね。</p>
<p>　最後に、「まだ見習い」と評するゴセイナイトのクールさもいい。それをバカにされたと受け取ることのないゴセイジャー達もいい。こんな「ゴセイジャー」を待っていた。そんな印象ですね。</p>
<p>　ただ…。</p>
<p>　望の「逆さてるてる坊主」は、何の意味があったのか…。こういう処がイチイチ不徹底なんだよなぁ。</p>
<p>　この回は、<a href="http://www.amazon.co.jp/gp/product/B003YFW6JQ?ie=UTF8&#038;tag=sirmilescentr-22&#038;linkCode=as2&#038;camp=247&#038;creative=7399&#038;creativeASIN=B003YFW6JQ">スーパー戦隊シリーズ 天装戦隊ゴセイジャーVOL.6【DVD】</a><img src="http://www.assoc-amazon.jp/e/ir?t=sirmilescentr-22&#038;l=as2&#038;o=9&#038;a=B003YFW6JQ" width="1" height="1" border="0" alt="" style="border:none !important; margin:0px !important;" /><br />
に収録。</p>
]]></content:encoded>
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		</item>
		<item>
		<title>epic21 「エレガント・エリ」</title>
		<link>http://www.sirmiles.com/goseigers/84.html</link>
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		<pubDate>Tue, 06 Jul 2010 09:05:03 +0000</pubDate>
		<dc:creator>SirMiles</dc:creator>
				<category><![CDATA[Epic]]></category>
		<category><![CDATA[ゴセイジャー]]></category>

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		<description><![CDATA[　エリが単独メインのエピソード。エリ単独ってこれまでなかったような。厳密には完全に単独ではなく、ハイドと絡ませることで、その個性を発揮しています。 　エリは動かし方の難しいキャラクター。強いヒロインという面はモネが担って [...]]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p>　エリが単独メインのエピソード。エリ単独ってこれまでなかったような。厳密には完全に単独ではなく、ハイドと絡ませることで、その個性を発揮しています。</p>
<p>　エリは動かし方の難しいキャラクター。強いヒロインという面はモネが担っており、戦隊のスタンダードからすれば、エリはおしとやか系のヒロインということになりますが、エリはコメディリリーフを兼ねる特殊なキャラクターとして成立しているので、ポジションが複雑なのです。</p>
<p>　むしろ、おしとやか系はアラタにシフトしていると感じる事もあるくらいで(笑)、エリのポジションは本当に特殊です。</p>
<p>　そのエリの今後のポジションに、かなり明確な道筋をつけたのではないかと思われる今回。前回のユルさは、「ゴセイジャー」の美点を顕著にするのではないかと感じさせるものでしたが、今回も適度なユルさが良い感じで織り込まれており、この雰囲気こそが「ゴセイジャー」の方向性になるのではないかと思います。エリはその体現者たるキャラクターだと言えそうなのです。</p>
<p>　ただし、この方向性はゴセイナイトが加入したことによって成立したものでもあります。その意味で、ゴセイナイトというキャラクターの導入は成功であり、「ゴセイジャー・第二章」としての在り方を示した功績は決して小さくありません。</p>
<p>　では、その辺りに言及してみましょうか。</p>
<p><span id="more-84"></span></p>
<p>　今回、差し向けられた幽魔獣は、グレムリンのワライコ僧(わらいこぞう)。</p>
<p>　「グレムリン」と言えば、あのギズモが出てくる映画のイメージが非常に強く、ほぼ世間のイメージはそれに固まってしまっていると思われます。しかし、UMAとしてのグレムリンは、やっぱり「トワイライトゾーン」の映画版に登場した、飛行機事故を誘発するいたずら好きの妖怪でしょう。</p>
<p>　ということで、今回のワライコ僧のイメージソースは、この「トワイライト・ゾーン」版だろうと勝手に認定。ちなみに、「ワライコ僧」のネーミングソースは、この「トワイライト・ゾーン」だと思われます。うん、今回も巧く話を繋げることが出来ました。</p>
<p>　このワライコ僧は、基本的に愉快犯であり、地球汚染源が云々といった理屈は一切存在しません。しかも、電気系統を狂わせたりする様子は、戦隊黎明期から繰り返し描かれた使い古しのネタですから、このワライコ僧は極々一般的な「怪人」に過ぎないわけです。</p>
<p>　前回のペサラン挫もそうですが、基本的に高尚な目的のない幽魔獣の方が楽しい。「ゴセイジャー」の雰囲気には、「ゴレンジャー」の仮面怪人や「バトルフィーバー」のエゴス怪人のようなユルい怪人達が合っているのだと思います。</p>
<p>　しかしながら、地球を汚染する目的で動いていない以上、ゴセイナイトが動く道理はなくなってしまいます。ところが、ゴセイナイトは幽魔獣とあれば手当たり次第に殲滅させようとするキャラクターに、いつの間にか変化しているのです。登場当初は、幽魔獣であれど汚染に関わらなければ放っておくようなヤツだったのに、です。</p>
<p>　幽魔獣を放っておけば、いつかは地球汚染に繋がるという危惧が、ゴセイナイトの中にあるとも解釈出来るでしょう。でも、これまでのエピソードの流れからすれば、むしろゴセイジャー達が人間(の営み)を守る様子に、少しずつ感化されて来ていると考える方が自然です。実際、人々が被害に合っている現場にアラタ達が遅れて到着した際、「人を守るゴセイジャーが遅刻か」といった皮肉を発しています。</p>
<p>　ゴセイナイトは氷の心。これは以前、モネがゴセイナイトを評した言葉ですが、前回や今回を通じて少しだけ氷が融けた事が示されます。つまり、遅かれ早かれ、ゴセイナイトはゴセイジャーの使命感に共感する存在になっていく事は間違いないわけです。</p>
<p>　で、シリーズ構成におけるゴセイナイトの功績について述べてみたいと思います。</p>
<p>　一言で言えば、ゴセイナイトの最も重要な要素は「批判者たること」です。</p>
<p>　シリーズ当初は、スカイック族の楽天的な姿勢、ランディック族の猪突猛進振りに対する批判者は、ハイドが担っていました。しかし、1クールを経てハイドの思考は徐々に柔軟さを増していき、現在ではゴセイジャーの漠然としたポリシーを理論的に語れるキャラクターになりました。</p>
<p>　ここで一旦、批判者は消えたわけです。</p>
<p>　そして登場したのがゴセイナイトでした。ゴセイナイトは当初、ゴセイジャーのポリシー自体を批判する立場として登場しましたが、数話を経てゴセイジャーの戦い振りを見、ゴセイジャーのポリシーを少しずつ理解し始めています。</p>
<p>　今回のゴセイナイトは、戦いを放棄してケーキ作りを重視するエリを批判します。これが当初の彼の姿勢とは異なる姿勢から発せられた批判であるのは明確です。今回のゴセイナイトの感覚は、人間の存在を軽視しているか否かという議論を待つまでもなく「正常」でしょう。「地球を守る」という使命を前提に置けば、たとえ1人の誕生日のケーキの完成が遅れたとしても、ワライコ僧を早急に倒す方が遥かにベネフィットが高い。</p>
<p>　しかし、ゴセイジャーはケーキで一人の男の子が笑顔になる事の方を重視します。この感覚はかつて「頼れるお兄ちゃん」だったヒーローの姿の再来ですけど、「ゴセイジャー」の場合は、もっと根本的に天使であらんとしているのです。勿論、この「Angel」は多分に日本的な感覚ではありますが。</p>
<p>　注目すべきは、エリを応援するハイドの言動。批判者からポリシーのフロントマンにシフトした彼は、エリの手でケーキを作る事がいかに重要かを、ゴセイナイトに説明するのです。このポジショニングの素晴らしさ。はっきり言って、「ゴセイジャー」現時点での最高傑作エピソードだと、私は思います。</p>
<p>　ただ、このポジショニングは、今だからこそ成立しているのかも知れません。というのも、これからゴセイナイトがゴセイジャーの理解者になれば、また批判者がいなくなるからです。これから先のゴセイナイトの動かし方を、注意深く見守らなければなりませんね。</p>
<p>　さて、メインのエリを置いてけぼりにしてしまいましたので、この辺りでエリに言及しておかなければなりませんな。</p>
<p>　今回のエリは、大雑把な性格という設定を活かしつつも、ハイドの持つ緻密さを学んで、一歩成長する姿が描かれています。</p>
<p>　朝食は「エリ丼」なる凄まじいボリュームでしたが、特段料理が苦手なわけではなく、ただ分量や段取りが大雑把なだけだということが示されました。この辺りは、「シンケンジャー」におけるシンケンピンクとの差別化でしょうか。ハイドもエリ丼には面食らいながらも、味は良かったという感想を口にしています。</p>
<p>　ケーキ自体も、レシピ通りに作れば何ら問題なく、(多分)一流のパティシエと同等の味を再現出来るのですから、実はかなりのポテンシャルの持ち主だという事が分かります。</p>
<p>　そのケーキ作りで学んだ緻密なプロセスの有用性を、戦いの中でも生かしているのも見事。少々あからさまでギャグタッチではありますが、エリのキャラクターからすれば、十分有効な描写でしょう。ユーモラスなアクションの見せ方も非常に巧いです。このアクションも含めて、ゴセイナイトの助力なしで幽魔獣を打倒する成長振りを匂わせる処もイイ感じですね。</p>
<p>　最後の最後に、エリのパティシエ姿がなかなか堂に入っていて、実に麗しかった事を特記しておきます。正に「エレガント・エリ」。</p>
<p>　この回は、<a href="http://www.amazon.co.jp/gp/product/B003YFW6JQ?ie=UTF8&#038;tag=sirmilescentr-22&#038;linkCode=as2&#038;camp=247&#038;creative=7399&#038;creativeASIN=B003YFW6JQ">スーパー戦隊シリーズ 天装戦隊ゴセイジャーVOL.6【DVD】</a><img src="http://www.assoc-amazon.jp/e/ir?t=sirmilescentr-22&#038;l=as2&#038;o=9&#038;a=B003YFW6JQ" width="1" height="1" border="0" alt="" style="border:none !important; margin:0px !important;" /><br />
に収録。</p>
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		<item>
		<title>epic20 「フォーリンラブ・ゴセイジャー」</title>
		<link>http://www.sirmiles.com/goseigers/82.html</link>
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		<pubDate>Tue, 29 Jun 2010 09:30:01 +0000</pubDate>
		<dc:creator>SirMiles</dc:creator>
				<category><![CDATA[Epic]]></category>
		<category><![CDATA[ゴセイジャー]]></category>

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		<description><![CDATA[　やっぱり「ゴセイジャー」というか戦隊は、こういう話が似合う。 　恋心という身近な素材と、それを腐らせて喰うという荒唐無稽な怪人。その影響を受けそうなゲストに世話を焼き、世話を焼いたことが勝利へ何となくつながる。 　この [...]]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p>　やっぱり「ゴセイジャー」というか戦隊は、こういう話が似合う。</p>
<p>　恋心という身近な素材と、それを腐らせて喰うという荒唐無稽な怪人。その影響を受けそうなゲストに世話を焼き、世話を焼いたことが勝利へ何となくつながる。</p>
<p>　このユルさがよろしい。</p>
<p>　護星天使ならではのボケは少々弱めだったものの、根拠が的外れなアドバイスが意外に的確に響いたりと、淡めなギャグが織り込まれていて、ゴセイジャーのキャラクターを「天使」たらしめているのは好感触でした。</p>
<p>　ゴセイジャー達が「恋」の何たるかを知っているのかどうかは、途中から有耶無耶になってしまい、結局「恋」をめぐる反応は何が何だか分からなくなってしまっていて、そこら辺の完成度は著しく損なわれていますが、まぁこれだけユルい話ならば許容できる範囲でしょう。</p>
<p>　今回のゴセイナイトの使い方は、なかなか良かったと思います。</p>
<p>　相変わらず強すぎるキャラクターではあるのですが、ゴセイジャーが突っ立って見ているという、ナンセンスな構図が極力廃されています。モネが「氷の心」だと評するあたりも、ちゃんとゴセイナイトのポジションを確保しているからこそで、急にくだけて打ち解けるなんていう愚を犯さない処に、非常に安心感を覚えました。</p>
<p>　シャイな男子高校生・拓也と、アクティヴで可憐なイメージの女子高校生・みずきの対比は、それこそ一昔前のTVドラマのような状態ですけど、これはこれで時代錯誤な感じを覚えないのは、こういったテーマに普遍性があるからでしょう。というより、意外と最近の高校生事情はこんな感じなのかも知れませんね。私の周囲に高校生が居ないので、よく分かりませんけど。</p>
<p>　というわけで、メインの流れより挿話の方が俄然面白いという状態になっていますが、その辺りについて言及してみましょう。</p>
<p><span id="more-82"></span></p>
<p>　今回、幽魔獣の一団から遣わされたのは、ケサランパサランのペサラン挫（ペサランザ）。</p>
<p>　ケサランパサランってUMAだったのかい？という印象はありますけど、一応、正体不明の未確認生物に分類されているとのこと。「ちびまる子ちゃん」でも取り上げられ、視認出来るUMAとして最も有名なものの一つだと思います。</p>
<p>　関西における超人気番組「探偵ナイトスクープ」(朝日放送)でも取り上げられていて、真贋はともかく実際に映像として見ることが出来ましたが、いかにも日本の民間伝承的な「律」が多くて微笑ましいんですよね。例えば、1年に1回しか見てはいけないとか、無添加の白粉を与えなければならないとか。こうした微笑ましさが、今回のペサラン挫にも反映されていると思います。</p>
<p>　ペサラン挫のネーミングソースについてですが、どうにも分かりませんでした。Web上では「オペラ座の怪人」が元ネタなんていう話もありますが、アナグラムにしてもダジャレにしても、非常に強引というか、無理がある気がしますな。私はむしろ「スペランカー」の方が語感が近いと思ってしまいました。…それ、ゲームだって。</p>
<p>　さて、このペサラン挫、街に出現して毛玉をばら撒き、その毛玉が人々の耳から体内に侵入することで、その人の恋心をエスカレートさせていき、やがて腐らせてしまうという能力があります。</p>
<p>　発想としては面白いのですが、思うに理屈がかなりずさんで、「恋心が腐る」というのは何なのか画面からは殆ど分からないのが残念。あえて説明を付け加えるならば、恋の「負の面」としての独占欲だけが成長し、それが叶えられない事を認識すると、途端に恋自体に嫌悪を抱き始めるという流れでしょうか。恋に嫌悪を抱きつつも、結局恋の甘美な味からは逃れられず、それが爛熟に例えられるのだと考えられます。</p>
<p>　こんな難しい話、こういった類の番組で説明するのはほぼ不可能。したがって、映像的にはああならざるを得ないということですね。</p>
<p>　このペサラン挫の毛玉の侵入を許してしまう人物の一人に、前述の高校生・拓也がいました。</p>
<p>　拓也は同じ高校に通うみずきに憧れており、アタックの段取りを懸命に考えていたところ、たまたま知り合いの望に出くわして、「天使達」から恋の手ほどきを受けることになるわけです。</p>
<p>　ゴセイジャーは、恋の事はよく分かっておらず、天知博士の「恋は戦いだ」という迷言をヒントに、それぞれが拓也に対してアドバイスをします。</p>
<p>　このくだりでの注目は、まず天知博士。</p>
<p>　このキャラクター自体、制作側は使いあぐねているように見えます。折角お笑い芸人をキャスティングしたにも関わらず、ストーリー自体が「護星天使の使命」にスポットを当てることに集中していた為、見た目は爽快かつ明瞭でも、シリーズとしての印象がやや重苦しいものになってしまいました。つまり、この重苦しい世界観に、髭男爵のライトで(いい意味での)場違いな笑いは合致せず、天知博士はいつも空回りしていたわけです。</p>
<p>　しかし今回は、割とライトな作風だった為、天知博士のユニークなキャラクター性が巧く発揮されました。</p>
<p>　特に、レトロな回想シーンにおける、髭を生やした貫禄のある高校生の出で立ちは、これぞ「場違い」が生む可笑しさであり、これこそが彼のキャラクターの真骨頂ではないかと思います。これまで、護星天使達の正体に気づかないという部分をギャグとして仕立て上げようともがいている姿からは、些か窮屈感を感じていましたが、今回はそれを打破したように思えます。</p>
<p>　もう一つの注目は、「恋は戦いだ」に対するゴセイジャー達の反応。</p>
<p>　ゴセイジャーの面々は、さすがに2クールに突入していることもあって、個性の描き分けも足りてきたわけですが、やや動かし方に難があり、これまで、その個性の使い処に迷いが見られました。ところが今回、まるで憑き物でも落ちたかのように自由闊達。</p>
<p>　ハイドは、そのキャラクター性を活かして「恋は相手を分析するところから始まる」と説き、エリは「相手に尽くすこと」を説き、アグリは「ドーンと当たる」ことを旨とするよう、拓也に教えるのです。</p>
<p>　これらは、まんま彼等の戦いのセオリーを表しているのですが、これが「恋」にも(少なくも劇中では)丁度当てはまってしまうのが可笑しい。この時のゴセイジャー達の表情が実に生き生きしており、こういった「普段のどうでもいいこと」における力強い描写が、いかに非現実的な現象を主眼とするドラマにおいて大切かを、知らしめてくれるのです。</p>
<p>　かつて、「宇宙刑事シャイダー」が連続ストーリーの醍醐味を捨ててまで、バラエティに富んだエピソードを数多く展開しましたが、それは前作の「シャリバン」で大河的なうねりを徹底的に見せたが故の、「次なる展開」であったわけです。</p>
<p>　「ゴセイジャー」も「シンケンジャー」という完成度の高い大河的ドラマの後番組ということで、このバラエティ性を徹底的に狙う企画意図を感じる事が出来ますが、これまでは今一つ徹底されていなかったのではないでしょうか。今回は、その企画意図がそれなりに達成されたエピソードということで、素直に面白いと感じられるし、実際、劇中人物の言動も生き生きしていました。</p>
<p>　残念ながら、アラタは相変わらず窮屈でしたが…。</p>
<p>　今回はアクションも超軽快であることを狙って作られていて、流行のタンブリングを更にアクロバティックな動きにしたような動きが秀逸そのもの。ところどころコミカルな動きも取り入れて、今回の雰囲気を補なっています。アクション面は、もはや安心しつつも新鮮に見られますね。</p>
<p>　というわけで、「恋」というタームの連発は、やや照れ臭い上に陳腐ではありますが、窮屈感の払拭が果たされたエピソードとして、記念しておいて良いかも知れません。</p>
<p>　この回は、<a href="http://www.amazon.co.jp/gp/product/B003UU8TYG?ie=UTF8&#038;tag=sirmilescentr-22&#038;linkCode=as2&#038;camp=247&#038;creative=7399&#038;creativeASIN=B003UU8TYG">スーパー戦隊シリーズ 天装戦隊ゴセイジャー VOL.5【DVD】</a><img src="http://www.assoc-amazon.jp/e/ir?t=sirmilescentr-22&#038;l=as2&#038;o=9&#038;a=B003UU8TYG" width="1" height="1" border="0" alt="" style="border:none !important; margin:0px !important;" />に収録。</p>
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		<title>epic19 「ゴセイナイトは許さない」</title>
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		<pubDate>Tue, 22 Jun 2010 09:29:02 +0000</pubDate>
		<dc:creator>SirMiles</dc:creator>
				<category><![CDATA[Epic]]></category>
		<category><![CDATA[ゴセイジャー]]></category>

