太陽は完全に暗黒の星と化した。その時、「俺なら生きてるぜ」エンペラ星人によって死んだと思われたリュウの声がミライに届く。降りたったのは、ウルトラマンヒカリとなったリュウだった。ヒカリはエンペラ星人に立ち向かうが、一切歯が立たない。ミライは無理を押してウルトラマンメビウスに変身。メビウスとヒカリは共に戦うが、エンペラ星人の放つ黒い光線によりメビウスは消滅、ヒカリはエネルギーが尽きて倒れてしまった。「誰一人犠牲者を出さん」と言うトリヤマ補佐官は、CREW GUYSにリュウとミライの救助を命じる。
リュウを救助することはできたものの、やはりミライはいない。絶望するCREW GUYSに、ウルトラマンエースの声が、ウルトラマンジャックの声が、ウルトラセブンの声が、初代ウルトラマンの声が届く。「救ってくれ、弟を…」ウルトラ兄弟たちの声に奮起するマリナ、ジョージ、コノミ、テッペイ。その時、リュウの腕にナイトブレスが現れた。ナイトブレスがミライの声を届ける。ウルトラマンキングによってヒカリが授かった奇跡のアイテム=ナイトブレスを、使う時が来たのだ。円陣を組んだリュウたちの下に、輝くミライが合流する。「GUYS、サリー・ゴー!」サコミズ隊長の声が響いた。「メビウーーース!」6人は一つになり、メビウス・フェニックスブレイブが誕生した。
「言ったはずだ! ウルトラマンは決して余には勝てんと!」エンペラ星人の黒い光線が放たれる。ところが、メビウスの体はそれを無力化してしまった。「今の僕は、もう一人じゃない!」ミライはエンペラ星人に言い放つ。時を同じくして、ウルトラ兄弟達は、太陽を覆い尽くした暗黒物質を必殺光線で次々と破壊していく。
そして、サコミズ隊長はファイナル・メテオールのキーを取り出した。「ファイナル・メテオール、解禁!」スペシウム・リダブライザーが天空より舞い降りる。「メテオールは、我々人間が、ウルトラマンの心に答えるためのもの!」スペシウム・エネルギーを増幅するスペシウム・リダブライザーに向け、メビュームナイトシュートを打ち込むメビウス。だが、増幅された光線を受けてもなお、エンペラ星人は倒れない。
「なぜ、のうのうと太陽に照らされている命を救おうとする?」エンペラ星人の疑問に、「光があるからこそ闇もある。闇があればこそ、また光もある」とウルトラの父が答える。勝利を信じ、メビウスは皆の力を結集して、なおもメビュームナイトシュートを放ち続けた。その時、サコミズ隊長の背後から声がした。光の中に歩み寄るサコミズ。「共に行こう。今こそ君の力が必要だ」光の主はゾフィーであった。
サコミズと一体化したゾフィーが降り立つ。M87光線で加勢するゾフィー。勝機を見たメビウスはメビュームバーストを放ち、遂にエンペラ星人を倒す。「余は、ウルトラマンに負けたのではない。そうか、人間のちっぽけな希望という光、ウルトラマンと人間の絆に、負けたのだな…」エンペラ星人は光となって散っていった。同時に、ウルトラ兄弟たちは太陽を再び輝かせる。地球を覆った暗雲は、たちどころに晴れていった。
ミライは自分自身にしか見つけられないものを、確かに見つけることができた。リュウはゾフィーとヒカリ、そしてミライに対し「大丈夫。地球は、俺たちの手で守って行ける」と宣言。聞き届けたゾフィーとヒカリは空へと去っていった。「これで君も、ウルトラ兄弟の仲間入りだね」サコミズ隊長がミライを祝福する。「地球で得た大切なものを、光の国の新たなウルトラマンたちに伝えてゆきます」ミライは、メモリーディスプレイをサコミズに返還し、新たな使命を果たすべく、光の国へと帰らなければならないことを告げた。
「いい顔してるぜ、アミーゴ!」とジョージ。
「しっかりやんなさいよ!」とマリナ。
「君と出会えて、本当に良かった!」とテッペイ。
「ずっと、応援してるからね!」とコノミ。
「…行けよ」とリュウ。
