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第19話「レックガーの暴走」

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レックガーの暴走

 新キャラ、レックガー登場。

 レックガーといえば、G1の「2010」に登場したジャンキオン部隊のリーダー。日本人と中国人を混同した、アメリカ発の極東キャラの極北とも言うべきキャラクターですが、「ザ・ムービー」ではウルトラマグナスを蘇生させたりと、割と要所要所でキーとなる活躍をしていました。

 「アニメイテッド」では、(原語版がどうかは分かりませんが)東洋的な匂いがかなり薄れていて、オールスパークの作用で誕生した他のロボット生命体と同様に、やや単純で知性に乏しい感じのキャラクターになっています。G1のレックガーが、妙な言葉遣いの裏に卓越した(ちょっと怪しげな)知性を匂わせているのとは、対極です。

 レックガーの声は岩田光央さんが担当。「ビースト」のシルバーボルト役で、かなりぶっ飛んだ演技を披露してくれていた岩田さんですが、今回もキャラクターに相応しい賑やかな仕事を聞かせてくれます。約20分にわたってほぼ喋りっぱなしであり、あのトーンで喋り続けるパワーが凄いです。

 今回のストーリーは、オールスパークの力で、たまたまゴミ処理場から誕生したレックガーが、出会う人々の言葉の影響を受けて、自由気ままに行動することによって起こる騒動。そこに、パウエルの狡猾な戦略とオールスパークの欠片を奪取したいメガトロンの思惑が絡み、危険な事態を招いていきます。

 主役キャラクターは、レックガーは別格として、ラチェットとバンブルビーという組み合わせ。気がつけば、他のオートボット達は冒頭にちょっと登場したのみで、後は一切登場しない徹底ぶり。トランスフォーマーシリーズは、日本側主導のものを除いて、必ずしもリーダーキャラが主役ではないというポリシーが、ちゃんと貫かれているようです。G1では、オプティマス自体全く登場しない回や、ほぼディセプティコンのみで進む話もありましたからね。

 では、細かい処は続きの方で。小ネタも多かったので、キャプ画も少し多めになりました。

第18話「爆鎮完了!」

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爆鎮完了!

 スタースクリーム大活躍編ということで宜しいか。いや、やっぱりオプティマス大活躍編か。

 それにしても、話の密度が凄すぎて細かい処をまとめきれませんわ。上っ面だけなぞる形になりそうなので、先にお詫び申し上げておきます。

 骨子としては、オールスパークの欠片によって、スパークを失ったまま復活したスタースクリームが騒動を起こすというもので、地球にディセプティコンが潜伏している事を危惧するオプティマスと、それを信じないセンチネルの対立も絡めて描かれます。

 オプティマスとセンチネルは、前回仲直りした様子でしたが、センチネルの性格の問題なのか、二人の間にある確執は余程深いものなのか、今一つ噛み合わず。オプティマスは自らの経験に最大の自身を持っているのに対し、センチネルはエリートガードという地位にこだわりを見せており、オプティマスにエリートガード返り咲きの道をちらつかせるのです。

 センチネルはエリートガードの肩書きを持つくらいですから、結構な実力者の筈なのですが、かなりフーリッシュに描かれており、少々気の毒。まぁオプティマスの比較対象者としてのポジションを与えられているので、致し方ないんですけどね。ジャズにしても、ウルトラマグナスが戦闘不能になった時点で半ばパニックになってしまうという面を見せていて、エリートガード、ひいては「エリート」の脆さの部分を露呈させています。「現場」の経験値の高さを描くという手法は、世界共通のエスプリなんですねぇ。

 今回はスパークのないスタースクリームが動きまわりますけど、これってG1のスタースクリームとは逆パターンなんですよね。G1では、スタースクリームは死後、実体のない不死身の変異スパークだけが暗躍する状態になっており(不死身のスパークという設定は「ビースト」での後付け)、いわば魂だけの存在。今回は逆に肉体だけの存在です。

 オールスパークには機械に生命を与える力があるので、スパークを失った(=死んだ)スタースクリームという機械構造にオールスパークの欠片が接触することで、スタースクリームという機械構造が生命を宿した状態になったと解釈出来るでしょう。つまり、スパークがなくてサイバトロニアンとしては死んだ状態でありながら、額にあるオールスパークの欠片の作用でロボット生命体になっている。メガトロンを単純思考で執拗に攻撃しまくるのは、オールスパークが破壊衝動第一のロボット生命体を生み出すからだと推測出来ます。

 いやぁ、キャラクターとしては全く新味がないのに、これだけ面白い話を作れるんですから、凄いですよね。

 では、あんまり詳しくないですけど、本編の方を。

第17話「ヘッドマスター、ふたたび!」

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ヘッドマスター、ふたたび!

