伐鬼

 死んだヒラメキメデスの魂がブレーンワールドをさまよううち、サムライワールドで出会った森林伐採を生業とする妖怪。

 手にした長剣には植物にとって有害な梵字が刻まれており、一振りで木々を切り倒すことが可能。また、サムライワールドの妖怪であるためか、あらゆる攻撃を無力化するオーラを身に纏っており、さらに生来頑強な肉体を有している為、大変な難敵となる。

 ウラメシメデスの思惑通りに暴れまわるが、天神の森の力を得た早輝によって倒される。その後、ウラメシメデスによってその骸は乗っ取られてヒラメキ伐鬼となり、巨大化してエンジンオーG9と対決した。

ヒラメキ伐鬼

 伐鬼の骸に怨念高ぶるウラメシメデスが憑依し、巨大化したもの。

 その腹部にはウラメシメデスの顔面が現れ、伐鬼の得体の知れない力とヒラメキメデスの怨念により、恐るべき能力を発揮する。

久しぶりの正三角形斬り

 ヒラメキ伐鬼が放つ正三角形斬り。伐鬼のパワーを得て威力も数倍に。

登場

GP-24「最初ノエガオ」

解説

 劇場版に登場するサムライワールドを事前に紹介しておくタイアップ意図と、ヒラメキメデスの怨念話、そして夏の怪談話を一纏めに解決すべく登場したキャラクター。

 千年杉の男の子といい、伐鬼といい、これまでのマシナリーなイメージとは180度異なるキャラクター登場で異色作となった、GP-24「最初ノエガオ」。特に伐鬼は蛮機獣のイメージとは全くかけ離れたデザインとなり、その懐の深さを感じられる。

 ただ、面白いのは「森林伐採」というガイアーク寄りの性質を持っていることだ。本来、環境破壊に関係なくても問題ないキャラクターなのだが、ゴーオンジャーのエコロジカルなイメージをギリギリで保つ措置なのだろう。パターン破りをしつつも最低限の約束事を守っているところが微笑ましい。