「さようなら。今まで、ありがとうございました!」ミライは、メビウスとなって空へと飛び去った。
「ミライ! ありがとう!」リュウは去っていったミライに向かって、精一杯叫んだ。
その後、ジョージ、マリナ、テッペイ、コノミは本来の職業に戻って行き、リュウはCREW GUYSの隊長となった。
]]> 解説「ウルトラマンメビウス」テレビシリーズ遂に完結。「ウルトラマンネクサス」「ウルトラマンマックス」が3クールだっただけに、この4クールの長丁場を乗り切った感慨はひとしおである。
この完結編、旧来ウルトラファン、特に「ウルトラ兄弟」というタームが響くファンにとって、冷静に語るまで時間を要するものではなかったか。
昭和シリーズの最終回は、概ね人間がウルトラマンを欲しているという構造を打破すべく、人間が自立を宣言するというスタンスで描かれた。平成シリーズの最終回は、バリエーションこそ多彩だが、人間自身がウルトラマンと等しくなることを大団円とした。メビウスの最終回は、そのどちらとも異なる構造を有していた。
昭和シリーズの最終回と最も異なるのは、地球人の視点がウルトラマンの視点と一致しているということだろう。かつて矢的猛が「人間もウルトラマンも、同じ宇宙人です。宇宙人同士、協力して敵に立ち向かうのは当たり前ではありませんか」と言ったが、四半世紀を経て、それが遂に真の実現を見たのだ。
平成シリーズの最終回と最も趣を異にするのは、ウルトラマンとの別れであろう。「ウルトラマンティガ」~「ウルトラマンガイア」はウルトラマンが宇宙人でなかったため、その別れにドラマが生じなかった(「ダイナ」はアスカそのものが行方不明になってしまったが、一般的な「ウルトラマンとの別れ」ではない)。「ウルトラマンコスモス」では再会を匂わせる爽やかさが漂い、「ウルトラマンネクサス」ではウルトラマン自身の意思があまり感じられず、「ウルトラマンマックス」はエピローグにてはるか未来を描いた為、ウルトラマンとの別れにさしたるドラマを求めていなかった。メビウスは、ミライ自身がメビウスその人であるため、ミライの涙がウルトラマンの感情の発露を表し(ミライは史上最も泣き虫なウルトラマンとして印象に残る)、非常にドラマティックな別れのシーンとなっていた。
そのジョージたちがミライを送り出すシーンは、シナリオ上セリフが白紙となっており、演じた各人が懸命に考えたセリフを挿入したという。1年間を通じてキャラクターをものにした各個人の言葉は、既に演技という枠を超えていたわけで、画面から感情がにじみ出てくる。
この最終回を冷静に見ると、上空の暗雲がホリゾントに繋がっていない、メビュームナイトシュートのポーズ替えが、カット割のミスで一旦元に戻っているなどの瑣末なツッコミどころが存在する。また、サブキャラクター等の多くのファクターが取りこぼされていたり、メテオールの意義が、最終的にアライソの主張とズレてしまったことや、リュウの「自らの手で守り抜く」宣言が、この最終回の主張するテーマと全く異なるベクトルを向いてしまっていることなど、イデオロギーやテーマにもブレが見られる。
サブキャラクターの面では、アヤ、ヒルカワ、タケナカ、フジサワ博士、勇魚、アライソあたり、顔見せ程度の出演を望んだファンは多いのではないか。ただし、あえてその希望に異議を唱えるとすると、そういったサブキャラの取りまとめを最終回でバタバタとやってしまうのは、ある意味マニアの自己満足であるとは言えないか。あくまで、フェニックスネストのディレクションルームに常勤している者たちの絆がテーマである。キャラクターが多いことを、そのまま傑作の因子として語ることはできない。