 一言で言うと、マスターソンのおかげでオプティマスとセンチネルが仲直りするお話。

 マスターソンはメルトダウン等と同じく再登場のゲストキャラですが、本シリーズはこういった再登場ゲストを使うのが実に巧い。

 まず、マスターソンの再登場に関するお膳立てが巧い。一応、犯罪者として拘留あるいは服役中だった筈のマスターソン。彼を釈放させたのは、サムダック社を乗っ取ったパウエルであり、パウエルは自らが掲げる「戦争の道具としてのロボットで商売する」というポリシーの為に、マスターソンに目をつけたわけです。実に合理的で、そこに心配やシンパシィといったメンタル面は欠片もありません。パウエルはマスターソンの技術を欲しているし、マスターソンは潤沢な資金と豪勢な設備で研究出来るようになるという、互いの利害が一致したからこその、釈放でした。

 次に、事実上ディセプティコンが動けない状態にあって、このマスターソンを引っ張り出してくる処が巧い。マスターソンなら、ヘッドマスターとしてボディを乗っ取るという能力によって、ロボット同士のバトルを展開出来ます。トランスフォーマーの魅力は、ロボットキャラが人間のように動きまわり、喋りまくる処にありますが、同様に人間のようにバトルをする処にもあります。今回は、正に遠慮なしの殴り合いが展開されます。

 そして、マスターソンの最大の功績は、オプティマスとセンチネルを殴り合いさせて、仲直りまで持っていった処です。劇中、ボディを奪われてあたふたするセンチネルを見遣り、ニヤニヤするオプティマスが頻繁に描かれます。これはつまり、オプティマスにとってはセンチネルに対して優位に立てる絶好の機会であり、ヘッドマスターに乗っ取られたのをいいことに、そのボディを遠慮無く叩きのめしたり、腕を引きちぎったりとやりたい放題。いわば、オプティマスの鬱憤を晴らす機会でもあったわけです。

 まぁ、最後にウルトラマグナスに虚偽(?)の報告をすることで、センチネルの面目を保ってやるあたりは、オプティマスの良い所が出ており、逆にセンチネルは痛めつけられた事をそれで相殺(決して、弱みを握られているというネガティヴな感情ではない)するという、「やっぱりイイヤツ」な面を見せ、めでたしめでたしとなるのでした。

 では、詳しい事は続きにて。

第16話「エリートガード」

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エリートガード

 オートボット側のキャラクター増量!

 まぁ、ウルトラマグナスやセンチネルはシリーズ開始当初から登場しているので、完全新キャラはジャズのみということになりますが。

 とはいえ一応、ウルトラマグナスもセンチネルも地球飛来によって本格登場開始。G1ではこんな感じで「上官」がやって来るという展開がない(というより、G1ではオプティマス自体が最高司令官なので不可能)ので、トランスフォーマーシリーズにおいては新鮮なのです。勿論、日本版G1やビースト等々を含めると珍しいことではないかも知れませんが、オプティマスに該当する人物が、ここまで上官に礼を尽くす様子を描くのは、やっぱり珍しいでしょう。

 今回は、前々回、前回のメガトロン復活編の後日譚的なエピソードでもあります。

 G1の初代アニメでは、後日譚が丸々1エピソードになっている話も散見され、それはそれでちゃんと成立していたりするので、構成力を伴なう強引さは現在の目で見ても高レベルなのですが、さすがに近年のアニメでそれをやるには色々と困難な面がありそう。そこで、今回は新部隊の飛来というイベント性を伴ったエピソードに仕上げられているわけです。

 イベント話に後日譚を織りまぜたという方が適切と思う向きもあるかも知れませんが、今回はエリートガードがやって来た割には、起こった出来事がいちいちユルいので、やっぱり後日譚の方がメインでしょう。

 それにしても、エリートガードのキャラ分けが絶妙!

 ウルトラマグナスは、G1では万年ナンバー2が特徴だったキャラクター。初代オプティマスの死に伴い、リーダーの証である「マトリクス」を託されても、肝心な時にマトリクスの力を開放できず、バラバラにされてしまったり、新司令官ロディマス・プライムを支える立場になってからは、苦悩しつつも割と楽観的な新司令官に振り回されたり。愛すべきナンバー2として旧来のファンの人気を集めています。

 「アニメイテッド」では、何とそのウルトラマグナスが「総司令官」に!

 この事にどれだけ意外性があるかは、世代人じゃないと分からないものがありますけど、とにかく驚きなんです。

 センチネルの「イヤなヤツ」振りも素晴らしい。オプティマスを常に「エリートガードの落ちこぼれ」呼ばわりするあたりからは、オプティマスがエリートガード出身であることを伺わせます。イヤなヤツだけど憎めないヤツというキャラクター作りはちゃんと守られていて、コミカルなシーンを担っていたり、巧く立ち回らせています。

 実写映画版では非業の死を遂げたジャズは、よりG1の同名キャラ(日本版はマイスター)に近い形で復活。

 トリヴィアルな話を振っておくと、G1の日本版での彼は「副官」の肩書きを持っていますが、実際は単なる「特殊工作員」。なので、G1の旧アニメを見ていると、結構副官と呼ばれるには違和感のある人物なのです。原語版の設定どおり「陽気なあんちゃん」として見ると、とても納得。実写映画版にもこの設定は継承されています。「アニメイテッド」版ジャズも、原語版の系譜に属します。