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		<description><![CDATA[　ゴセイナイトを動けない状態にして、ゴセイジャーを存分に動かす…だと思ってましたが、実際は違ってました。 　ゴセイグランド登場もあいまって、完全にゴセイナイトのターン。ゴセイジャー、一体何やってんの？ 　表面的には、「イ [...]]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p>　ゴセイナイトを動けない状態にして、ゴセイジャーを存分に動かす…だと思ってましたが、実際は違ってました。</p>
<p>　ゴセイグランド登場もあいまって、完全にゴセイナイトのターン。ゴセイジャー、一体何やってんの？</p>
<p>　表面的には、「イイ話」の体裁をとっていて、特に今回の目玉キャラであるご両親のシーンには不覚にもウルッとさせられるのですが、ゴセイジャーの動きに関しては殆どがチグハグになっていて、結局何を語りたいのかがよく分かりません。</p>
<p>　というより、ゴセイナイト販促！の一本以外の何者でもないのが、透け透けになっちゃってるのがイタい。もうちょっと主役陣のゴセイジャー達に花を持たせてあげてもいいんじゃないかと思いました。</p>
<p>　今回、一番気になったのは脚本が「八手三郎」名義になっていたこと。この名前が出てくるということは、その裏に色んな事情を想像させてしまうということで…。</p>
<p>　こういった重要回にメインライターの横手さんが登場していないのも奇っ怪ですし、そもそも横手さんは幽魔獣編のパイロットに関わっていないこともあって、何か制作上の軋みを感じてしまうのは、私だけではない筈。</p>
<p>　ただ、今回の脚本は割とローテーションがはっきりしていて、単に大和屋暁さんの都合がつかなかっただけというオチも否定出来ません。八手名義には「名前を出せない人」という側面があるので、単に脚本家としての報酬を立場上受け取れない人物が、急場しのぎで登場しただけなんでしょうね。</p>
<p>　いずれにせよ、ゴセイナイトが強すぎてツマンナイ。これが、私の今回の感想ですな。</p>
<p>　しかしながら、ビジュアルは相変わらず素ン晴らしい。その辺のギャップに言及してみましょうか。</p>
<p><span id="more-80"></span></p>
<p>　今回、チュパカブラの武レドランが差し向けたのは、河童のギエム郎。「ギエムロウ」と読みもそのままです。</p>
<p>　ネーミングの元ネタは、「グエムル-漢江の怪物-」であり、水棲という点を共通させています。河童がUMAかどうかという議論はもうヤメにしときますが、デザイン的には、河童でありつつも幽魔獣たる不気味さが兼ね備えられていて、素晴らしいと思います。</p>
<p>　河童と言えば、かつて「カクレンジャー」にて、現代風に大胆なアレンジを施され、鮮烈な登場を飾ったカッパが居ましたが、今回のギエム郎は怪物感が強調されていて、「カクレンジャー」における傑作デザインに並ぶ魅力があると言っても過言ではないでしょう。</p>
<p>　その「カクレンジャー」ですが、何と今回、ニンジャレッドの小川輝晃さんと、ニンジャホワイトの広瀬仁美さんがゲスト出演されています(うまく繋いだw)。</p>
<p>　私は初期戦隊が大好きですが、個人的な第二の黄金期として、「ジェットマン」～「カクレンジャー」が大好きだったので、このゲスト出演は実に嬉しかったです。小川さんも広瀬さんも、当時と殆ど変わってません。若い！広瀬さんなんて、当時はまだ13～14歳でしたけど、全然変わってないです。小川さんも超カッコいいですね、相変わらず。</p>
<p>　広瀬さんのもう一つの代表作と言えば、何と言っても「シュシュトリアン」。丁度前述の黄金期と同時期だった為、こちらも必死になって見てましたねぇ。「中華魔女」や「ポワトリン」に全然興味が湧かなかったのに、「シュシュトリアン」には夢中でした(笑)。長女役の田中規子さんと自分の年がほど近いこともあって、結構熱を上げてましたよ。懐かしい。</p>
<p>　あ～、思い出話でずっと引っ張りたいくらいですが、このくらいにして、折角このお二人が登場しているにも関わらず、あんまり意味のないポジションなんですよねぇ。</p>
<p>　というのも、カクレンジャー夫婦の娘・可奈子がギエム郎の「人間を吸い取って誘拐するダニ」に捉えられてしまうわけですが、その事でゴセイジャーを逆恨みしてしまうんですね。まぁ、ここはごく自然な流れだと思います。</p>
<p>　ところが、アグリが可奈子を守れなかった事で意気消沈してしまい、アグリのキャラクターとしてはかなり不自然であるのに加え、ニンジャレッドさんは護星天使なんて名乗る得体の知れない連中を、何故か途中から根拠なく信じてしまってひたすら娘の帰りを待ち続けてるんですよ。こりゃ、感情移入しろと言う方が間違ってますわな。</p>
<p>　ただ、小川さんと広瀬さんのコンビネーションの良さと芝居の的確さ、更に私なんかは元カクレンジャーというバイアスがかかってしまっているので、イイ話に見えてしまうんですよね。ニクい処です。</p>
<p>　アグリはと言うと、可奈子の両親が護星天使を信じて待っている事を知って奮起。一方、ギエム郎に捉えられたゴセイナイトは、そのゴセイパワーを存分に幽魔獣に利用されており、そのパワーの発現をアラタ達に探知されることにより、可奈子救出に繋がっていきます。</p>
<p>　これらの流れは非常に有機的かつ無駄がなく、ギエム郎のパワーファイトに対抗するゴセイジャー達の軽やかなアクションのコントラストも抜群に効いていて、実に素晴らしいのですが…。</p>
<p>　問題はその後。</p>
<p>　ゴセイナイトがアラタの示す使命感を見て奮起し、一気に脱出するくだりは正に燃える展開なのですが、ゴセイジャーはギエム郎と武レドランに全く歯が立たず(この武レドランは抜群にカッコいいですけど)。結局ゴセイナイトが圧倒的な強さで片付けてしまうのでした。しかも、巨大戦まで完全にゴセイナイトの独壇場。ゴセイジャーは倒れているわけでもなく、呑気に見物…(絶句)。</p>
<p>　しかしながら、一気に緊張感をそがれてしまった後のラストシーンは、今度は叙情性に溢れていて、良かったのです。まだまだゴセイナイトとゴセイジャーは分かり合えないという余韻が素晴らしい。</p>
<p>　こんな感じで、良い所と悪い所が乱高下する不思議なエピソードでした。傑作に成り得たかもしれないのに、ちょっと勿体無い気がします。</p>
<p>　この回は、<a href="http://www.amazon.co.jp/gp/product/B003UU8TYG?ie=UTF8&#038;tag=sirmilescentr-22&#038;linkCode=as2&#038;camp=247&#038;creative=7399&#038;creativeASIN=B003UU8TYG">スーパー戦隊シリーズ 天装戦隊ゴセイジャー VOL.5【DVD】</a><img src="http://www.assoc-amazon.jp/e/ir?t=sirmilescentr-22&#038;l=as2&#038;o=9&#038;a=B003UU8TYG" width="1" height="1" border="0" alt="" style="border:none !important; margin:0px !important;" />に収録。</p>
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		</item>
		<item>
		<title>epic18 「地球を浄める宿命の騎士」</title>
		<link>http://www.sirmiles.com/goseigers/78.html</link>
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		<pubDate>Thu, 17 Jun 2010 09:28:08 +0000</pubDate>
		<dc:creator>SirMiles</dc:creator>
				<category><![CDATA[Epic]]></category>
		<category><![CDATA[ゴセイジャー]]></category>

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		<description><![CDATA[　ゴセイナイトを全面的にフィーチュアしつつ、ゴセイジャーも動かして見せるという、職人芸的な力を感じる事の出来るエピソード。 　1エピソードに盛り込むべき要素を不足なくまとめあげる手腕は、さすが荒川さんといった処です。 　 [...]]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p>　ゴセイナイトを全面的にフィーチュアしつつ、ゴセイジャーも動かして見せるという、職人芸的な力を感じる事の出来るエピソード。</p>
<p>　1エピソードに盛り込むべき要素を不足なくまとめあげる手腕は、さすが荒川さんといった処です。</p>
<p>　ゴセイナイトは、地球という存在のみを守護するというエキセントリックな使命感を持ったキャラクターに設定されており、これは「ウルトラマンガイア」における初期のウルトラマンアグルによく似たポリシーです。アグルは、大胆かつ深淵でカッコいいアンチヒーローの魅力を醸し出していましたが、さて、ゴセイナイトはどうでしょう。</p>
<p>　ゴセイナイトのキャラクターとしての魅力は、現在のところ、そのメタルヒーロー的な外観と共に、小西克幸さんの声や言い回しに依る部分が大きく、まだ醸し出される魅力といった部分は現れていないように思います。前述のアグルと敢えて比較してみると、アグルは人間であり、ゴセイナイトは…。</p>
<p>　実は、これが手放しで賞賛出来ない最大の問題点なのです。発想は非常に面白いんですけどね。</p>
<p>　では、その辺りも含めて言及してみましょうか。</p>
<p><span id="more-78"></span></p>
<p>　今回、膜インと筋グゴンが差し向ける幽魔獣は、ミイラのゼイ腐。ゼイ腐は「ゼイブ」と読みます。</p>
<p>　ゼイ腐のネーミングソースは、恐らく「ゼイリブ」。一応、この映画ではミイラに近い雰囲気の骸骨エイリアンが登場しているので、まぁモチーフの選択としては良いのではないでしょうか。放送ジャックのシーンが存在することも共通してますし。ただ、ミイラがUMAかというと、「そりゃちょっと違うでしょう」ですね。要するに、幽魔獣でのUMAとは、怪物映画とかに出てくる有名なモンスターも含むということです。ごく私的な感想では、「ちょっとなぁ」なのですが。</p>
<p>　声は待ってましたの若本規夫さん。ただし、現在放映中の「トランスフォーマー アニメイテッド」における悪ノリ怪演と比較すると、ごく大人しめなのがちょっと残念。「ゼイ腐の部屋」とか、シチュエーション・ギャグは暴走気味だったのに対し、若本さんはちょっと遠慮気味だったように思います。</p>
<p>　このゼイ腐最大の能力は、包帯で人間を汚染源に変えること。しかも、その包帯はTVの電波で自在に増殖させることが出来るというスグレモノなのです。また、包帯によって人間をミイラ化(ここでいう「ミイラ化」は、遺体の乾燥保存という実際の意味ではなく、あくまでミイラモンスター化させるということに注意)し、自在に操ることが出来ます。その光景は、ゾンビ映画へのオマージュの部分とTV局のスタジオをモチーフとしたコメディの部分に大別出来ます。</p>
<p>　ゼイ腐自身がゾンビ映画風の登場を果たしているのもあって、後者の能力の方が鮮烈なビジュアルになっている為、人間を汚染源に変えるという能力は、かなり印象が弱く、ゴセイナイトがゼイ腐を汚染源と認識するくだりの説得力は、少々弱いと言わざるを得ません。</p>
<p>　そのゼイ腐、TV局をジャックし自らの包帯を電波に乗せてより多くの人間を汚染源にしようと企むのですが、ここに視聴率へのこだわりを見せるゼイ腐を描いて見せることで、一種のエスプリとしているようです。ゴセイジャーはTV局内に侵入し、ゼイ腐を最小限の被害で倒すスタンス、一方のゴセイナイトは、TV局ごと破壊して一気にカタをつけるスタンスで、これに挑むわけです。</p>
<p>　更に、巨大戦となると、既にゼイ腐の汚染源としての能力が失われている事から、ゴセイナイトは一切手出しをしない。</p>
<p>　こんな感じで、両者のスタンスの食い違いから起こる三つ巴の攻防戦に突入していく辺りは、なかなか緊張感も高く、今シリーズ最高の構成ではなかろうか、と思います。</p>
<p>　正義同士で戦いをさせるには、イデオロギーやポリシーの違いを明確にしなければならず、子供向け番組では限界がある(前述の「ウルトラマンガイア」にしても、その辺りの描写がかなり難解かつ執拗)のですが、ゴセイナイトのポリシーが非常に明確かつ単純な上、最終的には最大の汚染源である幽魔獣にその銃口が向けられる事には変わりないので、構成しやすい。これはなかなかの「発明」だと思うのです。しかも、使命が崇高であるが故に、ゴセイジャーの面々が敵意を抱きにくいのも有効。ゴセイジャー側のポリシーは、1クールを通じて描かれている為、既に視聴者側は承知していますし(ただし、キャラクター描写にブレがあった面も否定できないので、そもそもそのポリシーがヒーローの典型だという点も考慮すべきでしょう)。</p>
<p>　というわけで、これが面白くならないわけがないのですが、今一つな部分がある為に、ノリ切れない。それが冒頭で提起した「問題」の正体です。</p>
<p>　単刀直入に言ってしまうと、ゴセイナイトがヘッダーの進化系だということが問題。</p>
<p>　アイディアとしては抜群であり、ゾロゾロと出てくるヘッダーの中で異彩を放つ、人型への変形機構を持つヘッダーというのは、ガジェットとしてのアピール度も高いのです。が、これまでのヘッダーの描き方が今一つなので、それに足を掬われている感があります。</p>
<p>　ヘッダーは、一応意思のある存在ということになっており、何もゴセイナイトだけが意思を持つまでに進化したわけではない。しかしながら、幾多のヘッダーは合体ロボや銃の先っぽにくっ付けるガジェットの域を全く超えるものではなく、意思の存在が非常に希薄。従って、ヘッダー達はキャラクターとして扱うには非常に弱い為、ゴセイナイトの本体であるグランディオンヘッダーにもその弱さが波及。逆に「よくぞそこまで進化したね」といった感想を抱かせてしまうわけです。本来ならば、ゴセイナイトの魅力はヘッダーの多様性の魅力に引っ張られる筈だったのが、凡庸なヘッダー群の一部でしかないという、ネガティヴな方向を見るに至ってしまったと。</p>
<p>　しかも、ヘッダーは「降って来てゴセイジャーに使われる存在」という描き方が頻繁に登場した為、ゴセイジャーよりも下のポジションにあり、その影響がゴセイナイトにも及び、ゴセイジャーよりも強い存在でありながら、所詮はヘッダーなんていうイヤな印象をも抱かせるのです。勿論、劇中の人物はそんな事は全く考えていないのですが、新キャラへの印象という点で視聴者と劇中人物の捉え方が違う事自体は問題ですよね。</p>
<p>　まぁ、これがマニアックな視点である事は重々承知しています。実際、子供の反応はなかなか良く、今回のような怪奇色とアクションの見せ場満載の制作姿勢は、現在の嗜好に合致している事が分かります。そう、ウォースター編よりも、です。</p>
<p>　武レドランの動かし方も巧く、もしかしたら、本当にもしかするかも…。とにかくゴセイナイトの登場と敵組織交替は良い方向に働いていますよ。</p>
<p>　この回は、<a href="http://www.amazon.co.jp/gp/product/B003UU8TYG?ie=UTF8&#038;tag=sirmilescentr-22&#038;linkCode=as2&#038;camp=247&#038;creative=7399&#038;creativeASIN=B003UU8TYG">スーパー戦隊シリーズ 天装戦隊ゴセイジャー VOL.5【DVD】</a><img src="http://www.assoc-amazon.jp/e/ir?t=sirmilescentr-22&#038;l=as2&#038;o=9&#038;a=B003UU8TYG" width="1" height="1" border="0" alt="" style="border:none !important; margin:0px !important;" />に収録。</p>
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		<title>epic17 「新たな敵！幽魔獣」</title>
		<link>http://www.sirmiles.com/goseigers/76.html</link>
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		<pubDate>Tue, 08 Jun 2010 09:27:05 +0000</pubDate>
		<dc:creator>SirMiles</dc:creator>
				<category><![CDATA[Epic]]></category>
		<category><![CDATA[ゴセイジャー]]></category>

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		<description><![CDATA[　戦隊では非常に珍しい敵組織交代というイベントを得て、方向転換した「ゴセイジャー」。ただし、いわゆる「放送延長に伴うテコ入れ」とは異なるニュアンスであることは、周知の通りでしょう。戦隊シリーズはいわば鉄板コンテンツであり [...]]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p>　戦隊では非常に珍しい敵組織交代というイベントを得て、方向転換した「ゴセイジャー」。ただし、いわゆる「放送延長に伴うテコ入れ」とは異なるニュアンスであることは、周知の通りでしょう。戦隊シリーズはいわば鉄板コンテンツであり、当初から4クールの制作予定であるだろうし、年間の緻密な商品展開プランを元に制作されているのは疑いようがないので、今回の敵組織入れ替えは「テコ入れ」ではないのです。</p>
<p>　しかしながら、幽魔獣の登場がゴセイナイト登場のタイミングに重なったことにより、これまでの追加戦士登場とは趣向が異なり、かなり「テコ入れ」っぽく見えます。</p>
<p>　私が想起したのは「ジャッカー電撃隊」。</p>
<p>　中盤、敵側のクライムが侵略ロボットやエイリアンを擁するようになってから、ガラリと雰囲気が変わります。しかも、同時にビッグワンなる新隊長が登場。ビッグワンは宮内洋さんが演じているのもあってか、非常に強力なキャラクターだったのは有名です。これにより、「ジャッカー」はほぼ別種の番組になりました。</p>
<p>　今回も、このパターンにかなり近いものを感じます。しかも、それまでの展開がグダグダだと評されても仕方ないものだった為に、ここらで刷新という雰囲気も、たった一話ですが、感じられるのです。</p>
<p>　結局、正直なところ、ウォースター編よりも幽魔獣編の方が面白そうだというのが、私の感想。ただ、これがメインターゲットにウケているかどうかは微妙。</p>
<p>　何故なら、前編に亘って昭和テイストを感じさせている為、私のような古参者にはノスタルジーというフィルタがかかるものの、そうでない視聴者には「何だコレ」と映る部分が多いと思うからです。</p>
<p>　その辺りを検証してみましょうか。</p>
<p><span id="more-76"></span></p>
<p>　ストーリーは至って単純で、二日間眠り続けたアラタが、目覚めと共に異様な気配を感じ、幽魔獣の存在に辿り着くというものです。</p>
<p>　アラタの、一風変わったリーダーシップの発揮となるシーンでしたが、眠っていた事がセリフでしか示されていない不徹底が、その魅力をややスポイルしている気が。</p>
<p>　新たな敵・幽魔獣は、そのまんま「UMA獣」ですね。幹部や毎回登場の怪人が、全てUMA(Unidentified Mysterious Animal)をモチーフとするようです。</p>
<p>　幹部は、ブロブの膜イン、ビッグフットの筋グゴン、チュパカブラの武レドラン。何と、「何だかなぁ」な退場だったブレドランは、続投でした。正直、再登場も「何だかなぁ」なのですが(笑)。しかも、チュパカブラだと。ただ、飛田さんの声がシャープなリデザイン(Re-Design)に合致しているので、実にカッコいいのがニクいところ。</p>
<p>　UMAの出展はWikipediaなりググるなりして頂くとして、それぞれのネーミングに探りを入れてみましょう。</p>
<p>　膜インは、多分スティーヴ・マックイーン主演の「マックイーンの絶対の危機」が元ネタ。原題が「The Blob」なので、UMAのモチーフとも合致してます。茶風林さんの声が、得体の知れない雰囲気を助長していて、いい感じです。ブロブらしく、気持ち悪すぎるデザインは、「超神ビビューン」のガルバーなんかを思わせますが、この辺が昭和テイスト。現在の嗜好に合致しているかどうかは微妙です。私はいいと思いますけど。</p>
<p>　筋グゴンは、もう「キングコング」以外ないでしょう。ビッグフットの類人猿的なイメージに合わせているように思います。この筋グゴン、同じ言葉を三回連呼するという癖を持っていますが、アニマル浜口さんの「気合だ、気合だ、気合だ！」を真似たものであることは明白。キャラ付けとしては、なかなかいい方向ではないでしょうか。</p>
<p>　今回の一発キャラであるツチノコのト稀ヅは、「トレマーズ」が元ネタ。この映画に登場する怪物は、まぁツチノコに似ていないこともない。</p>
<p>　さて、このト稀ヅの吐く毒液は、人間を溶かしてヘドロに変え、地球に染み込ませることで地球の汚染源となるという設定。何とも醜怪極まる悪趣味な設定ですが、こんなの昭和では普通でした。</p>
<p>　人間が溶解する描写は、旧1号ライダーの時代なんかと比べると、ややライトになってはいるものの、地面に人型のシミが残るなど、なかなかグロテスクな雰囲気。次々と時事的な有名人のパロディを襲っていく辺りは、人間の心理を突いた作戦でもあるのですが、これも昭和テイスト全開な感じです。</p>
<p>　ただ、ト稀ヅが倒れると同時に溶解した人間が完全復活したり、人間の心理に訴える部分がアイドルグループのファンの一幕でしか表現されていなかったりと、本当にイヤ～な気分にさせられた昭和の特撮とはかなり異なるのも事実。これにより、古参者の拍手喝采は望めず、また古参者でない視聴者には気味悪がられるという、二重苦がもたらされてしまうわけです。荒川脚本は色々な要求を巧くクリアしているものの、如何せん、尺の不足と昭和と現代の放送におけるボーダーラインの違いに悩まされている気がしてなりません。</p>
<p>　さて、今回の真打であるゴセイナイトに触れる前に、ゴセイジャーの5人にスポットを当ててみましょう。</p>
<p>　まずはアラタですが、前述のとおり、幽魔獣との出会いのきっかけとなります。ただし、結局は街に被害が及んでしまってからの戦闘となるので、あまり役に立っていないのが残念。事前に食い止めるという描写が一度でもあれば良かったのですが。一応、ゴセイジャーの中でも、悪しき存在への感知力に優れた者というアピールはなされましたが、それってレッドの役目とはちと違うような気もします。いずれにせよ、アラタは演ずる千葉さんの雰囲気に、かなり影響されているキャラクターであることは間違いないでしょう。</p>
<p>　他の4人は、いつもと殆ど変わらず。ただし、女性陣はイメージを一新。最も見た目の変化が分かりやすいのは髪型で、エリはより可愛らしさを、モネはよりアクティヴな感じを前面に出しているようです。これで、見る楽しみが増えたというものです(笑)。</p>
<p>　今回の5人は、モンス・ドレイクを撃退した際の強さが、そしてアラタには、デレプタを一人で粉砕した強さが、あんまり感じられません。それ程幽魔獣が強力だというロジックは理解出来るのですが、危機の描き方が雑なので、ヒーローが弱体化している印象があるのです。</p>
<p>　敵の強化という面では、「仮面ライダー」のゲルショッカー登場編や、「ストロンガー」のデルザー軍団に敗北を喫する描写等が、パイオニアにして頂点という感がありますが、正義側の知力体力を尽くした努力の様子がじっくりと描かれていた為、ヒーロー自体が弱いという印象を与えませんでした。</p>
<p>　今回はゴセイナイトが強すぎる為、余計にゴセイジャーが弱く見えてしまう。途中でト稀ヅの毒液を弾き返すくだりはカッコ良かったのですが、結局のところ、気合と奇跡に支えられているという面を図らずも露呈してしまったわけです。</p>
<p>　さて、ゴセイナイトと参りましょう。</p>
<p>　追加戦士のポジションにありますが、戦隊メンバーではないキャラクターなので、「カクレンジャー」のニンジャマンや、「ギンガマン」の黒騎士的な印象を与えます。ところが、ニンジャマンのポジションは既にデータスがかなり近い印象があるので、もっとイレギュラーな存在感を光らせているように見えます。</p>
<p>　最も印象が近いのは、「シンケンジャー」に登場した仮面ライダーディケイドでしょうか。</p>
<p>　完全に単体ヒーローが戦隊に顔を出した。そんな印象です。</p>
<p>　演出も、かなりそういった面を強調しています。</p>
<p>　自らヘッダーに変形したり、宮内タカユキさんの歌が流れたり、ビデオビームガン(「シャイダー」)だったり、人間態がなかったり。そう、これはメタルヒーローの再来なのです。しかも、「地球汚染源発見」と言って銃をぶっ放す(正に「バイオマン」のシルバだ！「バイオ粒子反応アリ！」)。</p>
<p>　シルバがハカイダーへのオマージュだというのは有名な話ですが、そこまで加味すると、ややアウトローなメタルヒーローのイメージを投影していると言えるでしょう。小西さんの声も抑え気味でイイ感じです。</p>
<p>　今回の怪奇色が「デンジマン」的だなぁと思っていたのですが、「ゴセイジャー」は戦隊シリーズのパターンを貪欲に集大成化すると共に、メタルヒーローさえも飲み込もうとしている。「こいつはスゴイぜ！」と言いたい処ですが、残念ながらまだ物語にドライヴがかかったような印象はなく、今一歩という感じです。これからに期待。</p>
<p>　あ、ゴセイナイト自体は、すこぶるカッコ良かったですな。しかし、これもやっぱりメタルヒーローというカテゴリーからして、昭和ヒーローの匂い。果たして、チビっ子にはウケているのだろうか？ちなみに、私の子の反応は薄かったです。「宇宙刑事」とかを見せると夢中になって見るので、決して昭和テイストは嫌いじゃないはずなんですが…。</p>
<p>　この回は、<a href="http://www.amazon.co.jp/gp/product/B003UU8TYG?ie=UTF8&#038;tag=sirmilescentr-22&#038;linkCode=as2&#038;camp=247&#038;creative=7399&#038;creativeASIN=B003UU8TYG">スーパー戦隊シリーズ 天装戦隊ゴセイジャー VOL.5【DVD】</a><img src="http://www.assoc-amazon.jp/e/ir?t=sirmilescentr-22&#038;l=as2&#038;o=9&#038;a=B003UU8TYG" width="1" height="1" border="0" alt="" style="border:none !important; margin:0px !important;" />に収録。</p>
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		<title>epic16 「ダイナミックアラタ」</title>
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		<pubDate>Tue, 01 Jun 2010 09:26:10 +0000</pubDate>
		<dc:creator>SirMiles</dc:creator>
				<category><![CDATA[Epic]]></category>
		<category><![CDATA[ゴセイジャー]]></category>

