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GP-FINAL「正義ノロード」

 走輔、連、早輝の3人は、デウス・ハグル・マギアを破壊すべく奮闘していた。荒ぶるヨゴシマクリタインを蛮機獣製造ブースに閉じ込め、その隙にカンカンマンタンガンでデウス・ハグル・マギアを破壊する走輔。蛮ドーマ達は消滅し、世界は救われたに思われた。しかし、怒りに震えるヨゴシマクリタインはデウス・ハグル・マギアのエネルギーを逆流させ、崩壊するヘルガイユ宮殿の瓦礫に埋もれていく。エンジンオーで脱出した走輔達だったが、ヨゴシマクリタインは滅んでいなかった。ヨゴシマクリタインは究極の力でヒューマンワールドをことごとくゴミに帰していく。

 だが、ヨゴシマクリタインを阻止する4人の影が。蘇った大翔、美羽、軍平、範人だ! 到着した走輔、連、早輝が合流し、7人揃ったゴーオンジャーとゴーオンウイングスだったが、ヨゴシマクリタインの超パワーの前に苦戦を強いられ、変身も解除されてしまう。しかし、7人はまだ負けていない。

 大翔が叫ぶ。「分かってないようだな!」

 美羽が叫ぶ。「あなたに、私達を倒すことはできない!」

 走輔が叫ぶ。「心と心で結ばれた仲間達を!」

 連が叫ぶ。「ゴーオンジャーと呼ぶっス!」

 早輝が叫ぶ。「この世界に仲間がいる限り!」

 範人が叫ぶ。「僕達は、何度でも!」

 軍平が叫ぶ。「何度でも、立ち上がる!」

 今ここに最強の戦士達が立ちあがる。メットを欠いたまま再び変身した7人は、一気呵成にヨゴシマクリタインを強襲、スーパーハイウェイバスターとウイングブースターの同時撃ちが決まる!

 「仲間などと下らぬものに負けぬナリナ!」と、ヨゴシマクリタインは偉大なる第三次産業革命を宣言して巨大化した。その時、復活した炎神達が大挙登場、走輔達はエンジンオーG12を即座に完成させる。G12グランプリが決まり、一度はバラバラになったヨゴシマクリタインだが、すぐに復活してしまう。しかし、決して諦めないゴーオンジャーは、G12ファイナルグランプリを炸裂させ、遂にヨゴシマクリタインを倒すのだった。

 だが、ガイアークに勝利したということは、即ち炎神との別れでもある。別れを惜しむ面々だが、別次元に長くとどまることは、次元の安定に影響する為、避けなければならない定めなのだ。惜しまれつつ、炎神達、そしてボンパーはマシンワールドへと帰っていく。

 数ヶ月後、範人は相変わらずバイトに明け暮れ、特犯係の刑事となった軍平の元にピザを運んでくる。早輝はケーキ店でパティシエを目指して働いていた。3人はギンジロー号で大翔と美羽の元へ向かう。

 大翔と美羽は人脈作りの為にパーティを主催していた。退屈さに耐えられない大翔は脱出を考え、美羽はそんな大翔をたしなめる。その時、美羽のアクセサリーが落ち、2人は何かの気配を感じた。その気配は範人、軍平、早輝のものだった。

 5人はギンジロー号で「ツインリンクもてぎ」にやって来た。念願のメカニックとして働いている連が5人をつなぎ姿で出迎える。今日は走輔のレース再デビュー戦なのだ。走輔は1年半のブランクを経て、今はコツコツとカートから始めていた。拍子抜けする一同だったが、走輔は相変わらず元気だけは全開であった。久々に集合した7人が炎神達との思い出を語っていると、空から突如スピードルが現れた。中から現れたボンパーが、ガイアークの害統領の暴挙を報告する。また、走輔達の力が必要なのだ。走輔、連、早輝、範人、軍平、大翔、美羽の7人は、一旦夢の続きを保留し、スピードルと共に新たな戦いを開始するのだった!

GP-49「最終ケッセン」

 ヘルガイユ宮殿にて、ヨゴシマクリタインとケガレシア、キタネイダスが乾杯していた。ヨゴシマクリタインによる、本格的なヒューマンワールド殲滅作戦がいよいよ開始されるのだ。

 ボンパーは、大翔が消滅する際のデータを元に、ヨゴシマクリタインの「正義解散」を解析したが、膨大なエネルギーを消費していることしか判明しなかった。早輝は食欲をなくしていたが、走輔は「今だけは皆のことを忘れろ」と言い、連は「今は食べて元気付けるっす」と言って早輝を励ます。3人はサーキットで出会った頃に戻って、もう一度戦う決意を固めた。そこに蛮ドーマの大群襲来の報が入った。3人はスピードル達相棒と共に出撃していく。

 スピードル、バスオン、ベアールVは蛮ドーマを順調に落としていくが、蛮ドーマは際限なく現れる。エンジンオーを完成させて迎撃するゴーオンジャーだが...。

 実は、蛮ドーマはヘルガイユ宮殿にある「デウス・ハグル・マギア」から生み出される膨大なエネルギーにより、無尽蔵に生み出されていたのだ。ヨゴシマクリタインからその存在を聞き、驚くケガレシアとキタネイダス。

 ゴーオンジャーは蛮ドーマの大群をひとまず撃退したものの、炎神達の巨大化リミットを迎えてしまった。そこに現れたヨゴシマクリタイン、キタネイダス、ケガレシア。ゴーオンジャーとガイアーク大臣の決戦が開始された。走輔 VS ヨゴシマクリタイン、連 VS キタネイダス、早輝 VS ケガレシアの激闘が繰り広げられる。だが、やはり大臣達は強力であり、ゴーオンジャー達の勝機は見えない。しかし、大翔、美羽、軍平、範人も一緒に戦っていると常に感じていた走輔は、連にカウルレーザー、早輝にブリッジアックスを手渡し、自らはロケットダガー二刀流を構えた。走輔は皆のことを忘れてなどいなかったのだ。3人の一撃がヨゴシマクリタインをとらえる。ところが、ヨゴシマクリタインはキタネイダスとケガレシアを盾として攻撃を防いだ。更に、二大臣の意思を奪って意のままに操り始め、特攻させる。その攻撃の前に危機を感じた走輔達は、隙を見てひとまず退却するのだった。

 無限に出撃してくる蛮ドーマの対策を練る中、短時間に蛮ドーマ出現が予測できることを逆手に取り、連はガイアーク探知機のエリアを最大に広げることを提案する。探知機のエリアを最大に広げると、探知機は短時間で故障してしまうが、その前に蛮ドーマ出現を感知できる筈。それにより、敵の本拠地を探ろうというのだ。その目論見は図に当たり、蛮ドーマ出現と共にヘルガイユ宮殿の場所を探知することが出来た。3人はサーキットでの出会いを思い出し、生きるも死ぬも一緒の、最高の仲間であることを確認し合った。そして、エンジンオーで海中を進み、ヘルガイユ宮殿へと向かう。

 ヨゴシマクリタインは、キタネイダスとケガレシアをウガッツ以上に思ったことはないと言い放つ。捨て駒呼ばわりされた2人は、ヨゴシマクリタインに対する怒りを募らせていた。ゴーオンジャー侵入に伴い、ヨゴシマクリタインと共に2人も迎撃する。だが、やはりヨゴシマクリタインはキタネイダスとケガレシアを捨て駒として扱い、自分の盾となるよう命じた。無体な仕打ちに抗う2人を、ヨゴシマクリタインは強力ビームで貫き、その先に立つ走輔達に炸裂させる。ヨゴシマクリタインは、ムゲンゴミバコから取り出すエネルギー源をあと一口食べれば「正義解散」が使えると告げた。その時、ケガレシアがムゲンゴミバコを鞭で奪い取り、キタネイダスがそれを破壊! キタネイダスは「ガイアークに独裁者はいらないゾヨ!」と言い放ち、ケガレシアは「わらわたちが目指したのは、蛮機族全員が気持ち良く暮らす理想のゴミ世界。仲間を踏みにじるお前に、そんな世界は作れないでおじゃる!」と訴えた。怒ったヨゴシマクリタインは、2人を容赦なく斬り捨てる。2人はデウス・ハグル・マギアの存在を走輔達に教え、ヨゴシュタインの待つ世界へと旅立って行った。ボンパーによれば、デウス・ハグル・マギアを破壊すれば、究極の揺らぎに変えられ、ヒューマンワールド内に波動レベルで存在している大翔、美羽、軍平、範人や炎神達を元に戻せるという。

 デウス・ハグル・マギアのエネルギーが満ちる部屋で3倍の強さになったヨゴシマクリタイン。走輔、連、早輝は微塵も恐れることなく、デウス・ハグル・マギア破壊の為、果敢に立ち向かっていく!

GP-48「正義カイサン」

 軍平と範人を失い、呆然とするゴーオンジャーに、ヨゴシマクリタインは更なる攻撃を加える。走輔は怒りにまかせて突進しようとするが、大翔と美羽がそれを止める。ヨゴシマクリタインは「腹が減った」と退却して行った。

 ヘルガイユ宮殿に戻ってきたヨゴシマクリタインを賛美するケガレシアとキタネイダス。「ヨゴシュタインも草葉の陰で喜んでいる」という2人に、ヨゴシマクリタインはその名を聞きたくもないと吐き捨てる。ヨゴシマクリタインの恐怖体制に屈した2人は「最強の蛮機獣」を作り始めた。

 連とボンパーは範人と軍平の行方を調査するも、反応をとらえることも、別次元へ飛ばされた形跡をとらえることもできなかった。荒れた心で連をなじる走輔に、大翔は冷静になれと言うが、走輔は怒りにまかせて暴れまわる。大翔と美羽はギンジロー号をひとまず出て、今は自分達に出来るやり方で走輔達を支えなければならないと考えるのだった。

 大翔と美羽が家に戻ってくると、何故か引っ越し作業が着々と進んでいた。須塔家の執事によれば、大翔と美羽の父が、すぐにでもスイスに来て仕事を手伝えと言っているらしい。2人の母は美羽が戦いに明け暮れていることに胸を痛めているという。いずれは須塔財閥の総帥となるべき立場にある大翔と美羽。すぐにでも現在の危険な状況から脱却して欲しいとの要請なのだ。だが、大翔と美羽は「ここには支えを必要としている者が居る。それが出来るのは俺たちだけなんだ」と言って固辞した。2人はガイアークの気配を感じて出て行く。

 一方で、荒れに荒れる走輔、完全に諦めムードの連、軍平と範人の消滅に心を痛めている早輝...。

 街ではケッテイバンキが暴れていた。迎え撃つ大翔と美羽だが、ケッテイバンキの繰り出す歴代蛮機獣の技に翻弄される。走輔達も合流。走輔は怒りに燃えたままケッテイバンキに立ち向かう。連と早輝は戦いに恐怖を感じ、ゴーオンジャーのチームワークは完全に失われてしまっていた。一方、ケガレシアとキタネイダスは戦果を報告するものの、ヨゴシマクリタインはその程度で喜ぶなと釘を刺す。ケガレシアとキタネイダスは、徐々にヨゴシマクリタインへの恐れを増大させていく。2人は何とか手柄を上げるためにケッテイバンキを巨大化させた。

 連と早輝、美羽は走輔と大翔からはぐれていた。美羽は連と早輝を戦いへと誘おうとするが、連と早輝は完全に恐怖にとり憑かれており、戦える状態ではない。美羽は早輝に「スマイル、スマイル」と呼びかけて励ます。早輝のスマイルに何度も勇気をもらい、連の卵料理を世界一だと感じるようになったという美羽。彼女はゴーオンジャーを世界一頼もしい仲間だと思っていると告げるのだった。

 一方、走輔と大翔は同じ場所に居た。走輔は「軍平や範人がいなくなっても平気な顔をしている」と大翔を非難するが、大翔は、努めて平静を装っているのだ。走輔に「馬鹿野郎」と答えると、大翔は、自分たちにしかできないと考えていた「世界を守る」という行為を、目前で為していた走輔に驚き、いつしか走輔達を共に戦う仲間だと確信するようになったと告げるのだった。