 なお、G1のジャズに関しては、私の勝手な想像ですが、トランスフォーマーの先祖にあたる「ダイアクロン」で、ジャズの元になった「ポルシェ935ターボ・モデル」がメイン商品扱いで人気が高かった為、日本版で副官扱いにしたのではないでしょうか。

 すみません。何か本編と関係ない話に終始してしまいました。

 詳しくは、続きにて。

第15話「メガトロンの復活 パート2」

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メガトロンの復活 パート2

 怒涛の後編。前編がメガトロン復活に至る経緯を粛々と、しかしテンション高く描写していたのに対し、後編はメガトロン率いるディセプティコンから、オールスパークをいかに守るかというオートボット達の奮闘を、これまたテンション高めで描きます。

 結局、最もテンションが高いのはメガトロン役の若本さん(笑)。ノリにノッているというか、若本さんの勢いはチョーさんや柚ちゃんのアドリブを押さえつけているかのようでした。

 話の内容自体は、妙に日本的。アメリカらしく、オートボットが知力を搾り出してディセプティコンの猛攻に対抗する姿も見られますが、基本的に「最高のチーム」というスローガンで仲間を鼓舞して、メンタルな面を強調します。

 ただし、勝てない戦を「ウォォォォッ!」と気合で突破して奇跡が起きるなんていう、陳腐なシナリオではなく、あくまで理知的に、あくまで合理的に構成されているので、私としては非常に満足です。サリのキーが、土壇場になって巧妙に働いていくあたりは、トランスフォーマーシリーズにて散見される「神の力」の存在を感じさせます。

 それにしても、メガトロンが強い。

 G1におけるオプティマスとメガトロンのパワーは基本的に拮抗していて、それは「ビースト」に至っても変わりませんでした。

 「アニメイテッド」では、この両者のパワーのみならず、地位のバランスも変更されています。G1では互いに陣営のトップ、「ビースト」では陣営のトップではないものの、あくまで探査チームのリーダーと反乱分子のリーダーという設定(日本語版は微妙に改変されてますけど)。今回は、オプティマスが単なる1チームのリーダーなのに対し、メガトロンはディセプティコンの本当のリーダーであり、両者のパワーの差は歴然としています。

 しかしながら、偶然を味方につけたにしろ、そのメガトロンを何とか撃退するオプティマス達の奮闘は、パワー差が歴然だからこそエキサイティングだとも言えるでしょう。

 今回は見所が多すぎるので、キャプがやや偏っているかも。

第14話「メガトロンの復活 パート1」

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メガトロンの復活 パート1

 いよいよメガトロン様復活ということで、全編がメガトロン復活に至るプロセスで構成されています。

 って、当たり前のようですが、トランスフォーマー、特にアメリカ主導のシリーズは、随所にユルさに伴なう「遊び」があるので、今回のように徹底的にメガトロン復活へのプロセスを描いたような作品は、珍しい気がするのです。

 当然、良い面と悪い面があり、良い面としては全体の緊張感が凄まじいこと。旧ビースト組によるアドリブに切れ味はあるものの、それが全体の殺伐とした雰囲気に全く影響しないあたり、そのテンションの高さが分かるでしょう。

 逆に悪い面としては、毎回そこはかとなく漂っている「オートボットと人間が学ぶ教訓」といった面が、全くなくなってしまっている事。

 私なんかは、後者の「教訓」がこのシリーズにおける最大の美点の一つだと思っているクチなので、今回は盛り上がっているんだけど、イマイチ乗り切れないという気分もあります。このシリーズのトランスフォーマー(サイバトロニアン)達の人間臭さは、この「教訓」が繰り返し描かれるからこそ際立っているのであって、今回のようにメガトロンの復活ただ一点に突っ走っていく様子が、割と傍観的に描かれるのを見ると、トランスフォーマー達全員が狂言回しのように見えて来てしまうのです。

 ただし、これが前後編の前編だという事には、十分留意しておくべきでしょう。後編に「教訓」的な何かがあるとは思えませんが、今回はまだ「サゲ」が見えていない故に、見失っている物事も多いのですから。

 では、雰囲気に倣って、本編をちょっと機械的に見ていきたいと思います。

第13話「ヘッドマスターをくいとめろ!」

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ヘッドマスターをくいとめろ!

