斎田リコ Riko Saida

  • 投稿日:
  • by
  • カテゴリ:

 孤門の友人。彼との関係は、友人以上恋人未満といったところか。

 美大生で、家族のモチーフを動物に求めてスケッチを続けている。

 孤門にとって大切な人物だが、「TLTの立場にある孤門」にとっては、事実を語ることを許されない一市民である。

 実はリコと彼女の家族は既にビーストと溝呂木によって抹殺されており、リコはファウストの依代として利用されていたのだ。

 孤門との思い出を胸に、彼女は孤門の腕の中から消滅した。(演:中丸シオン)

 「帰ってきたウルトラマン」以降のいわゆる「第2次ウルトラ」では、ドラマを盛り上げるのに欠かせないものとなった、主役に関わる民間人の設定。ティガなど「平成シリーズ」ではあまり見られなかったこのシチュエーションが復活。

 と思いきや、何の変哲もなかった民間の恋人だった彼女は、突然物語の核へと引きずり込まれ、挙句「実は死んでいた」、「闇の巨人の依代だった」という驚愕の展開で視聴者をグイグイとストーリーへ巻き込んでいく異色のヒロインとなった。

 孤門との日常、記憶欠如への怯え、そして闇の依代という三面を見事に表現した中丸女史に拍手。