キャラエッグ・戦隊ヒーローシリーズの最近のブログ記事

 現在まで続くスーパー戦隊シリーズの基礎を築いたのが、このバトルフィーバーJです。「基礎」とはつまり、「巨大ロボットを操る戦隊ヒーロー」のこと。このバトルフィーバーより、いわゆる巨大戦が始まったのです。当初は、前年のスパイダーマン(日本版。あらゆる意味で名作!)に続いてマーヴェル・キャラクターを使用する予定だったのが、どんどん企画変更され、最終的にゴレンジャー路線となったようです。

 その結果、国際色豊かな集団ヒーローが誕生。これほど個性的な戦隊ヒーローは後にも先にもこれだけでしょう。この個性派グループをまとめる長官(倉間鉄山将軍)を、往年の大スター東千代之介氏が演じていたのも凄いことで、武士道精神の鑑のような将軍、シビれます。

 この作品が傑作だという根拠は、個々が「大人の余裕」を感じさせるところでしょうか。プライヴェートな立ち振る舞いは軽やか、ただし任務はビシッと。これがバトルフィーバー最大の魅力です。

 ゴレンジャーがヒットしすぎたため、製作者の方々は相当な苦労をされたようで、石ノ森ヒーローの定番であるサイボーグという素材を「ゴレンジャー」に持ち込みました。それが、このジャッカー電撃隊です。

 5人だったゴレンジャーから4人へと変化。アクションはよりスピーディさを増し、最初期の仮面ライダーを彷彿させる「サイボーグの悲哀」を縦糸に展開、硬質なスパイアクションをスパイスに、かなりハードなドラマを築いていました。敵組織もより現実に近い「犯罪シンジケート」となり、筋運びのスピード感は随一と言って良いでしょう。

 ただし、ゴレンジャーの明るい作風からあまりに方向転換しすぎたのか、視聴率的に苦戦。後半は変身する行動隊長ビッグワンが登場し、ゴレンジャーに近い作風に戻されました。このビッグワン、近年までマイナーキャラでしたが、演ずる宮内洋氏の人気に乗り、突然Vシネ等に露出。その人気を高めました。

 これぞ元祖戦隊ヒーロー!いわゆる、「五人そろって!」のポーズだと思います。この後、五人が同時に右手を突き出し、「ゴレンジャー!!」となるわけです。後半ではそのポーズはなくなり、よりシンメトリーを意識した揃いポーズを披露することになります。

 そのオリジンをガッチャマンに求めることは出来ますが、石ノ森章太郎の卓越したセンス、赤いリーダー、5色で個性化を図る方式、レトロな雰囲気を持った敵組織、複数ヒーローによるスピーディな集団アクションなど、エポックメイキングという言葉に相応しい要素が満載。

 現在まで連綿と続く戦隊の土台は、すべてこのゴレンジャーに求めることが出来ます。

このアーカイブについて

このページには、過去に書かれたブログ記事のうちキャラエッグ・戦隊ヒーローシリーズカテゴリに属しているものが含まれています。

前のカテゴリはアテンザのミニカーです。

次のカテゴリはトランスフォーマーです。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。