ハンマーバンキ

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 傷心の一人旅を終えて戻ってきたヨゴシュタインが、害地目の総力を注ぎこみ、徹底した破壊の為だけに作り出した害地目蛮機獣。

 全身があらゆるハンマーで構成されており、特に右腕に装備した巨大なハンマーの威力は絶大で、地面を打ち据えることで周囲一帯に凄まじい揺れを発生させ、建造物を一気に倒壊させる威力を誇る。また、左腕の鉄球にはチェーンが付いており、自在に伸展させて攻撃を加える。従来の蛮機獣とは異なり、「せこいギャグ」は一切口に出さず、無機質に点滅する胸部の電光板と感情を完全に抑制された口調を特徴とする。破壊衝動至上主義の設計思想である為、オーバーヒート寸前まで破壊活動を継続、果てはヨゴシュタインの命令に耳を貸さなくなる等、危険極まりない蛮機獣である。

 その類稀なる破壊力を最大限に発揮し、キレたヨゴシュタインの破壊衝動を実現して街一帯を砂漠化に至らせた上、美羽に重傷を負わせて戦闘不能に追い込む等、多大な成果を上げる。しかし、暴走により勝手に巨大化したところを、新兵器であるゴローダーGTによって粉砕されてしまった。

 「ハカーイ」と呟きつつ、周囲を手当たり次第破壊していく。また、従来の蛮機獣のように「かしこまり~」と返事をするのではなく、「了解」と返す。破壊の為のみに動いている為、基本的に余計なことは喋らない。

 断末魔の叫びは「トンカンチン...いや、トンチンカンな事やっちまったぜ!」。蛮機獣らしい最期であった...。(演:北沢力)

登場

GP-29「大翔ヲトメロ」

解説

 殆どギャグを発しないという異色の蛮機獣。「ハンマー」「破壊」という分かり易いモチーフは、蛮機獣の原点を見る想いだ。

 胸部の電光板のパターンは、米国TVドラマの傑作「ナイトライダー」のナイト2000を思わせ、声質も機械的に演じられている。いわば、蛮機獣が機械であることを最も体現しているとも言える。

 その破壊描写は合成やカット割り、ロケハンの確かさによって秀逸な処理が為され、瞬時に街一つが消滅するという、振り返ればかなりとんでもない描写が凄い。美羽を無慈悲に痛めつけるシーンは、その残酷さがスーパー戦隊シリーズ中でも際立ったものになっており、視聴者に衝撃を与えた。