 お~ま~え~と~作ろう~♪戦いのないみ~らい~♪

 というのは、「戦え!超ロボット生命体 トランスフォーマー ザ・ヘッドマスターズ」という長いタイトルのアニメの主題歌の歌い出しですが、これをまんま反対にしたキャラクターの登場が面白いですね。

 「アニメイテッド」って、作画部分は別として、構成・制作の主導はアメリカ側の筈ですけど、処々に日本制作版の影響があったりして、興味深いのです。まぁ、今回のマスターソンが、前述の主題歌へのアンチキャラクターを標榜しているわけではないでしょうけど、偶然とは思えない部分もあるんですよね。

 トランスフォーマーシリーズ自体が、もはやアメリカ版も日本版もアメコミ版も包括したユニバースとして展開されている事に留意しなければなりません。私は、「ザ・ヘッドマスターズ」以降の日本主導のシリーズが、コンボイの扱いの酷さもあってあんまり好きではないので、どうしてもアメリカ主導版バンザイトロンになってしまうのですが、「アニメイテッド」を見ていると、トランスフォーマーは多国籍で多角的な宇宙を形成しているという事を意識せざるを得なくなる。そんな感じを受けます。

 「アニメイテッド」は、これまでのどのメディアにおけるトランスフォーマーとも異なる時間軸ではありますけど、実はかなり最大公約数的なシリーズだったりするのではないでしょうか。

 さて、今回のストーリーですけど、サムダック社のマスターソンなる人物が、戦争用のロボットを密かに開発する過程で、他のロボットを乗っ取って自分の戦力にするというアイディアを思いつく処から始まります。

 サムダック社は戦争用のガジェットを一切開発しないというポリシーなので、マスターソンはクビになってしまうわけですが、マスターソンは自らの会社を起こすべく、ヘッドマスターを名乗ってアイアンハイドの身体を乗っ取り、そのデモンストレーションとばかりに暴れるというのが、大筋。

 そこに、アイアンハイドの破壊性と創造性を絡めて、事態の収束までを丁寧に描いています。

 なお、今回登場するヘッドマスターは、日本版のヘッドマスターではなく、アメリカ版3話構成のアニメシリーズである「ザ・リバース」が主なモチーフになっています。

 日本版のヘッドマスターは、頭部に変形する小型ロボット自身がトランスフォーマーの本体でしたが、リバース版のヘッドマスターは、パワードスーツが変形して頭部になる設定で、頭部に変形後は中にパイロットがいて、パートナーとなるトランスフォーマーと知性を連携させるという設定です。

 書いてて気付きましたが、今回のヘッドマスター、見た目は「ザ・リバース」ですが、身体自体に意思がないという部分は日本版の踏襲ですな。

 では、見所をチョイスしたので、続きをどうぞ。

第12話「対決!ダイノボット」

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対決!ダイノボット

 G1旧アニメにも、殆ど同じサブタイトルがありました。「対決!!ダイノボット PART I」、「対決!!ダイノボット PART II」という前後編。どうも、ダイノボット系の話はG1のサブタイトルを拝借する傾向があるみたいで、興味深いですね。

 今回、G1と同様にオートボットとダイノボット大激突編かというと、そうでもなく。むしろメルトダウンが主役といった感じになっていて、ダイノボットは痛みを恐れてメルトダウンに服従しているという、実に可愛らしい役どころなのです。

 アニメイテッドのダイノボットは、G1のそれと同様に知性に乏しいキャラクターとされていますが、G1がとにかく短絡的で乱暴な一団という性格で登場し、徐々に愛らしいキャラクターに変化したのに対し、アニメイテッドの場合は、どちらかというと幼児的な知能の持ち主として描写されている感じです。

 ふと気付いたのは、ダイノボット以外が喋らないという事が、意外と良い処理なのではないかということ。G1の場合は、全員が喋れるものの、結局グリムロックが殆どダイノボット軍団の意思の代表者になっていました。アニメイテッドでは、グリムロックしか喋れる者がいないので、はっきりとグリムロックが代表者たる事が出来る上、他のメンバーの可愛らしさも倍増。藤原さんが「お母様方」と呼びかけるのに納得してしまいます(笑)。

 今回は、ファンゾーン警部の見せ場が多く、キャプ画も多めになったので、ここで大まかな粗筋を照会するのではなく、続きにてストーリーを追ってみようと思います。

第11話「湖底の激戦」

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湖底の激戦

 主演・チョーさん、てな具合にチョーさん独壇場。ブリッツウィングって、トリプルチェンジャーという恵まれたキャラクターでありながら、G1では割と地味な役割に甘んじていましたが、さすがはアニメイテッド。それぞれのキャラクターを立たせるのは一流ですね。そこにチョーさんの怪演が入るんですから、もうこれは無敵と言って差し支えないでしょう。

 チョーさんのトランスフォーマーへの関わりは、最も有名なものでは「ビースト」シリーズのタランチュラス(日本名・タランス)。「ウヒャヒャグモ」という異名の通り、事ある毎に奇妙な笑い声をあげ、常に怪しげな雰囲気を醸し出す特異なキャラを見事に作り上げていました。アドリブの達者なメンバーの中でもアドリブ巧者であり、マニアックな話題からお子様向けのギャグまでカバー、時には静かな笑いをも提供。その持ち味は、「スーパーリンク」のアルファQに継承されましたが、スーパーリンクは日本制作だった為か、吹き替えのようにアドリブの自由度は高くなく、暴走気味の「ビースト」と比べるとやや物足りない感がありました。

