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番外編「残された仲間」

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 突如、「列伝」で放送された「ギンガ」の後日譚。「ギンガ」のコンテンツ延命の措置なのか、「列伝」では違った角度から何度か「ギンガ」の総集編を組んで放映していましたが、よもや新作ドラマパートとバトルが見られるとは...。

 とは言っても、ヒカルと美鈴は不在で、メインのキャラクターは健太と千草。中身も、実際はマグマ星人が語り部となる総集編なのですが、「ウルトラゾーン」のノリを持ち込んだコメディとして制作されており、意外と楽しめる内容でした。

最終話「きみの未来」

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 最終話の本放送からは随分と時間が経ってしまいましたが...。やっと記事にする事が出来ます。

 「ギンガ」は劇場版を併せてもわずか13話に過ぎず(続編の「ギンガS」は除く)、その本数は「ウルトラマンG」や「パワード」といったビデオ作品と同等。しかし、それまでのウルトラの構造を意図的に廃した事で、その物語は「G」や「パワード」の質感に比べ、随分異なります。うん、なんだか、こじんまりしてるね、という...。

 それが悪いとは思いません。むしろ、ウルトラで平成ライダーのような「私闘」が実現可能である事が示されましたし、怪獣を敵味方なくニュートラルな存在に出来るのは、ウルトラのブランドだけだという証明も得られたのですから。「列伝」というオムニバスコンテンツの中に、新作を成立させる手法も同時に確立出来たのではないでしょうか。

 そんなわけで、最終回です。ダークルギエルを半ば無理矢理引っ張り出す強引な構成には少々驚きますが、概ね大団円に相応しい完成度だったと思います。

第10話「闇と光」

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 第8話からは、シリーズ完結後しばらく経過した後の記事です。はい。

 今回は、スーパーグランドキング、闇に魅入られた美鈴、闇の支配者の正体...といった、重大なトピックがドカンと詰め込まれたエピソードですが、「ヒカルと美鈴の喧嘩」の尺の長さの割には、意外とスッキリ見られる構成力が凄い。

 本来は、ヒカルと美鈴の喧嘩がメインなのですが、やっぱり何と言っても百戦錬磨のベテラン役者による「悪霊退散」があまりにも強烈で...(笑)。

第9話「漆黒のウルトラ兄弟」

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 第8話からは、シリーズ完結後しばらく経過した後の記事です。出張時期と重なって、書くのが非常に困難だったもので...。

 今回は「ギンガ」全編通して最大の危機編ではないかと思います。

 最終話は、活動不能となったギンガに大逆転の瞬間が訪れるという構成になっており、勿論そこに「最強の敵を迎えての最大の危機」が描かれているわけですが、最終話だけあって予定調和にならざるを得ない事は至極当然で、今回の危機描写とはかなり方向性が違います。

 その危機感の一端を確実に担っているのは、やはり美鈴の父がライブするウルトラマンダークとウルトラセブンダークでしょう。ダークザギのカラーリングを踏襲したその禍々しいスタイルと、そのラフなファイトスタイルが鮮烈。美鈴の父・誠一郎が取り憑かれた狂気とも相俟って、これまでで最もエキサイティングなエピソードとなりました。

第8話「奪われたギンガスパーク」

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 本放送終了後から随分時間が経ってしまいましたが...。

 ちょっと時間が出来たのでこちらのブログも仕上げておこうと思います(笑)。「ギンガS」も決まった事ですし。

 シリーズ完結後しばらく経過した後の記事ですので、オンエア当時よりも冷静に、かつBlu-rayでの再視聴後の発見、そしてメイキング視聴も含めての意見になりますので、ご理解の程を。

 この回は、変身アイテムの紛失譚というウルトラの定番を意識しつつ、過去によってやさぐれた大人と、未来への希望に輝く子供の対比をライトな感覚で描いた爽やかな一編です。

第7話「閉ざされた世界」

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 「ウルトラマンギンガ」、第二シーズン(?)開始です。

 前話とのブランクがかなり空いた事もあり、ほぼキャラクター紹介をメインとした総集編で構成されており、これといって特筆すべき事項はありません。

第6話「夢をかけた戦い」

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 前半戦のクライマックス。とはいえ、あんまりクライマックスな雰囲気はなかったのですが...。