 戦意を取り戻したゴーオンジャー3人と、大翔と美羽のゴーオンウイングスは共にケッテイバンキ打倒の為に立ちあがり、キョウレツオー、エンジンオー、セイクウオーを完成させ、ケッテイバンキを迎え撃つ。キョウレツオーとエンジンオーがケッテイバンキの攻撃に翻弄されている間、セイクウオーは天空よりケッテイバンキを奇襲。勝機をものにしたキョウレツオー、エンジンオー、セイクウオーは必殺技を連続で繰り出し、ケッテイバンキに勝利した。

 ところが、勝利の喜びに浸る間もなく、ヨゴシマクリタインの出現によって事態は暗転する。飛びかかった走輔は簡単に振りはらわれ、走輔の目の前でキシャモス、ティライン、ケラインが正義解散の餌食となる。そして、次のターゲットはエンジンオー。だが、エンジンオーに正義解散が放たれた時、セイクウオーが楯となった! 消滅していくトリプター、ジェットラス、ジャン・ボエール。ヨゴシマクリタインは「腹が減った」と言って帰っていく。大翔は消えゆく中、ボンパーに消滅現象のデータを収集するよう指示。大翔と美羽が自ら犠牲となった理由はこれだったのだ。大翔と美羽は「走輔達ならこの世界を救える」と信じつつ、消滅していった。絶望感に打ちひしがれる走輔、連、早輝。だが3人は、最終決戦への決意を胸中に秘めていた。

GP-47「内閣カイゾウ」

 キレイズキーのムゲンゴミバコを通じ、総裏大臣ヨゴシマクリタインとその側近である危官房長官チラカソーネがやって来た。突然の来訪者に驚くケガレシアとキタネイダスだが、ヨゴシマクリタインが自分達より上の地位にあることを知り平身低頭となる。

 その頃、軍平はお見合い話を避けるべく、範人に女装をさせ、その写真を撮ることを画策していた。範人はその前にガールフレンドを作る努力をしろと言い、 2人は喧嘩になってしまう。そこに、ガイアーク反応の報が入った。いつもよりずっと強力だとボンパーは警鐘を鳴らす。走輔達は直ちに出撃した。

 街はヨゴシマクリタインらの大規模な破壊による宣戦布告で恐怖に陥れられていた。現れたゴーオンジャーとゴーオンウイングスはケガレシアとキタネイダスの攻撃を受け、ヨゴシマクリタインには近づけない。範人はバルカソウルをマンタンガンにセットして使おうとするが、キャリゲーターソウルが勝手にマンタンガンに入り、唸り声をあげて暴走し始める。キャリゲーターがマンタンガンから放ったエネルギーは、チラカソーネによって逆転され、範人と軍平を襲った。チラカソーネはなおも攻撃の手を緩めることなく、ゴーオンジャー達に襲いかかった。

 キャリゲーターによれば、ジャイアン族の大半を滅ぼした者こそ、ヨゴシマクリタインなのだという。キャリゲーターは敵であるヨゴシマクリタインを目の当たりにし、我慢が出来なくなったのだ。範人と軍平は先程の喧嘩を直ちに清算してヨゴシマクリタイン打倒を誓う。決意を固めた範人と軍平の攻撃はチラカソーネを一時制止し、スーパーハイウェイバスターとウイングブースターの照準がヨゴシマクリタインをとらえる。ところが、チラカソーネが再び立ちはだかり、必殺武器をまたもや逆転させてしまった。とりあえず「マニフェスト」発表を終えたヨゴシマクリタイン達は、一時的に退却していく。

 辛くも危機を脱した走輔達。チラカソーネ対策を考えるものの良い案は浮かばない。範人と軍平は傷に効く薬湯があるという銭湯に行った。範人と軍平は身体に刻まれた傷痕を見て、互いの頑張りを称えるのだった。バルカ、ガンパード、キャリゲーターも入浴でしばしの休息を楽しんでいる。範人は軍平のことを実はずっと尊敬していたと告白、それを聞いた軍平は照れっぱなし。やがて、話はチラカソーネ対策へと転じていくが、ここでも良い作戦は浮かんでこない。その頃、走輔達はある結論に達していた。チラカソーネがエネルギーを吸収し、反撃している間は、完全に無防備状態になる。したがって、一方からわざと攻撃を吸収させ、他方から反撃で生じる隙を狙って攻撃すれば良い。だが、それは反撃による犠牲を前提とする危険な作戦でもあった。

 一方、チラカソーネはヒューマンワールド全てを散らかしてやると意気込み、ケガレシアとキタネイダスの出番はなくなってしまっていた。宣言通りチラカソーネは高層ビル群をことごとく破壊していく。立ちはだかる範人と軍平は、すぐさま変身して見事なコンビネーション攻撃を開始。隙を見てジャンクションライフルを完成させ、到着した走輔達が止めるのを無視してチラカソーネに発射した。走輔達は範人と軍平の振る舞いから、2人が自己犠牲を覚悟していると察し、ただちに必殺武器発射態勢をとる。範人と軍平の思惑通り、チラカソーネはジャンクションライフルの一撃を逆転させた。走輔達は隙を見て必殺武器を発射し、チラカソーネを撃退する。範人と軍平はチラカソーネの反撃を受けてしまったものの、何とか無事であった。

 ヨゴシマクリタインの命により、敗れたチラカソーネはドッキリウムを飲み干して巨大化。走輔達はダメージを追った範人と軍平を休ませ、エンジンオーとセイクウオーで迎撃する。ところがチラカソーネは巨大化してもやはり強力であった。エンジンオーとセイクウオーはバラバラになってしまい、走輔達の変身も解除されてしまう。範人と軍平はダメージを押してガンバルオーで出撃する。ガンバルオーは気合でチラカソーネを圧倒し、遂にはガンバルグランプリのエネルギーをその気合で数倍に高めてチラカソーネにぶつけた。チラカソーネはそのエネルギーを吸収できずに爆発四散する。

 その時、戦場にヨゴシマクリタインが登場。怒りに燃えるキャリゲーターはガンバルオーの足で踏みつぶそうとするが、ヨゴシマクリタインは「正義解散」なる技を使って反撃する。ガンバルオーはバラバラになり、バルカ、ガンパード、キャリゲーターは光の粒子と化して消滅してしまった。そして、範人と軍平も相棒達と同じ末路を辿るのだった...。

GP-46「家出ボンパー」

 走輔と連は何か深刻そうに相談している。そして、ボンパーは溜息をついている...。

 同じ頃、ダンベルバンキが現れて街を襲撃していた。大翔と美羽が駆け付けて迎撃するが、ダンベルバンキはそのパワーを見せようと奮起。ところが、両腕が重すぎて持ち上がらない。ウガッツを呼んでも現れず、ダンベルバンキはやむなく逃走してしまった。

 大翔と美羽からガイアークが出現したと聞いて走輔達は驚く。ボンパーが反応をキャッチしなかったからだ。走輔は苛立ち、軍平と範人はしっかりしろとボンパーに言った。連や早輝は頼りにしていると優しく励ますものの、ボンパーは自分なんかいなくなればいいと思っているのではと疑い始める。「どうせ僕はポンコツで、何の役に立たないもん!」と言い、ボンパーはギンジロー号を飛び出してしまった。連と早輝はボンパーを探しに行くが、走輔、範人、軍平は大翔のところに行って非常時に備えることにした。

 ヘルガイユ宮殿に戻ってきたダンベルバンキは、キタネイダスにこってり絞られる。だが、ダンベルバンキが退散してきた原因は、ウガッツR&Lと組んだ最強の蛮機獣という触れ込みだったはずが、ウガッツR&Lが「特訓の割には待遇が悪い」と逃亡してしまったことにあった。驚愕のあまり言葉を失うキタネイダス。一応、ウガッツ達をリモコン操作のオーディションにかけてみるが、逸材はおらず、結局キタネイダスとケガレシアがリモコンを操ることになってしまう。

 連と早輝はボンパーを探し回るが、見つけることができなかった。ベアールVによれば、最近ボンパーが自らを修理する様子を目撃したという。そして、バスオンはヒューマンワールドにボンパーを補修する為の部品は存在しないと言い始める。連は故障したと決まったわけではないと思わず声を荒げ、再び探し始めた。空振り続きの捜索状況に際して、連はボンパーの不調に気付かなかった自分を責めた。早輝はそんな連に、かつてサーキットにて初めてであった時のように笑顔でジュースを差し出す。2人が元気を出して、ボンパーを支えなくては。そう決意し、またボンパーを探し始めるのだった。

 ボンパーの悩みの元は、走輔と連の会話にあった。「なんか、うまく働かないみたいなんすよ」「使えねぇな。ポンコツだし、もうダメなのかな」という会話だ。ボンパーは自分をポンコツで役立たずだと卑下しつつ、さまよい歩いていた。そして、ウガッツR&Lに出会い、ガイアークを辞めてきたと聞いて驚く。

 一方、大翔と美羽の元へやって来た走輔達は上の空。強がってはいるが、ボンパーが気になってしょうがないのだ。その時、大翔と美羽はガイアーク反応を感知する。ダンベルバンキはキタネイダスとケガレシアのリモコン操作によって街を破壊し始める。しかし、その操作はメチャクチャでダンベルバンキは困惑。そこへ走輔、範人、軍平、大翔、美羽が到着し、すぐさま迎撃態勢に入った。だが、ダンベルバンキはリモコンの電波が届かないエリアに入ってしまい、またもや腕が上がらなくなった。ダンベルバンキは再び退散する。

 ボンパーのことが気になって今一つ調子が出ないと苛立つ走輔。それは軍平も範人も同じだった。いつも一緒なのが当たり前になっていたのだ。一方ボンパーは「言いたい事をちゃんと言えば良かった」と後悔していた。その呟きを聞いて突如何かに閃いたウガッツR&Lはヘルガイユ宮殿へと戻る。そして、リモコン要因に戻る対価を示す要求書をキタネイダスに提出した。キタネイダスが要求を飲んでウガッツ R&Lが戻り、ダンベルバンキは真価を発揮し始める。ヘルガイユ宮殿に「ウガッツに屈するとは情けないナリナ」という声が響く。「なんか聞いたような声」だ。

 その頃、連と早輝はボンパーを見つけていた。ボンパーは炎神のようにゴーオンジャーの相棒でない上、失敗ばかりで必要とされていないと悲観していた。しかし、連はきっぱり否定した。全員、ボンパーのことを大切な仲間だと思っていることを言い聞かせる連。皆、ボンパーが居るから笑顔になれる。それはボンパーも同じ気持ちだった。ボンパーが言いたかったこと、それは「一緒に居てくれてありがとう」という言葉だったのだ。全てのわだかまりが氷塊したボンパーは、ガイアーク反応をキャッチ。既に皆が戦っていることを感知した。

 ダンベルバンキは圧倒的な強さでゴーオンジャー達を叩きのめしていた。即座に合流する連と早輝だったが、7人揃っても苦しい状況を打開できない。その時、ボンパーはウガッツR&Lの存在に気付いた。ゴーオンジャー達に迫るダンベルバンキの前に立ちはだかるボンパーは、走輔のマンタンガンを手にとって狙いを定める。「僕がみんなを守るんだ!」ボンパーの放つ弾丸はダンベルバンキをかすめてビルの屋上に居たウガッツR&Lを撃ち抜く。ボンパーはその類稀なる分析能力を発揮して逆転をものにしたのだ。ボンパーは故障などしていなかった。勢いを取り戻したゴーオンジャーとゴーオンウイングスは、スーパーハイウェイバスターとウイングブースターでダンベルバンキを打ち倒す。ダンベルバンキは腕が上がらないまま巨大化するも、セイクウオーとゴローダーGTの敵ではなかった。

 ギンジロー号に戻ってきた一同。走輔と連はギンジロー号の修理を考えていた。ボンパーが聞いた「ポンコツ」「うまく働かない」という言葉は、ギンジロー号に対する言葉だったのだ。ボンパーがガイアーク反応を感知できなかったのは、「ポンコツ」という言葉で頭がいっぱいになった所為だったのだ。

 その頃、ヘルガイユ宮殿に置かれたムゲンゴミバコから「いよいよ我の出番ナリナ」と恐ろしい影が出現していた...。

GP-45「初夢キカク!?」

 ゴーオンジャーは須塔兄妹の招待で温泉宿にて新年会。炎神達は元旦だけに開かれるという、リフレッシュホールなる炎神達の癒し空間にてリフレッシュの最中だ。スピードルが走輔と離れていて少し寂しげな表情を浮かべたのを皮切りに、炎神達は相棒達の思い出を語り合い始める。

