第29話「メガトロンの襲来」

  • 投稿日:
  • by
  • カテゴリ:

メガトロンの襲来

 いわゆる3rdシーズン開始三部作の最終編。

 アメリカ版のトランスフォーマー・シリーズではよくある、「敵が行方不明になって終わる」というパターンが使われて、思わずニヤリ。このパターンで終わらせておくと、一旦は味方側に敵ボスの脅威が及ばない期間が生まれて「メデタシ」になれるし、後で再び敵ボスを来襲させる事が可能になるので、便利といえば便利です。

 便利は便利なのですが、これは諸刃の剣でもあります。いわゆる「ツマンナイ」物語になってしまう危険も充分に孕んでいるのですが、そこはトランスフォーマー。実に手堅くまとめています。

 面白い事に、地球の視点だけでみると、サリが暴走して、オメガスプリームが来襲するだけであり、オプティマス達がその対処に追われているだけ。しかし、サイバトロン星の視点で見ると、スペースブリッジは全て停止し、スパイの確保に追われ、エリートガードの一人(ブラー)は行方不明…と、結構大変な事になっています。

 盛り上げという点では、サイバトロン星でのオートボットの危機的状況を、地球にも波及させるという手法が使われても良さそうですが、それをやらずとも、ラチェットの過去編を絡めて充分盛り上げてしまう手腕に脱帽なのでした。

 というわけで、三部作最終編だけに素晴らしい盛り上がりですので、無駄話はなるべく慎もうと思います(笑)。

第28話「サリ、トランスフォーム!?」

  • 投稿日:
  • by
  • カテゴリ:

サリ、トランスフォーム!?

 サリがアップグレードするお話。極端に言えば、ホントに「それだけ」なんですけど、これは、前回と次回を含めて三話連続エピソードという構成故に、こんな雰囲気になっているわけです。

 真ん中のエピソードらしく、前回に続いてラチェットの過去の断片が挿入されたり、スペースブリッジを巡る動きが細かく描写されたり。いわば殆ど大勢に関する動きに決着が付かないという、実に中途半端な状態。

 しかしながら、マスターソンの一件は解決し、サリとサムダック博士の間の溝が解消されるという、一つの着地点はきちんと描かれているので、一応一つのエピソードとして成立しているのではないでしょうか。ちなみに、この「親子」の仲が元通りになる感覚は、色々な示唆に富んでいると感じます。

 細かい描写が沢山重なるので、今回は実にまとめにくいのですが、もうスッパリ、サラリと時系列で流していきます。

第27話「サリの秘密」

  • 投稿日:
  • by
  • カテゴリ:

サリの秘密

 アメリカ版で言うところの、3rdシーズンに突入。前回とは緩いクリフハンガー形式になっていて、連続性を感じさせる構成ではあるものの、やはり「新章」というイメージが強いですね。

 サブタイトルでは、サリの秘密が前面フィーチュアされている印象を与えていますが、実際はサリの出自については謎を含ませて軽く触れられているだけ。遠い宇宙で起こっているオートボット VS ディセプティコンのスペースブリッジを巡る攻防がメインです。

 さらに、ラチェットの過去、即ちアーシーとの思い出を絡めてくるので、結構複雑になっています。

 そして、モブキャラが物凄く多い!

 しかも、モブキャラと言いつつ、それぞれにしっかり名前があって、G1キャラだったりビースト系キャラだったりして目立つ。これを全て認識するのは大変ですが、私が分かる範囲で拾っています。というわけで、キャプ画がモブキャラメインになってしまいました(笑)。

 では、ストーリーも併せてどうぞ。

第26話「強大なる力」

  • 投稿日:
  • by
  • カテゴリ:

強大なる力

 遂に、第二シーズンのクライマックス。日本版では、あんまりシーズンを意識する事がないですけど、話数調整によって、丁度2クールの最終話になり、9月最後ということでキリも良し。そんなわけで、怒涛の展開がホントに素晴らしい名編となりました。

 前回、スタースクリーム軍団とブラーのロボットモードが(日本版ではコンストラクティコンも)初登場となりましたが、いきなりの新キャラ大量登場であったにも関わらず、次の回(つまり今回)でガンガン動かしてくるのが凄い。スタースクリーム軍団もブラーも、ついでにコンストラクティコンの二人も、それぞれのキャラクター特性を活かして大活躍です。しかも、めまぐるしく動きつつ、ストーリーテリングの根幹を形成する要素になっている。これは凄いです。

 特に、スタースクリーム軍団の演じ分けは、山野井仁さんの独壇場!

