BT-21 バイナルテック・アーシー

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サイバトロン 戦士 アーシー feat. Honda S2000 Hardtop
CYBERTRON WARRIOR ARCEE feat. Honda S2000 Hardtop
AUTOBOT WARRIOR ARCEE (US ORIGINAL)

 復活バイナルテック・シリーズの第2弾リリース(3体目)は、バイナルテック初の女性キャラであるアーシー。旧アニメ版「ザ・ムービー」および「2010」、「リバース」に登場した名キャラクターである。

 アーシーというキャラクター自体の説明は、ファンに対しては不要であろう。チャーミングだが勇敢な性格設定は、アメリカン・カートゥーンの由緒正しき女性キャラを踏襲したものと思われ、リアルロボットが跋扈していた日本のロボットアニメの中で新鮮な輝きを放っていた。

 さて、このバイナルテック・アーシーの商品化に際しては、いささか複雑な経緯をたどっている。元々はBT-12 オーバードライブのリデコアイテムであり、海外展開のオルネイターズでは「ディセプティチャージ」として発売(ワイルドライダーやドラッグストライプが元ネタという説あり)。その後、バイナルテック展開も考慮され、ブラックウィドーとして発売されるプランも存在したが諸事情により頓挫している。今回のアーシーは、その「ディセプティチャージ」の新造パーツをそのまま活かし、アーシーのイメージカラーにリカラーしたアイテムである。

 オーバードライブとの差異は新造形の頭部、変形ギミックを備えたリアウイング、ハードトップのパーツの3つ。新造パーツとカラーリングで随分と印象を異にしている。

 ただし、アーシーとして見た場合、カラーリングこそイメージ通りだが、元々の頭部造形がやや男らしいことや、バイナルテック随一のスマートさを誇るロボットモードでさえ、女性キャラとしてはマッシヴに過ぎるのは否めない。しかしながら、これまで商品化にはお世辞にも恵まれていると言えなかった「G1アーシー」が、こうして立体化されることには十分な意義があると言えよう。

アーシー 01

 女性キャラとしてはやや逞しいが、ホワイトとピンクのカラーリングがG1アーシーを彷彿させるロボットモード。

アーシー 02

 頭部はオルタネイターズからの流用だが、バイナルテックでは初登場となる。ブラックウィドーとしての発売プランがあっただけに、女性キャラとしてもそれなり通用するか。

アーシー 03

 ハードトップはシールド(ライアットシールド)になる。オーバードライブのソフトトップとは造形が異なる。VTECエンジンが銃(ダートストームガン)に変形。

アーシー 04

 スマートなS2000モデルならではのポーザブル機構により、女性キャラらしいポージングも可能。

アーシー 05

 トランスフォーム!

アーシー 06

 胸部が上がると腹部がシートに変形。脚部の各部パネルが展開する。

アーシー 07

 肩装甲に腕部が収納され、車体後部を形成。腰が回転。

アーシー 08

 続いて左右の脚部のパネルが閉塞し、車体前部を形成する。

アーシー 09

 カーモード完成。デフォルトはハードトップ仕様。

アーシー 10

 収納状態のオープンド・トップ用パーツが付属。オーバードライブのソフトトップも流用可能だ。

アーシー 11

 ボンネットとトランク、両ドアが開閉。ホワイトのエクステリアに、ピンクのインテリアのコントラストが、フェミニンな魅力を放つ。

アーシー 12

 銃(ダートストームガン)が変形し、VTECエンジン部を形成。S2000モデル特融の銃身収納ギミック、ステアリングの左右連動可動も健在。

アーシー 13

 白いステアリングがユニーク。シフトレバーには塗装が施されており、インテリア再限度は十分。

アーシー 14

 リアパース。リアウイングが印象的。ナンバープレートは復活シリーズ恒例の展示車用プレート仕様となっている。