 一方その頃、ケガレシアはヨゴシュタイン復活を企図して魔術的な実験を執り行っていた。実験は進行し、ヨゴシュタインのカッコいい所を思い出す必要のある局面へと入っていくが、どうにもカッコ悪い場面しか思い出せずにいた。ケガレシアは不貞腐れ、心身を癒すべく温泉宿へと出かけて行く。キタネイダスはキレイズキーのムゲンゴミバコにふと気が止まるものの、開き直って「やけオイル」に溺れて行った。

 走輔達の宴会も滞りなく進行していたが、走輔が江角流どじょうすくいを披露して席に戻ると、楽しみに取っていた海老がなくなっていた。激怒して各人に疑念を向ける走輔だったが、ふと古風な子供が姿を現す。その子供が姿を消した途端、部屋の明かりが消え、早輝の髪飾りが盗まれた。海老や髪飾りを盗む悪戯は、子供の仕業だったのだ。

 美羽は、その子供が座敷わらしではないかと言いだす。この宿には座敷わらしが居て、遊んでくれた人に幸せをもたらすという言い伝えがあった。しかし、時代の変遷と共に既に消えてしまったものと思われていた。座敷わらしは、悪戯をしてその存在を気付かせようとしていたのではないかと考えた走輔達は、座敷わらしを捜し始める。座敷わらしを探し回る早輝は途中、温泉で入浴している女性に聞き込みの為に声をかける。ところが、その女性はケガレシアだった。ケガレシアがリフレッシュの為に来た温泉宿は、走輔達の居る温泉宿だったのだ。早輝はケガレシアに気付かず、そのまま座敷わらし探しを続けた。一方、大翔と美羽は座敷わらしを発見。座敷わらしが歌っているのを聞いた大翔は、歌が好きなのだと直感する。

 大翔と美羽の発案で、座敷わらしの為のコンサートを開くことに。まずはG3プリンセスの出番。早輝と美羽は丁度居合わせたケガレシアと共に、G3プリンセスラップを披露する。だが、座敷わらしはケガレシアに向かって「おばちゃん、嫌だ」と一言。驚愕する男性陣の前でケガレシアは全身を沸騰させて烈火のごとく怒り、宿の外で突如巨大化! しかし、リフレッシュホールから戻ってきた炎神達がエンジンオーG12に合体し、ケガレシアをパンチ一発で遥か彼方へと飛ばしてしまった。

 気を取り直し、今度は男性陣でG5プリンスを結成! 大翔作の「君とギュッと♪」を披露する。座敷わらしは大喜び。

 宿を後にしたゴーオンジャー達の前に、座敷わらしが現れる。座敷わらしは可愛い着物に身を包んでいた。実は女の子だったのだ。女の子故に、男性アイドルグループ「G5プリンス」の方が嬉しかったようだ。

GP-44「聖夜ヲマモレ」

 キレイズキーを倒したと思ったのも束の間、キレイズキーはムゲンゴミバコに身を隠して攻撃をやり過ごしていた。すぐさまキレイズキーはムゲンゴミバコにゴーオンジャーとサンタクロースを吸い込んでしまう。吸い込まれた彼らはあらゆる場所へと飛ばされてしまうのだった。

 走輔、連、軍平は「つくし幼稚園」に飛ばされて来た。そこには警察から逃げて身を隠している銀行強盗が居た。たちまち人質になってしまう走輔達。走輔は子供達のクリスマスを台無しにする犯人らに怒りをたぎらせる。

 大翔と早輝は、ススキの生い茂る薄暗い場所に飛ばされた。早輝は「大翔さんといれば怖くないわ」と微笑むが、そこに現れたのはお化けの集団だった。慌てて逃げ惑う大翔...。

 範人と美羽、そしてサンタクロースが飛ばされてきたのは、とある海岸だった。「早く皆の所へ戻ろう」という美羽だが、サンタクロースはどこかで異次元プレゼント袋を落としてしまったと慌てふためく。探して欲しいとの頼みに、早く戻らなければと渋る範人。しかし、美羽は早く袋を探そうと言いだす。

 その頃、キレイズキーは至るところに球状の装飾を飾りつけていた。キレイズキーによれば、その装飾は「スペッシャルなエネルギーの詰まったボール」だという。飾り付けが終わった暁には、起爆装置で一斉に爆破し「ヒューマンワールド年末ジャンボ大掃除大作戦」を完遂させる作戦なのだ。

 早輝のゴーフォンにボンパーから連絡が入る。しかし、大翔は怯えていて動けない状態だった。大翔と美羽は幼い頃、祖父の怪談を聞くのが好きだったが、その話があまりに怖すぎて、それ以来お化けが須塔兄妹唯一の弱点になってしまったらしい。見かねた早輝は突如鹿児島弁で大翔を鼓舞し始める。

 一方、サンタクロースの異次元プレゼント袋は、見つけたところでゴミ収集車に回収されてしまった。諦めムードのサンタクロースを励ます美羽は「クリスマスは一年中で一番キラキラした日じゃなくちゃいけない」と訴え、範人、サンタクロースと共に更なる追跡に走っていく。

 同じ頃、幼稚園での強盗犯人の横暴を見かねた走輔は、遂に犯人を罵倒し飛びかかる。銃を向けられても毅然とした態度で臨む走輔。犯人は銃の引き金を引いた! が、そこに立っていたのはゴーオンレッド! 銃弾を跳ね返し「人間相手に変身するのは反則だが...悪ぃな!」と言って犯人を確保するのだった。

 走輔達はガイアークの元へ向かい、キレイズキーと対峙する。ムゲンゴミバコをいきなり弾き飛ばされたキレイズキーは、本気モードに突入し、ドッキリウムを飲み干した。巨大化したキレイズキーに、走輔はキョウレツオーで立ち向かう。

 範人と美羽、そしてサンタクロースはゴミ収集車を追いかけて来て、ゴミ焼却場へとやって来た。だが、ゴミの山から異次元プレゼント袋を見つけ出すのは至難の業だ。

 大翔はなおも恐怖のるつぼにあったが、早輝がお化けを投げ飛ばしてスマイルを浮かべているのを見て、勇気を与えられた。「早輝みたいな妹も、いいかも知れない」という大翔に、早輝は「お姉さんにならなってあげてもいいかな」と応える。大翔と早輝は順当にお化けを蹴散らしていくが、扉が開いて外の眩しい光を見るにつけ、全てを悟る。ここは遊園地のお化け屋敷だったのだ。お化け役の係員に怒鳴られる二人...。

 一方、キョウレツオーとバスオン、ガンパードの戦線は苦戦を強いられていた。そこにトリプターとベアールVが到着。早輝の「大翔が大変でさぁ」という言葉に「呼び捨て!?」と驚く一同。気を取り直してエンジンオー、ガンバルオートリプターを完成させ、キレイズキーを迎撃する。

 さらにその頃、異次元プレゼント袋を探しあぐねていたサンタクロースと美羽に、範人は美羽の鋭い感覚を使ってみようと提案する。自分の能力は誰かの意志を感じるものであり、こういう時には使えないと言う美羽だったが、範人はクリスマスイヴだから絶対に奇跡が起こるという。それを受けて美羽が集中し始めると、範人とサンタクロースも手を取り合って一緒に集中した。すると、美羽は的確にその場所を感知。範人が掘り起こしてみると、そこに異次元プレゼント袋があった。

 キョウレツオー、エンジンオー、ガンバルオートリプターはキレイズキーの力の前に敗色濃い状態。その間にウガッツ達は「ヒューマンワールド年末ジャンボ大掃除大作戦」の準備を完了。後は起爆装置のスイッチを入れるのみという絶望的状況の中、セイクウオーバルカが到着し、起爆装置を破壊した。エンジンオー、ガンバルオー、セイクウオー、キョウレツオー、そしてゴローダーGTの5大ロボが揃い「無敵の音を轟かす、ゴーオンオールスターズ!」と名乗りを上げたゴーオンジャーは、キレイズキーに連続攻撃を見舞い、エンジンオーG12で止めを刺した。

 落胆するケガレシアとキタネイダス。景気付けに飲みまくることに決めるのだった。2人をよそにムゲンゴミバコのインジケーターが不気味に点滅を繰り返す...。

 無事平和なクリスマスイヴを迎えたヒューマンワールド。ゴーオンジャーはサンタクロースを手伝い、一緒にプレゼントを配ることに決めた。

GP-43「年末オソウジ」

 ヘルガイユ宮殿に、3つのブレーンワールドを滅ぼしたガイアークの実力者・掃治大臣キレイズキーがやって来た。エンジンオーG12に謎の赤い閃光を浴びせ、合体解除に追い込んだ人物こそ、このキレイズキーなのだ。ヒューマンワールド攻略に手間取るケガレシアとキタネイダスに見かねてやって来たようだが...。

 その頃、ゴーオンジャーの面々はクリスマスを迎える準備に勤しんでいた。ギンジロー号はすっかりクリスマスモードに。それぞれのクリスマスの思い出を語り合おうとする面々だったが、ガイアーク出現の報に出撃していく。ゴーオンジャーは現場に到着するが、そこにガイアークの姿はない。しかし、キレイズキーはゴーオンジャーの死角から狙撃を開始したのだ。範人が直撃を受けて倒れ、戦慄するゴーオンジャー達の前に、キレイズキーが降り立つ。キレイズキーはゾウキングレネードを使って炎神ソウルの力を奪った。例の赤い閃光だ。炎神達が意識を失ってしまい、彼らの力を使えないゴーオンジャー。手始めに走輔がキレイズキーに「掃除」され、遥か彼方に飛ばされる。大翔と美羽が合流し、範人の治療の為に連達に退却を促すが、キレイズキーのゾウキングレネードはやはりトリプターとジェットラスのパワーを奪い、今度は大翔と美羽を「掃除」されてしまった。

 一方、飛ばされたが無事だった走輔は森の中でサンタクロースに遭う。サンタクロースはソリに乗って空を飛んでいたが、ゴーオンジャーに対するキレイズキーの攻撃の余波を受けて墜落してしまったのだ。サンタクロースは足を痛めていたが、世界中の子供が楽しみにしていると言って立ち上がる。彼がサンタクロースの姿をしたアルバイトだと思っていた走輔は、何も入っていない袋からサンタクロースの取り出したプレゼントを見て驚く。それは、幼い頃クリスマスに走輔がもらったレーシングカーのおもちゃだった。走輔はそのおもちゃをプレゼントされたことで、レーサーになる夢を諦めずに頑張って来たのだ。走輔は目を覚ましたスピードルから、サンタクロースがクリスマスワールドから来た本物のサンタクロースだと教わる。走輔はケガを押して頑張ろうとするサンタクロースの熱い思いに共感し、その手伝いをしようと言い出した。クリスマスに無事プレゼントを届ける為にはまず、キレイズキーを倒さなければならない。

 その頃、連達は何とか体制を立て直そうとしていたが、キレイズキーによるギンジロー号急襲に遭う。なす術もなく一掃されてしまう連達4人。その危機の報は走輔にも届く。走輔がギンジロー号に帰ってくると、クリスマスの飾り付けをメチャクチャにされ、連達6人が茫然と立ち尽くしていた。走輔はそんな連達を前に、「平和なクリスマスにして、サンタクロースに安心してプレゼントを届けてもらいたいんだ」と熱く語る。それを聞いたサンタクロースは6人それぞれにプレゼントを手渡した。その中身は、6人それぞれが幼い頃に受け取り、夢を育んだプレゼントだった。元来の勢いを取り戻したゴーオンジャーは再び結束を固める。そしてふと、連はクリスマスワールドに繋がっているというサンタクロースの「異次元プレゼント袋」に気付き、ある奇策を思いつくのだった。

 自信を深めるキレイズキーは、今年の地球にはクリスマスは来ないと嘯き、ヒューマンワールドから綺麗な飾り付けを「おぞましく掃除してやる」と宣言する。そこにサンタクロースの扮装をしたゴーオンレッドが登場し、正義の鉄拳をプレゼントすると息巻いた。スピードルソウルのセットされたゴローダーGTに対してゾウキングレネードを投げつけようとするキレイズキー。しかし、一瞬隙を見せたところで連達6人が「異次元プレゼント袋」から飛び出してキレイズキーにしがみつき、その動きを制する。走輔はゾウキングレネードを破壊して戦況を打開、勢い付いたゴーオンジャーは次々とキレイズキーの武器を破壊、遂には走輔の必殺剣とカンカンカンエクスプレスが決まった。

 爆発四散するキレイズキー。ゴーオンジャーは勝利に喜び、サンタクロースも無事プレゼントが配れそうだと喜ぶ。ところが、キレイズキーは頑丈な箱に入って攻撃をやり過ごしていたのだ!