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		<description><![CDATA[　前回は、冷静にけなしまくって申し訳ございません。 　とりあえず、このコーナーは継続決定。 　といっても、今回が特に面白かったわけでもないのですが。 　前回が正に最終回のノリだったので、その大盛り上がりの後の虚しさという [...]]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p>　前回は、冷静にけなしまくって申し訳ございません。</p>
<p>　とりあえず、このコーナーは継続決定。</p>
<p>　といっても、今回が特に面白かったわけでもないのですが。</p>
<p>　前回が正に最終回のノリだったので、その大盛り上がりの後の虚しさというか、祭りの後というか。前回はシリーズ構成的に支離滅裂で破綻しまくっていたのが露呈してしまいましたが、それなりのビジュアルインパクトや迫力があったわけで、その後に単発エピソードがあっても、それが盛り上がれる保証は限りなくゼロに近い。結局、今回はそのパターンに見事はまってしまい、あらゆる面で損をしています。</p>
<p>　逆に言うと、単発エピソードとして見た場合の完成度はなかなか高いように思います。</p>
<p>　テーマ性もあるし、因縁の縦糸を回収しているし(この時点ではちょっと勿体無くもありますが)、スカイック族の属性と性格を巧くリンクさせているし、何よりシーンとアクションの組み立て方が素晴らしい。やっぱり「ゴセイジャー」の魅力は、今のところそのビジュアルが筆頭ですな。</p>
<p>　さらにここに来て、ようやくアラタの本質をセリフとして語らせる段になったのですが、それは当然シリーズ構成的に「新戦士」を迎えるにあたっての準備。ここでゴセイジャー達のキャラクターを固めておかないと、レッドであるアラタが食われてしまう恐れがあるからです。</p>
<p>　今回のストーリーは至極簡素であり、生き残っていた(「どっこい生きてた」という古臭い言い回しがピッタリ)デレプタが、一人ずつゴセイジャーを襲い、最後に因縁のあるアラタを狙うというもの。ウォースターが存続しなかった事に関する賛否は置いといて、次の敵組織(？)への橋渡しを意外なキャラであるデレプタが務めたのはなかなか巧いと思います。</p>
<p>　では、いつものようにツッコんでみましょうか。</p>
<p><span id="more-74"></span></p>
<p>　今回のウォースターの刺客は…という言い回しはもう使えませんな。</p>
<p>　何故か強引に生き残ってたデレプタが、ゴセイジャーを襲撃します。かつて身に纏っていた銀色の鎧が破壊された事により、デレプタは一命を取り留めていたというわけ。その鎧はどうやらモンス・ドレイクによって与えられていたものであるらしく、デレプタ自身は、ウォースターというしがらみを脱ぎ捨てる意味合いと重ねています。</p>
<p>　デレプタのドレイクに対する忠誠心は、実はブレドランとそれ程ズレておらず、結局ゴセイジャーに倒されてしまったドレイクに、一度でも仕えた自分に対して腹を立てているという、アウトローな感覚がいい感じです。</p>
<p>　そう、ウォースターがあんなに簡単に滅んでしまったのは、ドレイクの求心力の乏しさが原因だったようなのです。ありゃりゃ…。</p>
<p>　さて、デレプタは当初、姿を見せぬままゴセイジャーを一人一人襲撃していきます。</p>
<p>　まずは、ウォースター壊滅で一同が護星天使としての使命を今一度確認する作業に入った中、一人だけ甘いもの(断じてスイーツ等とは言わん・笑)を頬張っていたエリを襲撃。エリのこの天真爛漫さはキャラとして非常に魅力的なのですが、ただサボっているように見えてしまうのが難点。エリに関しては、まだキャラが転がっていない感じがします。</p>
<p>　エリの襲撃シーンは、カメラが執拗にエリを追いかけ、彼女の悲鳴でクローズされるというもの。非常にホラーあるいはスリラーを意識した演出ですが、これが実に効果的。カメラもレンズをカットごとに交換していたりして、画面作りに余念がありません。かなり演出陣がノッて作っているのが分かります。</p>
<p>　続いて、アグリとモネ。ランディック兄妹はあらゆる事態に備えるべく、常に鍛錬を怠らないという姿勢です。これは当初より一貫して描かれているキャラクター性であり、再確認の意味も込められている感じです。</p>
<p>　今回は、アグリとモネに年齢の逆転している雰囲気は見られません。この二人に関しては、今回かなり演出が安定していると言えるでしょう。</p>
<p>　この二人が襲撃されるシーンでは、パルクールを思わせるアクションが披露され、ランディック族の新たな魅力を提示しています。このシーンだけでも見る価値がありますよ、今回は。ただし、シークェンスがやや未整理であり、デレプタを撹乱しつつ効果的に補足する為のアクションだったのが今ひとつ伝わって来ず、単にパルクール的アクションの見せ場を挿入してみた感じに見えてしまうのは、少々残念です。</p>
<p>　エリは一切変身シーンがありませんでしたが、アグリとモネにはスーツアクションが用意されています。ただし、不意を突かれていない分、あまりにも弱かったような…。この辺りもシークェンスとして不徹底な気がしますね。</p>
<p>　次々と倒されていった仲間を見て、危機感を露にするハイドと、怒りに燃えるアラタ。この辺りのキャラクターの描き分けは充分です。</p>
<p>　で、ここからがちょっと問題なのですが、結論から言ってしまうと、ハイドは単独で戦って欲しかった。アラタとコンビで戦闘に臨み、アラタを庇って倒れるという筋運び自体には、説得力があります。しかし、天装術を使って防御している為、アラタとハイドが一緒に吹き飛ばされた際にハイドだけが著しくダメージを受けている事に、やや違和感があるのです。</p>
<p>　アラタに後を託す際も、妙に元気そうで(笑)。</p>
<p>　ただ、ここはシーンの組み立て方のミスというよりは、ストーリー自体の構成を動かせなかったが故の、苦肉の策のように見えます。問題は、これが些細な問題点でありながら、後のアラタとデレプタの一騎打ちに、イヤな影響を与えてしまっている事です。</p>
<p>　ハイドがアラタの実力を信用しきっているのは、まぁいいとして、やけにオープンな場所で会話をしているので、戦いの緊張感を殺いでしまってます。ハイドが単独で戦ってデレプタに敗れるという、先のエリ達のパターンを踏襲していたならば、こういった場面の繋がりはなかったでしょう。けれども、ハイドがアラタを庇うことにより、アラタが守り守られるという意識を持つ事になるので、ハイドの行動は不可欠。どうにも止揚出来ない局面だったことが分かります。</p>
<p>　アラタやゴセイレッドとデレプタの一騎打ちのアクションは、「チェンジマン」のチェンジドラゴン対ブーバを思わせる素晴らしい雰囲気と迫力であり、ワイヤーアクションを織り交ぜる事で、スカイックパワーの体現すら感じさせる見事なものでした。しかし、前述のシーンの雰囲気が継続してしまい、やや間延びしている感も否定出来ないのです。</p>
<p>　また、変身の解けたアラタが、護星天使の使命感を力強く宣言するのも、千葉さんの成長振りを伺わせるに充分でした。が、走れるまでに回復した他の4人が、ただ見ているだけというのが、どうにも緊張感を低下させます。今回はアラタの本質的な強さを描く為に、どうしてもアラタ単独でデレプタを破らなければなりません。ならば、4人を集合させない方がかえって良かったのではないかと思うのです。データスに中継させとけば、なお良かったのではないでしょうか。</p>
<p>　というわけで、全体的に迫力と演出の妙味は素晴らしかったのですが、所々に不徹底な部分が露呈してしまい、ちょっと残念な感じに。</p>
<p>　なお、デレプタの一撃が次なる敵組織の封印を解くというシーンは、私は非常に良かったと思います。</p>
<p>　逆に、これはないだろうと思ったのは、天知親子。望って記憶が消去されていなかったんですねぇ。確かにシリーズの初っ端に望の記憶を消さない事になってましたが、前回のラストのセリフは、記憶が消えているからこそ活きるセリフだったのではないかと。また、天知の親父さんの扱いも酷い。いきなり怪我して帰ってきたりして、明らかに挙動不審な5人なのですが、全く気づかない。宇宙刑事シリーズの小次郎さんのように、その鈍感さが(巧みな芝居も含めて)ギャグとして成立するのならいいのですが、完全に上滑りしちゃってます。これはある意味痛い。</p>
<p>　記憶の消された望と再び出会う事で、更なるステージに上るという展開を期待していたのですが…単なる少年レギュラーなのが、残念至極です。</p>
<p>　とまぁ、今回も散々な物言いになってしまってますが、次回の新しい敵にはかなり期待してたりして(笑)。</p>
<p>　この回は、<a href="http://www.amazon.co.jp/gp/product/B003SX1F9G?ie=UTF8&#038;tag=sirmilescentr-22&#038;linkCode=as2&#038;camp=247&#038;creative=7399&#038;creativeASIN=B003SX1F9G">スーパー戦隊シリーズ 天装戦隊ゴセイジャー VOL.4 [DVD]</a><img src="http://www.assoc-amazon.jp/e/ir?t=sirmilescentr-22&#038;l=as2&#038;o=9&#038;a=B003SX1F9G" width="1" height="1" border="0" alt="" style="border:none !important; margin:0px !important;" />に収録。</p>
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		<title>epic15 「カウントダウン！地球の命」</title>
		<link>http://www.sirmiles.com/goseigers/72.html</link>
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		<pubDate>Thu, 27 May 2010 09:24:49 +0000</pubDate>
		<dc:creator>SirMiles</dc:creator>
				<category><![CDATA[Epic]]></category>
		<category><![CDATA[ゴセイジャー]]></category>

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		<description><![CDATA[　1クールと少しで最終回を迎えた「ゴセイジャー」。何と、戦隊シリーズ最短記録を作ってしまいました。 　最終形態のハイパーゴセイグレートの登場を、何であんなに急いだのか疑問でしたが、なるほど、こんなに早い最終回を迎える為の [...]]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p>　1クールと少しで最終回を迎えた「ゴセイジャー」。何と、戦隊シリーズ最短記録を作ってしまいました。</p>
<p>　最終形態のハイパーゴセイグレートの登場を、何であんなに急いだのか疑問でしたが、なるほど、こんなに早い最終回を迎える為の準備だったわけですね。また、繰り返し結束の大切さを描いてきたのは、期間が短いが故の事だったんですよ。納得納得。</p>
<p>　…って、納得出来るかぁっ！</p>
<p>　ホントに一旦終わっちゃってどうすんの？ショッカーからゲルショッカー、ゲドンからガランダー、ブラックサタンからデルザー…。錚々たる先人達の知恵を踏襲しようよ。</p>
<p>　ウォースターは、こんなに弱い護星天使ちゃん達に負けてしまって、他の数々の惑星の犠牲って、ドレイクの作り話かい。</p>
<p>　ホント、何だよコレはって感じです。折角飯塚大先生を擁したモンス・ドレイクを易々と退場させる配慮のなさもさる事ながら、ブレドランにしても、公式サイトに「怪人」として掲載されちゃったってことは、あれで終わりってこと。野心家の面を見せていたブレドランを、簡単にドレイク万歳に仕立て上げ、挙句の果てに見せ場もなく宇宙船と一緒にお陀仏とは…。トホホ以外の何物でもないですわ。</p>
<p>　さて、どうしようか。</p>
<p>　私はそれなりに特撮ファンサイトを続けてきましたが、結構甘口を心掛けていたのです。しかし、「ゴセイジャー」は辛口にならざるを得ない。そうすると、私のポリシーに反するわけでして、続けるべきか続けざるべきか、悩んでしまうのです。</p>
<p>　ま、今回のストーリーをまとめつつ、ゆっくり考えましょうか。</p>
<p><span id="more-72"></span></p>
<p>　今回のウォースターの刺客は…というか、ボスのモンス・ドレイクが自らお出まし。モンス星人・惑星のモンス・ドレイクです。なお、そのサポートとして、彗星のブレドランも出陣します。彼は何星人か分かってないんですね。気が付きませんでした。</p>
<p>　モンス・ドレイクは、デレプタや前回のターゲイトが倒された事で、遂に自ら出陣を決意。数々の惑星を滅ぼしてきたと豪語する割には、結構「右腕」となる存在に乏しいですな。</p>
<p>　ドレイクの魅力の一つに、その派手派手しいデザインがありますが、やっぱり最大の魅力は飯塚さんの声でしょう。私は、ハカイダーはリアルタイムではなく、サタンエゴス、ベーダー怪物、ヘルサターン総統あたりから入った人ですけど、今DVD等で見返しても、それはそれは素晴らしいのです。宇宙刑事シリーズの悪ボスも全て飯塚さんであり(ドンホラーだけは序盤にて体調の関係で降板なさってますが)、曽我町女王と並んで、超々リスペクトなんですわ。</p>
<p>　そういえば、何かの雑誌で飯塚さんは「曽我町ちゃん」を連呼されてましたが、共演がかなり多いんですよね。私が大ファンである曽我さんのお店にお邪魔して直接お話を伺った際も、「飯塚ちゃん」という呼称が何度か出てきましたので、かなり(仕事の上で)親しい間柄だった事を伺わせます。曽我さんのお話では、正にツーカーの仲だったとか。曽我さんは声優としてもベテランだった為、かつてオールアフレコだった戦隊シリーズでは、曽我さんがアフレコ教育係になってしまいました。それが途中で嫌になった曽我さんは、「飯塚ちゃんに任せたわ」と言って、飯塚さんに押し付けたそうです(笑)。飯塚さんは(曽我さんから見れば)嫌がらずに引き受けられたそうですが…。内心はどうだったんでしょうか(笑)。</p>
<p>　曽我さんは既に鬼籍に入られ、一方の飯塚さんの声を聞く機会も結構減ったように思うので、私のように昭和特撮大好き人間にとっては、実に寂しい状況でございます。</p>
<p>　…はい、閑話休題。</p>
<p>　そんな飯塚さんを擁したドレイクなのに、一つ一つのセリフの魅力が結構乏しい上に、話自体がアクション主体になっている為、威厳ある振る舞いを描写しきれなかったのが惜しまれます。</p>
<p>　ドレイクは、地球上の酸素という酸素を奪い尽くすという作戦に出ますが、何と、それが所謂酸素(O2)ではなく、酸素という元素(つまり、O)を奪うという内容。これによってあらゆる建造物や生物が消滅していくわけですが、何故か人間だけはその大部分の構成要素である水(H2O)が崩壊することなく、周囲の「気体としての酸素」が欠乏していくのでした。あれれ(笑)。</p>
<p>　人智を超えた恐ろしい宇宙人としての存在感こそ印象づけられましたが、あんまり理知的ではない気がしますな、この話の運び具合は。</p>
<p>　で、アクションとかビジュアルエフェクトとか、もう物凄くて壮麗かつ大迫力。これぞ東映戦隊シリーズ演出陣の底力という映像をたっぷりと見ることが出来ます。</p>
<p>　また、アクションも大敵ドレイクに5人それぞれが知力・体力を尽くして挑んで行く様が良く描写されていて、大充実。まるで歯が立たない前半戦は、ワイヤーアクションと合成を駆使して縦横無尽にゴセイジャー達を吹っ飛ばしています。逆転のチャンスをつかむ後半戦では、一挙手一投足が緻密かつ大胆に計算されたアクションを展開し、一縷の隙を何とか突いて行くゴセイジャー達の連続攻撃が、見るものを興奮させます。</p>
<p>　このように、アクション面やビジュアル面は、恐ろしく完成度が高く、物凄い魅力で画面に視聴者を引き込んで行くのですが、やっぱりストーリーがナンなので、これが浮いてしまっているんですね。</p>
<p>　ストーリー上、特にヤバいのは天知親子でしょう。</p>
<p>　親父はUFOの存在に気付きつつも、都合の悪いゴセイジャー達にとことんシカトされ(しかもクライマックスで緊張感を殺ぐ演技が…)、望は、酸素欠乏の中、友人達にサッカーの練習を促すという、意味不明の行動をとります。</p>
<p>　望の行動は、一応「今出来る事をする」というポリシーの体現なのですが、今やるべき事じゃないだろうというツッコミは、メインターゲットの幼児でもするんじゃなかろうか。これは後に、ゴセイジャーによって記憶の消去が行われた際、知らないうちにサッカーが上達しているという結果(特訓の記憶の欠如)に現れ、望が天使の存在を意識するというくだりに繋がって来ます。が、それが感動を呼ぶかというとそうでもなく、どういうテーマにしたかったのか、実に不明確なのです。アクションの間にサッカーの特訓が随時挿入されるのも、少々間が悪い。</p>
<p>　関係ない二つの出来事を並行して描くというのは、シナリオ的にも演出的にも実に難しい事なのですが、「ウルトラマンタロウ」なんかでは、田口成光先生が実に巧く描いてらっしゃいます。本当に何も関係ない出来事だったりするのですが、根底に流れるテーマの部分では共通していたりと、その爽やかな説教色がそそるのです。</p>
<p>　今回は、折角「諦めないこと」をアラタが戦いの中で語るのに、望のエピソードが殆ど関連性を持っていない為に、説教色すら感じられません。</p>
<p>　あと、ドレイクを等身大戦で追い詰める展開があまりにも素晴らしかった為に、巨大戦(ドレイクがビービ虫を喰らう描写は素晴らしい)の予定調和が何とも…。</p>
<p>　「今の俺達なら、絶対に負けない！」という気合と共に、ドレイクに反撃の隙も与える事なく一撃必殺なんていう展開の方がすっきりしていたように思います。苦戦させておいて、ハイパーゴセイグレートが「降ってきて」、ブレドラン諸共爆破って(笑)。しかも、尺が短いので予定調和の匂いがプンプンし過ぎなのも問題です。</p>
<p>　私が毎年楽しみにしているのは、先鋭化するマーチャンダイジングの要求に、制作陣がどう叡智を尽くして応えるか、その丁々発止のやり取りなのですが、今年はどうもその辺りに齟齬が生じている気がしてなりません。「仮面ライダーW」が非常に素晴らしいので、余計に問題が見えてしまってます。</p>
<p>　次回予告は、スリリングな編集で期待感を高めていて、実に完成度が高いのが悩み処。</p>
<p>　ま、次回を見て、この「ゴセイジャーを見たか？」の継続を決めることにします。</p>
<p>　この回は、<a href="http://www.amazon.co.jp/gp/product/B003SX1F9G?ie=UTF8&#038;tag=sirmilescentr-22&#038;linkCode=as2&#038;camp=247&#038;creative=7399&#038;creativeASIN=B003SX1F9G">スーパー戦隊シリーズ 天装戦隊ゴセイジャー VOL.4 [DVD]</a><img src="http://www.assoc-amazon.jp/e/ir?t=sirmilescentr-22&#038;l=as2&#038;o=9&#038;a=B003SX1F9G" width="1" height="1" border="0" alt="" style="border:none !important; margin:0px !important;" />に収録。</p>
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		</item>
		<item>
		<title>epic14 「最強タッグ誕生！」</title>
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		<pubDate>Wed, 19 May 2010 09:23:32 +0000</pubDate>
		<dc:creator>SirMiles</dc:creator>
				<category><![CDATA[Epic]]></category>
		<category><![CDATA[ゴセイジャー]]></category>