メテオールの意義は、アライソによれば「パイロットの生還率を上げる」ことであった。しかし、今回サコミズとミサキ総監代行は「ウルトラマンの心に答える」と断言した。パイロットの生還率を上げることが、ウルトラマンの心に答えることに直接繋がるとは到底思えない。「ウルトラマンの心に答える」というのが、ファイナル・メテオールの口実にしか見えないのは、今回の非常に残念なポイントである。勿論、ゾフィーとサコミズの積み重ねられたドラマが、この言葉に重みを与えていることは評価していい。しかし、ファイナル・メテオールの登場は果たして必要だっただろうか。メビウスとCREW GUYSの一体化、ゾフィーとサコミズの一体化だけで、「ウルトラマンの心に答え」られたのではないだろうか。タケナカのかけたナゾを、うまく落とせなかった、そんな印象がぬぐえない。
リュウの「自らの手で守る」宣言は、尚のこと「ウルトラマンの心に答え」ていない。前述の矢的猛の言葉ではないが、この最終回ひいてはメビウスのシリーズで描かれてきたのは、「皆の力を結集する大切さ」ではなかったか。かつてのキリヤマ隊長の「自らの手で守り抜かなければならない」という言葉、メビウスでは、ウルトラマンの活躍を否定する言葉として度々使われてきており、特に前々回、シキがネガティヴな意味合いを含ませたのが決定打となった。つまりこの言葉は、ウルトラマンと地球人が手を取り合う(ゾフィー流に言うと「肩を並べる」)協力関係を、一方的に拒否する言葉として響く。ミライとの別れを正当化するためのエクスキューズとして、分からないでもないが、「お互い離れていても、共に宇宙を守っていきたい」というニュアンスにすれば、もっとテーマに一貫性が出たのではないかと思う。
ところで、ウルトラ兄弟のファンは、宇宙空間で光線を放ち続ける兄弟たちの姿(特にアストラ!)に感慨を覚えたことだろう。ハヤタ、ダン、郷、北斗もイメージとして登場、ウルトラの父も姿を見せ、その満足度は高い。ユリアンとウルトラの母、ウルトラマンキングの登場がなかったのは少々残念だが、尺的にギリギリで、よくぞあれだけの活躍場面を挿入できたものだと感心する。ゾフィーの巨大化シーンからM87光線までの流れも非常にカッコ良く、ウルトラ兄弟の勇姿を軽んじない制作姿勢には、素直に感謝の意を贈りたい。それでいて、「ウルトラ兄弟の物語<CREW GUYSの友情物語」となっているところは、メビウスというシリーズを貫徹する意味で非常に大きい。前述の欠点こそあれ、見事な構成、見事なテーマ貫徹、見事な感動性は揺るがない。
ウルトラマンメビウスの物語は、ひとまず完結した。メタ的にメビウスのテーマを読み取るならば、このシリーズは「ウルトラマンというキャラクターがパーマネントであるという証明」であり、「ウルトラマンは人間と不可分であることの証明」であろう。前者は旧キャラクターが充分現在でも通用し、メビウスがそれに合流するだけの認知度を得たこと、後者は「人間体」のイメージがプロモーション戦略に有効であったことで検証を見た。昭和シリーズのファクターを最大限に活用しつつ、平成シリーズのあらゆるノウハウを投入、そこに70年代のストーリーテリングの香りを持ち込んで成功させた、シリーズ中の王道作であり異色作。それに加え、派手なお祭り要素も加味した本シリーズは、まさにウルトラの歴史の統括であり、新たな一歩であった。ウルトラシリーズは本作を以って一旦休止となったが、このメビウスのパワーを受け継いだ新たなウルトラマンが、近いうちにまた地球へと降り立つ日が来るに違いない。
その昔、ウルトラマンジャックが地球を去る際に言い残したとされる「ウルトラ五つの誓い」を信条とし、地球を地球人自らの手で守るという強い思いを抱いているため、ウルトラマンの活躍に疑問を抱くこともあった。また、ウルトラマンヒカリとなったセリザワの動向を気にするあまりの単独行動も見られた。
ミライ隊員と共にCREW GUYSを再編成したキーパーソンである。その熱くなりやすい性格が他のメンバーの反発と共感を招き、次第にチームとしてまとまっていくきっかけを作った。
