突如2001年に再編成されたロキシー・ミュージック。メンバー構成を見ると、ブライアン・フェリーは勿論、アンディ・マッケイ、フィル・マンザネラ、そして何とポール・トンプソンという布陣! これには驚くしかない。しかし、「アヴァロン」や「ハート・スティル・ビーティング」で完結した世界があるロキシーに対して、「再編成」というキーワードが馴染まなかったのも事実。
ところが、2年後に届けられたライヴ盤の素晴らしさたるや、フェリーの美意識の高さ、マッケイやマンザネラといったメンバーのミュージシャンとしてのプライドをビシビシと感じさせるものであった。よくある昔のグループの再結成モノは、年季の入ったミュージシャンが往年の曲を「円熟味溢れる演奏で再現」し、「寄る年波」をファンに対して認識させる少々辛いものなのだが、ロキシーに関しては全く当てはまらない。
まず「リ-メイク/リ-モデル」から始まる構成に度肝を抜かれる。ファースト・アルバムの一曲目だ。この曲のみならず、全体的にハイ・テンポで展開され、傑作「ストリート・ライフ」、「アウト・オブ・ザ・ブルー」、「ヨーロッパ哀歌」などなど、とても書き切れないが、オリジナルをハイ・レベルで再現し、さらにブラッシュ・アップさせた印象を受ける。
ロキシーズ・ベストといった曲目、多数公演からの架空のライヴ構成といった「VIVA!」と同様の手法など、フェリーの計算高さに感服する。ロキシー・ファンは必聴中の必聴盤だ。