 今回のブリッツウィングは、トリプルチェンジャーであることに引っ掛けてか、顔が三面に変化するという特徴があります。前述のアルファQのキャスティングもあって、チョーさんが起用されたのではないかとも推測可能です。アルファQも多面キャラでしたからね。

 「ビースト」以来、トランスフォーマーにおけるチョーさんの役割は別格とも言える扱いであり、例えば今回もアドリブ連発なのはもとより、何と予告、提供、「またみてね」を全てチョーさんの「ブリッツウィングの歌」が乗っ取るという快挙を成し遂げています。もう、凄過ぎますね。

 で、チョーさん讃歌(すみません、チョーさん大好きなもので)はこのくらいにして、今回のストーリーを。

 どこからともなく地球圏に飛来したブリッツウィングとラグナッツ。メガトロンに忠実なラグナッツはメガトロンの生存を確信し、ブリッツウィングを伴って探索を始めるわけですが、腹黒いブリッツウィングと愚直なラグナッツのコンビは、全く噛みあわないながらもオートボットを追い詰めていくのです。

 メガトロンは、忠実な部下であるラグナッツだけにオールスパークの入手を命じ、ブリッツウィングは事実上ディセプティコンのナンバー2であるが故に、ラグナッツの行動に同伴しつつ、オートボット殲滅に動いていきます。

 一方、オプティマスは、オールスパークを所持しているが故に地球が危険にさらされることを危惧し、早急に船を修理して地球を離れる決意をします。

 サリはそれに反発。友達を失うという結果が待っている事への寂しさから、キーによる船の修理という形での協力を固辞するわけです。ここに、説教臭いラチェットへの反発が入り交じり、サリの気持ちが掻き乱されていく様子を描いていきます。

 心情描写とアクションが絶妙なバランスで成立していて、今回も充実度はすこぶる高いのですが、チョーさんの怪演が楽しすぎるので、その辺りを見失わないようにしなければなりません(笑)。

 では、今回も見所をチェック。

第10話「クモ女の影」

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クモ女の影

 出ました!ブラックアラクニア。

 「ビーストウォーズ(日本語版)」では「ブラックウィドーちゃん」と自称してましたが、アニメイテッドでは、原語版を踏襲してブラックアラクニアとされています。

 そのデザインは、ビーストウォーズ+ビーストウォーズ・メタルス+ビーストウォーズ・リターンズ。とっても巧い具合に融合していて、感心しました。具体的には、スタイリングが無印、カラーリングがメタルス、4つ目等のディテールにリターンズの影響が感じられます。

 そして、その出自が凄い。

 何と、G1ではオプティマスの恋人だったエリータ1(G1では「エリータワン」)がその正体。センチネルと緩い三角関係にあったことまで示されて、充実度が非常に高いストーリーとなっています。

 「ビースト」シリーズで示されている半有機体のロボットというコンセプトは、このブラックアラクニアにも反映されていますが、あくまでこの時代のサイバトロニアンは無機物であり、スパークが無機物に生命をもたらしていることになっています。というわけで、ブラックアラクニアの半有機体構造は、「命の星」と呼ばれる場所で、巨大なクモ型生物に毒を注入されたことによる変化という設定になっています。この処理も巧妙であり、G1を継承する世界観に、ビースト系の世界観を違和感なく導入することに成功しています(ビースト系も元々G1とは地続きなんですけど、要はマクシマルやプレダコンといった概念がないということ)。

 さて、ストーリーは現在と過去が錯綜する物語になっていて、クモというキーワードがオプティマスのフラッシュバックを喚起するという構成で、テンポ良く2つの時代を見せています。

 現代編は、サリのキーが自らの有機体(「生き物の部分」という分り易い表現)を除去出来るガジェットであると認識したブラックアラクニアが、ハロウィンに浮かれているサリを狙うというもの。

 一方過去編は、前述の命の星で、オプティマス、センチネル、エリータ1の三人に振りかかる危機を描きます。

 それぞれがリンクし、オプティマスとブラックアラクニアの邂逅が二人の過去への心情を痛烈にえぐるという、何とも暗い話なのですが、バンブルビーとアイアンハイドのコンビが明るく振舞う為、それ程暗さを感じさせないのがいいですね。

 サブタイトルは、「ビーストウォーズ」の「クモ女のキック」を思わせて感慨深いものがあります。劇中、しっかりキックを披露してますしね。

 では、この前置きで一切触れていないゆずちゃんの事も含めて、後半出発。

第9話「罠の時間」

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罠の時間

 トランスフォーマーならではの、事態に対処する主人公達の模様を実況中継しているかのような、臨場感が最高の一本。

 アニメイテッドの特徴である、アメリカン・カートゥーンの悪役っぽいキャラクターが、先のメルトダウンに続いてメインを張る形で登場。「スピードキング」なんていうディープ・パープルなネーミングが冴えてますが、実は日本語版だけのネーミングだそうで、アメリカ版では「Nanosec」という名前が付いています。