セリザワの手ほどきを受けたパイロットとしての腕は一流であり、度々ウルトラマンメビウスの危機を救う。
エンペラ星人との最終決戦において、ヒカリの力を託され、奇跡のアイテム・ナイトブレスにより、CREW GUYSとメビウスが一体化するきっかけを作った。
その後、CREW GUYS隊長に就任。(演:仁科克基)
]]> チェックポイント今回は「宇宙人と地球人の友情」という面にスポットが当てられているとされ、その重要キャラクターとして、リュウ隊員が用意された。
演じる仁科氏は、映画「ウルトラマンコスモスVSウルトラマンジャスティス」で、ショウダ・リョウジロウ隊員を演じており、隊員役の再起用となった。
]]>兄のレオに勝るとも劣らない戦闘力の持ち主で、レオ兄弟のコンビネーションにより、その戦闘力は凄まじいものとなる。地球に長期間留まった経験はない。
エンペラ星人によって暗黒に包まれた太陽を、兄弟と共に復活させた。
]]> データ第1話と最終話でほんの少しだけ登場。最終話では、レオとのウルトラダブルフラッシャーを披露してくれた。
ウルトラ兄弟の客演エピソードでは、頼れる兄が登場するというパターンだったが、レオの場合は、頼れる弟=アストラが登場するという点で目新しかった。
アストラのどことなく朴訥としたルックスには、未だ多くのファンが存在する。
]]>ウルトラ兄弟随一の格闘家であり、華麗な体技で敵を叩き伏せる。
かつて地球では「おおとりゲン」と名乗り、スポーツクラブと防衛チームMACで働いていた。
ウルトラマンレオとして地球で初めて戦った際に壊滅的打撃を被った黒潮島の島民を弔う為、行脚僧の姿で地球に現れる。地球再訪の真の目的は、リフレクト星人に敗れたウルトラマンメビウスを厳しく導くことであった。
エンペラ星人によって暗黒に包まれた太陽を、兄弟と共に復活させた。(おおとりゲン演/声:真夏竜)
]]> データTVシリーズでは、ウルトラマンタロウに続いて登場となったウルトラマンレオ。レオの客演自体が初であることに加え、おおとりゲン役の真夏竜氏も登場! 当時と変わらない鋭い眼光で画面を引き締めてくれる。
真夏氏自体は、前作「ウルトラマンマックス」にもゲスト出演があったが、「おおとりゲン」としての雰囲気は殆ど感じさせなかった。この役柄の幅に真夏氏の実力を垣間見ることが出来る。
今回登場したレオは、当時の空手アクションを実によく再現。レオキックもド派手なエフェクトによって迫力がアップした。
昨今再評価が進むレオ。今回の登場はレオの魅力を再認識させるに十分だ。
]]>ウルトラ兄弟の中で、最も高い戦闘ポテンシャルを秘めており、素早い動きと強力な必殺技で強大な怪獣を撃退してきた。一方で、非常に優しい心を持った真のヒーローだ。
東光太郎と一心同体となって地球に留まっていたが、Uキラーザウルスを封印すべくウルトラ四兄弟が地球に再来したのをきっかけに、光の国に帰還した。その際、東光太郎の存在がどうなったかは不明。その後、光の国で教官としてメビウスを鍛えた。
ヤプール復活によってウルトラ兄弟とウルトラマンメビウスがピンチに陥った際、ゾフィーと共に戦闘に参加。引き続きメビウスを援護すべく再度地球へと向かおうとするが、メビウスの仲間の存在を信頼するゾフィーにより、制止される。
だが、来るべき「途方もない脅威」に備えるべく、メビウスに代わる地球の守りとして派遣されることとなる。
エンペラ星人によって暗黒に包まれた太陽を、兄弟と共に復活させた。(声:石丸博也)
]]> データ映画「ウルトラマンメビウス&ウルトラ兄弟」での活躍を受け、TVシリーズで一足先にタロウが登場。メビウスの師であるという設定が明確にされ、ゲーム作品との本格的なクロスオーバーを果たした。
ファンは、「ウルトラマンT」最終話でウルトラバッヂをウルトラの母に返したものの、ウルトラマンタロウその人である東光太郎は地球に留まって旅に出たのを見ており、果たして東光太郎がその後どうなったのかが非常に気になるところだ。
