BT-22 バイナルテック・コンボイ

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サイバトロン 総司令官 コンボイ feat. DODGE RAM SRT-10
CYBERTRON GENERAL CONVOY feat. DODGE RAM SRT-10
AUTOBOTS COMMANDER OPTIMUS PRIME (US ORIGINAL)

 復活バイナルテック・シリーズの第3弾リリース(4体目)は、「遂に登場」という口上が相応しい、総司令官コンボイ。これまで、マスターピース・コンボイが、バイナルテック世界におけるコンボイの役割を何となく担っていただけに、ある意味バイナルテック・シリーズの終焉と共にマスターピースとの決別を果たしたかのようで、些か寂寥感をも漂わせている。

 当アイテムの原型そのものは、既にキスぷれ・コンボイとして登場している為、衝撃度という面ではまるで期待できない。ただし、キスぷれ版がオールプラ製であったのに対し、バイナルテック版であるこのアイテムは、シリーズ伝統に倣ってダイキャストをふんだんに使用。バイナルテックシリーズ随一の大きさを誇る体躯と相俟って、重量感は抜群である。

 キスぷれ版との差異は、ダイキャストパーツの採用の他、メリッサ関係のアイテムが一切ないこと(当たり前だが)、目のペイントがアニメ準拠の青となっていること、腕部の成型色がアニメ版イメージを彷彿させる赤に置換されていること等だ。なお、重量増加に伴ってか、関節は少々固めとなっている(個体差かも知れないが)。

 塗装や仕上げは、復活バイナルテック・シリーズの例に洩れず、手堅い印象。一部ムラが見られるものの、それほど気になるレベルではない。変形ギミックに関しては、元々完成度の高いダッジラムモデルだけあり、こちらも手堅い感触だ。ただし、プラ製が前提だったのか、一部のパーツで合いを調整するのに手間取る場面があった。

 パッケージに記載されているストーリーは「オルタニティ」に言及しており、新シリーズへの準備ともとれる内容になっている。ということで、バイナルテック・シリーズは、一旦終幕ということになりそうだ。それはそうと、ここらで限定販売だったブラックコンボイの通常発売を切望したいところだが...。

コンボイ 01

 コンボイ司令官が、遂にバイナルテックに登場。キスぷれ・コンボイとの目立つ差異は、青い目と赤い腕部。ちなみに、役職の英名が「GENERAL」になっている。

コンボイ 02

 上半身アップ。オリジナルのコンボイとは造形がかなり異なる頭部だが、青い目によってイメージを近付けている。造形自体はキスぷれ版と同一。

コンボイ 03

 エンジンが変形してイオンブラスターに。このパーツはキスぷれ・コンボイに付属するものと同一だ。

コンボイ 04

 個性的な脚部が可動域を制限しているが、雰囲気のあるポージングは充分可能。

コンボイ 05

 トランスフォーム!

コンボイ 06

 脛部が回転し、足首が収納される。肩も変形開始。

コンボイ 07

 胸部を展開しボンネットに変形。腕部はシートに変形する。

コンボイ 08

 前に倒れこむと既にカーモードに近似した姿に。

コンボイ 09

 カーモード完成。

コンボイ 10

 カーモードはDODGE RAM SRT-10。キスぷれ版との差異は殆ど見られない。

コンボイ 11

 ボンネット、2ドア、リアゲートが開閉。ステアリング連動可動も再現しているが、あまり機能していないように見受けられる。

コンボイ 12

 銃が変形し、エンジン部を形成。

コンボイ 13

 インパネ、ステアリング回りのディテールなど、変形フィギュアとしてはハイレベルでまとめられている。バイナルテックシリーズならではと言える。

コンボイ 14

 リアパース。復活バイナルテック・シリーズのパターンに倣い、ナンバープレートは展示車仕様に。