 とりあえず、ヒカルの夢を信じる実直さに、友也が少なからず感化されるという「区切り」を呈して、前半戦を一旦終了としました。

 今回は、区切りとしてのケジメらしく、ティガダーク&バルキー星人 VS ギンガ&ジャンナインという布陣でバトルを組み立てており、なかなか見応えがあったと思います。ヒカルが初回のウルトライブでいきなりギンガに変身するカタルシスもさることながら、友也のメンタルの変化に伴ったジャンナインの復活、喋る事で初めて自らの意志を明確に示すギンガといったサプライズ要素もあって、充実していたと思います。

第5話「夢を憎むもの」

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 冒頭、いきなりこれまでの総集編が展開されて、一瞬「今週は本編じゃなかったっけ?」と思ってしまいました。

 今回と次回で、前半戦のクライマックスとなる構成なので、一度これまでの流れを整理する意図があったようですね。タロウの回想という形式を採っていたのが巧い処です。

 本編はというと、前後編に分けた事でかなり中身がスカスカになってしまったのではないかと思われるストーリーを、色々な手段で引き延ばした印象があり、秀逸なカットが散見されるものの、やや冗長な感がありました。第3話で一悶着あった健太を、今度こそ事件のメインに据えてくる流れは良かったのですが。

第4話「アイドルはラゴン」

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 前回よりは場面運びがスムーズで、テーマも分かり易い感のあるお話。しかしながら、「ウルトラマン」ではなく「ウルトラQ」のラゴンをフィーチュアした結果、スケールの矮小化に歯止めが効かなくなっているようにも感じられます。

 元々、本シリーズは「少年少女による夏休みの冒険譚」という枠組みで制作されている為、スケールが云々といった議論そのものが成り立たないのですが、今回はクライマックスのバトルで激しくドンパチしていて、逆にこの閑静な町の無関心ぶりが際だってしまい、箱庭の中の限定空間という印象を強めてしまいました。

第3話「双頭の火炎獣」

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 健太にスポットを当てた話。

 ストーリー自体は、美鈴を意識しつつも一歩引いたポジションに居る健太の、微妙な心の動きを追ったもので、その心理の脆さに関する描写が今回の狙いを良く現していました。

 しかしながら、完成作品自体はあまり良い出来とは言えなかったのでは...。

第2話「夏の夜の夢」

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 今回は、ヒカルと美鈴の淡い関係に一歩踏み込んだお話。

 とはいえ、全体的にはホラーコメディのテイストが横溢しており、やはり「ウルトラゾーン」的な印象が強かったように思います。いわば、ウルトラマンの登場する、「ウルトラゾーン」のドラマパートといった処でしょうか。話の深みといったものにはあまり期待出来ないものの、ウルトラの諸要素(ウルトラ念力のエフェクトとか!)をショー的に再構築したジュブナイルとしては、なかなかよく出来ているのではないかと。

 クライマックスのギンガ登場に至るプロセスは、実は前回と構造が殆ど変わっておらず、あまりストーリー的に新鮮味がないのは、短期決戦シリーズにしては少々痛い処なのですが、前回ヒカルがギンガに変身出来た事の意味や、美鈴との秘密の共有に関する意識の発展に関しては、概ね丁寧な感触の描写があり、良かったと思います。

第1話「星の降る町」

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 「大怪獣バトル」を除けば、純粋なウルトラマンのテレビシリーズは「メビウス」以来。

 異例の長期オンエア番組となった「ウルトラマン列伝」にて、時折挟まれる編集回や「ウルトラゼロファイト」で多少の渇きは癒やされたものの、やはり物足りないものがあったのも確か。4クールのフルレングスシリーズとはいかなかったものの、ここにきて、「列伝」枠内で新作が見られようとは。

 ある意味、ウルトラへの「偏執的な拘り」は一連のウルトラマンゼロに関する作品で払拭されており...というより、ウルトラマンのフォーマット自体が、連発されるブランクで徐々に受け入れ土壌を失ってしまい、もはや防衛チームも、怪獣の出現する過程を描くドラマも、ATGのような突き刺さる前衛性も、懐古的な趣味と一括されてしまうような時代になってしまいました。

 故に、「大怪獣バトル」は、怪獣自体がレイオニクスと呼ばれる怪獣使いの使役する「戦いの道具」とされ(それを逆手に取り、主人公のレイは、道具を超えた関係性を築く事で最強のレイオニクスとなるのですが)、「ゼロファイト」でそこにあるのは、既に確立されたキャラクターが一定のシナリオに乗って動き回る仮面劇。そこに「怪獣の出現と対処が生み出すドラマ」は皆無なのです。

 「ウルトラマンギンガ」初回は、このような状況を踏まえた上で、ウルトラシリーズのフォーマットは敢えて形骸として捉える事により、新しい作風を確立しようという苦慮が垣間見られました。