エレハン・キンポー

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 激獣拳ビーストアーツの達人「拳聖」の一人で、激獣エレファント拳の達人。「遊びの中に修行あり 世界が恋するエレファント拳 エレハン・キンポー」。

 シベ山を抜けたモロチ川のほとりにある山小屋に一人住み、山の中に足を踏み入れた者に襲いかかる為、「もののけ」と呼ばれ恐れられている。ただしそれは、あくまで激獣拳を学ぶに相応しいか否かを見極める為の「テスト」なのだ。

 その姿は象の頭部を持つ拳士(「獣獣全身変」を参照)であり、その鈍重に見える容姿からは想像もつかないアクロバティックな体術を見せる。「遊びの中に修行あり」が持論で、いかなる戦いにも余裕を持って臨むべしとする。

 マスター・シャーフーと同様に「獣拳不闘の誓い」を立てており、自ら臨獣拳に対しその拳を振るうような行動はとらない。マスター・シャーフーとは、同じ写真に仲良く写る微笑ましい姿に象徴されるように、至極仲が良いらしい。

 「スケベ」とは美希談。バエからは「エロハン」と揶揄される。ランをいたく気に入り、抱きついたりお尻を触ったりする。しかし、その行動はランに笑顔の重要さを教え、鎖鉄球術の習得へと導いた。

 スクラッチ・マイスターズの工場長を勤めているが、その職に就いているときでも軽いノリは相変わらずであり、その勤務内容は不明。(声:水島裕)

激獣エレファント拳(マスター・エレハン)

 変幻自在の鎖鉄球術を中心とする、パワーとテクニックの両立を求められる拳法。

聖聖縛
 激気を織り上げて帯状にし、相手を縛り上げて自由を奪うゲキワザ。余裕の心と強力な激気あってこそのゲキワザであり、七拳聖全員が会得している。強度は太い鉄骨の3兆倍といわれる。
解説

 マスター・シャーフーに続く、拳聖の登場である。「燃えよデブゴン」等の作品で人気を誇ったサモ・ハン・キンポー(現・サモ・ハン)氏から名前を拝借している。

 ところが、何と拝借しているのは名前だけではなく、声もなのだ。演ずる水島氏は、サモ・ハン氏の吹き替えの常連。カンフー映画ファンならば、「待ってました」と喝采を送ること間違いなしだ。

 「エッチな師匠」というキャラクターも、ありがちな属性だが笑いを誘いやすい。また、このいかつい象の姿を、コミカルなキャラクターへと仕立てるのに一役買っている。