GP-42「学園ノヒミツ」

 街にビンバンキが出現。分別していたゴミを混ぜるというセコい作戦を展開している。反応を追って現れたゴーオンジャーに、ビンバンキは攻撃を繰り出すも全く効果がなく、早々に退散してしまった。

 ビンバンキが消えた地域には、私立轟ヶ丘高校があった。大翔と美羽はその高校にケガレシアの化けた汚石冷奈が入っていくのを目撃する。大翔と美羽は直ちに追いかけようとするが、高校の生徒ではないとして立哨の先生に門前払いを食らってしまった。

 ボンパーがその高校を調査してみたところ、ケガレシアが入って行ったにも関わらず、まるでガイアーク反応を感知できないという。バリアのようなものが張られているようだが、それはガイアークの力とは違う雰囲気だと、ボンパーは感じていた。さらなる調査で轟ヶ丘高校の女子生徒に1名欠員が出ていることが分かり、ゴーオンジャーは潜入捜査を画策。すぐに美羽が女子高生に変装しての潜入捜査に立候補。まんまと転校生として潜入に成功した。そのクラスには「ニュートン」と呼ばれる偏屈な男子生徒・湯島学がいた。

 美羽はジェットラスと共に、職員室を始め、あらゆる場所を捜索する。部活の顧問の中にケガレシアがいるのではないかと推測し、休み時間に部活巡りをしはじめる美羽だが、その先々でチアリーディング部にスカウトされたり、「とど高映研」の女優としてキスシーンに出演させられそうになったりと大変な目に遭う。

 ケガレシアは保健の先生としてビンバンキと共に保健室に居た。ある準備が整うまで、ビンバンキに大人しくしているよう命じるケガレシア。その保健室に湯島が現れる。ケガレシアは湯島の研究の結果を待っており、その研究はもうすぐ完成するという。ヘルガイユ宮殿にて一人寂しく地味にトランプに興じるキタネイダスは、人間の高校生頼みの地味な作戦に少々の不安を覚えていた。

 「とど高映研」から逃走してきた美羽は、湯島にぶつかる。湯島は優しく心配してくれた美羽の、キラキラした眩しさに目を見張るが、「たまには非論理的行為も面白い」とクールを装う。湯島は美羽に一目惚れし、美羽を使って自分の仮説を証明しようと呟くのだった。

 その後、美羽はジェットラスに「今日はノリ過ぎだ」と窘められる。美羽は勉学に関してはずっと家庭教師に教わって来ており、ごく一般の学校生活のことをよく知らず、たくさんの友達と一緒の学校生活にずっと憧れてきた為、戸惑いと共に少々興奮を覚えていたのだ。少し落ち着こうとしたのも束の間、そこに飛んできたサッカーボールを華麗に蹴り返してしまい、今度はサッカー部、テニス部、水泳部、空手部等のスカウト攻めに遭う羽目となる。変身して逃げるわけにもいかない美羽は、大翔のくれた「秘密兵器」のことを思い出し、取り出してみたところ、それはただのヨーヨーだった。美羽は困惑しつつ足早に退散した。

 逃げ出して来た美羽の前に湯島が現れる。湯島は呪文を唱えて魔法の杖を美羽に向けると、キューピッドの矢を放った。キューピッドの矢は美羽の胸を射抜く。しかしそれは例のヨーヨーに阻まれていた。湯島は動揺して魔法の杖を落とし、逃げて行った。ジェットラスはその魔法の杖をマジックワールドで見たことがあるという。

 湯島は魔法の発動を報告しに保健室を訪れ、外出したがるビンバンキを制止しているケガレシアを目撃。ケガレシアは仕方なしに正体を現した。湯島が美羽に惚れていることを知ったケガレシアは、美羽をモノにしてやる代わりに魔法の力を貸すよう取引を持ちかける。

 ボンパーによる轟ヶ丘高校の分析が終わった。それによると、学校は魔法の力に包まれており、それが一種の結界となってガイアーク反応を消していたのだという。ジャン・ボエールはひと月ほど前にマジックワールドからの飛来物、つまり魔法の杖の存在を感知していた。魔法の杖を使うにはマジックワールドの難解な呪文を解読する必要があり、ケガレシアはそれを狙っていたのだ。ケガレシアは美羽の隙を突いてまんまと魔法の杖を手に入れる。美羽はビンバンキとケガレシアの襲撃を受けて卒倒してしまった。

 その間、湯島は黒いシートに魔方陣を描き、その中心にビンバンキを立たせると、魔法の杖を手に呪文を唱える。魔法は見事発動し、ビンバンキはマホービンバンキにパワーアップした。マホービンバンキは魔法の力を用いてゴーオンジャーを同士討ちさせ始めた。

 湯島に拘束された美羽が目を覚ますと、湯島は魔法の杖の入手と呪文の解読に関して自慢げに話し始めた。湯島は魔法で自分のガールフレンドにしてやるとうそぶき、再びキューピッドの魔法を美羽に放つ。が、美羽は落ちなかった。「もっとハートをぶつけなきゃ」と湯島を諭す美羽。

 危機に陥るゴーオンジャーの元に、大翔からもらったヨーヨーを構えて現れた美羽は、「何不自由なく暮らした私が、何の因果か炎神の相棒。ゴーオンシルバー・須塔美羽。おまんら、許さんぜよ!」と啖呵を切ってマホービンバンキに立ち向かう。「唯一つ、女の子のハートを動かせるのは、男の子の真心だけよ!」と言う美羽の横に立ったのは、湯島だった。湯島はマホービンバンキの魔法を真心の魔法で跳ね返し、ゴーオンシルバーに変身した美羽と共にマホービンバンキを撃退する。

 しかし、マホービンバンキは魔法の力を奪われつつも巨大化。ゴーオンジャーはエンジンオーG9で立ち向かう。ヘルガイユ宮殿から様子をうかがっていたキタネイダスは、「作戦が甘い」という謎の声を聞く。すると、降り注ぐ謎の赤い光がエンジンオーG9の合体を解除させてしまった。不敵に笑う謎の声。走輔は代わりにキョウレツオーを合体させ、マホービンバンキを倒した。

 スピードルは激痛と共に意識が遠のいたと回想する。マホービンバンキでもケガレシアでもない、別の何者かによる攻撃であった。

 湯島は美羽に「僕も君と一緒に戦えないか」と言うが、解読した呪文を記録したノートパソコンを落としてしまい、データは消えてしまった...。

GP-41「育児ノススメ」

 トリプターは何かの卵を温めていた。トリプターの飛行訓練中に、突如ぶつかって来た卵。卵が孵らない内から、トリプターは弟分が出来たと興奮気味だ。大翔は資料を調査して卵の素性を知ろうとするが、どこにも情報がなかった。やがて、卵は孵り、中から高周波の鳴き声を発する生物が誕生。その生物は「ヒロト」と発した。そこに美羽が帰宅すると、大翔は慌てて逃げるように外出する。

 食糧の買い出し中、走輔と連はウガッツ達が川をさらっているところを目撃する。ケガレシアとキタネイダスに命じられ、何かを探しているのだ。

 どこか人目の付かない場所に生物を隠そうする大翔だが、その生物は高周波の鳴き声を発し始める。たまらず大翔は生物をあやして泣きやませようとした。泣き止んだ生物は、どうやら生まれて初めて目にした大翔を親だと認識しているらしい。大翔はあらゆる食べ物を与えてみるが、なかなか気に入った物がない。そこに走輔と連がやって来る。走輔が抱えていたネギに食いつく生物。生物は野菜が大好物なのだ。大翔は詳細が判明するまでギンジロー号で面倒を見ることにした。トリプターは生物を笑顔で可愛がる大翔を見て機嫌を悪くする。そこに突如ジャン・ボエールが登場した。ジャン・ボエールが調査したところによると、生物はストーミーワールドの住人で、名前はワメイクル。成長した暁には非常に危険な力を発揮すると言うが、その「危険な力」が何なのかはまだよく分からないという。

 連と走輔は、ウガッツ達が探していたのはワメイクルではないかと推測する。その推測通り、ワメイクルの卵はキタネイダスが呼び寄せたものだった。ケガレシアは大翔がワメイクルを確保しているのを知り、至急取り戻すようウガッツ達に指示した。ワメイクルの危険性を訴える走輔達の大声を振り切るように逃げ出すワメイクル。大翔は逃げだしたワメイクルを一人追う。ウガッツを蹴散らし、ワメイクルを助けようとする大翔だったが、メットオンするとワメイクルが大翔の顔を認識できなくなり、大翔は困惑。その隙にワメイクルはウガッツ達に連れ去られてしまった。

 大翔は何とかワメイクルを助ける手段を考えようとするが、妙案がない。そこにガイアーク襲来を告げるボンパーの報が。駆け付けた大翔達の前で、ウガッツ達はワメイクルを成長させ、凶暴化した。パワーを増した鳴き声で攻撃するワメイクルだったが、大翔はその鳴き声の中に潜む何かに気付く。大翔は美羽、連、早輝にある作戦を指示した。

 ところが、ガイアークの企図したワメイクルの真価はこれからであった。次元の裂け目から、ストーミーワールド由来の竜巻の群れが次々と飛来したのだ。竜巻は街を次々と破壊していく。

 大翔はキョウレツオーとガンバルオーで次元の裂け目を閉じるよう指示し、変身せず一人でウガッツ達をなぎ倒していく。キョウレツオーとガンバルオーが次元の裂け目をふさいでいる間、美羽、連、早輝は急ピッチで大翔発案の作業を継続している。ウガッツ達を全て倒し、ワメイクルに迫る大翔は懸命に説得を試みるが、ワメイクルは正気を取り戻さなかった。大翔は涙を飲んで変身し、ワメイクルに突進していく。しかし、大翔にはワメイクルを攻撃できない。そこに美羽達が駆け付けた。「ご注文の品」を受け取った大翔は、その銃口をワメイクルの口に突っ込んだ!

 大翔が発射したのはワメイクルの大好物である野菜ジュースだった。大翔の手にした「銃」は哺乳瓶だったのだ。さらに、腹を満たしたものの今にも鳴きそうなワメイクルに、大翔はヘン顔を見せる。驚愕する一同だったが、ワメイクルは正気に戻った。大翔は嬉しそうにワメイクルを抱擁する。一方、キョウレツオーとガンバルオーは何とか次元の裂け目を塞ぐことが出来た。

 残念ながらヒューマンワールドはワメイクルにとって生きられない世界だ。大翔とワメイクルは互いに精一杯の「笑顔」を見せて別れた。涙を堪える大翔の姿は、さながら我が子の旅立ちを見送る「おとん」のようだった。遂にゴーオンジャーにおかんとおとんが揃ったのだ!?