「ウルトラマンT」は永らくコアなファンによって低評価されていた作品だが、近年はその華やかな魅力に高い評価を与えるファンも多く、児童間ではウルトラヒーロー中、常に人気上位を誇る。
]]>重量感溢れる格闘戦に加え、ウルトラ兄弟随一の多彩な光線技を持ち、美しい光の奔流が数々の超獣を粉砕した。かつて、ヤプールの地球進撃に際して宇宙警備隊より派遣され、勇気ある二人の若者、北斗星司と南夕子に変身アイテム・ウルトラリングを託し地球で活躍。後に、実は月星人であった南夕子が地球から去った為、北斗星司とアイデンティティを一とすることになる。地球を去った後も、幾度か地球の危機に飛来した。20年前、Uキラーザウルスを封印すべく再び地球に飛来。その際、光エネルギーを使い果たしてしまい、北斗星司の姿となって神戸で監視を続け、現在はホテル展望レストランのオーナーシェフとして働いている。
ヤプール復活の際、ウルトラマンメビウスの危機を救うべく命を賭して変身。ウルトラ6兄弟とメビウスの連携攻撃でUキラーザウルス・ネオを粉砕した。
月面でフェニックスネストが航行不能となった折、その打開方法をテレパシーでマリナに伝えた。さらに月面でルナチクスが暴れ始めた時、それを迎撃すべく月面に赴き、ルナチクスを打倒。その際、共に戦っていたかつての仲間・南夕子との再会を果たす。
マリナを自らの意思の応者に選び、エンペラ星人によって暗黒に包まれた太陽を、兄弟と共に復活させた。(北斗星司演/声:高峰圭二)
]]> データ演ずる高峰氏のポリシーもあってか、ウルトラ兄弟中最も露出の少ない北斗。今回の映画では、齢を重ねたとは言え、当時と殆ど代わらない爽やかさと熱血振りを披露。エースファンの念願を一気に叶える形となった。両手中指に輝くウルトラリングに感動したファンも多いことだろう。
さらに、南夕子との再会も果たされるとは、「生きてて良かった」と感じたファンは少なくないに違いない。
ウルトラマンエース自体は、タロウ、レオにも出演を果たしており、タロウの直近の兄弟として、その印象を強くしている。兄弟中でも異彩を放つ表情の造形美は、30数年を経た現在でも顕在だ。
ちなみに、TVシリーズへのゲスト出演の際には、納谷悟朗氏による掛け声が使用された。
]]>素早い身のこなしを特徴とし、多彩な光線技とウルトラブレスレットを自在に使いこなす器用な戦闘スタイルを誇る。かつて、子犬を守って命を落とした郷秀樹の勇気に感動し、郷と一心同体となって地球で活躍。その後、危機に瀕した光の国を救援すべく地球を去ったが、何度か地球の危機に飛来した。20年前、Uキラーザウルスを封印すべく再び地球に飛来。その際、光エネルギーを使い果たしてしまい、郷秀樹の姿となって神戸で監視を続け、現在はサーキットで後進レーサーの指導にあたっている。ウルトラマンエースの一番の理解者でもある。
ヤプール復活の際、ウルトラマンメビウスの危機を救うべく命を賭して変身。ウルトラ6兄弟とメビウスの連携攻撃でUキラーザウルス・ネオを粉砕した。
デスレム侵攻の際は、危機を事前に察知したかのように、首都圏に現れる。ミライに人間の美醜を諭し、自らも戦闘に参加。デスレムの作り出す特殊な球体に捕らえられたフェニックスネストを救出する活躍を見せた。
ジョージを自らの意思の応者に選び、エンペラ星人によって暗黒に包まれた太陽を、兄弟と共に復活させた。
新マン、ウルトラマン二世、帰マンなどの別名を持つ。(郷秀樹演/声:団時朗)
]]> データ第2期ウルトラにおいて、帰ってきたウルトラマンのみならず、郷秀樹の出演機会は多く、兄弟唯一「A(ただし、ニセモノ)」、「タロウ」、「レオ」に登場している。