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		<description><![CDATA[　モネとハイドのコンビがメインの回。 　御存知の通り「ゴセイジャー」では、個々のメンバーに属性が設定されており、それらの組み合わせによって生じる齟齬や和解、結束といったドラマを多く展開していますが、今回は猪突猛進型のモネ [...]]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p>　モネとハイドのコンビがメインの回。</p>
<p>　御存知の通り「ゴセイジャー」では、個々のメンバーに属性が設定されており、それらの組み合わせによって生じる齟齬や和解、結束といったドラマを多く展開していますが、今回は猪突猛進型のモネと、冷静沈着なハイドを組み合わせることによって、同様のドラマを構築しています。</p>
<p>　私としては前回がアレな出来だったので、今回はどうだろうと恐る恐る見ていた部分はありますが、それなりに面白いと言える水準に達していたので、ホッとした処です。</p>
<p>　しかしながら、1クールも消化したこの時点において、まだ仲間同士の結束に問題を抱えているという展開は、些か食傷気味。とはいえ、次回がモンス・ドレイクとの決戦をフィーチュアしたイベント編になっているようなので、15話で一区切りさせる意図があったのかも知れません。</p>
<p>　で、筋運びは面白いのに、今ひとつ燃えられない感があるのも事実。その辺は続きで触れてみようと思います。</p>
<p><span id="more-70"></span></p>
<p>　今回のウォースターの刺客は、スアイラゴ星人・衛星のターゲイト。ネーミングの元ネタは「スターゲイト」でしょうね。今回は非常に分り易いです。</p>
<p>　声は何と稲田徹さん。「稲田さんとかけまして、戦隊ととく。その心はドギー・クルーガー」というくらい、戦隊ファンには浸透していますが、稲田さん、今回はデカマスターばりの渋さに悪辣さを加え、恐るべき巨悪を印象づけています。</p>
<p>　ターゲイトは、幹部級扱いで登場。元々ウォースターの構成員は、幹部級と毎回の登場怪人級の区別が、デザイン的にも立場的にも不明瞭であり、その意味では、「仮面ライダーストロンガー」の後半戦であるデルザー軍団を彷彿させます。実際、1エピソードのみの者にしてもゴセイジャーを苦戦させまくって幹部に劣らない活躍を見せたり、逆に幹部でありながらデレプタのようにあっさりと倒されてしまったりと、わざとやっている感もあります。</p>
<p>　ただ、このターゲイトは稲田さんの声ということもあるでしょうけど、割と幹部の匂いが高い。デザインも頭部以外は極めてヒロイックに処理されていて、ブレドランの向こうを張れる印象があるのです。それだけに、あっさり1エピソードで倒されてしまう事に、少々違和感がありました。</p>
<p>　そうですねぇ、印象が近いキャラクターを挙げるとすると、前述の「ストロンガー」の大幹部デッドライオン(こいつは造形物が他の奇っ械人と変わらなくて、逆に笑っちゃうけど)や、「ジェットマン」のジュウザ。特に後者は全ての幹部の上に立つ存在なのに、前後編で倒されてしまい、逆に強烈な印象を残しています。あと、「シャイダー」のヒムリーなんてのも居ましたね(このエピソードは超傑作なので必見)。</p>
<p>　さて、そのターゲイトはモンス・ドレイクが直々に招聘したヤツであり、異次元のスポットを作り出して、あらゆる物体をその中に落とし込んでいくという、恐るべきパワーを持っています。しかも、瞬間移動能力も身につけていて、ちよっとしたチートです。モンス・ドレイク要らないじゃんというくらい(笑)。</p>
<p>　この設定が見えた時点で、すでに対峙するゴセイジャー側のパワーインフレも約束されてしまったように見えましたが、何と、今回はニューカマー、ニューアイテム一切なし。持てる知恵と身体能力と判断力を駆使して、このターゲイトに対処するという、何とも「ゴセイジャー」らしからぬ展開になりました。</p>
<p>　新たなパワーが「降りてくる」のに慣れていると、逆にこういった展開が地味に感じられてしまい、そこが今ひとつ燃えられない要因になっているのかも知れません。何とも贅沢な話ですが、逆にそのように感じられてしまうシリーズ構成が、もはや後のない状態にまで追い詰められてしまっているとも言えるでしょう。つまり、ずっと目に見えるパワーアップがないと、シリーズのドライヴが止まってしまいかねないという状態であり、正にパワーインフレそのものの状態なのです。</p>
<p>　う～ん、憂うべき状態になってしまいましたが、とにかく今回は今回として、見ていこうと思います。</p>
<p>　ターゲイト戦においては、まずハイドが異空間に飲み込まれ、放っておけなかったモネが、半ば心中状態でハイドと共に異空間に飲み込まれます。この際、ハイドは極めて冷静に自己犠牲の精神を披露しており、この言動がなかなかカッコいいのです。逆に、モネはその後先を考えずに飛び込むという性格を、そのまま行動に露呈させており、このコントラストが抜群でした。</p>
<p>　実は、冒頭モネが料理を作りすぎて、ハイドが咎めるというくだりがあったのですが、ここで微妙な違和感を抱いていたので、私はこのシーンで溜飲を下げたわけです。</p>
<p>　その違和感とは、ハイドがモネを子供扱いする部分に対するもの。</p>
<p>　ハイドが無気になっている部分を除けば、これはこれで問題のないシーンなのですが、これまでのエピソードの積み重ねとの整合性が、やっぱり取れていない。</p>
<p>　モネに「おっさん」呼ばわりされたハイドが無気になるシーンは面白くはあるものの、ハイドの性格上、もっと静かに睨み付けるような印象があるし、大体大人を名乗るのであれば、軽くあしらうくらいの配慮は欲しかったですね。また、モネは後先を考えないタイプではあっても、無知性なガキという印象は、これまでのエピソードから全く感じられず、一番年下という設定もあくまでキャラクター設定上のものであって、本編では殆ど生かさせていません。モネ役のにわさんと、アグリ役の浜尾さんは、実年齢と劇中年齢とで逆になっているそうですが、作劇が巧緻でないので、それがそのまま透過されてしまって、最近では「お兄ちゃん」すら(萌えはするもののww)違和感がある状態です。</p>
<p>　この冒頭のシーンに対する違和感は、異次元に落ちていくシーンによって払拭されはしました。後々の展開に対する仕掛けとしては、作劇上非常に有効ではあります。ただ、これまでの積み重ねが薄いので、やっぱりこの二人の対立と結束には、あんまり燃えられないのです。残念。</p>
<p>　その後、モネとハイドを救出するよりも、街に対する被害を防止することを英断するアラタ達が描かれ、護星天使の使命感を巧く出しています。しかも、モネとハイドについては諦めるのではなく、あくまで脱出してくれる事を信じているという事を織り込んでおり、絆の深さをも印象づけているのです。</p>
<p>　が、ここにもマズいポイントが。</p>
<p>　この時点で、きっと二人は助かると強く信じているアラタ達なのですが、いざ二人が戻ってきて見事なコンビネーションを披露すると、その様子に対して、当のアラタ達が不思議がるのです。じゃあ、脱出を信じて疑わない根拠って…？もしかして、ハイドにだけ期待してた(笑)？</p>
<p>　まぁそんなわけで、ちらほらと綻びはあるのですが、異空間から脱出するきっかけとなる描写はイイ線いってます。</p>
<p>　モネがガムシャラに異空間の壁にパンチを叩き込んでいた処、その衝撃波がいびつに伝導する箇所をハイドが見つけます。ここで、ハイドは考えているだけでは状況を打開出来ない事を悟り、モネは考えなしには状況を打開出来ない事を知り、互いが互いに不足している部分を補完すれば、閉塞した状況を打破出来るという結論に至るわけです。コンビネーションとは、正にそういう事なので、語のプリミティヴな感覚として響くシーンですね。</p>
<p>　その後は、空間の縦軸を非常に巧く使ったアクションが展開され、それが実に素晴らしい効果とエキサイティングな効果を生んでいました。「ゴセイジャー」はこういっビジュアル面の素晴らしさが突出しています。</p>
<p>　ちなみに今回、ブレドランがほくそ笑んでいる(ように見える)様子が挿入されましたが、何か彼に関する波乱が待っているのかも知れません。こちらも非常に楽しみですね。</p>
<p>　なお、モネ…というかみっきーのエプロン姿が、ビジュアル的にはイチオシでした(笑)。</p>
<p>　この回は、<a href="http://www.amazon.co.jp/gp/product/B003SX1F9G?ie=UTF8&#038;tag=sirmilescentr-22&#038;linkCode=as2&#038;camp=247&#038;creative=7399&#038;creativeASIN=B003SX1F9G">スーパー戦隊シリーズ 天装戦隊ゴセイジャー VOL.4 [DVD]</a><img src="http://www.assoc-amazon.jp/e/ir?t=sirmilescentr-22&#038;l=as2&#038;o=9&#038;a=B003SX1F9G" width="1" height="1" border="0" alt="" style="border:none !important; margin:0px !important;" />に収録。</p>
]]></content:encoded>
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		<title>epic13 「走れ！ミスティックランナー」</title>
		<link>http://www.sirmiles.com/goseigers/68.html</link>
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		<pubDate>Mon, 10 May 2010 09:22:10 +0000</pubDate>
		<dc:creator>SirMiles</dc:creator>
				<category><![CDATA[Epic]]></category>
		<category><![CDATA[ゴセイジャー]]></category>

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		<description><![CDATA[　前回の一大イベント編とはうってかわって、スカイック族にスポットを当てた、割とゆる～いお話。 　一応、ミスティックブラザー登場編を兼ねていて、これまた例によって突然の奇跡だったのですが、もう奇跡を毎回の如く楽しむというの [...]]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p>　前回の一大イベント編とはうってかわって、スカイック族にスポットを当てた、割とゆる～いお話。</p>
<p>　一応、ミスティックブラザー登場編を兼ねていて、これまた例によって突然の奇跡だったのですが、もう奇跡を毎回の如く楽しむというのが、「ゴセイジャー」の楽しみ方だということを認識しておいた方がいいでしょう。</p>
<p>　何しろ、ゴセイジャーは天使であり、ほぼ忘れられた感もありますが天界の存在。彼等が強く願えば奇跡は容易に発現するのです。このシリーズの基本精神は「人事を尽くして天命を待つ」。ゴセイカードは手に入れるものではなく、降って来るものだということを、視聴するにあたってそろそろ基本認識としておくべきでしょう。</p>
<p>　ただ、それを心底楽しめるかというと、どうも…(笑)。</p>
<p>　やっぱりファンタジー系戦隊は、バランスを取るのが非常に難しいですね。</p>
<p>　さて、そんな愚痴はともかくとして、今回はアラタとエリの関係を垣間見ることの出来るエピソードです。</p>
<p>　エリは基本的にゴセイジャーの中でもお姉さん的な存在だという設定だったように思いますが、いつの間にか「楽天的でちょっとだらしない天然娘」にシフトしてしまい、役割的にモネの方がお姉さんになってしまった感があります(アグリの妹という設定なのに)。</p>
<p>　一方のアラタは、ゴセイジャーの中でも弟分的な存在として設定されていて、これはこれで設定どおりに動いている気がします。ちなみに、本当は望をさらにその弟分として動かす意図があったように見受けられますが、これは完全に失敗あるいは忘れられているような気が。</p>
<p>　この2人を対比させると、設定上はアラタの姉的存在がエリということになり、今回の話は正にその設定があるからこそ生きる構成なのですが、実情は上述のとおり。乱暴な言い方をすれば、他の種族より精神年齢が低そうなスカイック族のペアという印象が強い為に、エリが先生だろうがアラタが先生だろうが、どっちでもいい状態になってしまっているのです。</p>
<p>　普通にいい話なのに、これまでの積み重ねを踏襲出来なかったが故に、少々印象を弱めてしまっているのでした。</p>
<p>　というわけで今回は、テーマを決めずに、さらに徒然なるまま書き連ねていきます。</p>
<p><span id="more-68"></span></p>
<p>　今回のウォースターの刺客は、ホグンロ星人・変わり種のパワードダーク。いつにも増して昆虫モチーフであることを強く感じさせるヤツです。ネーミングソースは「ハワード・ザ・ダック」からかな？かなり懐かしいアヒルのSF映画ですね。</p>
<p>　このパワードダーク、パワーシードなる胡桃状の種を食べると、様々な能力を発揮するというキャラで、ブレドランが天装術をプログラミングしたパワーシードを食べることにより、ゴセイジャーより強力な天装術を使うことが出来ます。</p>
<p>　勿論、こういうものにはすべからく弱点が存在するもので、ブレドランが研究した天装術しか反映されていません。よって、アラタの用いる「コンプレッサンダー」に関しては研究から漏れていたらしく、パワードダークを一旦退却させることが出来たわけです。</p>
<p>　この後は、この「コンプレッサンダー」がスカイックの2人で使えていれば倒せたのに…という展開となり、エリがそれを使えるようになるまで、アラタによる特訓が続くことになります。</p>
<p>　ストーリーはいたってシンプルだし、一見筋が通っているようにも見えますが、既にこの時点で綻びが。</p>
<p>　パワーシードは、ブレドランが把握しているあらゆる天装術を発現させるものの筈ですが、何故かゴセイジャーが放った天装術と同じ天装術を、倍返し程度で放っています。つまり、この時点では「モノマネ怪人」パターンを踏襲しているのです。よって、パワードダークが「モノマネ怪人」に見えてしまいます。</p>
<p>　「モノマネ怪人」パターンと言えば、相手がこれまでに登場させた技は完璧に模倣、ひいては防御出来るのですが、新技が登場すると、それを真似出来ず、あるいは防ぎきれずに敗北してしまうのが常套です。</p>
<p>　問題は、パワードダークが完全にこの語法に則っているということ。パワードダークの本質はモノマネ怪人ではなく、天装術を操ることの出来る星人です。つまり、スカイックの天装術には、ランディックやシーイックといった属性の異なる天装術で対抗出来るわけで、この点において、パワードダークがあまりにも知性に乏しい星人になってしまっているのです。</p>
<p>　翻って、この知性のない星人に対抗するゴセイジャーにも知性が感じられません。</p>
<p>　コンプレッサンダーでなければならない理由は全くなく、ブレドランが把握していない天装術のコンビネーションで対抗出来た筈。</p>
<p>　あ、勿論話を転がして行く上での方便だということは分かってますよ。ただ、盛り上がるか否かのファクターって、案外こんな所にあるもんだと思うのです。あらゆる手を尽くし、コンプレッサンダーがパワードダークに対抗する唯一の手段だと分かるプロセスがあれば、その後の展開にも説得力が…って、もういいか。</p>
<p>　さてさて、今回の私が思う最大の見せ場は、やっぱりアラタとエリの幼少時代の回想シーンだったと思います。</p>
<p>　それぞれ、雰囲気の似た子役を起用し、口調も何となく踏襲。二人がそのまんま大人になったように感じさせて、いいシーンだったのです。</p>
<p>　ここに関連させてくる、「好きなものが増えれば強くなる」というテーゼも秀逸。守りたいものが増えれば、それだけ使命感も増し、強くなるという論法は、なかなか新鮮です。</p>
<p>　ただねぇ、ミスティックブラザーの登場が完全にぶち壊してくれちゃった(笑)。</p>
<p>　折角、エリがコンプレッサンダーを炸裂させるに至ったのに、それがカタルシスを生むわけではなく、易々と敵に破られて絶体絶命。そこに奇跡が起こってミスティックブラザー…って、何か予定調和の塊ですなぁ。今回のさとう里香さんは、変身前、変身後共に実に魅力的な演技を披露してくれたのに、ね。</p>
<p>　最近、どんどん口調が悪くなってきてますな。反省。</p>
<p>　別に「ゴセイジャー」が嫌いなわけじゃないんですよ。全ての戦隊シリーズを愛し…って、やっぱり個人的に合わない戦隊もありますけど、とにかく「ゴセイジャー」は、ビジュアル的には好きな戦隊なので、ストーリーをもうちょっとどうにかしてくれれば…。やっぱり「シンケンジャー」が知性派過ぎたんでしょうね。</p>
<p>　この回は、<a href="http://www.amazon.co.jp/gp/product/B003SX1F9G?ie=UTF8&#038;tag=sirmilescentr-22&#038;linkCode=as2&#038;camp=247&#038;creative=7399&#038;creativeASIN=B003SX1F9G">スーパー戦隊シリーズ 天装戦隊ゴセイジャー VOL.4 [DVD]</a><img src="http://www.assoc-amazon.jp/e/ir?t=sirmilescentr-22&#038;l=as2&#038;o=9&#038;a=B003SX1F9G" width="1" height="1" border="0" alt="" style="border:none !important; margin:0px !important;" />に収録。</p>
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		</item>
		<item>
		<title>epic12 「ミラクル・ゴセイヘッダー大集合」</title>
		<link>http://www.sirmiles.com/goseigers/66.html</link>
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		<pubDate>Tue, 04 May 2010 09:20:44 +0000</pubDate>
		<dc:creator>SirMiles</dc:creator>
				<category><![CDATA[Epic]]></category>
		<category><![CDATA[ゴセイジャー]]></category>