GP-40「将軍フッカツ」

 石化した炎神大将軍が街に落下した。それを眺めていた青年の前に、雷々剱と獄々丸が出現し「約束通り働いてもらう」と告げる。

 走輔はかつてサムライワールドで共に闘った烈鷹達に思いを馳せるが、現実には烈鷹達はもう存在しない。一方、晴之助と昭之助は烈鷹と面識があり、2人が託され守っていた剣は烈鷹の魂が込められたものだという。その剣によってのみ炎神大将軍を動かすことが出来るのだ。

 走輔達の前に雷々剱と獄々丸が登場し、剣を手に入れるべく襲いかかる。走輔達も直ちに戦闘態勢に入った。その間に安全な場所へと逃げる晴之助と昭之助の前に、烈鷹によく似た青年が現れる。晴之助は「剣をお返しします」と青年に手渡した。雷々剱と獄々丸は、その青年こそがヒューマンワールドにおける烈鷹の姿と魂を持った者だと言う。だが烈鷹の再来を期待する走輔の想いをよそに、青年は剣を手にすると、炎神大将軍を世界を滅ぼす破壊の権化として蘇らせてしまった。炎神大将軍は周囲を手当たり次第破壊し始める。ゴーオンジャーはエンジンオー、ガンバルオー、セイクウオーで炎神大将軍を止めようとするが、走輔は烈鷹への想いが強く、攻撃に集中できない。ガンバルオーとセイクウオーの攻撃も通用せず、2体はエンジンオーを残して炎神キャストに戻ってしまった。エンジンオーと炎神大将軍の一騎討ちとなるも、炎神大将軍のパワーの前にエンジンオーも合体を解かれ、炎神大将軍はさらなる破壊をもたらし始める。炎神達のダメージは大きく、チャージには丸1日が必要だという...。

 ケガレシアとキタネイダスは悪としての炎神大将軍復活を喜び、さらなる協力を雷々剱と獄々丸に求めるが、雷々剱と獄々丸はヒューマンワールド支配を目論んでおり、邪魔なケガレシアとキタネイダスを幽閉してしまった。

 走輔は青年が烈鷹と同一の存在ならば、彼にしか止められないとし、青年に接触する。烈鷹似の青年の「誰も自分を必要としない」という言い分、走輔の「甘ったれんな」という言い分、互いの主張の違いから2人は殴り合いを始める。「俺達だけが特別なんじゃない。お前だって、本当はヒーローになれるんだ!」と走輔は言うが、烈鷹似の青年は聞く耳を持たない。走輔はキョウレツオーで一人立ち向かう決意を固める。烈鷹の心が炎神大将軍の中に滅びることなくあると信じているのだ。

 しかし、雷々剱と獄々丸はしつこく襲いかかってくる。怒った走輔は連、早輝と共に突進していくが、雷々剱と獄々丸のパワーの前に苦戦。そこに範人や大翔達が合流し、7人勢揃いしたゴーオンジャーは反撃のチャンスをうかがう。

 一方、落胆する晴之助と昭之助の前に再び烈鷹似の青年が現れる。青年はサムライワールドにこそ、自分の居場所があるのではないかと考えていた。しかし、晴之助はヒューマンワールドと同じく、サムライワールドでも辛く苦しいことはあると言う。サムライワールドもヒューマンワールドと何ら変わることはないのだ。実は青年にもそんなことぐらい分かっていた。そして、この世界で戦うことが必要であると理解していたのだ。

 ゴーオンジャーは、必殺技を矢継ぎ早に繰り出し、雷々剱と獄々丸を遂に退ける。だが、雷々剱と獄々丸は炎神大将軍に反撃を命じた。その時、烈鷹似の青年が現れ、雄叫びと共に烈鷹の魂を発現。炎神大将軍を炎神キャストに分離させた。雷々剱と獄々丸は切り札として、ガイアークから奪ったビックリウムで巨大化する。

 走輔、連、早輝の3人は、スピードル、バスオン、ベアールVのソウルを烈鷹、獅子之進、月之輪の炎神キャストにセット。奇跡の炎神合体を果たし、炎神大将軍を完成させた。炎神大将軍は圧倒的なパワーで雷々剱と獄々丸を粉砕する。

 戦いが終わり、晴之助と昭之助は烈鷹達の炎神キャストを手に、キシャモス達に乗ってサムライワールドへと帰って行った。烈鷹似の青年も本来の自分を取り戻し、背筋を伸ばして街を歩いている。

GP-39「郷愁ノコドモ」

 ヤタイバンキの作りだすお祭り空間に惹かれた子供達は、次々とその虜になっていく。幻想的な空間に立ち並ぶ出店にすっかり夢中になった子供達は、突如ヤタイバンキの綿菓子袋に捕らわれてしまった。ゴーオンジャーは子供達が次々と消えていく、この奇怪な事件の捜査を開始する。

 ヤタイバンキの展開する作戦は、キタネイダスの考案したものであった。キタネイダスによると、子供達を沢山集めてお祭り好きに変えてしまい、大人になっても毎日お祭りのことしか考えられなくする作戦だという。その間、世界は汚れ放題となるのだ。名付けて「毎日がお祭りワッショイ作戦」。ガイアークもお祭り騒ぎだ。

 ゴーオンジャーはいくつかの手掛かりを元にガイアークの仕業だと推理する。そんな中、走輔達とは別に捜査していた範人と軍平は、ふと祭囃子を聞く。2人はヤタイバンキの空間へと入りこみ、その楽しそうな雰囲気に呑まれていく。

 一方、江戸時代の扮装をした兄弟・晴之助と昭之助は、街をさまよっていた。弟の昭之助は刀を背負っており、兄弟でそれを守り抜くのだという。その晴之助と昭之助も、祭囃子に惹かれてヤタイバンキの空間へと入って行った。

 範人と軍平は空間内で晴之助と昭之助に出会う。範人は、晴之助が射的で手に入れた汽車の模型を見て、行きたい所へ連れて行ってくれる乗り物だと2人に教える。その時、バルカが異変に気付いた。バルカによると、外部との通信も遮断されているらしい。だが、身構える間もなくヤタイバンキが正体を現し、範人と軍平を急襲。危機に瀕する2人だが、突如異空間が破れた。走輔達がキシャモスの能力で異空間を突破したのだ。

 範人と軍平は走輔達に状況を説明する。が、ヤタイバンキが逆襲に出た。ゴーオンジャーは総出で迎撃を開始する。その戦いの中、晴之助と昭之助はキシャモスを見て、範人の「行きたい所に連れて行ってくれる」汽車のことを思い出した。昭之助は晴之助と共にキシャモスに乗り込み、コクピットのレバーを乱雑に動かし始める。昭之助は「ふるさと」に帰りたいのだ。範人と軍平は慌ててキシャモスに飛びつく。キシャモスは、2人の兄弟の故郷であるサムライワールドへと行くつもりらしい。だが、次元の壁を破るにはパワーが足りず、結局範人や昭之助達は強制下車させられ、キシャモスは炎神キャストに戻ってしまった。晴之助はキシャモスソウルを懐にしまう。同じ頃、走輔達もヤタイバンキの猛攻にひるみ、退却を許してしまっていた。

 ヤタイバンキの活躍に湧くヘルガイユ宮殿に、晴之助と昭之助を狙う雷々剱と獄々丸がやってきた。雷々剱と獄々丸は、探し物を手伝ってくれれば作戦に協力すると申し出る。キタネイダスは申し出に渋い態度をとるが、獄々丸は子供が大人になるまで何年かかるんだと指摘。キタネイダスはその鋭い指摘を受け、直ちに「のんびりした作戦」を撤回、雷々剱と獄々丸への協力を決めた。雷々剱と獄々丸によれば、晴之助と昭之助を探し出し、持っている剣を手に入れれば無敵の力が手に入るという。キタネイダスとケガレシアは自ら晴之助と昭之助を探し始めた。

 晴之助と昭之助は、悪者から大切な剣を守る為にヒューマンワールドへと逃げてきたという。範人は2人の労をねぎらい、昭之助にたくさんのお菓子を手渡した。軍平は昭之助の背負う剣に見覚えがあり、剣を詳細に確かめようとするが、逆にその行動によって晴之助に疑念を抱かせることになってしまう。晴之助と昭之助は範人と軍平の元から逃げ出してしまい、ヤタイバンキも出現。晴之助と昭之助、そして範人と軍平は完全に分断されてしまった。晴之助と昭之助の前にはケガレシアとキタネイダスが現れ、言葉巧みに誘惑して剣を奪う機会を窺う。だが、範人にもらったお菓子が落ち、それを踏みつけるケガレシアを見た晴之助と昭之助は、ガイアークの真意を見抜き、彼らの元から逃亡する。

 範人と軍平に走輔達が合流し、勢ぞろいしたゴーオンジャーだが、ヤタイバンキには苦戦を強いられる。そこに晴之助と昭之助が現れ、持っていたキシャモスソウルをゴーオンジャーに返した。カンカンバーによって逆転を果たすゴーオンジャー。ヤタイバンキに捕らわれていた子供達も無事戻った。巨大化したヤタイバンキは、お祭り空間でエンジンオーとガンバルオー、そしてセイクウオーを翻弄するが、お祭りの遊びに長けた範人と軍平がガンバルオーで2体を救出。3大ロボのコンビネーション攻撃により、一気にヤタイバンキを撃滅した。

 戦いが終わり、剣のことを晴之助と昭之助に尋ねる連。晴之助は「烈鷹殿が...」と答える。烈鷹の名に驚く一同。その時、地響きとともに巨大な石塊が街に落下した。それは、石と化した炎神大将軍であった...。

GP-38「乙女ノホンキ」

 早輝が一人で何とかジャムの蓋を開けようと、悪戦苦闘している中、シャワーバンキ出現の報が入る。すぐに迎撃に出動するゴーオンジャー達。やって来たゴーオンジャーに、シャワーバンキは強力な酸性雨を浴びせかけるが、まるで効果がない。ゴーオンジャーはゴーオンキャノンボールで一気に勝負を付け、シャワーバンキを撃退した。

 飛ばされただけで大したダメージのなかったシャワーバンキは、ヘルガイユ宮殿に戻って来た。効果のなかった酸性雨についてケガレシアに報告するシャワーバンキ。キタネイダスに調合の誤りを指摘されたケガレシアは、試しに調合した酸性雨をキタネイダスに浴びせてみる。が、やはりキタネイダスが溶けるようなことはなかった。ケガレシアは再度調合しての再チャレンジを誓う。

 その頃、びしょ濡れになってしまったゴーオンジャーは、各々体を拭いたり炎神ソウルを乾かしたりしていた。そんな中男性陣は、何となく熱っぽいとか関節が痛いと言い出したかと思うと、突如早輝の目の前でその動きを止めてしまう。初めはふざけていると思った早輝だったが、やがて大変なことが実際に起こっているのだと気づく。そこに美羽が現れる。美羽は動かなくなった大翔を抱えていた。慌てて炎神達もチェックする早輝と美羽。だが、男の炎神達も固まってしまっていた。シャワーバンキの酸性雨に、男だけを固まらせる成分が入っていたのではと分析するボンパー。しかも、このままでは命の危険すら考え得るという。焦ってパニックに陥る早輝と美羽。そこにまたもシャワーバンキ出現の報が。すっかり自信を喪失している早輝と美羽だが、ベアールVに鼓舞され何とか出動する。

 シャワーバンキは、ケガレシアが再調合したスーパーウルトラゴージャス酸性雨で破壊活動を開始していた。そこに変身した早輝と美羽が現れる。しかし、動揺している為か精彩を欠き、シャワーバンキに一切歯が立たない。シャワーバンキは男性陣の不在を訝しがっていたが、やがて早輝と美羽が口を滑らせたことにより、男性陣が動けなくなっていることを知った。

 退却したシャワーバンキは、事態をケガレシアに報告する。先程「酸性雨」を浴びせられたキタネイダスも固まっており、状況を把握したケガレシアは、好機とみてゴーオンジャーの男性陣殲滅作戦に切り替える。

 一方、早輝と美羽は完全にパニックに陥っていた。蛮ドーマ接近の報にも焦りばかりが募る。ベアールVは怒って「皆を守れるんは、あんたら二人だけなんやで!」と怒鳴った。何とか出撃した早輝は、ベアールVと共に蛮ドーマの編隊に孤軍奮闘する。蛮ドーマ軍を撃退した早輝は、何とかやれる気がしてきたと言い、少し自信を取り戻した。

 未だ消沈して突っ伏している美羽をよそに、早輝はまず、ギンジロー号を迷彩柄のシートで覆う。ところが、シャワーバンキはすぐにギンジロー号を見つけ出してしまった。意気揚々と近づいてくるシャワーバンキであったが、突如地中に没してしまう。早輝は落とし穴を準備していたのだ。その隙にギンジロー号を運転して逃げだす早輝。一応敵をまくことは出来たが、やがて再び追ってくることは明白だ。どこまでも悲観的な美羽に対し、早輝は何かしらの方法を探ろうとする。早輝の懸命さに打たれた美羽は、早輝、ベアールVと共に「キラキラスマイルのタフガール」として、闘うことを決意した。

 ギンジロー号の逃避行が始まった。後ろからは蛮ドーマ。シャワーバンキはギンジロー号に先回りし、橋を溶かす。失われた橋の手前ギリギリで停止するギンジロー号だったが、すぐにウガッツ達を率いたシャワーバンキがやって来た。早輝と美羽は変身せずにウガッツ達の進撃を阻止しようとするが、すぐに突破されてしまい、ギンジロー号内への侵入を許してしまう。だが、それは罠だった。固まった走輔達はマネキン人形にすり替えられており、中で待機していたベアールVのゴローダーGTが、ウガッツ達を撃退してしまった。しかも、何とすり替えられたマネキン人形の代わりに、女装を施された走輔達が店頭に飾られていたのだ!