永らく、「新マン」、「ウルトラマン二世」、「帰マン」といった呼び名が跋扈しており、旧来ファンは却って馴染みがあるが、映画「ウルトラマンZOFFY」公開の際に「ウルトラマンジャック」が公式名称とされ、以来商品展開など公の場において定着した。
ゾフィーと初代マン、そしてこのジャックを一目で見分けられるようになるのが、ウルトラファン入門への第一歩だ。
ちなみに、映画版では掛け声にオリジナル音声が使用されたが、TV版では団時朗氏が掛け声を発しており、ある意味貴重であると言える。
]]>格闘能力に優れ、多彩な技と超能力で侵略宇宙人や怪獣を粉砕する。かつて、地球人に変身し、モロボシ・ダンと名乗って地球で活躍。その後、満身創痍となって地球を去ったが、何度か地球の危機や他の兄弟たちのピンチを救うべく飛来した。再度地球防衛の任についたが、マグマ星人によって変身不能に追い込まれてしまったこともあり、その際は防衛チームの隊長となってウルトラマンレオを見守った。20年前、Uキラーザウルスを封印すべく再び地球に飛来。その際、光エネルギーを使い果たしてしまい、モロボシ・ダンの姿となって神戸で監視を続け、現在は牧場を経営している。
ヤプール復活の際、ウルトラマンメビウスの危機を救うべく命を賭して変身。ウルトラ6兄弟とメビウスの連携攻撃でUキラーザウルス・ネオを粉砕した。
グローザム侵攻の際は、メビウスの窮地に絶望するコノミの前にダンとして現れ、コノミを励ました。やがてそれは、グローザム攻略へと繋がっていく。
メビウスとタッグを組んで、グローザムとも対決。アイスラッガーやエメリウム光線、そして格闘技に冴えを見せた。 コノミを自らの意思の応者に選び、エンペラ星人によって暗黒に包まれた太陽を、兄弟と共に復活させた。(モロボシ・ダン演/声:森次晃嗣)
]]> データウルトラセブンは、過去のシリーズ中最も露出が多く、最近ではビデオ版のいわゆる「平成セブン」で活躍。また、モロボシ・ダンとしての活躍は「ウルトラマンレオ」における厳格な隊長という役どころもあり、非常に印象の強いキャラクターである。
特徴的な変身アイテム「ウルトラアイ」も人気が高く、モロボシ・ダンを演ずる森次氏は、40年間、節目においてウルトラアイを目に当てている。
ファンとしては、レオ・第40話「MAC全滅!円盤は生物だった!」で生死不明となって以来の行動が気になるところだ(厳密には、レオに対するテレパシーかと思わせる描写がレオ最終話に登場する)。なお、映画「ウルトラマンメビウス&ウルトラ兄弟」に際しての新設定では、ウルトラの母に救出されたことになっている。
]]>そのファイティング・スタイルは冷静沈着で、強力な体術を駆使した格闘戦を得意とする。かつて、誤って墜落させてしまった科学特捜隊のハヤタ・シン隊員にその命を預け、地球で活躍。その後、ハヤタ隊員と分離して地球を去ったものの、何度か地球の危機に飛来した。20年前、Uキラーザウルスを封印すべく再び地球に飛来。その際、光エネルギーを使い果たしてしまい、ハヤタの姿となって神戸で監視を続け、現在は神戸空港長に就任している。
ヤプール復活の際、ウルトラマンメビウスの危機を救うべく命を賭して変身。ウルトラ6兄弟とメビウスの連携攻撃でUキラーザウルス・ネオを粉砕した。
メフィラス星人が知略を巡らせた際には、敢えて事態を静観。その後、ミラテとテッペイの絆によってメフィラスのゲームが破綻したことを指摘し、メフィラスに敗北を認めさせた。その際、メビウスと共に冴え渡る戦闘技能を披露している。
テッペイを自らの意思の応者に選び、エンペラ星人によって暗黒に包まれた太陽を、兄弟と共に復活させた。(ハヤタ演/声:黒部進)
]]> データTVシリーズで、初代ウルトラマン=ハヤタとして出現したのは、実にウルトラマンT・第34話「ウルトラ6兄弟最後の日!」以来。黒部氏自身は、その後もウルトラシリーズに度々ゲスト出演している。
