来訪者とレーテ Visitor & Lethe

 20年前(1989年)、アメリカの砂漠地帯に謎の発光体が墜落。米軍は数体の不定形生命体を捕獲した。その生命体が来訪者であり、彼らは超新星爆発によって故郷を追われ、光量子情報体となって地球に飛来したのだった。

 来訪者はオーバーテクノロジーをもたらしたが、その技術はスペースビーストによる「終焉 = 地球の滅亡」を防ぐためにのみ使うことを許された。

 5年前(2004年)、新宿で起こったウルトラマン(ファースト・デュナミスト:真木舜一)とビースト(ザ・ワン:有働貴文)の戦いを知る世界中の人々の記憶は、「ビーストの記憶がさらなるビーストの災厄をもたらす」という危険性から、来訪者によって忘却の海「レーテ」に封印された。

 レーテはウルトラマンと同様のエナジーコアを備えた物体で、その中に恐怖や憎しみを封印しており、が憎しみに囚われたままエボルトラスターを引き抜いたことでその内部の闇とシンクロした。

 解き放たれた闇は光の力を吸収し、石堀はついにダークザギ完全復活の目的を達成したのだ。