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		<description><![CDATA[　1クールの終盤にして、大ボス・ドレイク自ら出撃＆幹部・デレプタ退場という激闘編。 　ドレイク役・飯塚さんの声をたっぷり堪能出来るという面では、年季の入ったファン的に大充実の一編なのですが、肝心のストーリー自体は今ひとつ [...]]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p>　1クールの終盤にして、大ボス・ドレイク自ら出撃＆幹部・デレプタ退場という激闘編。</p>
<p>　ドレイク役・飯塚さんの声をたっぷり堪能出来るという面では、年季の入ったファン的に大充実の一編なのですが、肝心のストーリー自体は今ひとつ盛り上がりに欠ける感じでした。</p>
<p>　簡単に粗筋を記しておくと、モンス・ドレイクとデレプタが、かつて数々の星を滅ぼしてきたという攻撃方法を試すべく地上に現れ、実力アップを実感しているゴセイジャーを叩きのめすというもの。</p>
<p>　ここに護星天使達の使命感等を織り交ぜて、最終的に天の塔を破壊した張本人であるデレプタを打倒します。</p>
<p>　護星天使達の前半の様子は、ヒーロー物では伝統的な手法である「ヒーローの慢心」を踏襲しています。この「慢心もの」は、ヒーローの精神的な成長を描くという意味でドラマティックな効果を生み出し、傑作とされる作品が数多く出現しました。</p>
<p>　代表的な例を挙げるならば、「帰ってきたウルトラマン」、「宇宙刑事シャイダー」等。いずれも上原正三先生の作品ですが(笑)。戦隊では「バトルフィーバーJ」でも同様の展開がありました。「帰マン」は非常に深く重々しいトーンのドラマを展開していましたが、「バトルフィーバー」では、突如その回だけ慢心しまくる隊員達が笑いを誘い、「シャイダー」では、これまた突如慢心しまくるシャイダーを登場させつつも、根性物の要素を取り入れて爽快感を感じさせるまでに昇華させた傑作です。</p>
<p>　今回は、ゴセイジャーの戦力アップが実感としてある為、慢心というとちょっと違う気もしますが、パターン的には完全にこの「慢心もの」のパターンになっています。</p>
<p>　では、「慢心もの」にしては何故盛り上がりに欠けたか。そのあたりを検証してみたいと思います。</p>
<p><span id="more-66"></span></p>
<p>　今回のウォースターの刺客は…という書き出しが最近の恒例ですが、一応この書き出しに倣っておくと、ズティンマ星人・流星のデレプタ。天の塔を破壊した張本人です。デレプタはプレデターがネーミングソースだと思います。その容姿は、エイリアン系の怪物を彷彿させつつも、「ザ・フライ」の蝿男を思わせる部分もあり、なかなか気持ち悪いです。</p>
<p>　このデレプタ、幹部扱いで、しかも小山力也さんという素晴らしいキャスティングを得ているにも関わらず、今回で突如退場となります。もしかすると、ウォースターはシーズン制をとっていて、ビービ虫の使い手であるブレドランを除いて、幹部が次々と交代する趣向をとるのかも知れませんね。こういったシーズン毎の幹部交代制は、古典的な手法として親しまれています。</p>
<p>　今回はデレプタの過去もチラリと描かれます。かつて、モンス・ドレイクに刃を突き立てたデレプタ。ドレイクは、恐れを知らないデレプタを認めて右腕とし、数々の星々を荒らしまわってきました。その主たる方法は、ドレイクの胸に刃を突き立て、その内部にある超重力体(ブラックホール？)を発現させることで、衛星を引き寄せて母星を壊滅させるというもの。飯塚昭三さんの怪しげな呪文が響き渡る光景は、何者にも代え難い魅力に溢れています。</p>
<p>　ただ、折角の飯塚さんのキャスティングも、ちょっとギャップを生じているんじゃないかということが今回で露呈します。</p>
<p>　飯塚ボスキャラには、ハカイダーやサタンエゴス、ヘルサターン総統、宇宙刑事の悪ボスなんかを俯瞰すると、共通した魅力があることに気付きます。</p>
<p>　あくまで私見ですが、そこには、悪辣かつ威厳があり、またヒール(いわゆるアンチヒーロー)としての要素もあるということです。全体的にデザイン自体がカッコよく、またどこか恐ろしい部分がワンポイントあります。ハカイダーでは、ヒロイックなデザインに露出した脳髄、ヘルサターン総統では、黒光りするダースベイダー的な雰囲気に恐ろしい鉄の爪…。</p>
<p>　私自身は、モンス・ドレイクのデザインは好きなのですが、飯塚キャラとしてはやや違和感を感じました。顔面が端整すぎるのと、モチーフが蛾であるという派手さがその違和感の正体かと。何となく飯塚さんの声が窮屈な感じに聞こえてくるのが残念です。</p>
<p>　さて、そんなわけでドレイク自体の違和感も盛り上がりに欠ける原因だと思いますが、もっと根本的な部分に問題があります。それは、これまで護星天使としての使命感に気付いていく事で戦力をアップさせてきたゴセイジャーが、また完全に使命感を忘れてしまい、またすぐに使命感を取り戻すという、やや安易な展開です。</p>
<p>　確かに単編で見るとそれはそれで盛り上がるのですが、各々が過去のエピソードとのリンクを語るシーンを盛り込んでしまっている為、否応なく連続ドラマの一編として認識させられてしまいます。特にハイドに至っては、例のさかなクンの話がかなり近いこともあって、「この冷静沈着で思慮深いハイドが、この体たらく」という印象を強くしてしまい、更にはハイド自身をフィーチュアした場面が圧倒的に少ないという構成により、彼の存在意義を完全に欠いてしまってます。ここでアラタを前面に出しておきたい意図は理解出来るのですが、アラタにしても天然な感じで護星天使の使命感が染み付いているキャラクターだと認識していたので、今回のご慢心にはかなりの違和感を生じています。</p>
<p>　もう一つ、この「慢心もの」をボスキャラ級がメインのエピソードに使ってしまったことにも問題があります。</p>
<p>　大抵の「慢心もの」は、自分よりかなり格下の相手にも勝てなくなるというのが定石であり、それ故に盛り上がるものなのですが、今回は遥かに格上のキャラクター相手にそれをやってしまっているのです。</p>
<p>　それでも百歩譲って、慢心していなければ現在の実力で充分勝てる相手になっているという展開を持ってくるならば、それもアリですが、ここにパワーアップ劇を入れてしまったのがマズい。つまりは、慢心していようがしていまいが、どちらにせよ勝てない戦だったわけです。</p>
<p>　たまたま、ハイパーゴセイグレートが誕生したことでデレプタに勝てただけ。そんな風に見えてしまうのは仕方ない処だと思います。本当は、より強い使命感を取り戻したことにより、奇跡が起こったということなのでしょうが、これまでのエピソードでポンポンと簡単に奇跡が起こっているので、こりゃ慢心しても仕方ないわな(笑)。</p>
<p>　もう一つ、アラタのライバルとして設定されていた筈のデレプタが、あんまりアラタに関わることなく敗れ去ってしまったあたりも、かなり収まりが悪い。なんだかなぁ…。</p>
<p>　あぁ、ごめんなさい。パワーインフレ型戦隊の悪い面が、1クールでかなり露呈しちゃってるので、私も結構辛口になってしまいます。</p>
<p>　映像面では見所はたっぷりありましたよ。</p>
<p>　ハイドが海に浮かんでたり(笑)、ドレイクの儀式は壮麗なエフェクトで素晴らしい効果を上げていました。巨大戦の迫力は、デレプタが「化け物」と呼ぶのも納得の迫力。今回は火薬量もかなりのものでした。天装術の見せ方も良かったですね。特にドレイクを封じ込めるシーンの効果は抜群でした。また、ドレイクとデレプタが空を破って現れるあたりは、「ウルトラマンA」を彷彿させて嬉しかったり。</p>
<p>　また、エピローグで一本の大樹を囲んで寝転ぶ姿が、エンディングの映像にリンクしていくあたりも良かったです。わざわざエンディングを旧バージョンに差し替えてあったりと、芸コマな部分がニクいですね。</p>
<p>　ちょっと心配な面も色々と出てきたゴセイジャーですが、そろそろ新戦士登場編なんかが恒例としてありそうですので、その辺りでの盛り上がりを期待したい処です。</p>
<p>　この回は、<a href="http://www.amazon.co.jp/gp/product/B003N4SU3E?ie=UTF8&#038;tag=sirmilescentr-22&#038;linkCode=as2&#038;camp=247&#038;creative=7399&#038;creativeASIN=B003N4SU3E">スーパー戦隊シリーズ 天装戦隊ゴセイジャー VOL.3 [DVD]</a><img src="http://www.assoc-amazon.jp/e/ir?t=sirmilescentr-22&#038;l=as2&#038;o=9&#038;a=B003N4SU3E" width="1" height="1" border="0" alt="" style="border:none !important; margin:0px !important;" />に収録。</p>
]]></content:encoded>
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		</item>
		<item>
		<title>epic11 「スパーク・ランディックパワー」</title>
		<link>http://www.sirmiles.com/goseigers/64.html</link>
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		<pubDate>Wed, 28 Apr 2010 09:19:40 +0000</pubDate>
		<dc:creator>SirMiles</dc:creator>
				<category><![CDATA[Epic]]></category>
		<category><![CDATA[ゴセイジャー]]></category>

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		<description><![CDATA[　モネがメイン。もうね、荒川脚本でね、趣味丸出しですね(笑)。 　というのも、モネがチアダンスをするというのが今回のテーマなのです。モネというか、みっきー(にわみきほさん)のチアダンスがメインなわけです。 　一応、古典的 [...]]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p>　モネがメイン。もうね、荒川脚本でね、趣味丸出しですね(笑)。</p>
<p>　というのも、モネがチアダンスをするというのが今回のテーマなのです。モネというか、みっきー(にわみきほさん)のチアダンスがメインなわけです。</p>
<p>　一応、古典的なヒーロー番組の手法を見せてくれています。それは、難しい手術を控えた子供の為に、ヒーローが勇気付けるという展開。ただし、その子供(今回の「みく」)は特段ゴセイジャーへ憧れているわけではなく、あくまでモネのチアダンスに元気をもらっていたという点が、パターン外しになっています。</p>
<p>　普通、素面の方としか交流がない場合、そのドラマと変身後のドラマは繋がらないものですが、電気を吸収されると病院が困るという展開にもっていくことで、ちゃんと繋げています。</p>
<p>　そして、その展開には私の大好物である上原脚本的な「アレ」が隠されているのでした。これについては後述。</p>
<p>　なお、ビジュアル的な最大のトピックがモネやゴセイイエローのチアダンスだとすると、ガジェット的な最大のトピックは、何と言ってもデータスハイパー。今回も例に漏れず唐突ではありましたが、ビジュアル的には素晴らしいカットが続出しています。これについても後述しますので、続きをどうぞ。</p>
<p><span id="more-64"></span></p>
<p>　今回のウォースターの刺客は、ダイケシ星人・電撃のヨークババンガー。ネーミングが本当に最高(死語で言うところの「サイコー」)で、語感が素晴らしい。「ウルトラマンA」のカイテイガガンとか、「仮面ライダースーパー1」のスパイダーババンに通じるセンス(？)。元ネタは恐らく「ニューヨーク東8番街の奇跡」だと思われますが、元ネタ探しも段々と困難になってきてますなぁ。</p>
<p>　このヨークババンガーは、ドレイク様直々の指揮により、またドレイク様直々の支援により活動。その為、身体の一部が破損してもドレイクのパワーですぐに復活してしまうという強敵です。特性として、周囲の電気という電気を吸収し、それを放電するという能力があり、その能力によって破壊活動を行います。</p>
<p>　いよいよドレイク本人が乗り出してきたという感を強めていますが、それは次回の予告を見ると納得。ちゃんとお膳立てがされているのには感心します。しかしながら、結構中途半端なところがあり、例えばクライマックス戦では一切力を貸していなかったりと、単なるストーリーの盛り上げ役になってしまった感もあります。</p>
<p>　さて、このヨークババンガー関連の流れとは別個に、モネがみくを励ますというくだりがあるわけですが、実はこのモネの役割は、殆どアバンタイトルで終わってしまうという凄い構成。「みくちゃん しゅじゅつ がんばって」というイルミネーションを、天装術を用いてビルに施すのですが、これが実に分かりにくいのが難点。このイルミネーションの仕掛けについても、ステップで電気を起こすことによって発動したものだと説明されてますが、後々のヨークババンガー戦における描写があるまでは「？？」。とにかく今回の天装術の分かり難さはかなり問題だと思います。</p>
<p>　そもそも、天装術にちょいと科学的な理屈がついてしまう時点で、私自身どうかと思ってしまうのですが、チアダンスを何とか結びつけるには、こういう手法がベストだったのかも知れませんねぇ。</p>
<p>　で、そのチアダンス。</p>
<p>　みっきー(もうニックネームで呼んでしまってますが)のチアダンスのキレ、凄い！変身後もスーツアクターさんかなり頑張ってたと思いますが、素面のキレの方が数倍凄かったです。どうやらチア自体の経験があったようで、納得。というか、経験者ということから逆算してこのエピソード作ったんでしょうね(笑)。</p>
<p>　みくとの交流は前述のようにアバンで終わってしまっているので、その後どう関わるかと思っていたら、予想通りヨークババンガーの電気吸収によって手術室への電力供給が止まるという展開でした。ただし、予備電源の存在や、電力がない間の手動による呼吸補助など、医療ドラマ的な面で割と適度な情報量を盛り込んでおり、そのあたりの手際の良さに感心しました。</p>
<p>　ここで、前述の「私の大好物である上原脚本的なアレ」について述べておこうと思います。</p>
<p>　ヨークババンガーの被害は、医療機関の電力供給ストップよりも、放電による破壊活動の方が甚大に描かれています。つまり、このあたりは命の重さが云々といった議論になってくるわけですが、いわば、みくの手術どころじゃない被害があるということ。</p>
<p>　ここでモネは、みくの手術を最優先に考えます。大勢よりも深く関わった人一人を救う為に戦う。これぞ上原正三先生が好んで描いたヒーロー像です。これはつまり、ドラマを転がしやすい、ドラマに感情移入しやすいという結果を生む為の方法論でもあるんですが、70～80年代の、最もヒーロー番組(アニメも含めて)が華やかだった時代の、熱さの要因になっているのだと思うわけです。今回モネがとった行動は、このパターンにピタリとハマります。</p>
<p>　故に、変身後にチアダンスを踊るなんていう珍妙な展開でありながらも、「一人の為に踊っている」というバックボーンが強固だからこそ、感情移入が違和感なく果たせると。これが、「世界中の人々の笑顔の為に」踊ってるんだったら、こんなに感情移入出来ません。その理由は簡単です。チアダンスで笑顔にならない人だっているかも知れませんから。</p>
<p>　まぁそんなところで、今回モネがヨークババンガーを倒すという結果を、みく一人に捧げるからこそ、チアダンスアクションに説得力があったわけです。</p>
<p>　さて、アクション面での工夫が今回もはっきりと見られました。</p>
<p>　初戦は、ほぼ完全に射撃アクションのみという潔さ。ガンアクションのみで組み立てるという、思い切った構成は、戦隊では珍しいです。二戦目は、これまたほぼ完全に格闘アクションのみ。モネがアグリのゴセイバスターを拝借して二丁拳銃になる処で初めてガンアクションが出てくるので、効果的なコントラストになっています。</p>
<p>　最後に、データスの巨大戦に関して。</p>
<p>　データスの巨大化やハイパー化は、前述のとおり唐突ではあるのですが、ビジュアル的には目を見張るものがありました。実際、ダイスオーの筐体が巨大化しているという陳腐な画が出来てしまって当たり前の処を、これだけの迫力で見せられたのには、様々な工夫があったからです。</p>
<p>　一つは、あおりアングルの多用。そして、オープンセットによるカットの挿入。マンガ的な描写、例えばビルを押しのけて巨大化する等の挿入。これらが重層的に効果を発揮し、データスをカッコ良く見せています。「ゴセイジャー」は巨大戦に「オッ」と思わせる工夫があって、楽しいですね。</p>
<p>　この回は、<a href="http://www.amazon.co.jp/gp/product/B003N4SU3E?ie=UTF8&#038;tag=sirmilescentr-22&#038;linkCode=as2&#038;camp=247&#038;creative=7399&#038;creativeASIN=B003N4SU3E">スーパー戦隊シリーズ 天装戦隊ゴセイジャー VOL.3 [DVD]</a><img src="http://www.assoc-amazon.jp/e/ir?t=sirmilescentr-22&#038;l=as2&#038;o=9&#038;a=B003N4SU3E" width="1" height="1" border="0" alt="" style="border:none !important; margin:0px !important;" />に収録。</p>
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		<title>epic10 「ハイドの相棒」</title>
		<link>http://www.sirmiles.com/goseigers/62.html</link>
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		<pubDate>Wed, 21 Apr 2010 09:18:35 +0000</pubDate>
		<dc:creator>SirMiles</dc:creator>
				<category><![CDATA[Epic]]></category>
		<category><![CDATA[ゴセイジャー]]></category>

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		<description><![CDATA[　ハイド編ですよ。 　ハイド編ということで、冷静沈着、抜群の状況分析、堅物…といった要素を前面に出して展開するのかと思いきや、何とそのクールな表面に多い隠された激情を暴露するというストーリーに。 　シーイック族だけが二人 [...]]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p>　ハイド編ですよ。</p>
<p>　ハイド編ということで、冷静沈着、抜群の状況分析、堅物…といった要素を前面に出して展開するのかと思いきや、何とそのクールな表面に多い隠された激情を暴露するというストーリーに。</p>
<p>　シーイック族だけが二人体制じゃない理由を描くというのが、今回の目玉だったようですが、その部分に関する回想シーンはかなり少なく、残念ながら驚きはさほどでもありません。</p>
<p>　その、今は亡きハイドの相棒・マジスですが、いきなりゴセイグリーンを登場させる(この数秒のシーンの為だけにスーツを作ったのか！？)など、なかなか凝った演出を見せてくれて、印象は充分。しかも、キャスティングは伊藤陽佑さん。そう、「デカレンジャー」のセンちゃんですよ。センちゃんも緑の戦士・デカグリーンでしたから、サービスをかなり意識したキャスティングですね。</p>
<p>　もう一つのトピックは、さかなクンを登場させたこと。</p>
<p>　私は昔、このキャラがどうも受容出来ませんでしたが、今や充分アカデミックな地位を確立した立派な方ですから、現在はすっかりリスペクトしています。全く以て想像の域を出ませんが、同じテレ朝絡みで「ドラえもん のび太の人魚大海戦」のアピールを意識しているのではないでしょうか。</p>
<p>　続きでは、主に本編で不明瞭な点を補完してみようかと。</p>
<p><span id="more-62"></span></p>
<p>　今回のウォースターの刺客は、ルビーウ星人・5000℃のクラスニーゴ。元ネタは多分「クライシス2050」です。クラスニーゴという語感からは、他のタームの影響を感じませんが、もしかしたら何かかけてあるのかも知れません。</p>
<p>　そのクラスニーゴは、天の塔が破壊される前から地球沸騰作戦の準備を進めてきたという設定で、人知れずシーイック族のハイドとマジスが、それを迎撃していたことが明かされます。クラスニーゴは、「護星天使を一人倒している」という点で示される通り、非常に強力な星人であり、初戦ではハイドの単独行動もあって、ゴセイジャーを軽く退けています。</p>
<p>　クラスニーゴの展開する地球沸騰作戦は、当然ながら海がターゲット。海水温の上昇については、さかなクンの講義(？)にも関連してくるのですが、このあたりは後ほど。</p>
<p>　さて、ハイドにとってクラスニーゴは、マジスの仇。後の文脈からすると、マジスは地球の海を何としても守らんがために、自らを犠牲にしてクラスニーゴを(一時的に)倒したということが分かります。ハイドが激昂するのも無理はありませんが、マジスの本意は護星天使としての使命の全うであり、ハイドはマジスの死、即ちパートナーの喪失という事実のみに目が行ってしまって、マジスが死を以てハイドに託した使命感を忘却してしまっているわけです。</p>
<p>　ハイドはいつもロジカルでクールなスタンスですが、そこが崩壊する部分にダイナミズムがあります。この傾向は色々なヒーローに見られるもので、「宇宙刑事シャリバン」では、シャリバンが動物虐待の現場に遭遇すると我を忘れて怒り狂ったり、「宇宙刑事シャイダー」では、常にロジカルな思考を持つシャイダーが、父親の事となると自制しつつも判断を誤ったりしました。今回のハイドもその典型ですが、「ゴセイジャー」の特徴である三種族構成をうまく対比させて、ハイドの「機嫌の悪さ(←これ重要！)」を強調しているのは、なかなか巧いですね。今回は、この「ハイドの暴走」によって、ハイドのキャラクター性が揺らぐ処に、危機感を感じさせます。ハイドを欠いてゴセイジャー自身に危機が及ばないあたりは、やっぱり楽天的な作風ですな。</p>
<p>　このハイドの暴走をどう解決していくのか。そこには予想だにしない展開が待っていました。</p>
<p>　そう、さかなクンです。</p>
<p>　天知博士との噛み合わない会話。だけど二人は大の仲良しという雰囲気を見て、アラタは一計を案じます。ここでアラタを持ち出してくるあたり、レッドとしての存在感を独特の語法で描いていますね。</p>
<p>　そのアラタの案とは、ハイドをしばらく「さかなクン博士」に付き合わせること。</p>
<p>　アラタは、さかなクン博士に関して「何か感じない？」と呟きましたが、これについては殆ど説明されません。ハイドが天使だと知っている等、さかなクン絡みの色々なシーン等から解釈するに、さかなクンはメタな存在、つまり「ゴセイジャー」という番組の外から来た、「ゴセイジャー」という番組を客観的に視聴出来る存在であり、アラタ的にはマスターヘッドに通じる超越性を感じ取ったわけです。</p>
<p>　この傾向は、さかなクン博士による海水温の上昇の話からも伺えます。</p>
<p>　海水温の上昇は、「ゴセイジャー」という番組の中ではクラスニーゴの活動によるものであるのは明白ですが、「クラゲスパイラル」など、語られる内容は、番組外の世界である我々の住む世界で起こっていることを説明しているに過ぎません。つまり、さかなクンは、番組中でハイドに海を守ることの大切さを説くという役割を担っているように見えますが、基本的には海の現状に対する危機感を、視聴者に発信する立場なわけです。</p>
<p>　アラタは、ハイドに超越者を引き合わせることにより、ハイドの本来有している巨視的視点を、再度復活させようとしたと言えるでしょう。</p>
<p>　この後、ハイドは自分の使命を再び思い起こすことになります。初戦では全く歯が立たなかったクラスニーゴに対しても、タクティカルな戦闘指示を以て迎撃が可能になりました。</p>
<p>　ハイドは何故いきなり強くなったのでしょうか。</p>
<p>　ここで採用したい解釈は、唯一つ。それは、ハイドが使命感を取り戻したことで、本来の冷静な状況判断能力を回復しただけでなく、マジスがハイドに託した「地球の海を守る」という遺志を、ハイド自身の力としたこと。ハイドの相棒は、ハイドの心の中でいつでも力を貸してくれる。そして、アクチュアルな相棒は、たとえシーイック族でないにしろ、志を同じくする護星天使のアラタ達が居る。これが、ハイドのパワーアップの要因でしょう。</p>
<p>　少々クサい解釈ですが…(笑)。全体的にライトな作風なのはいつもどおりなので、こんな風にドラマティックに解釈するのも一興です。</p>
<p>　なお、巨大戦では珍しく水を張ったセットが登場。海岸での巨大戦という、非常に面白い画が完成しています。セットもなかなかに精緻。ミニチュア特撮の良い面が前面に出ていたような気がして、嬉しい気持ちでいっぱいでしたよ。</p>
<p>　この回は、<a href="http://www.amazon.co.jp/gp/product/B003N4SU3E?ie=UTF8&#038;tag=sirmilescentr-22&#038;linkCode=as2&#038;camp=247&#038;creative=7399&#038;creativeASIN=B003N4SU3E">スーパー戦隊シリーズ 天装戦隊ゴセイジャー VOL.3 [DVD]</a><img src="http://www.assoc-amazon.jp/e/ir?t=sirmilescentr-22&#038;l=as2&#038;o=9&#038;a=B003N4SU3E" width="1" height="1" border="0" alt="" style="border:none !important; margin:0px !important;" />に収録。</p>
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		<title>epic9 「ガッチャ☆ゴセイガールズ」</title>
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		<pubDate>Tue, 13 Apr 2010 03:17:15 +0000</pubDate>
		<dc:creator>SirMiles</dc:creator>
				<category><![CDATA[Epic]]></category>
		<category><![CDATA[ゴセイジャー]]></category>