 早輝と美羽は変身し、ベアールVのゴローダーGTと共に「ゴーオンプリンセス」としてシャワーバンキに立ち向かう。見事なコンビネーションでたちまちシャワーバンキを追い詰める三人。シャワーバンキは爆発した。ゴーオンプリンセスの勝利だ。

 しかし、シャワーバンキは巨大化を果たす。ベアールVはゴローダーGTでエネルギーを使い果たしてしまった為、迎撃できない。そこに、復活した男性陣が総登場! ガンバルオーとセイクウオーを完成させてシャワーバンキを追い詰める。スピードル、バスオン、そして古代炎神達も総攻撃だ。早輝と美羽、そしてベアールVの頑張りに応えるべく、ガンバルオージェットラス、セイクウオーガンパードを完成させ、一気呵成に突き進むゴーオンジャー。それぞれの必殺技が炸裂し、シャワーバンキは撃破された。

 戦いが終わり、変身を解いた男性陣はすり替えられたマネキン人形の衣装のままだった。すり替え作戦はかつての範人の女装にヒントを得たものだったという早輝。頑張ったご褒美を所望する早輝と美羽は、男性陣のマッサージや手料理に大満足であった。

GP-37「炎神バンキ!?」

 走輔復活とヨゴシュタイン打倒を祝い、ゴーオンジャー達はパーティに興じていた。そんな中、連は何かの製作に勤しみ、大翔は浮かれ気味の皆に一人危機感を覚える。大臣を一人倒されたことで、ガイアークがどんな手を打って出るか危惧しているのだ。その陰で、彼らの目を盗むように、古代炎神達は走輔のラジコンを操ってギンジロー号を抜け出してしまった。

 ガイアークではケガレシア主催によるヨゴシュタインの追悼式が開かれていた。だが、キタネイダスは「いくら悲しんでもヨゴシュタインは戻って来ないゾヨ」と言い、強力な蛮機獣・エンジンバンキを作り出す。その力でヒューマンワールドを蹂躙することにより、ヨゴシュタインへのはなむけとするつもりだ。

 連は完成した新武器をテストすべく、古代炎神のソウルを使おうとするが、どこにも見当たらない。走輔達は古代炎神を必死に探しまわるが、まるで見当はつかず。一方、パーティを終えて大翔と美羽が帰路につく途中、2人は走輔のラジコンが子供に追いかけられているのを発見する。大翔は古代炎神のソウルだけ持ち帰り、ラジコンは子供達にあげてしまった。連は子供達がラジコンを抱えて走り去る場に出くわすが...。

 大翔は何故逃げ出したのかと古代炎神達に尋ねるが、口を閉ざし、なおも逃げようとする。そこに現れたのは連。古代炎神達のソウルを捕まえ、バスオンやジャン・ボエールと共に、もう一度逃げ出した理由を聞き出し始める。古代炎神達の弁によると、ホロンデルタールに操られて暴れてしまい、相棒である走輔を危険な目に遭わせたことで、自信を喪失してしまったらしい。連は誰も気にしていないと優しく語りかける。その時、大翔と美羽はガイアークの気配を感じた。街に巨大なエンジンバンキが現れたのだ。

 走輔、早輝、範人、軍平の4人はすぐに変身しスピードル達に乗り込む。連絡を受けた連は、新武器であるカンカンバーを大翔と美羽に披露した。カンカンバーは古代炎神達の強力なパワーを攻撃力に生かす武器であり、使うには古代炎神達のソウルが必要不可欠なのだが、古代炎神達は完全に尻ごみしている。大翔は連に「お前の気持ちは俺が引き継ぐ」と言って送り出し、古代炎神達の説得にあたることにした。美羽も連と共に走輔に合流した。エンジンオージェットラスとガンバルオーのタッグ、そしてゴローダーGTを繰り出して立ち向かうが、ダーティなガイアークエンジンを積んでいるエンジンバンキのパワーは桁違いであり、戦況は芳しくなく、遂には合体を解かれてしまった。スピードルと走輔はそれでもエンジンバンキに向かっていく。だが、今度はスピードルが巨大化のリミットを迎えてしまう。しかしなおも走輔は一人、エンジンバンキに飛びかかっていった。走輔はキタネイダスとケガレシアの乗るコクピットを急襲する。

 大翔は静かに、だが熱く古代炎神達を説得していた。走輔達が自分の命を顧みずに戦い、それを見たスピードル達が彼らを相棒に選んだことを語る。そして戦いの様子を見せ、「大切なものを守る為なら、命を投げ出す覚悟で戦っている。俺だって同じだ」と告げた。恐竜たちを守る為に命をかけた古代炎神達と、志は同じだという大翔の言葉に、古代炎神達は戦意を取り戻す。

 その頃、走輔達は絶体絶命の危機を迎えていた。が、諦めずに立ち向かおうとしたその時、古代炎神達がエンジンバンキに体当たり。大翔と共に駆け付けたのだ。大翔はカンカンバーにティラインとケラインの炎神ソウルをセットし、エンジンバンキにクロッシングストッパーを炸裂させた。キタネイダスとケガレシアを退却させたエンジンバンキは、巨大化を解かれてもなおゴーオンジャー打倒に燃える。走輔は大翔にカンカンバーを手渡されると、キシャモスソウルをセットしたマンタンガンと連結させ、カンカンマンタンガンを完成させた。走輔の放つカンカンカンエキスプレスの前に、さしものエンジンバンキも敗れ去った。

 古代炎神達の帰還を喜ぶ一同に、トリプターは「アニキの熱い説得のお陰だね」と言う。大翔の「熱い説得」の内容に興味津々の一同であった。

GP-36「走輔...トワニ」

 走輔が、死んだ...!?

 絶望し消沈する一同。憎きはヨゴシュタインだ。そのヨゴシュタインはホロンデルタールのパワーを得て街で破壊の限りを尽くしていた。連達は怒りに任せ、ヨゴシュタインを迎え撃つ。しかし、やはり個々人の怒りに任せた攻撃はバラバラで精彩を欠き、ヨゴシュタインに攻撃を当てることすら叶わない。ケガレシアとキタネイダスが加勢に入るが、ヨゴシュタインは拒否しあくまで単独でゴーオンジャー達を殲滅せんとする。その自信の程は、連達からチェンジソウルを奪ってしまうという戦果にて示された。

 変身能力を失い、完全に戦意を喪失したゴーオンジャーとゴーオンウイングス。その間にも、ヨゴシュタインは「害地目最終作戦」として、ゼンマイネジ乱射によるヒューマンワールドのブロンズ化に勤しんでいた。炎神達の間では、人間をパートナーにしたことを疑問視する声も上がり始める。だが、スピードルは断固として走輔が相棒で良かったと言う。走輔をこの世で最高の相棒だったと評するスピードルの言葉に、連達は走輔の姿を思い出した。そして、自分たちがバラバラで気持ちばかり焦った最低の戦いを展開してしまったことを反省する。ここに「正義の味方」は蘇った。変身できなくても、ゴーオンジャーなのだ!

 猛威を振るうヨゴシュタインの前に、生身のゴーオンジャーとゴーオンウイングスが立ちはだかる。やはり戦いは圧倒的に不利であった。しかし、ヨゴシュタインの力を前にしても、正義の味方は挫けない。その叫びは、死の世界へと歩きつつある走輔にも届き、その歩みを止めさせた。連達の戦いはこれまでにない苦闘となるが、範人、軍平、大翔の息を合わせたチェーン攻撃により、ヨゴシュタインの槍を奪うことに成功。その槍を、連、早輝、美羽が渾身の力を込めてヨゴシュタインの胸に突き刺した。一瞬動きを止めたヨゴシュタインだったが、すぐに怒りを爆発させて巨大化を果たす。

 ホロンデルタールを超えると宣言したヨゴシュタインは、周囲一帯をことごとくブロンズ化し始めた。連は危険を承知の上で、スーツなしのまま炎神に搭乗して戦うことを決意。炎神達は一斉に攻撃を開始するが、スーツのない連達に直接衝撃が伝わり非常に苦しい戦いを強いられる。しかし、6人の意志は一つであった。

「走輔がいなくても、走輔と同じ戦いを、俺たちは、私たちは、戦い続ける!」

 その叫びを聞いたか聞かずか、走輔は死の世界への入口の直前で踏みとどまった。しかし、死への扉は容赦なく走輔を飲み込もうする。

 一方、攻撃の手を休めない連達は気付いた。ヨゴシュタインの胸に付けた傷から、チェンジソウルが覗いていることに。スピードルがヨゴシュタインに食らい付いた隙に、ヨゴシュタインの内部に突入する連達。それに同調するように、走輔も熱い叫びをあげて死の淵から脱しようとしていた。

 チェンジソウルを取り戻したゴーオンジャー6人は変身を果たす。そして、エンジンオーG12を完成させた。エンジンオーG12はすぐさまG12グランプリを繰り出し、ヨゴシュタインに炸裂させる。ヨゴシュタインは多大なダメージを被り、等身大に戻った。感激と走輔への哀悼が入り混じった、複雑な余韻に浸るゴーオンジャーであったが、ボンパーの緊急連絡は「走輔が消えちゃったよ~!」という驚くべきものであった。

 密かに次の勝利を誓うヨゴシュタインの前に現れたのは、蘇った走輔! 「いや、お前にもう次はねぇ!」と宣言する走輔は変身し、ヨゴシュタインに向かっていく。ヨゴシュタインのあらゆる攻撃をものともせず、走輔はロードサーベルの一撃を加えた。次の瞬間、メットは脱げ、走輔は地に膝をつく。だが、ヨゴシュタインは爆発四散。勝負の軍配は、走輔に上がった!

 走輔に駆け寄る連達。走輔も皆への感謝の言葉を口にした。

GP-35「炎神ノキズナ」

 連は、ホロンデルタールの攻撃によってダメージを被った炎神キャストの修理に勤しんでいる。他の面々は、キシャモス達古代炎神にホロンデルタールが何者であるかを尋ねていた。キシャモス達が語るには、ホロンデルタールは古代の蛮機族で、古代炎神達はそれを追って6500万年前にダイナワールドに来たという。そして、激戦の末自らを化石化することでホロンデルタールをも封印したというのだ。炎神達はその行動に感動し、勇敢な先祖を湛え合う。

 一方、ホロンデルタールを迎えたヨゴシュタインは、「三大臣は身命を賭す覚悟ナリ」とケガレシアとキタネイダスの同意なしに進言。それを聞いてか聞かずか、早速ホロンデルタールは動き始めた。ヨゴシュタインも即座に動き始める。

 街へと侵攻したホロンデルタールは、手当たり次第建造物を破壊し始めた。そして発せられた怪光線により、車や信号機がメチャクチャに狂い始め、そこかしこで交通事故が相次いだ。その怪光線は、かつて恐竜たちを同士討ちさせて滅ぼしたと言われる、「ホロンデン波」であった。ヨゴシュタインはそのホロンデン波を増幅すべく、ネジ巻き状の装置を製作していた。

 街が惨状にあっても、炎神達は動ける状態にない。そこで、キシャモス達が名乗りを上げた。かつてホロンデルタールを化石化して封印したが、今は頼もしい相棒がいる。キシャモス達古代炎神は勝利を確信しているのだ。ホロンデルタール迎撃に出た古代炎神達はすぐさまキョウレツーに合体。走輔は勢いに乗り、ホロンデルタールに猛攻を加える。そこにヨゴシュタインが蛮ドーマに乗って現れた。ヨゴシュタインはネジ巻き状の装置を射出し、ホロンデルタールに撃ち込む。すると、ホロンデルタールの両肩のネジ巻き状パーツがバージョンアップ。全身より凄まじいホロンデン波を発した。さらに、ホロンデルタールは全身からゼンマイを射出してキシャモスのコクピットから走輔を追い出し、キョウレツオーを暴走させた。ヨゴシュタインの技術により強化されたホロンデン波は、キョウレツオーをもその支配下においたのだ。

