ホロンデルタール

 ヨゴシュタインが探しまわっていた、6500万年前にダイナワールドの恐竜達を滅ぼしたとされる伝説の蛮機族。

 類人猿から原人への進化過渡期にある猿人のような姿をしており、跳ねまわってあらゆるものを破壊してしまう。

 ヨゴシュタインが苦労の末に発掘し復活。いきなり巨大な姿で出現し、街を本能的に破壊して姿を消す。その後、ヨゴシュタインによって開発されたネジ巻き状のパワーアップ装置を撃ち込まれ、より強力な存在となってゴーオンジャーに立ちはだかる。

 頑丈な体躯、凄まじい腕力、目から放つ怪光線など、その実力は恐るべきものがあるが、その真価は、浴びた者を狂わせて支配下に置く「ホロンデン波」にある。

ホロンデン波

 ホロンデルタールが放つ電磁波で、浴びた者の思考能力を狂わせて支配下に置き、同士討ちをさせるという危険この上ない電磁波。

 太古の恐竜もこのホロンデン波によって同士討ちの果てに滅亡しており、生物はおろか機械にも有効。ヨゴシュタインによってパワーアップを果たしたホロンデン波は、キョウレツオーをも操った。

登場

GP-34「悪魔ナオンナ」

GP-35「炎神ノキズナ」

解説

 恐竜滅亡というSF的考証の余地の広い部分に巧く設定された、伝説の蛮機族であり、3クールの盛り上がりを演出するキャラクター。しかし、結局ガイアークには三大臣しか残さないというポリシーなのか、わずか2話での退場となった。

 「ホロンデルタール」というネーミングは、「滅んでる」と「ネアンデルタール」の合成であろう。恐竜の時代から哺乳類の時代へ、さらに人類の時代への変遷を、原人をモチーフとして暗喩しているところが秀逸。