香坂連/ゴーオンブルー

 元バスの運転手。蘊蓄豊富な雑学王で、料理も得意なゴーオンジャーきっての知性派である。語尾に「~っす」を付けて話す。

 サーキットの送迎バス運転手だった連は、仕事の合間に走輔のテストドライブを見ていたが、ガイアークの襲撃に遭う。その際、早輝と共に身を挺してギャラリーを避難させたことから、炎神たちに認められてゴーオンブルーとなった。

 常に戦況を分析しており、常にメモ帳を携帯して分析結果や反省点を書き込んでいる、いわゆるメモ魔でもある。法律にも明るい。

 実家は老舗の割烹旅館「料亭旅館 香坂」で、予約が取れない程の人気を誇り、連は小さい頃から父親に包丁を握らされて仕込まれたという。料理の腕は、その経験と蓄積した知識の賜物だ。

 幼い頃(演:伊集院峻平)に、身体の弱かった母(演:木原みずえ)を亡くしており、病床に伏せている母を笑わせるべく「~っす」という独特の喋り方をするようになった。また、母の好物であるオムレツを一生懸命に練習し、お地蔵様(実はウズマキホーテが仮死状態となったもの)に毎日供えていた。それが現在の絶品卵料理に繋がっている。

 他人を信用しすぎる傾向があるものの、その真っ直ぐでひたむきな姿は騙した者の心を逆に動かしてしまうほど。

 自分でカーチームを持つのが夢で、そのチームのメカニックをやりたいと思って勉強してきた。その技術の高さは炎神の改造を行うほどに達している。

 炎神バスオンをパートナーとし、変身携帯ゴーフォンでゴーオンブルーに変身する。キャッチフレーズは「ズバリ正解」。ジャケットのフレーズは「JUST CORRECT CYCLOPEDIA RENN」。

 専用武器はガレージランチャーだ。(演:片岡信和)

ゴーオンドリフト

 手足のホイールを回転させ、地面を這うように高速で移動、マンタンガン・ロッドモードで敵を次々に破壊していく技。

解説

 知性派ブルーだが、チームのまとめ役はブラックに譲っている。初の明らかな知性派は意外にもイエローで、「電子戦隊デンジマン」の黄山純。ブルーで言えば、前作「獣拳戦隊ゲキレンジャー」のゲキブルー・深見レツも知性派の雰囲気だった。

 演ずる片岡信和氏はプロマージュ所属。スリムな頭身に優しい表情が魅力だ。