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		<description><![CDATA[　「バイオマン」で初めて女性メンバーが二人になってから、必ずと言っていい程盛り込まれるヒロイン編。今回も例に漏れず登場です。 　最近は、むしろ「アイドル編」的な扱いの娯楽編として成立させる手法が多用されますが、今回はコミ [...]]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p>　「バイオマン」で初めて女性メンバーが二人になってから、必ずと言っていい程盛り込まれるヒロイン編。今回も例に漏れず登場です。</p>
<p>　最近は、むしろ「アイドル編」的な扱いの娯楽編として成立させる手法が多用されますが、今回はコミカルかつライトな作風の中で、バトルを重視した構成となり、やや異色のダブルヒロイン編となりました。</p>
<p>　そもそも、前述の「バイオマン」からして、アクティヴなイエローとおしとやかなピンクという対照的なキャラクター付けがなされていたわけですが、「ゴセイジャー」でも、ザッパー(大雑把)なエリとダンドリスキー(段取り好き)なモネという、対照的なキャラクター付けがなされています。</p>
<p>　「ゴセイジャー」は、見た目の分り易さを重視する方針なのか、エリのシーンには自由人であることを示す極端なシーンが数多く盛り込まれ、モネには事あるごとに声を荒げて周囲を言い負かすシーンが多く登場しています。いわゆる、キャラクターが滲み出てくるタイプの演出ではなく、特に今回はそういった面が強調されており、それはそれで浅薄な印象を受けますが、ストーリーを回して行く上での分り易さという面では、これで正解でしょう。</p>
<p><span id="more-59"></span></p>
<p>　今回のウォースターの刺客は、ブスワ星人・女王蜂のイリアン。</p>
<p>　このネーミングは、恐らく「エイリアン」から採用されたものであり、女性的な語感を盛り込んだものだと思われます。また、「エイリアン」に漂っている蜂社会のモチーフが、そのままデザインやキャラクター造形に投影されていて、これまでにないネーミングとの一体感を感じさせます。</p>
<p>　声の担当はゆかなさん。こういう類のキャラクターでの出演を聞いたことがなかったので、興味深く拝聴しました。</p>
<p>　デレプタを「熱血バカ」、ブレドランを「ムッツリスケベ」と称するイリアンは、モンス・ドレイクも認める実力者とのこと。毒液で男性を奴隷化するという、悪趣味な星人です。これまでの星人の中でも、一際愉快犯的な性格が強調されています。</p>
<p>　今回は、このイリアンの作戦とストーリーの間にあまり必然性はなく、イリアンの嗜好から男性陣が次々と捕まったので、女性陣が活躍したという流れになっています。</p>
<p>　さて、話を物語冒頭に戻します。</p>
<p>　初っ端より、二人のヒロインのキャラクターの違いを如実に表すべく、シーンが重ねられていきます。モネは早朝ジョギング、エリは朝っぱらからおやつタイムと、対照的です。これは、特訓好きなランディック族と、楽天的なスカイック族の特徴を濃縮した表現でもあります。</p>
<p>　エリはテンソウダーを読みかけの本のしおりにしたりと、やりたい放題。見かねたモネは男性陣をも巻き込んで説教を開始します。このあたりのテンポはなかなかのもので、ギャグシーンにとって致命的な「間延び」が全く感じられません。</p>
<p>　途中で話はあらぬ方向へと展開し、とうとうアイスクリームの好みで対立するエリとモネ。「そもそも合わない二人」という望の評に説得力を与えています。アイスクリームの顛末では、アラタ一人を生贄とし、アグリとハイドはまんまと逃げおおせるのですが、こうしたキャラクターの配置が巧く、笑いを誘います。</p>
<p>　イリアンとの最初のバトルは、アグリとハイドが担当。スピーディなアクションが目を惹きます。イリアンの毒液攻撃によって二人が戦闘不能になると、アラタ、エリ、モネが参戦。アラタもやがて戦闘不能となり、エリとモネがイリアンと対峙するわけですが、ここでも二人のチームワークの悪さを強調。ただし、アクションはカンフーものの様なスピード感と流麗さを盛り込んでおり、一定以上の満足感をもたらしてくれます。</p>
<p>　エリは「何とかバスター・アッセンブル」等といったオリジナル武器を作り出そうとする天然振り。そうこうする内に派手な合成とエフェクトを伴ってエリとモネが吹っ飛ばされ、昏倒。その寸前、モネとエリの目前でアラタ達男性陣がさらわれてしまいます。</p>
<p>　「ゴセイジャー」が圧倒的にスポイルしている要素に「危機感」があるのですが、今回は割と危機感を感じさせる展開になっています。ただし、やっぱりその雰囲気はすぐに払拭されてしまいます。その原因は、主にエリにありますな。当然ながら(笑)。</p>
<p>　ここで、呑気で楽観的なエリをよそに、モネは木の中にも雌雄があると言いつつ、「雄の木々」に尋ねてイリアンの居場所を探り始めます。ランディック族ならではの能力。こういう超能力的な描写は、「ゴセイジャー」の魅力の一つに数えられるでしょう。</p>
<p>　途中、エリが鳥に鳴かないよう話しかけるシーンがありましたが、スカイック族ならではの能力で、鳥にも居場所を尋ねてくれれば良かったのになぁ、と思いましたが。</p>
<p>　そんなこんなで、「イリアンのハーレム」を探り当てたエリとモネ。ここからがクライマックスです。</p>
<p>　クライマックスに際しても、いきなり二人は仲間割れの様相を呈します。何と、モネがランディックパワーでエリを縛り付けてしまうのです。男性陣もこれには唖然。モネは単独でイリアンに立ち向かうのですが、やはり力不足。</p>
<p>　このシーンは割と唐突な感じで、「何で？」と思わせるに充分な効果があります。勿論、モネにはモネの考えがあっての行動だったわけで、束縛しておかないと、エリが無茶な行動をとるから…ということなのですが、実際には「それはちょっと」と思わせる展開が待っています。</p>
<p>　それは、モネによる束縛が、タカヘッダー・クロウヘッダー・プテラヘッダーのスカイックブラザー登場の契機になるというくだり。ホント、モネの束縛に耐えかねたエリの気合が呼び出したようにしか見えません…。当然、モネを助けたいという気持ちがスカイックブラザーを登場させたというエクスキューズは成り立ちます。しかし、流れからすると、どうもモネの束縛から抜けたいが為のスカイックブラザー登場に見えてしまう。これはちょっとどうかな、と。</p>
<p>　今回に限らず、新ヘッダー登場は何となく唐突に処理されているので、まぁ今回もこんなもんかなとは思いますけどね(笑)。</p>
<p>　とりあえず、エリが自由になってからは、モネとのコンビネーションが抜群になり、結局は、意見対立の度合いが戦いにおけるチームワークの乱れ具合と必ずしも一致しないということが示されます。</p>
<p>　要するに、全く性格の合わない二人であっても、互いを心配したり認め合っている気持ちは強固であるというわけです。これが今回のテーマ。アグリの目に、同じランディック族でなおかつ兄妹という関係にある自分とモネのコンビネーションよりも、エリとモネのコンビネーションの方が卓越しているように見えるという、象徴的なシーンがありましたが、時には同類よりも強固な関係が成立するということの提言ですね。</p>
<p>　巨大戦は、スカイックゴセイグレートが登場。トライダーバードアタックのような必殺技・スカイックストライクでイリアンを粉砕します。すみません、最近「トライダーG7」を見てるもので、既視感が(笑)。</p>
<p>　エピローグでは、再びアラタが生贄になり、エリとモネがアイスクリームを食べに行くくだりが。冒頭との対比になっていて、今度はエリとモネの意見が一致しています。なかなか巧い構成ですね。</p>
<p>　そして、次回。さ、さかなクンだと？</p>
<p>　この回は、<a href="http://www.amazon.co.jp/gp/product/B003N4SU3E?ie=UTF8&#038;tag=sirmilescentr-22&#038;linkCode=as2&#038;camp=247&#038;creative=7399&#038;creativeASIN=B003N4SU3E">スーパー戦隊シリーズ 天装戦隊ゴセイジャー VOL.3 [DVD]</a><img src="http://www.assoc-amazon.jp/e/ir?t=sirmilescentr-22&#038;l=as2&#038;o=9&#038;a=B003N4SU3E" width="1" height="1" border="0" alt="" style="border:none !important; margin:0px !important;" />に収録。</p>
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		<title>epic8 「ゴセイパワー、暴走」</title>
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		<pubDate>Tue, 06 Apr 2010 09:15:50 +0000</pubDate>
		<dc:creator>SirMiles</dc:creator>
				<category><![CDATA[Epic]]></category>
		<category><![CDATA[ゴセイジャー]]></category>

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		<description><![CDATA[　パーフェクトにアラタ編。他のキャラクターは完全にアラタの取り巻きになっています。 　物語の構成は、敵の能力によって天装術をコントロール出来なくなったアラタの奮闘を、ややコミカルなテイストで描くというもの。 　アラタの天 [...]]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p>　パーフェクトにアラタ編。他のキャラクターは完全にアラタの取り巻きになっています。</p>
<p>　物語の構成は、敵の能力によって天装術をコントロール出来なくなったアラタの奮闘を、ややコミカルなテイストで描くというもの。</p>
<p>　アラタの天装術の制御不能状態が、ゴセイジャーにとって大変な危機を呼ぶ…ということは全くなく、単にアラタの戦力を欠いた状態になるに過ぎません。このおおらかさ。「ゴセイジャー」は、こういったおおらかな世界観を主たるテイストにしているように思います。</p>
<p>　というわけで、今回の見所は、ほぼアラタのメチャクチャな天装術が巻き起こす騒動に占められます。</p>
<p>　そのあたりは、ギャグの絶妙なタイミングを含め、文章では伝わらないので本編を見て頂くこととして、テーマ性にフォーカスするというマニアックな視点で行ってみましょうか。</p>
<p><span id="more-57"></span></p>
<p>　今回のウォースターの刺客は、トツネホ星・出鱈目のファンダホー。ファンダホーの名は、「ファンタスティックフォー」と「wonderful(ワンダホ～)」をかけたものでしょう。思慮に欠けたお調子者の雰囲気を見事に表現しています。</p>
<p>　このファンダホー、機械の信号伝達機構のみならず、人間のシナプスにまで影響を与える能力を持っています。ファンダホー自体は、誰の指示を受けるわけでもなく、勝手に地球にやってきた迷惑なヤツであり、元々地球侵略の意図はなかった模様。物語後半にブレドランが加担したことで、ようやく地球侵略の尖兵と化すわけです。</p>
<p>　何と、それまでは単なる迷惑な宇宙人であり、ゴセイジャーに倒される確固たる理由付けは出来ないのです！</p>
<p>　逆に、地球に侵入して迷惑をかける宇宙人は、そこに悪意があろうとなかろうと排除するのが、護星天使のJob。そういうことになってしまうのです。</p>
<p>　深く考えてみれば、地球ナショナリズムともいうべきイデオロギーなわけですが、そのあたりを巧妙にボカしているのが、「ゴセイジャー」なんですね。これは、古くは「ウルトラマン」から、作家たちが何とか隠蔽しようと奮闘を続けてきた部分なわけで、まだこの苦闘は続いている！？</p>
<p>　閑話休題。ディープに走り過ぎました。</p>
<p>　さて、ファンダホーによって、アラタの天装術が狂わされてしまい、それを何とかしようとゴセイジャーが動くことにより、今回のストーリーが回っていきます。</p>
<p>　アラタの「天装術暴走」により、意図しない能力が現出したり、変身が1日解けなかったり(よく耐えられたなww)、望がそんなアラタの日常生活を妄想したり、とにかくドタバタが畳み掛けられていきます。これらはしつこさを感じさせずテンポが良い為、アラタの、ひいてはゴセイジャーの焦りを完全にスポイルしてしまっていますが、逆にアラタの楽天的な性格を全面に押し出しているような作風に好感が持てます。</p>
<p>　もう一つ、望の絵画の腕前が素晴らしすぎることと、アラタの絵画の才能が壊滅的であることが示されます。</p>
<p>　望に関しては、いつものごとく「絵が上手いこと」が物語に生かされることはないのですが、一方のアラタの壊滅的な才能は、それなりに活用されます。</p>
<p>　アラタを救う為の手立ては、ファンダホーのアンテナを破壊するという事でしたが、これを突き止める作戦が、何とゴセイジャーの「ファンダホーを褒めまくる大芝居」。いやぁ、実におおらかです。第一印象では、理知的なハイドが考えついた作戦とは思えない節もありますが、ここはファンダホーの性格を巧みに利用した心理戦だと解釈しておきましょう。</p>
<p>　残念ながら、これらの要素が有機的に作用することはなく、アンテナ破壊という目的よりも、アラタの諦めない姿勢がクローズアップされることになり、そこに絡んでくるアラタの壊滅的な絵画の才能も、その絡み方が今ひとつ。</p>
<p>　結果的に、エキゾチックゴセイグレートの販促から逆算した形を露呈してしまったのは致し方ないこととしつつも、アラタの「似てないドラゴンヘッダーの絵」が、どうして4色のドラゴンヘッダーに変化したのか、その理由をもっと描いて欲しかったところ。</p>
<p>　勿論、アラタの諦めない姿勢が奇跡を呼んだという流れではあるのですが、そこが今ひとつ弱いのです。アラタの天装術暴走によって、あまりゴセイジャーがダメージを負っておらず、当のアラタにしても、文字通り出鱈目な天装術を何度も漫然と繰り出しているように見えてしまうという、演出上の不手際も散見されます。</p>
<p>　あまり悲愴にならないようにというポリシーがありそうですが、もう一歩危機感を追求していれば、エキゾチックゴセイグレートのカタルシスがあったように思います。</p>
<p>　で、あえてテーマ性を探るとするならば、どれだけ思い通りに行かない状態になってしまっても、諦めなければ突破口は見出せるということでしょうか。そこには、楽観的で前向きな姿勢が不可欠であり、不器用でも素晴らしい結果を生む可能性は、誰にでもある。そんなテーマがありそうです。</p>
<p>　それは、そのままアラタのキャラクター性であると共に、最新レッドキャラクターの、他に類を見ないおおらかさです。その意味で、千葉雄大さんというキャスティングは、正に奇跡とも言えるのではないでしょうか。</p>
<p>　この回は、<a href="http://www.amazon.co.jp/gp/product/B003F2SYF8?ie=UTF8&#038;tag=sirmilescentr-22&#038;linkCode=as2&#038;camp=247&#038;creative=7399&#038;creativeASIN=B003F2SYF8">スーパー戦隊シリーズ 天装戦隊ゴセイジャー VOL.2 [DVD]</a><img src="http://www.assoc-amazon.jp/e/ir?t=sirmilescentr-22&#038;l=as2&#038;o=9&#038;a=B003F2SYF8" width="1" height="1" border="0" alt="" style="border:none !important; margin:0px !important;" />に収録。</p>
]]></content:encoded>
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		<item>
		<title>epic7 「大地を護れ！」</title>
		<link>http://www.sirmiles.com/goseigers/55.html</link>
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		<pubDate>Mon, 29 Mar 2010 09:14:07 +0000</pubDate>
		<dc:creator>SirMiles</dc:creator>
				<category><![CDATA[Epic]]></category>
		<category><![CDATA[ゴセイジャー]]></category>

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		<description><![CDATA[　アグリがメインのエピソード。とりあえずエリもフィーチュアされていますが、アグリの立ち振る舞いを決定付けるような付けないような、微妙な立場で機能しています。 　今回のキーになるゲストキャラクターは、丈太郎なる壮年男性(劇 [...]]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p>　アグリがメインのエピソード。とりあえずエリもフィーチュアされていますが、アグリの立ち振る舞いを決定付けるような付けないような、微妙な立場で機能しています。</p>
<p>　今回のキーになるゲストキャラクターは、丈太郎なる壮年男性(劇中では「おじいさん」扱いですが、やや違和感が)。演ずるは渡辺哲さんで、若い俳優陣に嬉々として絡んでいく様は、ベテランならではの存在感です。</p>
<p>　この丈太郎に偶然出会うことで、アグリが自分の護星天使としての使命感に再度気付いていくという展開は、なかなか見事なのですが、折角のランディック族・アグリのお話。ランディックブラザーの初登場が今回だったら、もっと良かったのに…と思ってしまいました。</p>
<p>　なお、農業を通じて大地の恵みに触れ、丈太郎の亡き妻(というのは勘違いで、実は存命)である幸子の象徴としてのキャベツ畑を守る事が、そのまま地球を守ることに繋がっていくという、微視的なものから巨視的なものへと飛躍していく様子は、スーパー戦隊シリーズならでは。「ゴセイジャー」が正統派の戦隊を視野に入れていることが分かります。</p>
<p>　とはいえ、ちょっとお約束を破って戦隊ファンへ笑いを提供する姿勢も見られ、シンプルでライトなストーリーながら、なかなか奥深いのです。</p>
<p><span id="more-55"></span></p>
<p>　今回のウォースターの刺客は、ズテラメドロプ星人・研究のアバウタ。アバウタという名前は「アバター」から採っているのでしょうか。「○○について研究する」という意味合いで「about」からも採っている感じがします。</p>
<p>　このアバウタ、まず事前に地球人を研究してから出現しており、地球人を一掃するには、植物を根絶やしにすればいいという結論と共に姿を現しました。といっても、このあたりがエコロジー的なエスプリになっているわけではなく、あくまで「ウォースターが地球に優しくない」といった味付け程度。「ゴーオンジャー」における敵組織の成り立ちに類似していますね。</p>
<p>　植物の破壊という点で、ランディック族の怒りを喚起するあたり、ストーリー的な仕掛けは充分ですが、結局アバウタの主たる魅力は「研究」にあり、その類稀なる戦力分析によってゴセイジャーを追い詰めるという部分がストーリーの骨子となります。</p>
<p>　戦力を分析した上で、それを凌駕する作戦で行くというパターンは、それこそ乱発と形容出来る程、数多見受けられますが、特に印象に残るエピソードとしては、「宇宙刑事シャリバン」の第11話「暗黒星雲から来た 最強の悪役ファイター」を挙げておきたいと思います。まだシリーズがシャリバンそのものの魅力を模索している中、最後の切札が心の力であるという一つの指針を示したエピソードとして、深く記憶されるべきものでした。まだ、特撮ヒーローが異様な熱気を帯びていた時代を象徴する一本です。</p>
<p>　さて、この戦力分析に対抗するにはどうすれば良いか…などとは考えず、とにかく目の前の人＝丈太郎を放っておけないエリと、それに巻き込まれた形のアグリが、全くアバウタ対策とは関係ない部分で丈太郎の為に動き、それが結果的にアバウタ打倒に繋がっていく。今回は、そんな正に「アバウト」さが功を奏した感があります。</p>
<p>　エリの護星天使というキーワードからはかけ離れたキュートなモンペ姿もさることながら、アグリのヤケッパチな一生懸命さもいい感じ。特に、アグリによる農作業の演出は、ある意味実にリアルであり、鍬を振るう姿も様になっていました。</p>
<p>　この順調な農作業の場面が出たあたりで、後々の戦闘にこの成果が生かされるのだと直感しました。</p>
<p>　そして、実際に体全体で鍬を振るう動きがランディックアックスのパワーにプラスアルファをもたらし、大根を優しく洗う作業が、アバウタの虚を突くことになったわけです。</p>
<p>　ところが、「ああ、やっぱりね」と思わせておいて、そこをちょっとだけ裏切ってみせたのが爽快。アグリ曰く、農作業に勤しんだだけで戦力が強化されるなら、農業従事者は皆凄い格闘家になっている筈だとのこと。アグリが強くなったのは、農作業を通じて人間が大切にしているものを感じ取ったからであり、大地の恵みに繋がるランディックパワーの存在を感じ取ったからだということを、セリフの端々から感じさせています。</p>
<p>　ただ、これを鵜呑みにしてもいいのですが、私は「農作業が戦力強化に直結した」ことを否定しません。実際にアグリは農作業のエッセンスを戦いに持ち込んで応用しており、それがアバウタの戦力分析の範疇外になったのはご覧の通り。農業従事者が格闘家にならないのは、アグリのように元々戦い方を知っている者ではないからであり、アグリがそこを認知していない筈はないのです。</p>
<p>　というわけで、アグリの「否定発言」は、手放しで絶賛するエリの手前での、照れ隠しだったと結論付けていいでしょう。そうすると、アグリの微妙にシャイな性格が浮き彫りになって、いい感じなのです。</p>
<p>　巨大戦は、ランディックゴセイグレートに合体する前に、ゴセイスネークとランディックブラザーによる、メカ戦をじっくりと見せてくれます。やっぱりミニチュアを織りまぜた特撮シーンは、味のある迫力を醸し出してくれますね。</p>
<p>　アバウタはランディックゴセイグレートの存在を認知しておらず、結局敗退するわけですが、ランディックゴセイグレートは前回で既に登場していた形態なので、ちょっと説得力に欠けるような…。やっぱり、今回を初登場回にした方が、すっきりしたのではないでしょうか。</p>
<p>　エピローグでは、亡くなったと思われていた丈太郎の妻・幸子は海外旅行に行っていて不在だっただけであり、丈太郎がエリを無理やり連れてきたのは、単に若い女の子が好きだっただけというオチを展開。結局、エリとアグリは丈太郎の気まぐれに振り回されていただけで、アバウタ打倒に繋がったのは結果オーライだったということにされてしまいました。が、丈太郎の畑に対する愛情は本物であり、アグリにとってプラスになったことは間違いないのです。そういうことをサラッと匂わせるあたりが、「ゴセイジャー」の奥ゆかしい処かな、と感じるのでありました。</p>
<p>　この回は、<a href="http://www.amazon.co.jp/gp/product/B003F2SYF8?ie=UTF8&#038;tag=sirmilescentr-22&#038;linkCode=as2&#038;camp=247&#038;creative=7399&#038;creativeASIN=B003F2SYF8">スーパー戦隊シリーズ 天装戦隊ゴセイジャー VOL.2 [DVD]</a><img src="http://www.assoc-amazon.jp/e/ir?t=sirmilescentr-22&#038;l=as2&#038;o=9&#038;a=B003F2SYF8" width="1" height="1" border="0" alt="" style="border:none !important; margin:0px !important;" />に収録。</p>
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		<title>epic6 「ブレイクアウト・ゴセイジャー」</title>
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		<pubDate>Tue, 23 Mar 2010 09:07:44 +0000</pubDate>
		<dc:creator>SirMiles</dc:creator>
				<category><![CDATA[Epic]]></category>
		<category><![CDATA[ゴセイジャー]]></category>

