ブレイブ18「つかんだッ!カンフーひっさつけん」

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 一週のお休みを挟んでの、前後編の後編です。

 ダイゴがどのように「強さを克服するか」という、ある種のパラドクス的命題を「キョウリュウジャー」らしいテーマで巧く解決してみせた一編となりました。

 今回の場合の「強さの克服」というのは、即ち「弱さを見出し、それを糧とする」という感覚でしたが、むしろ「弱さ」というより「ウイークポイント」として扱われており、メンタル面で比類なき強さを誇るダイゴに相応しい解決だったのではないでしょうか。

ブレイブ17「ガチだぜ!キョウリュウグレー」

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 キョウリュウシアン=ラミレスに続き、スピリットレンジャー枠からキョウリュウグレー=鉄砕が登場!

 まだ素顔は登場していませんが、声の出演としてボウケンシルバーこと出合正幸さんの名がクレジットされており、隙のないキャスティング戦略を感じることが出来ます。

 「キョウリュウジャー」始まって以来の絶対的危機が描かれ、しかも割と簡単に乗り越える爽快感が上乗せされており、「キョウリュウジャー」ならではのスピード感溢れる強さを堪能。そこにややメンタル寄りな「強さ」の論理が織り交ぜられ、何となく「ゲキレンジャー」っぽい感覚も垣間見えます。

 デーボスの復活といった危機的状況を通奏しつつも、何故かスケール感には乏しく、この辺りの演出にはやや翳りがあったようにも見受けられますが、メンタル面の強さを体現すべく体技を積み重ねていくアクションは鳥肌モノの完成度。素面は「修行」のシーンで、そしてスーツアクションはナガレボーシ戦で。巨大戦はブンパッキー単独での活躍というサプライズ。様々な面で工夫が見られ、飽きさせない画面構成で繋いでいきます。

ブレイブ16「モグモグーン!おれのたからもの」

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 イアン編。しばらく続いていた空蝉丸フィーチュアを廃す事で、より一体感とシリアスさを増した一編となりました。

 ただし、今回はキャラクターの描き分けが割と凡庸であり、あまり印象に残らなかったのは否めません。2クール目からは、積極的なゲスト投入等でキャラクターを掘り下げていく手法がよく採用されますが、今回は特にそういった措置もなく、出揃った駒でイアンの過去の仕切り直しを行う構図になっており、しかも、イアンの親友・御船士郎を殺害した真犯人がアイガロンだったという、題材としては衝撃的なものを用意しつつも、大した展開がないので、実にアッサリ味。

 イアンには、キレるといつものクールなイアンではなくなるという要素が、改めて付加あるいは確認されたものの、士郎に関する感情の根拠が妙に弱い為に、空回りしてしまった印象が強く、やや残念なエピソードでした。

ブレイブ15「はらだたしいぜッ!ドゴルドのやぼう」

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 正統なるノブハル編。空蝉丸がある程度絡んでくるものの、それ以外のメンバーのシーンは非常に少なく、実質的にノブハル単独のドラマと言っても差し支えありません。

 ここ数回はギャグテイスト満載なエピソードが続いた為か、やや地味な雰囲気に見えてしまい、今ひとつ弾けていない感はあるものの、「キョウリュウジャー」の振り幅を感じさせるハートフルかつシリアスな好編でした。

 ノブハルの親友・中里を演じるは、渋江譲二さん。特撮ファンなら、タキシード仮面、そして仮面ライダー威吹鬼としてお馴染み。クールな見た目とは裏腹に、どこまでも優しい内面を持っていそうな独特の雰囲気を醸し出す俳優さんであり、そのキャラクターが却って中里の「棘」を際立たせています。

 そして、渋江さんのシリアスな雰囲気がドラマに充満している為か、ノブハルのオヤジギャグも演出を含め控え目。様々な面でギャグテイストとは対極に位置するエピソードとなりました。

ブレイブ14「あぶなァーい!スピリットベース」

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 サブタイトルからすると、よく戦隊シリーズの中だるみ期に挿入される「基地バレ」編っぽいですが、その辺りの緊張感は皆無のアミィ編。

 何故緊張感がないのか。それは、ラッキューロという類い稀なる「可愛い幹部」の奮闘に、不覚にも感情移入させられるからであり、さらには、キョウリュウジャーなら何とかするだろうという、異様なまでの安定感が漂っているからでもあります。

 そういう視点で見ると、悪役ドラマ偏重、マンネリといったネガティヴなタームが並んでしまいそうになるわけですが、そこは「キョウリュウジャー」。ラッキューロにはドラマが生じるわけではなく、あくまで「こういうキャラですよ」という「軽さ」が見られますし、そもそもデーボモンスターからして完全にギャグキャラ扱い。一方で、アミィの「お嬢様修行」が、これまたドタバタを練り込んで描かれている為、余計に賑やかになり、マンネリどころかまたまた新しい魅力をアミィから見出す事が出来てしまいます。