 この「Nanosec」の名前、かなり重要な意味を持っているのですが、「スピードキング」になったことで、ややこの辺りの意味合いが薄れてしまい、何で彼が老化していくのか、よく分からなくなっています。

 要は、「Nanosec」がナノ秒を意味していて、彼が高速移動している最中に彼が過ごしている時間は、実はその移動に要する時間分を経過しているものの、他の者にとってその時間は極めて短いので、スピードキングが高速移動しているように感じられるわけです。つまり、あのスーツは周囲と異なる時間の流れを作り出す能力があるということですね。

 しかしながら、これは作画ミスかも知れませんが、スピードキングは場面によって老いたり若返ったりしているので、単に高速移動能力が彼自身の時間をエネルギー化したものを消費し、しばらくするとチャージされて消費された時間のエネルギーが元に戻るのかも知れませんけど。

 さて、小難しい話はこれくらいにして、スピードキング役は、待ってましたの子安武人さん。

 勿論、子安さんと言えばターンエーのお兄さん…ではなく、「ビーストウォーズ」のコンボイなわけです。当時は珍しかった子安さんのコミカルキャラを体現する(いや、結構真面目なキャラではあったのですが、バナナが云々という演出が強烈でね)存在として、インパクトがありましたね。

 今回は、岩浪監督慣れした感じの流暢なアドリブと存在感のあるセリフ回しで楽しませていただきました。口調はクルル曹長っぽいけど(笑)。

 では、ストーリーを追いつつ、注目ポイントを押さえていきましょう。

第8話「ダイノボット誕生!」

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ダイノボット誕生!

 おお、G1初代アニメのダイノボット初登場編と同じサブタイトルですよ。プロットもかなり踏襲しているようです。

 G1のダイノボットは、オートボットの発明家・ホイルジャックが作り上げた恐竜ロボット。その恐竜ロボットは初めからトランスフォーマーとして作られましたが、モデルになった恐竜の知能の低さ故に暴走してしまうというお話。

 今回のダイノボットは、サムダックの作った恐竜テーマパークのロボットがアイアンハイドの不注意で破壊されてしまい、メガトロンの力を借りて高性能に再生させたものの、サリのキーの力が作用してトランスフォーマーへと進化したもの。

 両者は、出自的に全く違っています。ちなみに、ビーストウォーズでのダイノボットなるキャラは、出身がプレダコン(悪側)で、後からマクシマル(正義側)に寝返りましたが、今回のダイノボットは、これを踏襲しているとも言えそうです。

 アメリカ版にはあんまり関係ないですが、ビーストのダイノボットの声だった藤原啓治さんが、今回、グリムロックを演じてますし。

 この藤原さんの演技が、ビースト・ダイノボットの「ダー!」を踏襲してて、マニアックに嬉しい感じなんですけど、何から何までビースト・ダイノボットの模倣ではなく、G1グリムロックの片言としっかりミックスされていて、これまたマニアックに嬉しいのでした。

 ちなみに、スワープはビーストでもプテラノドンのテラザウラーだった、飛田展男さんが担当してますよ。

 さて、ストーリーは単純そうに見えても割と入り組んでおり、ダイノボット(特にグリムロック)の単純性故の論理性が無理なく発揮されるよう組み立てられていて、実に理知的。続きの方に、気付きと共にまとめてみました。

第7話「灼熱巨人の挑戦」

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灼熱巨人の挑戦

 バンブルビーのキャラクター性にスポットを当てたお話。

 初代G1アニメのバンブルビー、つまりバンブルは、アニメイテッドのバンブルビー同様、他のサイバトロニアンより小型という設定になっており、少年っぽさが魅力のキャラクターでした。人間に一番近い処に居るトランスフォーマーというイメージは、そのまま実写映画版に引き継がれましたが、実写映画版は大型スポーツカーであるカマロだった為、小型というイメージはやや薄れています。

 アニメイテッドでのバンブルビーは、オリジナルであるバンブル同様、再び小型のオートボットというイメージで造形されています。しかしながら、完全にオリジナルと一緒ではない処がミソで、初代バンブルは小型であるが故に、自分にしか出来ない仕事があることを誇りに思っているキャラクターでしたが、アニメイテッドのバンブルビーは、小型であることを気にしていたり、他の者にからかわれたりするキャラクターになっています。ただし、今回の話だけかも知れませんが。

 アニメイテッドのバンブルビーの強みは、小型である事よりもスピードに長けていること。これは初代にはなかった要素です。このあたりは、実写映画版のカマロが大きく影響している気がします。

 なお今回は、メルトダウンなる怪人が事件を引き起こします。これまでにもちらほら登場している、人間の敵キャラの範疇に属するキャラクターですが、それまでがオートボットの保安官的活躍を描写する為のキャラクターだったのに対し、メルトダウンはディセプティコンに匹敵する本格的な敵キャラになっています。