 色分けで見分けはつくけども、これは誰でそれは誰?という感じであるにも関わらず、完璧にそれぞれの特徴的な性格を表現していました。これには、チョーさんのアドリブも霞んでしましましたな(笑)。

 そして、今回最大のトピックは、「あの方」の登場でしょう。

 そう、G1コンボイ役、そして、実写版オプティマス役の、玄田哲章さん!

 もう、声が聞こえてきた時点で大興奮。しかも、オメガスプリームの声ですよ。この辺は、続きで触れますね。

 では、早速本編の方へ参りましょう。

第25話「それぞれの思惑」

  • 投稿日:
  • by
  • カテゴリ:

それぞれの思惑

 サブタイトル通り、キャラクター各々が色々な動きをしていて、整理が大変なエピソード。しかし、整理しようとするから大変なのであって、普通に視聴する分には、充分分り易い構成になっており、いつもながら巧いなぁ…と感心してしまいます。

 新キャラクターも、スタースクリームのクローン軍団にコンストラクティコンの二人、そしてロボットモード初登場のブラーといった具合に、一挙大登場。こりゃ凄い。コンストラクティコンに関しては、誕生編と思しきエピソードが放映されない事になってしまっていますが、恐らくDVDでフォローされるのでは。

 まぁこんな感じで、正に怒涛の展開といった感じなのですが、粛々と進む感覚がこれまた巧い。次回はいわゆる第二シーズンの最終エピソードにあたるわけですが、つまり、ちゃんと盛り上がりのピークをクライマックスに持って行く手法になっているのです。

 では、エピソードの詳細については、続きの方で。

第24話「クモ女の心」

  • 投稿日:
  • by
  • カテゴリ:

クモ女の心

 私、ブラックアラクニア好きなんですよねぇ。というか、柚ちゃんの暴走した色気が好きなんですけど(笑)。

 ビースト時代は、当初ちょっと硬い感じだったんですよ。そりゃそうですよね、ビーストが声優デビューだったんですから。ところが、「浮島のデスマッチ」という前後編から、一気にブレイクスルーした感じでしたね。アドリブも全開で。

 で、ブラックアラクニア(ブラックウィドー)って、ビーストモードがクモなので、結構気持ち悪いキャラなんです、実際。特に「リターンズ」なんか凄まじい事になっているんですが、それでも、結構愛すべきキャラになっているのは、気持ち悪い事をネタにしつつ、何故か可愛いセクシーキャラとして売り出そうとする、柚ちゃんのアドリブが効いているからなんですよね。という事で、このキャラクターは柚ちゃんと一体で愛着があるわけです。

 さて、今回はそのブラックアラクニアが、色気を武器にダイノボット達を掌の上で転がし、メルトダウンを脱獄させ、メルトダウンの持つ遺伝子工学の技術をフル活用して、自らのクモ毒を除去しようするお話。一貫して「クモ毒除去」に突っ走る彼女ですが、このブレの無さが秀逸だと思います。

 ダイノボットの微妙なポジションも浮き彫りになる今回、やっぱり完成度は高いですよ。では、詳しい事は続きの方で。

第23話「ダブルエージェント」

  • 投稿日:
  • by
  • カテゴリ:

ダブルエージェント

 本編の尺の殆どが過去編で、しかもオプティマスやプロール、ラチェットが全く出て来ないという、いかにもトランスフォーマーらしいエピソード。

 バンブルビーとアイアンハイドの出会い、センチネルとの関係、スパイの存在、バンブルビーに怨恨のあるワスプと、実に盛り沢山の要素が詰め込まれていて、その上、現代編と過去編を行ったり来たりする複雑な構成であるにも関わらず、非常に分かりやすく、またテンポ感が素晴らしい。さすがです。

 ストーリーの方は、サラッとまとめるのが難しいので、ここでは触れずに続きの本編紹介に譲ります。では、早速続きを御覧頂きましょう。

第22話「スィンドルの策略」

  • 投稿日:
  • by
  • カテゴリ:

スィンドルの策略

 いきなりG1の話になりますが、スィンドルって、ブルーティカスに合体するコンバッティコン(日本では「コンバットロン」)の一員で、トイの見地に立つと、これが実に地味なキャラだったわけです。ところが、何故かアニメでは気に入られてて、リーダーであるオンスロートより明らかに印象が強い。何しろ、他のコンバッティコンを差し置いて、彼が単独で主役を張る話があるくらいで、しかも、仲間の部品を売り払うという、調子のいい悪漢として描かれていました。

