サコミズ シンゴ

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 新たに編成されたCREW GUYSの隊長を務める。

 飄々とした雰囲気と、どことなくオットリした印象の持ち主だが、チームを巧みにまとめ上げる優秀なリーダーシップの持ち主であるという、謎めいた人物。

 屋外の臨時キャンプにまで、コーヒーメーカーを持ち込むほどのコーヒー好き。

 ミクラスの登場をきっかけに、優れた報告書をまとめる条件で、メテオール発動許可権限を委任された。

 フェニックスネストのフライトモード運用指揮権を、GUYS JAPANで唯一有する人物でもある。

 ミサキ総監代行と共に、GUYS総監の正体を知っているそぶりを見せる。

 その経歴は驚くべきもので、科学特捜隊の1チームのキャップから、突如アストロノーツへと転身。亜光速で航行を繰り返すうち、「ウラシマ効果」によって自らの年齢と地球での経過時間に40年近いギャップが生じてしまった。

 アストロノーツとしての現在最後の仕事は、亜光速試験船・イザナミの4度目の試験航海。その際、冥王星付近で侵略円盤の大群に遭遇し、ゾフィーに救われる。その事件の報告は、GUYS設立のきっかけとなった。

 実はGUYS JAPAN総監その人である。ウルトラマンと共に前線で戦いたいという、切なる願いにより、総監という立場を隠し隊長として行動していた。

 エンペラ星人との最終決戦において、ゾフィーと一体化して戦った。(演:田中実)

チェックポイント

 頼りなげで謎めいた隊長という、ウルトラシリーズでは全く新しいタイプと言っていい隊長像。演ずる田中実氏のキャラクターにもよくマッチしていると言えるだろう。田中氏のキャリアは折り紙付で、キャラクター造形に期待が持てる。

 「サコミズ」という名は、かつて「ウルトラマン」の準備稿で、ハヤタにあたる人物につけられていたもの。単なるディープなファン向けのサービスか、それとも何か仕掛けがあるのか…。

 この謎めいたキャラクターは、1年間を通してファンの興味を引いた。40年前から防衛チームの一線で活躍し、実は総監であり、最終決戦でゾフィーと一体化して戦うなど、歴代隊長の中でも破格中の破格の扱いを受けた。