第二号車はファミリア S-WAGON

 「MAZDA FAMILIA S-WAGON」は、当時大胆(に私には十分感じられた)なコンセプトに基づいてデビューしたセミ=コンパクトカー。

 CAROLの末路を受けて乗り継いだこの車は、手荒な扱いも受けることなく、スポーティな上にファミリーカーとしても優れたユーティリティを有し、SirMilesの足として縦横無尽に県内外を駆け巡りました。


 前代からのフルモデルチェンジとなったファミリアは、セダンとこのS-ワゴンをラインナップしていました。

 この車は、正に発表当初の契約で、コンパクトカーに近い外形ながら室内は予想を超えて遥かに広く、シートは全て可倒式となっており、ラゲッジスペースとして使用すれば、大容量を確保できるというコンセプト。

 また、5MTであるが故のスポーティさは、充分すぎると言っても良いもので、峠はなかなか楽しめます。当然FFなので、FRな走りを望むことはできませんが、特に走り屋さんではないので、随分満足できるレベルでした。

 「コンパクトな外観+広い室内+ファミリーカーとしてのユーティリティ+スポーティな味付け」というコンセプトは、DEMIOが嚆矢ですが、このS-WAGONは、さらにそのコンセプトを一歩進めた傑作だと思います。


 諸元(抜粋)は以下のとおりです。


タイプ

TYPE-R

駆動方式

FF

トランスミッション

5MT

全長

4200 mm

全幅

1695 mm

エンジン

水冷直列4気筒16バルブ 可変バルブタイミングエンジン

排気量

1498 cc