SirMilesのマニアックな日々

快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー #15「警察官の仕事」

 今回も実質パトレンジャー単独回と言って差し支えないストーリー。しかしながら、快盗も前回同様周辺をウロウロしてはいるものの、直接本人たちに会っていたりと急接近の様相を呈しています。

 一方、ギャングラーの方はほぼトゲーノ単独となり、「倒されるべき相手」以上の存在ではなくなりました。要するに、パトレンジャーによるトゲーノ攻略戦を重厚に描き、それをルパンレンジャーが目撃するという構図を押し出しているわけです。

メンバー総入院

 形の上では、ダブル戦隊だから出来るシチュエーションと言っても過言ではない総入院。

 勿論、これまでの戦隊でも全員が動けない状態になる話は色々あったと思いますが、追加戦士が状況を打開するとか、全員が怪我を押して何とか敵を倒すとか、構造的にそういったパターンからは逃れられなかったわけです。今シーズンだと、別動隊(ルパン)が居るので、パトレンジャー全滅状態でも問題なく物語を進行することができます。

 とは言え、今回も結局は比較的負傷度の低い咲也とつかさが、トゲーノを倒すべく出撃していくという状況にはなり、先例を踏襲する形となりました。そりゃそうですよね(笑)、あくまで前回と今回はパトレンジャーの物語なのですから。

 というわけで、結果的に冒頭の言は「過言」でございました。逆に、そういう思い切った話が今後は登場するかも知れませんね。

 さて、恐らくはつかさの負傷した姿の何とも言えない妖艶さに当てられた男性諸氏も多いかと思いますが(笑)、今回の痛々しいメイクや衣装は、警察戦隊の任務の過酷さを物語るのに一役買っていましたね。こういうのって、ポリシーを口に出してずーっと喋っているだけだと納得しないんですよ。特撮ドラマなんだからビジュアルが大事です。

 圭一郎は、かなり大袈裟なメイクで毒の恐怖を表現。意識不明で苦悶する様子も凄絶の一言。ここでも過酷さを描いていました。だからこそ、グッドストライカーの力を借りつつ、気力だけで登場するクライマックス戦が鮮烈に映るんですよね!

咲也の好感度上昇

 今回は、つかさの冷静な状況分析、そして作戦参謀的なポジショニングも大きな魅力の一つでしたが、何と言っても咲也が突出した魅力を振りまきます。

 つかさに内緒で病院を抜け出すところを、敵情視察を兼ねて見舞いに訪れた初美花に見られ、その場を取り繕う咲也でしたが、このシーンからはナンパ師としての咲也の雰囲気が漂っており、私はまんまとミスリードされました。

 そうです。てっきり女の子とデートの約束でもしてるんじゃないかと邪推(笑)。初美花に惚れてはいつつも、きっと得意の射撃で数撃ちまくってるんじゃないかと、咲也のキャラクターを誤解していたわけですよ。

 するとどうでしょう! 病床に伏している圭一郎に代わって、何と咲也は幼稚園に向かっているじゃないですか! これには初美花じゃなくても驚きですよね。彼も市民の守り手を誓う警察戦隊の一員。圭一郎の代わりにギャングラーの粉砕を約束しに来るとは、本当に良い意味で裏切られました。素晴らしい作劇です。

 クライマックスのバトルでは、つかさに二丁拳銃を任され、その射撃の名手としての気質を存分に発揮。つかさとの実践体術を駆使した見事なコンビネーションを目の当たりにした初美花に、「凄い…」と言わしめています。

 そして、圭一郎を差し置いて園児に好かれまくるというキャラ付けを得て、さらに好感度急上昇です!

気力の男・圭一郎

 気力の男と言っても「ダイレンジャー」ではないです。無茶な圭一郎氏は今回も相当な無茶をします。

 意識不明でバイタルも安定しない様子、しかも対症療法のみに頼っているという描写でありながら前線に出てくるとか、もはやファンタジーの域になってしまいましたが、彼ならば可能なんじゃないかと思わせるあたりが巧みです。中でもグッドストライカーのサポートを得ているというのが実に巧く、ちょっとしたリアリティが担保されていました。

 パトレンU号になると、3人の身体的な状態を共有してしまうというのも面白かったですね。毒や怪我は3人それぞれに拡散するためやや症状が軽くなるという理屈が、セリフではありましたが巧く説明されていて良かったです。

 回復後は妙なダンスで喜びを現していたりと、相変わらずヘンな人振りを発揮する圭一郎。ルパン側が霞みまくりです…。

魁利と初美花の反応

 初美花は警察官としての咲也の懸命な姿に、少し心を動かされた様子。ただし、実態はあくまで快盗と警察の関係ですから、まだまだ発展はし辛いものと思われます。

 魁利は圭一郎の様子を見て、またもやパトレンジャーへの敵対心を揺さぶられることとなります。しかしながら、影で悪態をついている様子がどうもレッドらしくないのは気になりますね。今の印象だと、いわゆるライバル側筆頭という感覚になっているように思います。2クール目でどう挽回していくか注目です。

超○○スピン!

 グッドストライカーが「超ドリルスピーーン!」と叫んでいましたが、これは三ツ矢雄二さん繋がりで「超電磁スピーーン!」のパロディなのではないかと。

 ドリル片手に突進する様子はゲッター2そのものでしたけどね(笑)。

ルパンコレクション

 今回のルパンコレクションは、やや分かり難いモチーフでしたが、公式サイトのヒントを元にして、「メガレンジャー」でメガイエローが使用するメガスリングと分かりました。

 結構意外なチョイスで侮れないですねぇ。

次回

 次回は定番の「入れ替わり」。最もキャラ崩しから遠い存在である透真が、その餌食になるということで俄然期待しちゃいますね!

 

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