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		<description><![CDATA[　はっきり、アラタ編。これまで、二人一組でコンビを組ませ、各々の流儀の違い等によってキャラクターを浮き彫りにするというスタイルをとってきましたが、それが定番という訳ではなく、ストーリーを回転させる為の方便だったという事で [...]]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p>　はっきり、アラタ編。これまで、二人一組でコンビを組ませ、各々の流儀の違い等によってキャラクターを浮き彫りにするというスタイルをとってきましたが、それが定番という訳ではなく、ストーリーを回転させる為の方便だったという事です。</p>
<p>　敢えていうなら、望との「逆上がり」というキーワードを用いた交流があり、アラタと望が二人一組と言うことも出来ますが、精神性以外での部分では、アラタと望は活動フィールドが完全に異なっている為、厳密にはコンビとは言えないでしょう。</p>
<p>　前述の「逆上がり」というテーマとは別に、アラタの成長譚の序章という意味合いも込められており、デレプタとの再戦というイベントが用意されています。このデレプタ、アラタ渾身の一撃も余裕で受け止める程の強さで描かれており、基本的に「星人」で括られているウォースターの中で、格の違いを見せつけました。</p>
<p>　あと、これまた唐突にランディックブラザーなる3体の新ヘッダーが登場。クワガヘッダー、サイヘッダー、ティラノヘッダーの、陸上生物関係でありつつも、実に統一感の薄い3体(笑)。純粋にランディックゴセイグレートのシルエットから逆算されたような感じですね。</p>
<p><span id="more-32"></span></p>
<p>　今回のウォースターの刺客は、イラブンゴラ星人・韋駄天のヒドウ。高木渉さんの登板ということで、アドリヴも全開…なのか？</p>
<p>　登場からいきなり「快傑ズバット」の口上を真似してましたが、これが荒川さんの趣味なのか、高木さんの趣味なのか(いや、ポーズも真似してたから、荒川さんの趣味でしょう)。いずれにせよ、真のターゲットが理解する範疇を軽～く超えてしまっているのは確かですねぇ。</p>
<p>　このヒドウの超高速攻撃に対抗するというのが、今回の骨子。スカイック族らしく、視覚に頼らず音でヒドウの動きを予測するアラタの姿を見て、他の4人が特訓によりアラタと同じ戦法を身につけるという流れになっています。</p>
<p>　この特訓のシーン、アラタと同じスカイック族のエリが、天装術によってターゲットとなる竜巻を出し、それを、目隠しした一同が撃つというもの。エリはさすがにスカイック族だけあって、すぐに風の音による位置把握を遂げます。その後、他の面々も次々にマスターしていくのですが、ランディック族の二人はかなり苦戦した後にようやくマスターするという描き分けがなされていて、キャラクター特性の差別化がよく出来ている印象です。</p>
<p>　一方、アラタはepic1にてデレプタによってつけられた腕の傷が痛み出すというハプニングに見舞われます。何で今頃？と思いましたが、ヒーリング系の天装術によって傷の痛みを抑制していたことが説明され、なるほどと納得。このあたりは抜かりがありません。</p>
<p>　この傷の痛みが、二方向に効いてきます。</p>
<p>　一つは、逆上がりが出来ない望を励ます為に、アラタが逆上がりをして見せようとするも、痛みに阻まれて出来ないというシチュエーション。</p>
<p>　もう一つは、デレプタとの再戦への「物語的きっかけ」として。</p>
<p>　これらが、アラタの「逆上がり成就」により、デレプタを退ける一手になるという展開に収斂していくあたりが、なかなか見事。美しいストーリー運びだと思います。</p>
<p>　そして、このアラタ VS デレプタの一線が、戦隊らしくない重厚なアクション演出になっていて、むしろ最近のライダーシリーズを思わせる感覚になっていました。これはゴセイレッドのヒーローとしての存在感を、最大限に発揮させるに充分であり、その後のシーンでアラタの変身が解除され、巨大戦でのコクピットにアラタ一人だけ素面で座っているという、珍しい構図への流れを自然なものにしています。</p>
<p>　そんなアラタの姿勢を、望もデータスを通じて中継で見ており、望が勇気付けられて逆上がりの練習をし始めるというシーンでラストを迎えるわけですが、望の逆上がり会得に悲観的なハイドも含めて、望の逆上がり成就で終わらないあたりも、余韻があっていい感じです。</p>
<p>　このラスト、「無駄なものは一つもない」というアラタの言葉を、「逆上がりとて無駄ではない」という明瞭なロジックに翻訳してみせた、爽やかなシーンでした。ちなみに、「無駄なものは一つもない」というニュアンス、護星天使なる天上の存在ならではの巨視的な面と、地に足の着いた戦隊ヒーローならではの微視的な部分が混在していて、絶妙です。</p>
<p>　巨大戦では、前述の通りランディックブラザーが登場。アラタの物語なのに、何でランディック？という感じがしないでもないですが、一応、ヒドウのスピードに対抗すべく、ランディック族の二人が頑張った結果の登場というエクスキューズになっています。</p>
<p>　この流れはとっても唐突で強引な印象は否めないですが、映像作りという点では、実景との巧みな合成や、リアル感を度外視したビル間の高速移動等が、非常に素晴らしく、リアルと非リアルの狭間を絶妙に行き来する、見事な画面作りだったと思います。</p>
<p>　巨大戦に事実上不参加となってしまったアラタが、密かに、そして静かに強くなりたいという闘志を燃やす一幕は、いわゆる「草食系」の出で立ちをしているアラタを、正統な戦隊レッド化させるきっかけとして機能している感があります。これからどのような変化を見せていくのか、楽しみですね。</p>
<p>　この回は、<a href="http://www.amazon.co.jp/gp/product/B003F2SYF8?ie=UTF8&#038;tag=sirmilescentr-22&#038;linkCode=as2&#038;camp=247&#038;creative=7399&#038;creativeASIN=B003F2SYF8">スーパー戦隊シリーズ 天装戦隊ゴセイジャー VOL.2 [DVD]</a><img src="http://www.assoc-amazon.jp/e/ir?t=sirmilescentr-22&#038;l=as2&#038;o=9&#038;a=B003F2SYF8" width="1" height="1" border="0" alt="" style="border:none !important; margin:0px !important;" />に収録。</p>
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		<title>epic5 「マジカル・ハイド」</title>
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		<pubDate>Wed, 17 Mar 2010 09:06:10 +0000</pubDate>
		<dc:creator>SirMiles</dc:creator>
				<category><![CDATA[Epic]]></category>
		<category><![CDATA[ゴセイジャー]]></category>

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		<description><![CDATA[　ハイド＆アグリ編。サブタイトルにあるように、ハイドがメインですが、ハイドと最もウマが合わないと「されていた」アグリと組ませることにより、二人のキャラクターを浮き彫りにしています。 　今のところ、「ゴセイジャー」は二人の [...]]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p>　ハイド＆アグリ編。サブタイトルにあるように、ハイドがメインですが、ハイドと最もウマが合わないと「されていた」アグリと組ませることにより、二人のキャラクターを浮き彫りにしています。</p>
<p>　今のところ、「ゴセイジャー」は二人のメインキャラクターをフィーチュアする方針になっているようです。</p>
<p>　そして、さすがは荒川脚本。考えさせられるようなエスプリや毒はないものの、キャラクターの動かし方や立て方は天下一品ですね。</p>
<p>　ハイドはそれほど面白味のないキャラクター設定なのですが、クソマジメで細かすぎるというクローズアップの手法をとることで、そのコミカルな部分を強調。しっかりキャラを立たせています。</p>
<p><span id="more-30"></span></p>
<p>　今回登場するウォースターの刺客は、バグンテス星人・流感のウチュセルゾー。「宇宙戦争」と「伝染せるぞ～」から成る、なかなか秀逸なネーミングです。</p>
<p>　声は大ベテランの中尾隆聖さん！何故か「おそ松くん」のイヤミに似た口調でしたが、ウィルス感染を流行させるというエグい作戦の割にコミカルな印象を残すのは、多分に中尾さんの声と演技に依る処が大きいでしょう。</p>
<p>　そのウチュセルゾーが、「天才風邪」なる病気を蔓延させるというのが、今回のウォースターの作戦。しかも、「天才化」は単なる初期症状であり、真の症状は「ビービ化」というものです。</p>
<p>　この「子供を戦闘員化する」作戦は、結構頻繁に登場するネタなのですが、今回は「ウィルスに感染」という結構タイムリーな話題と、「子供の成績が良くなるならリスクは厭わない」という風潮が、時事的な側面を持っています。ただ、後者はあんまりエスプリとして効いていない感じで、子供がビービ化する(子供から、大人がピッチリとしたスーツを着た状態に変化する)という、ちょっと気味の悪い感覚の方が強調されているようです。</p>
<p>　さて、対するゴセイジャーは、巧みなシチュエーションの使い方により、見事にハイドとアグリのペアを、他のメンバーから分断しています。</p>
<p>　冒頭、買い物当番が、ジャンケンによってハイドとアグリに決定。ここでは、「ジャンケンなんて下らん」といった表情のハイドが巻き込まれるという形により、まず笑いを誘います。そして、エリの超適当な買い物メモに苛立つアグリ、アグリの割と行き当たりばったりな買い物、そんなアグリに慎重すぎる買い物を強いるハイドと、「買い物」というキーワードだけでそれぞれのキャラクター性を際立たせ、笑いを付加しているのが見事です。</p>
<p>　その後、買い物に出かけたハイドとアグリだけがウチュセルゾーと交戦したところで、二人の戦闘スタイルの差異を遺憾なく描写。ここで、敷島蓮子なるキャラクターと邂逅させます。ここまで全く無駄がなく、いいテンポです。</p>
<p>　この蓮子というキャラクターは、ウィルス研究における第一人者という設定で、しかも息子が天才風邪に感染しています。被害者として、そして解決者として積極的に事件に関わらせ、それをヒーローがサポートするという、割と珍しい構成であり、敵を倒して勝手に治るという予定調和を避けたあたりは、かなり評価出来るのではないでしょうか。</p>
<p>　続いて、ハイドとアグリがウチュセルゾー対策に奔走する間、アラタ達は望の学校に赴き、天才風邪でビービ化した子供達を相手に奮闘します。ここでも無理なく分断させることが出来ています。</p>
<p>　こんな風に、ストーリーのメインを張るキャラクター以外を徹底的に舞台袖へと追い遣りつつ、一応の存在感を感じさせるという作劇は、結構バランス感覚を要求させる作業だと思いますが、今回は非常に上手くまとまっていると思います。</p>
<p>　解決に至る流れは、ハイドが「カモミラージュ」の天装術で蓮子に変身し、ウチュセルゾーを誘き出すという作戦が図に当たり、まんまとウチュセルゾーの体液を採取。蓮子はそれによって天才風邪の特効薬を完成させるというもの。この流れが非常に小気味良く、また理にかなっており、さすがハイドと唸らせるのに充分な説得力を備えています。今回はツッコミどころが殆どありませんねぇ。</p>
<p>　この、クライマックス戦では、ハイドのタクティカルな戦い方と、アグリのパワーファイター振りが遺憾なく描写されつつも、ハイドの繊細かつ大胆な戦いぶりにアグリが感心し、アグリの持つランディックアックスの重さにハイドが驚くといった見えざる交感を経て、互いの実力を認め合うという流れが見られます。ハイドとアグリを組ませるシチュエーションが、ここでしっかり実を結ぶという筋運びは、実にイイ感じです。</p>
<p>　特に、ランディックアックスの重さの描写は、ゴセイブルーの「演技」にその殆どを依存しているわけで、実に素晴らしいものだったと言えるでしょう。</p>
<p>　ただ、今回には、やや「やっつけ仕事」なシーンがあります。</p>
<p>　それは、巨大戦。シーイックブラザーなる、ソーシャークヘッダー、ハンマーシャークヘッダー、マンタヘッダーの3大ヘッダーの登場です。</p>
<p>　一応、冒頭にその存在を匂わせるマスターヘッドの言葉があり、ハイドが戦いにおいて諦めない姿勢を見せるというフックはあるのですが、どうにも唐突でストーリーにあまり関わっていません。</p>
<p>　ただ、シーイックゴセイグレートのフォルムは海賊船長を意識した出で立ちで新鮮でした。敵を分析する機能もハイドらしく、キャラクターとしての完成度は高いと思います。実際は、頭部と腕部が変わっただけなのですが、これだけ印象が変わるのを見せられると、ヘッダーシステムの効率の良さが分かります。</p>
<p>　早速今年もミニプラが欲しくなってしまいましたが…今年はハマりたくないので、じっと我慢しているところです。</p>
<p>　この回は、<a href="http://www.amazon.co.jp/gp/product/B003F2SYF8?ie=UTF8&#038;tag=sirmilescentr-22&#038;linkCode=as2&#038;camp=247&#038;creative=7399&#038;creativeASIN=B003F2SYF8">スーパー戦隊シリーズ 天装戦隊ゴセイジャー VOL.2 [DVD]</a><img src="http://www.assoc-amazon.jp/e/ir?t=sirmilescentr-22&#038;l=as2&#038;o=9&#038;a=B003F2SYF8" width="1" height="1" border="0" alt="" style="border:none !important; margin:0px !important;" />に収録。</p>
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		</item>
		<item>
		<title>epic4 「響け、天使の歌」</title>
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		<pubDate>Tue, 09 Mar 2010 09:04:23 +0000</pubDate>
		<dc:creator>SirMiles</dc:creator>
				<category><![CDATA[Epic]]></category>
		<category><![CDATA[ゴセイジャー]]></category>

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		<description><![CDATA[　今回はスカイック族のターン。その中でもメインはエリです。それと、データス登場。 　テーマとしては、エリの口癖である「大丈夫、何とかなる」の意味性に迫る展開になっています。 　「ゴセイジャー」も早くも4回を数えましたが、 [...]]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p>　今回はスカイック族のターン。その中でもメインはエリです。それと、データス登場。</p>
<p>　テーマとしては、エリの口癖である「大丈夫、何とかなる」の意味性に迫る展開になっています。</p>
<p>　「ゴセイジャー」も早くも4回を数えましたが、ここまで来て気付くのは、どうもテーマ性の語り口が饒舌ではないということです。今回も、エリの「何とかなる」には根拠があるという話なのですが、それはアラタの説明のみで語られ、ストーリー上、特に生かされているわけではないのが残念。</p>
<p>　今回は、その辺を分析(というのも大袈裟というか、おこがましいですな)してみようと思います。</p>
<p><span id="more-28"></span></p>
<p>　前半は、一旦ゴセイジャー敗退という展開になります。スカイック族が空・風属性ということで、空気の振動によって伝わる音という現象に対し、敏感であるという設定が生きてきます。</p>
<p>　今回のウォースターの刺客は、「トッケリク星人・ミューズィックのマズアータ」。こんな騒音系の怪人は結構スーパー戦隊シリーズでも見られますし、逆に騒音に反応する怪人や怪獣といったキャラクターも数多く見られます。</p>
<p>　このマズアータ、ただ騒音(メタル系の劇中音楽自体は結構カッコいい)を垂れ流すという、何とも単純なヤツなのですが、スカイック族には酷な攻撃であり、ゴセイジャーは一旦引き上げを余儀なくされるわけです。</p>
<p>　で、今回より、すっかり天知天文研究所を「基地」として使い始めたゴセイジャー達は、アラタとエリを介抱すると共に、作戦会議と相成ります。ここでエリの「大丈夫、何とかなる」が登場。音の攻撃を防ぎようがないという分析に対するエリの回答ですから、エリの頭の中には既に対抗策があったことになります。勿論、アラタがエリの「何とかなる」に根拠があるという説明が付加された上での話です。</p>
<p>　が、ここでちょっとした破綻が発生します。</p>
<p>　エリは、この時点では多分スカイック抜きでも何とかなるというニュアンスで発言しているのです。しかし、ストーリーの展開はそうはなりません。ブレドラン(今回、異様なカッコ良さが印象的)が想定外の存在だったとしても、結局アグリ達3人ではマズアータの音波攻撃を阻止出来たかどうか。逆に阻止出来ると仮定した場合、冒頭の敗退に意味がなくなります。</p>
<p>　ここが今回の残念な部分です。</p>
<p>　結局、マズアータの音波攻撃を無力化したのは、エリの歌声。世界中に響いていた音波攻撃(「ゴーグルファイブ」のエンディングフィルムを彷彿！)を阻止したのは、アラタの「ツイストルネード」で世界中に届いたエリによる「天使の歌声」だったわけです。最も音に対して耐性の低いスカイック族が、最も音に対するアドバンテージを持っているという、納得出来るような出来ないような、そんな展開になってしまいました。</p>
<p>　さて、こんな具合にテーマ性の語り口に問題こそあるものの、他の部分では多くの見所を有しています。</p>
<p>　まずはエリの気まぐれと、それに対するアラタの理解。エリの気まぐれさ加減は、「何とかなる」という口癖とは全く結びつかない、単なる無責任な気まぐれなのですが、アラタはそれも含めてエリの長所としています。この大らかさこそがスカイック族の真骨頂。エリの性格を描写するだけでなく、ちゃんとアラタを関わらせてアラタの正確をも浮き彫りにしています。</p>
<p>　続いて、データスの登場。データカードダス「スーパー戦隊バトル ダイスオー」の筐体が何故天知天文研究所にあるのかというツッコミはさておき、マスターヘッドとの繋がりが皆無となった今、唯一の連絡手段として登場したわけです。声は宮田幸季さん。「アバレンジャー」の爆竜トリケラトプスですね。これで、「ゴセイジャー」には後見人にあたるキャラクターが、マスターヘッド、天知秀一郎、データスの3人に。これはスーパー戦隊史上、かなり珍しいことだと言えるでしょう。超自然的存在、人間の長官(ないしそれに準ずる者)、マスコットキャラの3パターンが一同に介したのですから。</p>
<p>　あ、何で「ダイスオー」の筐体が研究所にあるのかというツッコミですが、逆にマスターヘッドが用意したデータスというキャラを模して商品化したのが「ダイスオー」の筐体だと思えばいいわけですね(そうか？)。</p>
<p>　…にしても、やっぱり、天知天文研究所に護星天使達が集合するのだと、マスターヘッドが予測していなければ、データスはあの場に存在しなかったわけで。この辺、説明不足な感はありますね。</p>
<p>　このデータス、ディスプレイ部分の描写が物凄くいい感じです。表情の作り方は「ロボコン」あたりからの伝統芸ですし、現状分析にあたっての細かい動きもよく出来ています。ファンタジー戦隊でありながら、こういったハイテクな部分が描かれるあたり、贅沢な作りになっていますね。</p>
<p>　あと、スカイック族を欠いても、ランドシーバスターなる必殺武器が構成出来るアイディアが良いです。非常にシステマティックな感じがありますし、ブレドランを吹き飛ばすことしか出来なかったという描写により、ブレドランの強力さを印象付ける事と、ゴセイバスターの威力をこの時点で否定しないという、両方の効果を生んでいます。少なくとも、ブレドランにゴセイバスターを見舞って効果がないという描写を、この時点で登場させなかったのは正解でしょう。</p>
<p>　そして、エリの歌声。さとう里香さん自らの歌唱だったようですが、声質も雰囲気作りも上手いですねぇ。スキャットだけの歌って結構難しいので、聴いた時はビックリしましたよ。歌声によって花が芽吹くという描写もいいですね。</p>
<p>　逆に、巨大戦の「ドレミファ」はちょっとやり過ぎで興醒め。</p>
<p>　最後に敵側について一言。モンス・ドレイクのキャラが早くも崩壊開始！さすがは飯塚さん、コミカルな中にもしっかりと威厳があり、安定感はすこぶる高いです。よって、このキャラ崩壊は個人的に大アリなのです！</p>
<p>　この回は、<a href="http://www.amazon.co.jp/gp/product/B003AZFJSK?ie=UTF8&#038;tag=sirmilescentr-22&#038;linkCode=as2&#038;camp=247&#038;creative=7399&#038;creativeASIN=B003AZFJSK">スーパー戦隊シリーズ 天装戦隊ゴセイジャー VOL.1 [DVD]</a><img src="http://www.assoc-amazon.jp/e/ir?t=sirmilescentr-22&#038;l=as2&#038;o=9&#038;a=B003AZFJSK" width="1" height="1" border="0" alt="" style="border:none !important; margin:0px !important;" />に収録。</p>
]]></content:encoded>
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		</item>
		<item>
		<title>epic3 「ランディックパワー、分裂」</title>
		<link>http://www.sirmiles.com/goseigers/25.html</link>
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		<pubDate>Mon, 01 Mar 2010 09:02:21 +0000</pubDate>
		<dc:creator>SirMiles</dc:creator>
				<category><![CDATA[Epic]]></category>
		<category><![CDATA[ゴセイジャー]]></category>