第2期ウルトラにおける初代マンの扱いは、それほど優遇されておらず、初代マンファンの不満の元となったが、今回の映画ではツボとなるポイントが的確に押さえられており、年長ウルトラマンとしての思慮深さも遺憾なく発揮されている。本格的に戦闘シーンに参加したのは、ウルトラマンティガ・第49話「ウルトラの星」以来だ。
ファンとしては、一度は分離したハヤタとの関係が気になるところ。空港長という役どころは、オリジナルのハヤタの実直さや冷静さを彷彿させる。
]]>胸のボタン状の装飾は、怪獣軍団討伐の際に与えられた勲章である「スターマーク」。上腕の同様の装飾は、宇宙警備隊における地位を現わす「ウルトラブレスター」である。
怪獣頻出期終焉から数年後。地球人の知らない処で、密かに地球人類の成長を見守り、外的の侵入を防ぐ「盾」となっていた。アストロノーツ時代のサコミズは、冥王星でそんなゾフィーに遭遇した。
異空間において、ウルトラマンヒカリに光の国への帰還を提言。
さらに、ヤプール復活の際、ピンチに陥ったウルトラ兄弟を救うべく、ウルトラマンタロウと共に戦闘に参加。
その後、ヤプール復活という状況を鑑みてメビウスに手を貸そうとするウルトラマンタロウに、思いとどまるよう諭す。
エンペラ星人との最終決戦において、サコミズと一体化。地球人と共に3万年来の宿敵・エンペラ星人を粉砕した。(声:田中秀幸)
]]> データ遂に登場したウルトラ兄弟。まずは長男より登場だ。
ゾフィーの初出は、ウルトラマン・第39話「さらばウルトラマン」である。生命を失わんとするウルトラマンを救出にやって来たのが最初だ。
それ以降、「帰ってきたウルトラマン」では名前のみ登場し、ウルトラマンAからは度々客演を果たす。総じて出番は少なく戦歴も芳しくないものの、当時の雑誌記事などの影響により、ウルトラ戦士最強の頼れる兄貴としての存在感を確立。
昭和ウルトラ以外では、ビデオシリーズの「ウルトラマンネオス」にも登場している。
]]>セリザワの右腕に出現し、左手に持ったナイフ状のアイテム「ナイトブレード」を装着することで、変身を遂げる。
ナイトブレードは光線を発する機能があり、セリザワが武器として使用する。
もともとウルトラマンヒカリのアイテムだったようで、セリザワがウルトラマンヒカリへと変身する際にも使用している。
実はウルトラマンキングがヒカリに与えた「奇跡のアイテム」であり、地球人の力をウルトラ戦士に与える能力を持つ。これにより、ウルトラマンメビウスは、リュウ、ジョージ、マリナ、コノミ、テッペイと合体してフェニックスブレイブとなった。
]]> データ右腕への装着に象徴されるように、メビウスブレスと対をなすアイテム。
ウルトラシリーズに数々の変身アイテムあれど、キーとなるものを差し込んで機能させるアイテムは初である。
ナイトブレードは、そのデザインから攻撃用の武器として逸早く使用されており、「ウルトラマンネクサス」における、エボルトラスター&ブラストショットの組み合わせを融合させたものと評価できる。
]]>ツルギはウルトラマンとしての光を取り戻し、同時にセリザワの意識も戻った。その青いウルトラマンは、リュウによって、ウルトラマンヒカリと名付けられる。
その身体に限界が訪れていることをゾフィーより警告され、リュウたちの自立を確認したヒカリは、セリザワとアイデンティティを共有したまま、光の国へと帰還した。その際、メビウスにナイトブレスを与えている。
後に、惑星アーブに再訪しババルウ星人と戦うが、ナイトブレスがない為苦戦。だが、純粋な心とウルトラマンとしての光を手に入れた時、再びアーブギアを纏う。アーブギアは「復讐の鎧」ではなく「勇者の鎧」となった。
なお、その直後の地球におけるババルウ星人との再戦時に、メビウスはヒカリにナイトブレスを返した。