 そう、今回はディセプティコンが一切登場していないのです。日本の子供向けアニメでは、こんな構成がとられることはまずありません。まぁ、G1を深く味わっていれば、何ら驚くことはないのですが。ただ、アニメイテッドはオートボットが主役であることは動かし難いようで、平然とディセプティコンが主役の話等を展開していた初代G1アニメと比べると、やはり時代が変わったという感は強いですね。

 ストーリーの方ですが、前述のメルトダウンは元々ミスター・ブラックというバイオテクノロジーの大家で、警察への戦力配備のビジネスでサムダック博士と競っており、そのデモンストレーションとして、ミスター・ブラックのバイオテクノロジーの成果とロボットの対戦ゲームを開催する処から始まります。

 それはファンゾーン警部へのプレゼンでもあったワケですが、ミスター・ブラックの成果であるコロッソス・ロードスなる怪人と、バンブルビーの対戦において、コロッソス・ロードスは暴走してしまい、ファンゾーン警部はもとより、ミスター・ブラックに出資していた投資家への評判も失墜。

 オートボットとサムダックを逆恨みするミスター・ブラックは、バンブルビーの破片と自ら開発したステロイドのハイブリッドによって、オートボットの金属すら溶かす液体を作り上げるのですが、その液体自体が暴走してしまい、その液体と融合したミスター・ブラックはメルトダウンと化してしまうのでした。

 そして、メルトダウンとオートボットの一大攻防戦が始まるのですが…。

 と、こんな感じです。これまでで一番ストーリーをちゃんと解説したな(笑)。

 この基本ストーリーに、バンブルビーと仲間達の関わり合いが絡められるのですが、その辺にも触れつつ続きをどうぞ。

第6話「不死身のメガトロン」

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不死身のメガトロン

 プロールにスポットを当てたお話。

 アメリカン・カートゥーンならではの日本かぶれのキャラというか、和風を究極のエキゾチカと捉える姿勢の現れというか、とにかく日本人から見たこのテのキャラは、日本観のギャップを含めて実に魅力的なのです。

 作風は、骨太な前回に比べてややライトなものとなっています。プロールとバンブルビーの性格の不一致による衝突に費やされる前半は、軽妙に描かれていますが、後半は新基地の攻防戦をスリリングに描いており、その盛り上がりにシンクロしてプロールとバンブルビーの関係に変化が訪れるあたり、見応えのあるドラマ性を有しています。

 ストーリーをごく簡単に記しておくと、オートボットが宇宙船を離れて新基地を設えることとなり、その作業に勤しむオートボットを手伝うべく(本当は遊びに)サリがやって来ます。

 ところが、サリのリュックサックには、メガトロンが秘密裏に作り出した「フンコロガシくん1号」が潜り込んでおり、オールスパークの在処を探し始めたのです。

 しかしながら、オールスパークは見つからず。メガトロンは基地のセンサーと他の諸々のシステムをリンクさせ、オートボット殲滅を図るが…。

 とまぁ、こんな感じ。これに、地球の自然への興味を募らせるプロールと、テンションの高いバンブルビーの衝突が盛り込まれるなど、短い放映時間内に盛り沢山の要素が織り込まれているわけです。

 では、いつものように気になるシーンをピックアップ。

第5話「ぬぐえない記憶」

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ぬぐえない記憶

 人間キャラクターは殆ど登場せず、ラチェットの過去にスポットを当てたお話。

 全編がほぼ夜のシーンで、ダークでクールな雰囲気は、さながらバットマンのゴッサム・シティのよう。浮ついた場面が皆無に近く、アドリブの入る余地があんまりなかったようで、一部、チョーさんが一人で吠えまくっていましたね(笑)。

 ストーリーは、ラチェットと因縁のあるロックダウンを軸に展開します。過去と現在がラチェットを介して錯綜するので、かなり複雑に見えますが、現代編は至ってシンプルなので、それほど難解ではありません。

 過去編の簡単な粗筋としては、かつての大戦争の折、オートボットの情報捜査員アーシーを救助することになったラチェットが、アーシー共々ロックダウンに襲われて囚われの身となるも、脱出すべく用いた電磁パルスが強力すぎた為に、アーシーの記憶を完全に消去してしまったというもの。これがラチェットにとってトラウマになっていて、個人的にロックダウンに対して抱いている恨みは深いものがあります。

 現代編は実にストレートで、突如地球に現れたロックダウンのもたらす被害を食い止めるべく、オートボットが奮闘するというもの。ロックダウンはブリッツウィングに雇われており、メガトロンを倒した(と誤解されている)オプティマスを捕える仕事を担っています。

 最終的に、ラチェットは電磁パルスのユニットをロックダウンより取り返しつつ、ロックダウンのスペースボートを破壊し、命乞いをするロックダウンを中に残して脱出するのですが、アーシーの悔恨を優先し、ドクターとしてロックダウンを救う道を選ばなかったラチェットの深い苦悩は、もはや子供向け番組の範疇を超えており、これぞアメリカTVドラマのテイスト。それなりの後味の悪さは一級品です。