 とにかく楽しけりゃ何でもやる。そんな姿勢が如実に感じられる一編でした。

ブレイブ13「ジャキリーン!ハートをまもりぬけ」

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 屈指のギャグ編。

 ソウジをメインに据えて彼の「鈍感力」の凄まじさを生真面目に描いて笑いを誘い、そこに周囲が妙な言動を添えてさらに笑いを増幅させる、キャラクター主体のコメディにおける模範パターンを構築し、視聴者を満足させてくれます。

 無理矢理なギャグを力任せに挿入する事もなく、自然体でキャラクターを動かして笑いを取るのは、実は脚本的にも演出的にも非常に難しいのですが、サラリと爽やかに笑わせてくれて、しかも各キャラクターの魅力をコミカルな演技の中から引き出すという離れ業までやってのけるとは、凄いですね。

ブレイブ12「ブットバッソ!せっしゃとキングどの」

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 荒れすぎ! 止められない! といった感じの、サービス満点過ぎる6人体制完成編。

 アミィを介して微妙な距離感を見せていた前回から想定され得る、一般的な追加戦士の「浮き方」が継続されるのかと思いきや、一話で、しかもAパートで殆どの状況が解決するという飛ばしっぷり(笑)。その上、新ロボまで一気に出してしまうという、ホントにどうにも止められない勢いが凄い。

 骨子となるストーリーは、子供の洗脳譚に異空間ものをプラスしたオーソドックスなもの。6人目の正式加入に敢えてオーソドックスな題材を選ぶ辺り、相当な自信の表れと見る事も出来るかと思います。実際、分かり易い単純明快なストーリーの上で、ダイゴと空蝉丸の信頼関係構築を深く印象付ける事に成功しており、一見アクション一辺倒にも見える本編に漂っている、骨太な語り口が視聴者にちゃんと伝わっていて、実に良い感じです。

ブレイブ11「ウッチー!クールでござる」

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 というわけで、二話連続視聴の二話目です(笑)。

 しかも、二話とも強烈なお話だったので、頭の中を整理しつつ書いておるわけですが、やはり若干整理出来ない部分があるのは仕方のない処でして。

 今回の主役は「アイドル」でした。

 「アイドル」って何?! って感じですが、実際にOPクレジットには「アイドル」って書いてあったんですから仕方ない(笑)。

 本当の主役は空蝉丸とアミィなのですが、とりあえず「アイドル」さんが強烈過ぎて...。

ブレイブ10「ザンダーッ!ゴールドふっかつ」

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 仕事が忙しく、更新が滞ってしまいましたm(_ _)m

 ブレイブ10と11は連続で視聴しましたので、リアルタイムの捉え方にはなりませんが、その辺りご容赦の程を。

 さて、今回は前回から直結する前後編的な内容という事で、キョウリュウゴールド復活劇がメインとなりました。追加戦士らしい謎めいた雰囲気を残したままエンディングを迎える「引き」や、圧倒的な強さを見せる丁寧なアクションシーン、新ロボの登場を強烈にアピールする巨大戦といった、あらゆる定番要素をしっかりと消化する作劇・演出には好感が持てます。

 一方で、空蝉丸一辺倒にならない、各キャラの描き分けの緻密さも高ポイント。特に、アミィとソウジの脱出劇は、ダイゴが信頼した二人の「ブレイブ」をこんな形で見せるのか! という驚きに満ちており、追加戦士劇ならではの張り詰めた空気をフッと和ませる効果がありました。

 他にも、トリンやキョウリュウシアンといった「年長者」の惜しみない協力体勢も描かれる等、追加戦士登場編として一級の仕上がりです。

ブレイブ9「メチャつよ!プテライデンオー」

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 キョウリュウゴールド登場編の前編といった処でしょうか。これまで、話が連続していても一話完結の体裁を崩さなかった「キョウリュウジャー」ですが、ここで純然たる連続エピソードを持ってくる辺り、気合いの入りようが窺えるというものです。

 ドゴルドの驚きの正体、生きていた先代キョウリュウジャーの一人・空蝉丸、単体変形して強さを見せつけるプテラゴードン。いわば追加戦士登場編の定番要素を貪欲に取り込んだ作風。恐らく、イメージソースとなっているのは「ガオレンジャー」のガオシルバーであり、キョウリュウゴールドとガオシルバーには、近似した部分が多く存在します。

 一方で、怒りに我を忘れて罠に落ちた空蝉丸と、どんな状況でも「信頼」を礎に余裕を崩す事のないダイゴとが、対比構造になっているのも注目すべきポイントで、先行のラミレス編と併せて、現キョウリュウジャーの「戦隊」としての強固さが強調される事となりました。