 その後も、バイナルテック化されたり、コンバッティコンの中では優遇されまくっているスィンドルですが、とうとうアニメイテッドにまで進出。しかも、合体ロボの一部とかではなく、単独デビューです。

 やっぱり、前述のG1における「仲間の部品を売ってしまう」というエピソードが強烈だったのか、アニメイテッドでもしっかり「武器商人」という肩書きが。スィンドルのイメージにピッタリですね。ただ、一応フォローしておきますが、コンバッティコン勢揃いの際にはちゃんと優秀な兵士として働いていたので、決して「裏切り者」というわけではないです。そのあたりの絶妙なキャラクター設定は、アニメイテッドでもちゃんと踏襲されていて、彼はディセプティコンのエンブレムを着けている身として、メガトロンとしか商談していません。まぁ、ボスと商談するってのはどうかと思いますけど(笑)。

 今回は、これまで登場した人間側の悪役ゲストが一部を除いて勢揃いするというサービスもあって、画面が賑やか。ストーリーも割と単純なので、ここではあえてまとめたりせず、続きの方でじっくりと。

第21話「増殖する敵」

  • 投稿日:
  • by
  • カテゴリ:

増殖する敵

 思いもかけないスタースクリームさん増殖編。

 これって、やっぱりジェットロン系のトイにリデコ/リカラーが多い事をネタにしたんでしょうかね。ネタだとすれば、ストレート過ぎて笑えます。

 都合、劇中には三体出てくるスタースクリーム。一応、そのうち二体はスタースクリームのクローンということになっていますが、それぞれが微妙に色違いだったり、性格が異なっていたり、単純なクローンという感じではありません。個々に変化が付けられているので、ストーリーの流れの中で視聴者にちょっとした違和感を抱かせ、飽きさせない構造になっており、筋運びという点での完成度の高さは素晴らしいものがあります。

 今回の基本ストーリーは、エリートガードの宇宙船から脱出したスタースクリームが、自らのクローンを作り出し、メガトロンに復讐を図るというもの。そこにプロールの焦りとロックダウンの思惑が絡んできて、単純な絵面の楽しさとは裏腹に、結構重い話になっています。

 キャラクターに関する目新しいポイントとしては、プロールのパワーアップ・バージョンであるサムライプロールが登場する事。展開上、サムライプロール形態はこの1話だけということになりそうですが、カッコいいだけに勿体無いですね。トイの完成度も高くて、非常に欲しくなりました(買えませんが)。

 では、見所カットをまとめてみましたので、続きをどうぞ。

第20話「視聴率レース!」

  • 投稿日:
  • by
  • カテゴリ:

視聴率レース!

 オーソドックスな犯罪者モノと、オールスパークの欠片に関する騒動をミックスした、構成的にもオーソドックスと言えるお話。しかし、トランスフォーマー・シリーズは、大きなイベント編よりも、こういった地味な話の方がキャラクターが立って魅力が増すということが往々にしてあり、今回も例外ではありません。

 ややネタバレになってしまいますが、G1に親しんだ方ならば、今回登場した青いレーシングカーが、見ただけで何者か分かるようになっており、単なる地味話ではなく、実は新キャラへの伏線だったりもするのですが、とりあえず表層的には前述したようにオーソドックスなお話なので、肩の力を抜きまくって視聴するのが正しいスタイルかと。

 ストーリーの基本は、マスター・ディザスターなる人物が、公道を使用した地下レーシング組織を牛耳っており、それを海賊放送として流すことにより、視聴者から視聴料を取って大儲けしているというもの。

 このレースを海賊放送と知りつつ見ていたバンブルビーとサリ。一方で海賊放送とは知らなかったアイアンハイド。この両者の微妙な関係を盛り込みつつ、バンブルビーの活躍を存分に描きます。

 マスター・ディザスターは、正体不明の青いレーシングカーを自由に操り、レースの内容をエキサイティングに演出する事で、視聴率を上昇させるという手法を採っていましたが、バンブルビーとサリが絡んできてからは、その図式が徐々に崩れ、結局地下レーシング組織は摘発されて終わるという具合です。

 とても私事ですが、当方、盆休み中につき、かなり軽~くサラッと書いてしまいますので悪しからず…。