 では、気になるシーンをピックアップ。

第4話「音波大作戦」

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音波大作戦

 サリとアイアンハイドの「友情」のお話。ただし、日本における友情物語の定番的な展開ではなく、あくまでTrustの在り方を描く、ドライな感覚です。

 ストーリーは前回までと比べるとやや「お話(=Tale)」的であり、アクションで押し切るとかいったものではなく、ちゃんとしたテーマなり展開なりがあります。

 粗筋を簡単に紹介しておくと、サリの誕生日に、父のサムダック博士から贈られたプレゼントは、何とメガトロンが作ったサウンドウェーブ。サリに早々に飽きさせることで、サリの持つキーをサウンドウェーブの改造に使わせ、それなりにサウンドウェーブが進化した時点で、メガトロンがディセプティコンのポリシーを説き、招き入れるというもの。アイアンハイドは、そもそもの不器用な性格も災いしてか、サウンドウェーブの(というよりメガトロンの)策略に嵌り、サリとの関係を悪化させていきます。

 最後は、サウンドウェーブの正体を知って危機に陥るサリを、アイアンハイドが助けてハッピーエンドとなるわけですが、サリとアイアンハイドの機微が非常に巧く描かれていて、心理描写による展開だけでもスリリングに仕上がっています。

 なお、今回最大のトピックは勿論サウンドウェーブです。

 G1サウンドウェーブを彷彿させる音声のエフェクトも嬉しく、キャラクターデザイン自体も、車に変形するという点以外はG1のそれを彷彿させます。

 それでは、今回も気になるシーンをピックアップ。

第3話「オールスパークの秘密」

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オールスパークの秘密

 今回はいきなり火災現場よりお送りします。

「レスキューファイアー呼んだ方が良くない?」

「それ違う番組だよ」

 なんていう声も聞こえてきますが、このギャグは、スポンサーが同じタカラトミーだからということで。

 ま、それはさておき、今回も極限までシンプルに削ぎ落とされたプロットで動いています。しかし、初代アニメのように政宗一成さんの詳細なナレーションがあるわけではないので、ちゃんと画面を注視していないと、流れを見失ってしまいます。それだけ高密度。

 簡単にプロットをまとめると、スタースクリームがいよいよ行動を開始。スタースクリームの狙いはオールスパークであり、オールスパークをめぐってオートボット達との駆け引きと争奪戦が展開されるというものです。

 途中、バンブルビーがサリのキーで回復したり、最後、一度スパークの消えたオプティマスをサリが蘇らせたりと、スパークとオールスパークの関わりをチラッと見せているのですが、基本的にサブタイトルには偽りありで、「オールスパークの秘密」は提示されたような提示されないような、何とも曖昧な感じです。もっとも、このサブタイトルをつけたのは日本側なので、こんな指摘はナンセンスですけど。

 とにかく、今回は構図や絵の動かし方、演出が素晴らしい!

 実写映画版へのアプローチが随所に感じられ、いかにもカートゥーンな絵でありながら、非常に実写的な迫力を醸し出しているのです。引き込まれますねぇ。

 では、今回も気になるシーンをピックアップ。

第2話「英雄、その名はオートボット」

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英雄、その名はオートボット

 いきなりキャプ画が気持ち悪くてすみません。

 今回も面白かったですよ。

 元々原語版のセリフが多いのか、暴走アドリブが入る余地もあまりなく、「ビースト」の楽しみ方とは毛色がかなり違います。もっとトランスフォーマーのマニア寄りなネタというか、そういった感じの要素が密かに練りこまれている印象です。

 ストーリーは前回同様実にシンプル。50年振りに目覚めたオートボットが、モンスターを見事なチームワークで退治して人間達に受け入れられるというもの。初代アニメもそうでしたが、テンポが非常に良く、無駄なシーンが一切ない。やっぱり好きですねぇ。

 では、私個人が気になったシーンをピックアップ。

第1話「新章!トランスフォーマー」

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新章!トランスフォーマー

 「ゴセイジャー」を差し置いてこっちを書いちゃいます。しかも、キャプ画付きで(笑)。

新章!トランスフォーマー

 こういうことをやると、自分の首を絞めてしまうのは分かっているのですが、とりあえず「トランスフォーマー」の、しかも「アメリカ発」の、となると書かずには居られません。

 ただし、「ガンダム00を見たか?」とか「侍戦隊シンケンジャーを見たか?」といった、本気度全開な記事は書きません。あくまでトランスフォーマーらしく、ゆる~く。さらには、途中で放り出す可能性もあります

 なお、トータルな感想で言うと、満足いく出来でした。

 私はアメリカ版を見ていないし、どういった展開なのかも予備知識なし。よって、このブログでの戯言は、コアなTFファンに向けたものではないことを、予めお断りしておきます。私は「アメリカ発のトランスフォーマーの日本語吹き替え版」として、アニメや実写映画を満遍なく視聴していますが、物凄く詳しいわけでもないので、そのあたりはご容赦を。

 また、私の地域でのテレ東系はアナログ放送なので、キャプはやや粗めです。その点もご容赦を…。