その後、襲来する脅威を調査するために宇宙に飛び立ち、エンペラ星人が地球に降り立った際に再来。エンペラ星人に敗れるも、ザムシャーの星斬り丸で一太刀浴びせる。この時既にヒカリとセリザワは同一の存在となっており、ヒカリとセリザワの意思と光は、ナイトブレスとなってリュウに託された。(声:難波圭一)
]]> データツルギの正体はウルトラマンであった。そのデザインとカラーリングは、M78星雲のウルトラマンとしては、かなりの異彩を放つ。
「ウルトラマンティガ」に始まる平成ウルトラマンでは、青いウルトラマンはほぼ常連であったが、やはりメビウスのようなM78星雲を前面に出したシリーズでは異色。
ただし、かつて雑誌レベルでは「ブルー族」なる設定が存在していたこともあり、30年以上を経て、そのブルー族がようやく登場したとも言え、旧来ファンにとっての感慨は深い。
ツルギとのデザインの共通性を持たせつつ、細部は完全には一致しない。単なる鎧だけの変化ではないところが深いのだが、やや分かりにくい面もある。胸のスターマーク状の飾りが、ゾフィーを彷彿させて気になるところだ。
]]>しかし、ディノゾールの強大な攻撃力には歯が立たなかった。
後に整備班により、メテオール(スペシウム弾頭弾)を搭載したガンクルセイダーMXが配備され、リュウがエンペラ星人との決戦の際、搭乗した。
]]>四半世紀ぶりの怪獣出現に際し、ガンクルセイダーでリュウと共に出動したものの、特攻をかけ行方不明となってしまう。
優秀で人望の厚い人物であったらしく、リュウはセリザワに対する大きな尊敬の念を抱いている。かつては、メテオール搭載機のテストパイロットも務めた。
「ウルトラ五つの誓い」を唱えるのが日課だったようで、ウルトラマンジャックと交流のあった坂田次郎と、友人である可能性が。
ナイトブレスにより、ハンターナイト・ツルギ、その後ウルトラマンヒカリへと変身する。ツルギに憑依されている間、その意識は極限まで抑制されていたが、ツルギがウルトラマンヒカリとなって甦った後は、セリザワ自身の意識が解放されている。
ウルトラマンヒカリと同化したセリザワは、ウルトラマンヒカリとして光の国へと帰還して行った。
その後、ヒカリの地球来訪の度にCREW GUYSの前に姿を現すが、既にヒカリとセリザワは同一の存在となっており、ヒカリとセリザワの意思は、ナイトブレスとなってリュウに託された。(演:石川真)
]]> チェックポイント行方不明になった前隊長…実にワクワクする設定だ。しかも手練という設定は興味を煽る。
ハンターナイト ツルギ、ウルトラマンヒカリと同化している際の、それぞれの振る舞いには非常に説得力があった。
演じる石川氏は、「真・仮面ライダー」で主演。その後「ウルトラマンガイア」に塚守隊員役で出演。「大人のチーム」ファルコンの優秀な戦闘機乗りとして、強い印象を残した。
]]>主な担当はオペレーターで、恐怖心が強いため前線行動には向かないタイプ。
嗅覚に優れるという特技を持ち、何故かミクラスになつかれる。怪獣や宇宙人の行動を見て、その目的や気持ちを直感することも多い。
アーカイブ・ドキュメントの検索にかけては右に出る者がおらず、テッペイのマニアックな知識と相まってCREW GUYSの敏速な作戦行動の要となる。
小学生の時(演:山口愛)は、メガネのことでからかわれたりしていたが、同級生であるスザキによって励まされ、メガネを褒めてもらったことから、自分のメガネ姿に自信を持てるようになった。
ウルトラセブンの声を聴くことができ、メビウスを勝利に導いた。(演:平田弥里)
]]> チェックポイント女性隊員二人体制の場合、かなりの確率でアクティヴタイプとオペレータータイプが置かれるのが常。
今回もセオリー通りの人選だが、メガネキャラという新味と、何故かミニスカートという衣装が面白い。前作「ウルトラマンマックス」での、エリーのキャラクター造形が意識されていると思われる。
ちなみに演じる平田氏は、メガネの有無で印象がかなり変わる。
]]>