BT-06 バイナルテック・トラックス

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サイバトロン 戦士 トラックス feat. シボレー コルベット
CYBERTRON WARRIOR TRACKS feat. CHEVROLET® CORVETTE®
AUTOBOT WARRIOR TRACKS (US ORIGINAL)

 旧作のスタイリングを踏襲する試みが成功したハウンドに続くサイバトロン陣営は、ハウンドと同様のコンセプトで開発されたと思しき秀逸なスタイリングとなった。つまり、旧作のスタイルを再現するというコンセプトである。旧トラックスの特徴である「コルベットのトランスフォーマー」、「スマートなロボットモード」という2点が踏襲され、完成度の高いものとなっている。

 バイナルテック第6弾の新しい試みは、主武装を変形によって出現させるというもの。肩に装備したロケットは旧トラックスも所持していたものだが、バイナルテックでは変形の過程に盛り込まれており、その驚きは大きい。

 ロボットモードのスタイルで特徴的なのは、その胸部。旧トラックスの特徴的な胸部を、車両のパーツではなくわざわざ別個のパーツ(しかもクリアパーツ)で再現することによりスマートなイメージを再現することに成功している。脚部もこれまでのシリーズに比べて長く造形されており、旧キャラクターイメージの再現への工夫が随所に見られる。

 ただし、カーモードについてはこれまで以上に分割線が目立つ構成になってしまった。全体のスタイリング完成度とディテール再現度が非常に高い上、明るいカラーリングのため、より目立ってしまう。しかしながら、それはトランスフォーマー故のジレンマでもあり、このトラックスは、それらをいかに止揚させるかという試みが深く感じられる逸品でもあるのだ。

トラックス 01

 旧トラックスの変形パターンをブラッシュアップし、さらにスタイリングの完成度を極限にまで高めた秀逸なロボットモード。

トラックス 02

 頭部は旧アニメの設定をベースに、より洗練された造形となった。

トラックス 03

 LS6エンジンが銃(ブラックビームガン)に変形。

トラックス 04

 変形に要する各可動部を逆手にとって、ロボットモードの関節に生かす秀逸な設計を体現する。脚部を大きく開くポージングでも、スマートなプロポーションを保つ。

トラックス 05

 トランスフォーム!

トラックス 06

 胸部が上がり、腕部が肩装甲に完全に収納される。頭部は180度回転。

トラックス 07

 肩装甲が完全に合わさり、車体後部を形成。

トラックス 08

 左右の脚部が結合、車体前部を形成。

トラックス 09

 カーモード完成。

トラックス 10

 シボレー コルベットの流麗なスタイリングを忠実に造形。特徴的なホイールはもちろん、ブレーキディスクまで再現。

トラックス 11

 ボンネットと両ドアが開閉。

トラックス 12

 銃(ブラックビームガン)が変形し、エンジン部を形成。ステアリングの左右連動可動もシリーズ恒例。

トラックス 13

 スポーティなインテリアを再現。シートに施された赤の塗装がスポーティさを高める。シート横にロボットモードのロケット部が見える。意外と違和感がないのが面白い。

トラックス 14

 リアパース。サイバトロンシンボルがあしらわれる。フロントに比べ、重厚な雰囲気を持つリアを忠実に再現。