 キョウレツオーを止めようとする走輔の前に現れたのは、古代と現代の蛮機族の力の結晶を豪語し、勝利を確信するヨゴシュタインであった。両者の対決が開始される。一方、この危機に際し、メンテナンスを逸早く終えたガンバルオーが飛び出した。キョウレオーを必死に止めようとするガンバルオーだが、戦況は芳しくない。セイクウオーも合流したが、パワーアップしたホロンデルタールの前に敗色濃い状態に陥ってしまう。

 そんな中、キョウレツオーは一瞬我に帰った。操られていながらも、抵抗していたのである。だが、更なるホロンデン波の本流に晒されたキョウレツオーは、再び街の破壊を始めた。

 走輔とヨゴシュタインの対決も一進一退の状態にあった。キョウレツオーに気を取られて隙を見せた走輔は、ヨゴシュタインによりネジ巻き状の装置を左胸に撃ち込まれる。だが、走輔は気合と共にヨゴシュタインに猛攻を加え、ヨゴシュタインから一時的に動きを奪った。その隙にスピードルを巨大化させた走輔は、続いてエンジンオーを完成させる。エンジンオーはキョウレツオーを引き受け、ガンバルオーとセイクウオーはホロンデルタール攻撃に回った。スピードルは古代炎神達に必死に語りかける。「恐竜達の怒りと悲しみを思い出せ」というスピードルを始めとし、炎神達の熱い呼びかけが次々と発せられる。そして、熱いソウルのこもったエンジンオーの強力パンチをくらったキョウレツオーは、我に返り、キシャモス、ティライン、ケラインに分離した。

 歓喜する炎神達は、キシャモスの「すごい考え」を聞く。それは、12対の炎神が合体するという案だった。ボンパーは未調整を懸念したが、「実践あるのみ」の勢いに乗り、炎神達はG12フォーメーションを果たす。全ての悪を制する究極の王、エンジンオーG12の降臨だ。だがキャリゲーターは、G12の戦闘負荷が想像以上に大きく、ほんの数分しか活動できないと告げる。一気に勝負を付けるべく、矢継ぎ早に攻撃を繰り出すエンジンオーG12。途中、走輔は左胸を抑えて苦しむが、気にせず繰り出したゴローダーGTでホロンデルタールの戦意を殺ぐ。好機と見たゴーオンジャーはG12グランプリでホロンデルタールを撃破した。

 ヨゴシュタインの足元に、例のネジ巻き状の装置が落ちてくる。それを拾ったヨゴシュタインは自らの左肩に装着し、その左腕がホロンデルタールのものへと変化。ホロンデルタールとヨゴシュタインの力は一つとなり、ヨゴシュタインは更なるヒューマンワールド撃滅作戦の敢行を宣言するのだった。

 G12 の勝利を喜びつつ家路につく一同。しかし、走輔は途中で歩みを止めてしまった。刹那、一同の目前で倒れこむ走輔。ヨゴシュタインの撃ち込んだネジ巻き状の装置は走輔の心臓に達し、ゼンマイで心臓の動きを止めようとしていたのだ。走輔の身体はみるみる変色していく。こだまする美羽の悲鳴。走輔は一体どうなってしまうのか!?

GP-34「悪魔ナオンナ」

 東京に「悪魔」が来てしまったという早輝。一体「悪魔」とは何か?

 ホロンデルタールと信じていた存在が古代炎神だったことで、失意のヨゴシュタイン。しかし、彼はまだ諦めておらず、ホロンデルタール捜索に出かけるのだった。そんなヨゴシュタインをよそに、キタネイダスは着実にヒューマンワールド汚染を進める為、ヒーターバンキを差し向ける。「秋になっても真夏日作戦」で温暖化を加速させるつもりなのだ。

 軍平は買出しの帰りにタクシーに乗ろうとした際、一人の女に割り込まれる。怒った軍平は怒鳴り付けるが、女は「暑苦しか~」と意に介さない。確かに周囲は妙に暑苦しかった。周囲を見回した軍平はヒーターバンキを発見、すぐにゴーオンブラックに変身して立ち向かう。そこに走輔、連、範人も合流するが、ヒーターバンキの超高熱の前に手が出ない。さらに大翔と美羽が合流するも、やはりヒーターバンキの強力な熱風の前に精彩を欠いてしまう。しかし、戦うのが目的ではないヒーターバンキはさっさとその場から去ってしまった。

 そこへ現れたのは、軍平がタクシーに乗ろうとして割り込まれた、例の女だった。ゴーオンジャーに会えて感激だという彼女。走輔、連、範人、そして大翔はその魅力にメロメロになってしまう。女は「早苗」と名乗った。早苗に「ソウちん」「レンきゅん」「ハンティー」と呼ばれ、骨抜きにされた走輔、連、範人は、早苗と共にどこかへ行ってしまう。腹を立てた美羽は大翔の耳を引っ張って去って行った。

 何と、走輔達は早苗をギンジロー号に連れて来ていた。驚愕する早輝。何と、早苗は早輝の姉だったのだ。早輝は憤慨しつつ早苗をギンジロー号の中に引っ張り込み、何しに来たのかと問う。しかし早苗は幼い頃に早輝がおねしょをしたという証拠写真を手に、早輝の追求から逃れた。代わりに軍平が入って来たが、早輝は軍平も早苗目当てではないかと勘繰る。ところが、軍平は早苗が苦手なタイプだという。早輝は軍平を見込んで悪魔のような姉を追い返してくれと言い出す。軍平はそれを聞き入れ、早苗をカフェに連れていく。早輝は変装して後を付けた。

 早苗のあらゆる甘え作戦をものともせず、軍平は「お前の本当の言葉を聞きたい」と説教を続ける。早苗はそれを聞いて早輝に謝りたいと言い出した。早輝の「証拠写真」を破り、「いいお姉ちゃんになるよう頑張る」という早苗を、早輝は許した。早苗は、軍平が初めて自分を叱ってくれた男性だとし、軍平の前では素直になれるという。軍平はそれを聞いて悪い気がしない。早輝は早苗と軍平がお似合いなのではないかと考え始め、二人に付き合ってみてはと提案した。

 一方、ヒーターバンキは走輔達から逃げつつ、焼き鳥屋で焼き鳥を焼いたり、美容院で大翔の髪を焦がしたりと、地道な作戦を継続していた。だが、あまり人間の生活には変化がなく、キタネイダスとケガレシアはガスタンクを爆発させるという過激な作戦を思い付く。軍平はギンジロー号の鍵を早苗に託してボンパーと避難するよう依頼し、早輝と共に、先にヒーターバンキを迎撃する走輔達に合流した。

 軍平の指示でゴーオンジャーはスーパーハイウェイバスターを繰り出すが、ヒーターバンキに弾かれてしまう。そこに大翔と美羽が現れ、ロケットブースターによる冷凍攻撃を繰り出し、ヒーターバンキの動きを封じた。だが、ヒーターバンキはすぐさま「でっかくなっちゃった」と巨大化を果たす。

 ボンパーは炎神キャストを転送するが、背後にはロープを手にしつつ軍平を応援する早苗が...。

 ゴーオンジャーはエンジンオーG9でヒーターバンキを迎撃する。しかし、熱風攻撃の前に手も足も出ない。しかも、エンジンオーG9が避けてしまえば、ガスタンクに引火してしまう。絶体絶命のその時、キシャモス達の咆哮が響く。古代炎神達の登場だ。キシャモスは冷気を噴出して周囲を急速に寒冷化させた。熱風攻撃を封じられ、打つ手のなくなったヒーターバンキを、キョウレツオーが下す。

 ところが、勝利を喜ぶのも束の間、地響きとともにヨゴシュタインの手によって復活と相成った「ホロンデルタール」が復活。エンジンオーG9に襲いかかり、周囲を手当たり次第破壊し始めた。古代炎神達はその姿に驚きを隠せない。ヨゴシュタインはガイアークの勝利を確信した。非常事態は続く。ボンパーの報告によると、何と早苗がギンジロー号を奪って逃げたというのだ。早苗はギンジロー号を売り飛ばし、大金を手にしていた。改心などしていなかったのだ。

 何とかギンジロー号を買い戻そうと懸命な走輔達。軍平は早苗の呪縛から抜け出せていない...。全ては早苗の作戦通り。早輝は改めて姉の恐ろしさを思い知るのだった。

GP-33「原始エンジン」

 スピードルは謎の炎神達に衝突された衝撃により、重傷を負ってしまった。炎神ソウルをセットしても、耐えがたい痛みが走り、元の姿に戻ることすらできないのだ。連によってある程度の処置は施されたものの、後はスピードルが自分の力で回復するのを待つしかない。走輔は謎の炎神たちへの怒りに燃えるあまり機嫌を悪くした。範人はキャリゲーターに謎の炎神達のことを尋ねる。キャリゲーターは、炎神族の先祖にあたる古代炎神族であることまでは知っているが、他のことは分からないという。走輔は当て逃げしたヤツを許せないと言って飛び出して行ってしまう。

 一方、あくまで謎の炎神達をホロンデルタールだと言い張るヨゴシュタインは、ケガレシアとキタネイダスに突っ込まれて慌てていた。ドリルバンキまで攻撃されたのは何故かというケガレシアの問いに、ドリルバンキがボーっとしていたからだと主張するヨゴシュタイン。そんなヨゴシュタインにドリルバンキは不満気だが、ホロンデルタールを探し出して連れてくるよう命ぜられ、渋々出動していく。

 イライラモードの走輔とドリルバンキは、それぞれ謎の炎神達を捜索していたが、なかなか見つからず、両者は出くわす羽目に。すぐに戦闘が開始される。走輔は機嫌の悪さによる勢いも手伝って、ドリルバンキと拮抗するが、そこに例の古代炎神達が登場。まずドリルバンキが飛びかかっていくが跳ね飛ばされ、続いて走輔がしがみつく。ボンパーがその反応をキャッチしたことで、連や大翔達も現場にやって来たが、既に走輔達の姿はなかった。エンジンオーG9とドリルバンキの戦闘中及び走輔とドリルバンキの戦闘中に、古代炎神達が現れたことを勘案し、大翔は古代炎神達を誘き出す作戦を立案する。それは、わざとケンカすることで古代炎神達を誘き出すというものだった。

 途中で古代炎神達から落ちてしまった走輔は、スピードルに気配を辿らせようとする。しかし、スピードルは古代炎神達がただの乱暴者だとは思えないと言い出した。ガイアークと戦う意思があるのではと主張するスピードルに、走輔は原始的で野蛮なやつらだと反論。スピードルは人間と彼らの間に入るから、話し合おうと提案する。

 その頃、ヘルガイユ宮殿にすごすごと戻って来たドリルバンキは、ヨゴシュタインにこっぴどく叱られ、また渋々出かけて行った。

 さらにその頃、ガンバルオーVSセイクウオーのケンカ芝居が開始されていた。だが、芝居故に迫力に欠けていた為、軍平が大翔を煽ったところ、両者とも段々本気になり、軍平と大翔によるガンバルオーVSセイクウオーの大ゲンカに発展する。巨大化のタイムリミットが迫る中、現れたのは不貞腐れたドリルバンキであった。ドリルバンキは腹いせに巨大化し、ガンバルオーとセイクウオーに襲いかかる。

 走輔は、遂に操車場にて古代炎神達を発見。スピードルは自分に任せろと言う。走輔はスピードルの希望通り、炎神キャストにソウルをセットしたが、まだスピードルの身体は回復しておらず、苦しみ出す。だが、スピードルは懸命に「ご先祖様」への仁義を尽くした。話ができるようにはなったが、古代炎神達は人語を喋らないので、スピードルが通訳を買って出る。ところが、古代炎神達が言うには、人間とかいう奴は気に入らないとのこと。一層腹を立てる走輔の元にボンパーの連絡が入る。ガンバルオーとセイクウオーの巨大化は解除され、ドリルバンキによってゴーオンジャーに危機が訪れているのだ。走輔はスピードルを置いて仲間の元へ急いだ。残されたスピードルはなおも懸命に訴えかける。人間が炎神に力を与えてくれる大切な相棒であることを。そして、熱い存在であることを。

 仲間の元に合流した走輔は、巨大なドリルバンキに一人で立ち向かい、何度倒れても立ち上がって攻撃を仕掛けていった。「俺にはな、お前なんかよりでっかい勇気があるんだぜ!」と奮起した走輔は、踏みつけるドリルバンキを持ち上げたり、頭の上から斬り付けたりと、凄まじいパワーを発揮する。その熱いソウルを感知した古代炎神達は、突如咆哮を上げ始めた。スピードルの必死の説得と、走輔の闘いぶりに、遂に動き出したのだ!

