
トランスフォーマーの新たなカテゴリー「ハイブリッドスタイル」。第一弾にラインナップされたのは「ギャラクシーコンボイ」で、そのアニメ設定に近いスタイリングで、ファンの話題を集めました。
第二弾は初代コンボイというセレクト。既に20年を超える歴史を持つトランスフォーマーだけに、初代コンボイに対するファンのこだわりを一身に受けるかのごとく、その作り込みは尋常ではありません。
監修は、ダイアクロン時代から参画し、タカラに縁の深い河森正治氏。マクロスのメカニカルデザイナーと言えば、ロボットアニメファンには知らない人はいないでしょう。
まず、手に取って得た第一印象は「小さくて精密」。ロボットモードはわずか10センチ程度。このコンパクトなサイズに、ギッシリとディテールが積み込まれている印象です。
変形パターンもマスターピース版、ロボットマスターズ版を経て、また異なるパターンを生み出し、余剰パーツの処理や要所要所のパーツの動きが、非常に洗練されています。
そして、マスターピース版、ロボットマスターズ版に付属しなかったコンテナが、今回ようやく付属。コンテナも手抜かり無くギミックや造形が練られ、非常に完成度の高いものとなっています。

小サイズに見合った、骨太なプロポーション。ディテールの密度が高く、画像だけではサイズが想像できません。

コンボイの定番武器、レーザーライフル。平手が付属し、表情豊かなポージングが可能。

レーザーライフルは、両肩のスライド関節と、特殊な左手首への差し替えにより、両手持ちが可能。

右手首は、差し手に換装できます。「サイバトロン戦士、アターック!」玄田氏の声が聞こえるようです。

1話限りの登場ながら、殆ど定番武器と化したエナジーアックス。手首ごと差し替えます。

ディスプレイスタンドが付属。股間にアームを固定することで、大胆なポーズでのディスプレイが可能。背中にジェットパックを装備しています。

ジェットパック装備の背面ショット。

レーザーライフルを構え、ジャンプのポーズ。

マトリクスも内蔵。マスターピースを踏襲したギミックを搭載。このサイズでよくぞ再現したと思います。

マトリクスを取り出し、マトリクス用握り手に保持することが出来ます。

エキゾーストパイプとタンクを、シークレットウェポンとして展開。この使用方法は、大胆で効果的。

「いやぁ、私の勘違いだったよ、スパイク。」

コンテナは展開可能。バトルベースに変形して、臨場感溢れるシーンを再現できます。コンテナ展開と同時に、アウトリガーが自動展開。スロープまで自動で飛び出します。この連動振りには感動。

コンテナを立てて、リペアドックモードに。レーザーライフルや、エナジーアックス、差し替え用手首など、すべての余剰パーツを収納できます。

手首はこのようにサイドのケースに収納できます。

コンテナとローラー。ローラーは前輪と後輪のステアリングが連動して可動。細かい配慮が溜息モノです。

ジェットパックは、このようにコンテナ前面に取り付けられます。ローラーには、レーザーライフルを装着可能。

トランスフォーム!

手首の収納方法が斬新。

胸部パネルを展開し、腰部を伸展。

脚部のタイヤの反転する変形パターンが新しい。

マスターピースとは異なるパターンで、前輪が腰部より取り出されます。

トランスフォーム完了で、キャブ完成。このハイブリッドスタイルでは、ロボットモードが重視されているのか、ビークル形態の一体感は今ひとつです。それでも、サイズを考えると、驚異の変形ギミック。

コンテナを装着。やはりコンテナがあると、コンボイらしさが溢れ出します。

ヘッドクォーターモード。これは初代トイで設定されていた変形パターンです。
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