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		<description><![CDATA[　ランディック族であるアグリとモネがメイン。ただ、ストーリー的にはモネの方がメイン中のメイン扱いです。 　最初の数話は、とにかく徹底してスカイック、ランディック、シーイックの各族の特徴を紹介する趣向らしく、今回もランディ [...]]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p>　ランディック族であるアグリとモネがメイン。ただ、ストーリー的にはモネの方がメイン中のメイン扱いです。</p>
<p>　最初の数話は、とにかく徹底してスカイック、ランディック、シーイックの各族の特徴を紹介する趣向らしく、今回もランディック族の、文字通り「突っ走る感覚」をフィーチュアしています。</p>
<p>　また、アグリとモネが5人の中で唯一兄妹の関係にある2人だということで、種族の中の反発というテーマを描き易くしており、その面でもなかなか見応えがあります。</p>
<p>　その中で、モネ役のにわみきほさんのアクションは、体当たり演技であることを感じさせつつ、なかなか素晴らしい動きを見せてくれていて、アクションヒロインとしての充実度が高くなっています。これは実に嬉しいことですね。</p>
<p><span id="more-25"></span></p>
<p>　で、ストーリーの方なのですが、3話目にしてようやく琴線に触れた感じがしました。とは言いつつ、やっぱりアッサリ味であることには変わりありません。「ゴセイジャー」はスカイック族のように楽天的な世界観を持っているように思います。</p>
<p>　モネには潜在能力の高いヒロインという設定が与えられました。兄であるアグリはその力を認めつつも、その力を使いこなすテクニックが、妹・モネにはまだ足りないことを危惧しています。アグリが高い能力に嫉妬しているわけではないところが、爽やかですね。</p>
<p>　モネとアグリの実際の天装術の能力の違いは、同じ「ROCKLASH」のカードを使っても、モネの場合は巨岩を、アグリの場合は無数の小岩を出現させるといった感じに現れています。モネの方がパワフルな感じなんですね。ただし、タイミングの巧さやパワーの配慮といったタクティカルな部分では、圧倒的にアグリが上です。こういったアクション面での細かい描き分けがなされると、俄然キャラクターが生きてくるので、是非とも頑張って欲しいところです。</p>
<p>　そして、アグリとモネの話でありながら、アグリに歩み寄り、あくまで自然体にて解決してしまうのが、アラタの役目。今回の「レッドならではのリーダーシップ」という面は、このような形で現出するようです。同じ横手脚本の「ゲキレンジャー」でも、同じような感覚のレッドが見られました。また、「ゴーオンジャー」は強力なリーダーでありながらも、天然キャラな感じが自然と仲間を引き付けていく趣向が見られました。</p>
<p>　前作の「シンケンジャー」が割と主君的なリーダーを擁する「古典的戦隊の本流」だったのに対し、今回は「もうひとつの戦隊の本流」というべきパターンに則っているわけです。</p>
<p>　もう一つ、主要なトピックがあります。それは、望の家である「天知天文研究所」にゴセイジャー達が居候することになるというもの。</p>
<p>　まず、アラタとエリがそのきっかけを作り、ランディック族が拒否するという流れを作ることで、「仲間の存在」という今回のテーマと結びつけるという、巧い処理が見られました。秀一郎役の山田ルイ53世さん(長いなw)もいい味を出していて、居候によるコストなんかは全く考えていない太平楽というか無頓着な感じがよく出ています。</p>
<p>　スーパー戦隊ファン的には、この秀一郎の存在は長官やマスコットキャラによる「後見人」ということになるのですが、今回の真の「後見人」はマスターヘッドであるからして、やや特殊なポジションにあると言えます。近いのは…そう「ギンガマン」。近いというより、「ギンガマン」のパターンそのものです。マスターヘッドとモーク、秀一郎と晴彦、望と勇太…バッチリ符合します。ただ、マスターヘッドという存在は、本当にただ見守っていることしか出来ない存在になっている為、「ギンガマン」と同じ構図をとりつつも、やや変則的なものだと言えそうです。</p>
<p>　いずれにせよ、この秀一郎が護星天使達に何かしらの影響を与えるようなエピソードが、出現することでしょう。その時に、このキャラクターの真価が問われるものと思われます。</p>
<p>　さて、映像面。</p>
<p>　ちょっと残念なのは、ユウゼイクスが雪・氷属性の敵だったのに、それに対する対抗策が「岩」だったこと。ここは超定石だとしても、炎や熱といった対処法を見せて欲しかったところです。モネの負傷は完全に自爆だったし、氷属性によってシーイック族が危機に陥り、ランディック族が強みを見せるといった展開もありませんでした。</p>
<p>　ウォースターは割と声優陣が豪華なのですが、見せ方の点でちょっと損をしてるんですよねぇ。ゴセイジャーに倒される為だけに出てくる感じ(ちょっと言い過ぎか)は、「東映スパイダーマン」のマシーンベムみたいです(笑)。</p>
<p>　モネのアクション性の高さは冒頭で触れましたが、アラタも高い木から吹き替えなしで飛び降りたりと、なかなか魅力的なシーンに挑戦してくれています。最近は生身アクションも色々と制約があるでしょうけど、こんな風にスパイス的なテイストでもいいので、色々と盛り込んで欲しいですね。</p>
<p>　あと、巨大戦は、早くも合体シーンが省略バージョンで笑えました。ヘッダーが毎回地球製メカをコピーしているという手間にも笑えましたよ。ヘッダーによる遠隔攻撃は、今回ランディックをフィーチュアして脚部のみという秀逸さ。最後のキメカットは、実景の遠景を利用した、非常にリアリティのあるカットでした。手法としては非常にオーソドックスですが、オープンであおり構図という定番から離れ、別のリアリティを見せたという点で評価したいです。というより、今までこういう構図があまりなかったのが不思議な感じですね。</p>
<p>　次回はスカイック族をフィーチュアするようです。予告からは早くも悪ノリっぽい雰囲気が…。楽しみです。</p>
<p>　この回は、<a href="http://www.amazon.co.jp/gp/product/B003AZFJSK?ie=UTF8&#038;tag=sirmilescentr-22&#038;linkCode=as2&#038;camp=247&#038;creative=7399&#038;creativeASIN=B003AZFJSK">スーパー戦隊シリーズ 天装戦隊ゴセイジャー VOL.1 [DVD]</a><img src="http://www.assoc-amazon.jp/e/ir?t=sirmilescentr-22&#038;l=as2&#038;o=9&#038;a=B003AZFJSK" width="1" height="1" border="0" alt="" style="border:none !important; margin:0px !important;" />に収録。</p>
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		<title>epic2 「ファンタスティック・ゴセイジャー」</title>
		<link>http://www.sirmiles.com/goseigers/21.html</link>
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		<pubDate>Mon, 22 Feb 2010 09:01:01 +0000</pubDate>
		<dc:creator>SirMiles</dc:creator>
				<category><![CDATA[Epic]]></category>
		<category><![CDATA[ゴセイジャー]]></category>

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		<description><![CDATA[　2話目にしてハイドがメイン。そして、ゴセイマシン、ゴセイグレート登場です。 　例年、巨大マシン初登場編は特撮が大盛り上がりなのですが、今回もやっぱり魅せてくれました。 　ハイドが属するシーイック族の特徴も、ストーリー運 [...]]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p>　2話目にしてハイドがメイン。そして、ゴセイマシン、ゴセイグレート登場です。</p>
<p>　例年、巨大マシン初登場編は特撮が大盛り上がりなのですが、今回もやっぱり魅せてくれました。</p>
<p>　ハイドが属するシーイック族の特徴も、ストーリー運びの中で説明されていましたし、ランディック族の猪突猛進振り、スカイック族の楽天的な性格も盛り込まれていました。それらの性格が、ちゃんと属性とシンクロしている辺りが上手いところですね。</p>
<p><span id="more-21"></span></p>
<p>　ただ、前作「シンケンジャー」のドラマの深度に比べると、やや軽薄というか薄味ですね。</p>
<p>　ハイドの観点は、護星界への帰還に集中していましたが、そこに共感する者は誰一人としていなかった上、二百年に一度という太陽フレアの大爆発の機会を逃してまで、望達を助けるに至るというハイドの決意は、それほど入り込めるものではなく、「あ、ダメだったわ」程度にしか見えない(笑)。</p>
<p>　地球を守るのが天使の使命だということで、護星界へ帰還するよりも、目の前で苦しんでいる人々を助けるのがポリシーだということを、改めて確認したという意味では、非常に納得出来ます。が、それを納得させるだけの説得力は、やや薄かったように思います。望の扱いが、ゲスト子役の域を脱していないというのも、その一因でしょう。</p>
<p>　筋運びの面は、まぁそんな感じですが、今回はとにかく天装術やゴセイマシン、アクションの見せ方が巧みで、子供を夢中にさせます。何といっても、沢木郁也さんによるテンソウダーの声がいい！思わず大人でも「◯◯パワー」てな感じで真似してしまいます。</p>
<p>　テンソウダーにカードを装填する一連のアクションも、1話目では少々間延び感を感じていましたが、2話目にして早くもそのあたりを払拭。テンポを崩さずに、ちゃんとポーズを取っており、早々に演出がこなれてきているのを実感できます。</p>
<p>　今回は1話目のようなワイアーアクションによる華麗なシーンは見られませんでしたが、その代わり、地に足の着いた殺陣で戦闘員をバタバタとなぎ倒していくという、初期戦隊に通じるアクションシーンを見せてくれました。個人武器の見せ方も巧みで、特にハイドの水中戦は、現在だから可能になったリアルな水中戦という雰囲気で仕上がっており、非常に満足度が高いです。</p>
<p>　そして、ゴセイマシンの登場。</p>
<p>　これって、ハイドが護星天使の使命を自覚し、他の4人と意思統一が出来たが故の結果…ということでいいんですよね？こういう「流れ」の弱さが、現在のところの「ゴセイジャー」の弱点かなぁ、という気がします。</p>
<p>　さて、ゴセイヘッダーが地球製のマシンをコピーしてゴセイマシンになるというビジュアルは、素直にユニークでカッコいいと思います。それぞれのマシンがアニマルモチーフ＋マシンモチーフなのは、「ライブマン」あたりの進化系っぽくていいですね。</p>
<p>　で、戦隊でマシン登場編といえば、後から殆ど見られなくなる(笑)各マシンの大活躍シーン！これが大充実なのです。</p>
<p>　ドラゴンヘッダーの「ダイレンジャー」の龍星王を思わせるなめらかなミニチュアの動きを筆頭に、ミニチュアとCGを駆使した興奮必至の特撮シーンが展開されます。</p>
<p>　スカイックコンビの空中戦は、地形や建造物を利用した立体的な演出が素晴らしいものに仕上がっていました。ランディックコンビの地上戦は、賑やかで地響きを感じさせるような、重厚かつスピーディなものになっており、連携プレイもカット割の妙味が的確に効いていました。ハイドのゴセイシャークは水中戦ということで、他のマシンに比べて地味になるかと思いきや、ハイドの沈着冷静な戦況分析と対処が相俟って、潜水艦のタクティカルなバトルを魅せるという方向性に。これにはやられました。</p>
<p>　各マシンの活躍は、話数を重ねるに連れてどんどん減少し、遂には合体シーンの省略にまで至るのは、それこそ「デンジマン」あたりからの定石なのですが、これだけのものを見せるには、物量も時間もかなり消費するでしょうから、致し方ないのかも知れません。</p>
<p>　最後はゴセイグレート。合体シーンは、最近では珍しいミニチュア主体のシーン。勿論複雑な動きのカットはCGになっていますが、アクチュアルな物体が物理的に変形・合体するシーン作りは、もはやスーパー戦隊シリーズが最後の砦になってしまったような気がします。そんなわけで、今回披露された合体シーンは、かなり燃えましたよ。</p>
<p>　必殺技も、剣が燃え上がるという「カクレンジャー」の無敵将軍を思わせる迫力。護星天使という「リアルでない」存在が、地に足をつけた印象を与えるのは、こうしたアクチュアルな映像作りによるものだと、私は思いました。</p>
<p>　前作ほどドラマに入り込めはしないものの、ライトな作風は見ていて爽快ですし、逆に映像的な工夫を楽しむ方向に目を向けられます。前回書き忘れましたが、今作はとにかく効果音がいちいち素晴らしい。そういった音を楽しむ方向性もあります。</p>
<p>　というわけで、今回も満足いたしました。</p>
<p>　この回は、<a href="http://www.amazon.co.jp/gp/product/B003AZFJSK?ie=UTF8&#038;tag=sirmilescentr-22&#038;linkCode=as2&#038;camp=247&#038;creative=7399&#038;creativeASIN=B003AZFJSK">スーパー戦隊シリーズ 天装戦隊ゴセイジャー VOL.1 [DVD]</a><img src="http://www.assoc-amazon.jp/e/ir?t=sirmilescentr-22&#038;l=as2&#038;o=9&#038;a=B003AZFJSK" width="1" height="1" border="0" alt="" style="border:none !important; margin:0px !important;" />に収録。</p>
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		<title>epic1 「天装戦隊、降臨」</title>
		<link>http://www.sirmiles.com/goseigers/6.html</link>
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		<pubDate>Sun, 14 Feb 2010 04:00:27 +0000</pubDate>
		<dc:creator>SirMiles</dc:creator>
				<category><![CDATA[Epic]]></category>
		<category><![CDATA[ゴセイジャー]]></category>

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		<description><![CDATA[　遂に今年も始まった新戦隊。毎年この時期が楽しみなのです。 　「シンケンジャー」が個人的に面白過ぎて、ブログに気合を入れ過ぎた為に燃え尽きてしまいましたが、「ゴセイジャー」はそれを吹き飛ばすような爽快感のあるオープニング [...]]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p>　遂に今年も始まった新戦隊。毎年この時期が楽しみなのです。</p>
<p>　「シンケンジャー」が個人的に面白過ぎて、ブログに気合を入れ過ぎた為に燃え尽きてしまいましたが、「ゴセイジャー」はそれを吹き飛ばすような爽快感のあるオープニングを飾ってくれました。</p>
<p>　<a title="侍戦隊シンケンジャーを見たか？" href="http://www.sirmiles.com/shinkengers/" target="_blank">「シンケンジャー」の時のブログ</a>のような、大変な思いはしばらくしないと心に決めているので、今シーズンからしばらくは、本当に適当にまったりと、感想を書き連ねてみようと思います。</p>
<p><span id="more-6"></span></p>
<p>　やっぱり、スーパー戦隊シリーズはそつがないというか、第一話の出来は鉄板でした。</p>
<p>　スカイック、ランディック、シーイックという三種族の天使、5人それぞれと望少年の描き分け、変身バンクや技、武器を、ちゃんと賞味20分ちょっとで描いていく。その辺りの巧みさは見ていて安心感すら与えてくれます。</p>
<p>　アクション的には、天使というキャラクターをイメージしたのか、とにかくワイヤーアクションが素晴らしい！しかも、生身のアクションも「基本的に人間ではない」という設定の為、非常に激しいものを要求されており、今回の戦隊が、爽快感のある激しいアクションを標榜している事を感じさせてくれました。生身の人間が超人的にピョンピョン跳ね回るのには、ある種の懐かしさを感じますね。</p>
<p>　で、マニアックなメモ。</p>
<p>　まずは、見習い天使で護星界との繋がりを断たれるという設定が、大ヒットゲームタイトルである「ドラクエ9」を彷彿させます。多分意識してるんじゃないでしょうか。「シンケンジャー」が武将ブームを意識していたのを例にとるまでもなく、スーパー戦隊シリーズはその時代の流行を貪欲に取り入れる傾向があります。</p>
<p>　天装術は、ダイスオーというアーケードカードゲームとの連動で、仮面ライダーのガンバライドの流れを汲んでいます。平成仮面ライダーでかなりカード技が登場したので、正直食傷気味ではあるのですが、戦隊にカードというのも、なかなか面白いと思いました。演出の勝利というヤツでしょう。「ガッチャ☆」という音声が、ライダーのクールさとは違うケレン味を味わわせてくれます。</p>
<p>　敵のウォースターは、「星人」の集まりだということで、第二期ウルトラシリーズのファンとしては、感慨深いものがあります。何しろ、「宇宙人」じゃなくて「星人」ですから(笑)。この宇宙連合軍的な様相は、「チェンジマン」のゴズマや「ファイブマン」のゾーンを思わせます。星人同士のドラマも期待出来そうですね。「〇〇の×××××」というネーミングは任侠映画っぽくて、なかなかカッコいいです。今回は「塊のミゾーグ」でした。</p>
<p>　ゴセイジャー、護星界の雰囲気は、どことなく「マジレンジャー」を彷彿させます。私は「マジレンジャー」が非常に好きな世界観だったので、嬉しいものがありますね。ああ、曽我町子さんがご健在なら…とつい思いに耽ってしまいます。</p>
<p>　レギュラーの少年・望の存在は、「ギンガマン」を思わせますね。異界から来た戦隊ヒーローと、人間の少年の関わり合いといった点で、よく似ています。</p>
<p>　そしてそして、ウォースターの幹部の声優陣！</p>
<p>　流星のデレプタに、最近「名探偵コナン」の毛利小五郎役に抜擢された小山力也さん。特撮では「仮面ライダーBLACK RX」に顔出し出演がありました。彗星のブレドランに飛田展男さん。飛田さんと言えばカミーユ・ビダンなのでしょうが、敢えて私は「たまえの父さん」を推します(笑)。で、モンス・ドレイクには、飯塚昭三さん！</p>
<p>　私は飯塚さんの登板だけで満足です。いや、大袈裟ではなく。<br />
初期戦隊と宇宙刑事を支えた大御所中の大御所ですから、超リスペクトなのです。いつ聞いてもカッコいい！今回もその美声にシビレっぱなしでした。</p>
<p>　飯塚さんと言えば、私はちょっとした思い出がありまして。</p>
<p>　というのも、前述の曽我町子さんと直接お話する機会が数度あったのですが、共演の多かった飯塚さんのお話を毎度されていました。アテレコ(当時はアフレコを専らこう呼称していた)初心者のキャスト陣に教えるのが面倒になった曽我さんが、「飯塚ちゃん頼むよ」と仰っていたという…。飯塚さんは嫌がらずに優しく熱血指導されていたとか。今回も、若い主役キャスト陣を優しく厳しく鍛えられることでしょう！</p>
<p>　あ、適当に書くつもりが、ちょっと長くなってしまいました。</p>
<p>　こんな感じで「ゴセイジャー」について、書いていこうと思いますので、よろしくお願いいたします。</p>
<p>　この回は、<a href="http://www.amazon.co.jp/gp/product/B003AZFJSK?ie=UTF8&#038;tag=sirmilescentr-22&#038;linkCode=as2&#038;camp=247&#038;creative=7399&#038;creativeASIN=B003AZFJSK">スーパー戦隊シリーズ 天装戦隊ゴセイジャー VOL.1 [DVD]</a><img src="http://www.assoc-amazon.jp/e/ir?t=sirmilescentr-22&#038;l=as2&#038;o=9&#038;a=B003AZFJSK" width="1" height="1" border="0" alt="" style="border:none !important; margin:0px !important;" />に収録。</p>
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