 古代炎神達は迷うことなくドリルバンキに襲いかかった。スピードルは、古代炎神達が走輔に搭乗するよう促していると告げる。彼らは、走輔のような熱いのは見たことがないと感銘を受け、走輔そして人間という存在を認めたようだ。走輔は早速古代炎神に乗り込む。コクピットに座ることで、彼らとの意思疎通が可能になった走輔は、彼らの名を聞く。古代炎神3体の名は、キシャモス、ティライン、ケラインといった。3体はすぐさま炎神合体を果たし、ここにキョウレツオーが姿を現した。

 キョウレツオーはその圧倒的なパワーでドリルバンキに反撃の隙を与えることなく、これを粉砕した。こうして、古代炎神達は仲間になった。どうやって手懐けたのかと疑問に思う大翔に、美羽は走輔は一番原始的だから相性が良かったのではと返す。それを大翔にうまくごまかされ、上機嫌の走輔は、キシャモス達に「一番の相棒はスピードルで、お前達は二番目の相棒だ」と告げる。スピードルは大いに照れるのだった。

GP-32「秘宝ヲサガセ」

 新たな害地目蛮機獣ドリルバンキが誕生した。腕試しを買って出たキタネイダスを瞬時に追い詰めてみせる程の実力を持つドリルバンキに、ヨゴシュタインは使命を授ける。それはまず、ある人間から地図を奪い取ることであった。ドリルバンキは張り切って出撃して行く。

 その反応をキャッチしたゴーオンジャーは、山の奥へと入って行った。そこに現れたのはガイアークではなく、「山に入るな」と警告するヒロシとミユキの兄妹だった。幼い兄妹を家まで送った走輔達は、その家を見て驚く。ヒロシとミユキは、さつまいもをご飯と称して頬張り、窮屈なあばら家で自給自足の生活を営む父と暮らしていたのだ。範人はふと、何かの地図を見つける。父の黒岩六郎は、途端に目の色を変えてその地図を奪い返すと、走輔達を家から追い出してしまった。幼い子供には酷に見える暮らしの理由は、あの地図は何か、そしてヒロシとミユキが山に入るのを邪魔しようとしたのは何故なのか。走輔達の疑問は募る。

 連と早輝、軍平は、食料調達の為に川釣りをするヒロシとミユキに、何故山奥に住んでいるのかを尋ねる。兄妹の話によれば、ある宝を探すために、半年前に東京から父と共に山へとやって来たという。連は現実から目をそらした行為だと呟く。だが、二人の兄妹は父の夢を全面的に信望していた。六郎は妻も会社も失い、望みを宝に賭けているという。そんな六郎の頑張る姿が、子供達は好きなのである。

 走輔と範人は宝探しに興味を持ち、六郎に協力を申し出る。六郎は分け前目当てだろうと勘繰るが、走輔と範人はただ面白そうだという興味を抱いただけだった。六郎はとりあえず走輔達を信用し、この地方に伝わる伝説を話し始める。伝説によると、この山の地底に「黄金の龍」が眠っているという。六郎はそれを黄金で出来た宝だと睨んだのだ。

 一方、ヨゴシュタインがドリルバンキに奪わせんと画策する地図は、6500万年前、ヒューマンワールドの前身であるダイナワールドに跋扈する恐竜たちを滅ぼした、伝説の蛮機族ホロンデルタールが眠る地を示したものだという。ホロンデルタールを蘇らせ、恐竜たちの如くヒューマンワールドから人間を一掃するのがヨゴシュタインの狙いだ。

 走輔達が発掘現場の洞窟にやってくると、そこにドリルバンキは先回りしていた。すぐさま変身して立ち向かう走輔と範人だったが、あらゆる技が弾き返され、ドリルバンキの一撃をくらうことに。そして六郎は殴り飛ばされて負傷し、地図を奪われてしまった。ドリルバンキの狙っていた地図とは、六郎の持つ地図だったのだ。そこに気配を察知した大翔と美羽が合流するが、地図を手に入れたドリルバンキは既に洞窟を掘り進んでしまっていた。

 脳震盪で倒れた六郎は、気がつくや否や、ヒロシとミユキに「黄金の龍」を見つけ出すことが出来なくなってしまったと詫びる。六郎の深い悔恨の念を感じ取った走輔は、ドリルバンキから宝の地図を奪回し、「黄金の龍」を見つけ出すことを約束。六郎から、洞窟の近くに江戸時代に掘られた古い入口があることを聞いた走輔達は、早速宝探しに出発するのだった。

 ドリルバンキが地底空洞に辿り着いた直後、ゴーオンジャーとゴーオンウイングスもその地底空洞に到達した。対峙する両者。スーパーハイウェイバスターとウイングブースターの同時攻撃で一気に片を付けようとするゴーオンジャー&ゴーオンウイングスだったが、ドリルバンキは簡単に弾いてしまい、その衝撃で岩盤が崩壊する。その奥からは、黄金色に輝く龍の像が。伝説は本当だったのだ。ドリルバンキはすぐさま巨大化してゴーオンジャー&ゴーオンウイングスの殲滅を図る。ゴーオンジャー&ゴーオンウイングスもエンジンオーG9を完成させ、ゴローダーGTを擁して迎撃するが、ドリルバンキの強さは並ではない。その時、「黄金の龍」が目覚め、両者の戦いを妨害した。炎神らしきエンブレムを持つ「黄金の龍」は、スピードルに酷い傷を負わせてなおも虚空を疾走。ガイアークはそれを見てホロンデルタールの復活だと喜ぶ。ところが、「黄金の龍」は咆哮を上げつつドリルバンキに体当たりした。戦意を喪失したドリルバンキは一時退散する。

 その「黄金の龍」が飛び去る様を、黒岩親子も見ていた。夢をかなえたと大喜びするヒロシとミユキ。戻って来た走輔は、黄金の龍を逃がしてしまったと詫びる。だが、六郎の腹は決まっていた。黄金の宝の夢は消えたが、本当の宝である子供達と一緒に、東京に戻って一から出直すことにしたのだ。

 果たして「黄金の龍」は炎神なのだろうか。それとも...?


※文中の黒岩兄妹は、当サイトのシステムの関係でカタカナ表記とさせて頂きました。ヒロシの本来の表記は「大」、ミユキの本来の表記は「幸」です。

GP-31「歌姫デビュー」

炎神戦隊ゴーオンジャー G3プリンセス CD-BOX

 騒音が溢れる街に、突如怪物が現れた。別次元からの侵入者に、ゴーオンジャーとゴーオンウイングスが立ち向かう。矢継ぎ早に必殺技を繰り出す一同だったが、怪物は攻撃を受けてもビクともしない。その上、巨大化まで果たしてしまった。しかし、怪物は巨大化すると突然眠ってしまう。そこにガイアーク三大臣がバンドを組んで登場。彼らの真意は一体...?

 三大臣によると、怪物の名はロムビアコ。サウンドワールドからやって来た、雑音が大好物の生物だという。さらに巨大化してしまったのは、ゴーオンジャーとゴーオンウイングスの攻撃による爆音が原因のようだ。ヒューマンワールドの消滅を望まない三大臣は、サウンドワールドの伝説に従い、素敵な歌声を聴かせることでロムビアコを縮小させよう画策、その為にバンドを組んで現れたという。

 ケガレシアはドラム、ヨゴシュタインはギター、キタネイダスはベースを奏で、メタルサウンドに乗って高らかに歌い上げるが、騒音に近いそのサウンドはロムビアコを更に巨大化させてしまった。早輝は「素敵な歌声と言えば、アイドルユニットよね」と言い出すが、大翔は「この俺のラブソングで、眠っている間にヤツを小さくしてやる」とスタンバイを始めた。早輝は美羽をアイドルユニット結成に誘う。乗り気でない美羽を押し退け、ケガレシアがそのアイドルユニット計画に賛同。早輝は「1人より2人、2人より3人」と言い、嫌がる美羽をケガレシアと共に引きずってその場を後にした。

 大翔はギターの弾き語りで自分に酔いつつラブソングを美しく歌い上げる。ロムビアコの「採点ランプ」はどんどん高評価つまり縮小の方を指し示していったが、大翔が自信たっぷりに歌い終わった途端、逆の評価へと一気に加速。結局ロムビアコはさらなる巨大化を果たしてしまった。意気消沈し、その場に崩れ落ちる大翔...。そこに、大時計のメロディが流れ始める。すると、ロムビアコは歌ではないにもかかわらず縮小を始めた。ところが、ロムビアコは大時計を破壊してしまう。今、破壊を続けようとするロムビアコを制止できるのはガンバルオーのみ。範人と軍平はガンバルオーを完成させてロムビアコに掴みかかる。ボンパーの分析によれば、大時計のメロディの波形は一般的な女性の歌声に酷似しているという。その為、大翔が美しい歌声を披露してもダメだったのである。やはり早輝達3人を待つしかないようだ。

 その頃、早輝、美羽、ケガレシアの3人は、ネーミングや衣装デザイン、方向性を巡って揉めていた。早輝はとりあえずその場をまとめ、完璧なアイドルになる為の特訓を始めようと提案。まず、早輝発案によるジェットコースターに乗ってのスマイル特訓を開始。早輝と美羽は笑顔全開でジェットコースターを楽しむが、ケガレシアは目が回ってフラフラになってしまう。

 一方、女性の歌声というキーワードに反応したヨゴシュタインとキタネイダスは、女装デュオを即席結成し、昭和の匂いを強く感じさせる歌を振り付きで歌い始める。だが、案の定逆効果で、ロムビアコはさらに巨大化し、ガンバルオーが制止できない状態にまで陥ってしまった。走輔はゴローダーGTで加勢するものの、攻撃の爆音で更に巨大化を許してしまい、状況はどんどん悪化。連はガンバルオーにキューユソウルのパワーを与えて、何とか早輝達3人が来るまでもたせようとするが、ロムビアコの強大な力の前に絶体絶命だ。

 早輝、美羽、ケガレシアのアイドル特訓は続く。ケガレシア発案による、特殊形状記憶ケガレメタル製のアイドルお色気ポーズ養成ギプスによる特訓は、早輝と美羽にお色気ポーズを強制的に覚えさせるというものだ。嫌がる早輝と美羽は強制的に恥ずかしいポーズをとらされ続ける。

 そして最後の特訓は美羽発案による、ボールサーブマシンから連射されるバレーボールを避けるという特訓。苦しい特訓に挫けそうになった時、3人は初めて心を一つにした。敵味方を超えたアイドルユニット、名づけて「G3プリンセス」の誕生だ!

 いよいよロムビアコの巨大な足が、ゴーオンジャーやヨゴシュタイン達を踏みつけようとしたその時、「待った」の声と共に早輝、美羽、ケガレシアの3人がピンクのドレスに身を包んで到着! G3プリンセスは「G3プリンセスラップ」を披露し、ロムビアコの縮小に大成功する。だが、「G3プリンセス」の活躍はまだ終わりではない。早輝と美羽はゴーオンイエロー、ゴーオンシルバーに変身、そしてケガレシアは元の姿に戻り、ロムビアコを追い詰めるべくコンビネーションアタックを開始する。そしてロムビアコは「G3トライアングル」による必殺技で粉砕された。

 騒動が終わり、「3人っていいよね」「この勢いでヒューマンワールドを守ろうよ」と言う早輝と美羽に、ケガレシアは「今度会う時は、再び敵同士でおじゃるよ」と言い放ち、2人に別れを告げた。1日限定のアイドルユニットは、こうして切ない解散を迎えた。ベアールVは、自分を加えた4人でMステに出るつもりだったらしく、密かに憤慨していた...。