第24話「脅威!ダイロギアン」

  • 投稿日:
  • by
  • カテゴリ:

ストーリー

 堀口博士と未加は、その帰路でロギアと邂逅する。ロギアは自分が、地球人殲滅とグランセイザー抹殺の命を解かれたことを語る。母星への帰還を薦める未加だったが、ロギアは「友達」であるラディアとルシアを失った事に対する執着心から、グランセイザー抹殺を続行することを宣言。炎のトライブのみで神鯨島に来るよう告げる。そこに天馬が現れ、ロギアと早々の決着をつけようとするが、ロギアXに翻弄されてしまう。

 神鯨島に向かう炎のトライブと堀口博士。現れるダイロギアンとロギア。ロギアはダイロギアンにその身を預ける。炎のトライブは直ちにガルーダを召喚し、タリアスがダイブイン。ダイロギアンとガルーダの対決が開始された。ガルーダの光熱系攻撃は、ことごとくダイロギアンによって吸収され、ガルーダに返されてしまう。クラウドドラゴンが地球に向かうダイロギアンを狙撃しなかったのは、反撃されるのを知っていたからなのだ! ガルーダはファイアーバードクラッシュを決めるが、結局墜落してしまう。

 炎のトライブの危機に、クラウドドラゴンが呼応、さらに蘭がそれを感知すると、グランセイザーは直ちに神鯨島に集合した。今こそダイセイザーに合神する時だ! 現れたダイセイザーとダイロギアンは壮絶なバトルを展開するが、ダイセイザーの力はダイロギアンのそれを凌駕しており、ダイロギアンは作動不能となった。ロギアは地上に降り立ち、タリアスと再び対峙する。タリアスの一撃が決まり、人間体に戻ったロギアは、自分の勝利を証明する為に、天馬を高空へ連れ去り自爆を試みる。しかしロギアは自爆寸前に天馬を開放した。道連れが意味するのは、むしろ敗北であることを悟ったのだった・・・。

解説

 ロギアの復讐譚後編にして、インパクター編最終回。ラディアとルシアを失い、喪失感を露わにするロギアは、ここに至ってついに感情の赴くまま行動することになる。失った2人を「友達」と呼んだ彼の変貌振りは逆に、地球来訪当初においては自らの弱点となり得たであろう「感情」の発露を、頑なに封じていたことの現れとして解釈出来るだろう。ここにロギアというキャラクターの深みがある。最期に天馬を開放するに至るくだりは、「ラディアとルシアの元へ行く」という余りに地球人っぽい発言も相まって、人間性発露の極致とも言えそうな名場面だ。

 本話は完全にロギアが主役なのだが、天馬=タリアスもまた主役。二人の対決が主軸となる。冒頭でいきなりウォーミング・アップのようにアクションを展開。しかし秒数が少ないとは言え、素顔と装着後両方のアクションが見られる。素顔のアクションでは、合成を多用したロギアのテレポート戦法と壁歩きが披露され、それに対する天馬の反応が素晴らしい場面になっている。装着後のアクションも、インパクター編最終話というわけではないが、スピード感と立ち回りの整合性(背後の敵を素早く捉える後ろ蹴りなど)が見ていて大変気持ちの良いものになっている。これは勿論クライマックスのバトルでも言えることだ。

 そして巨大戦。ガルーダ対ダイロギアン、ダイロギアン対ダイセイザーという2本立て! ガルーダ戦では、ガルーダとダイロギアン双方のスピードを見せるアクションが採られ、随所で放たれる光線が派手に演出される。特に、ダイロギアンのスーツ造形からは想像できないようなキレが見られるのがポイントだ。ダイセイザー戦では、初めてグランセイザー自身で合神に至るシークェンスが見られ、そのケレン味はグランセイザーの世界観からはむしろ異色と言えるのだが、これが実に盛り上がる。確信犯的演出と言えよう。バトルの方は、ダイロギアンにも見せ場を用意し、またダイセイザーが打撃中心の攻撃に転じるなど、ストーリー的に無理のない流れで展開される。インパクター編最終話に相応しい見せ場が満載だ。