ドロウ

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 ロンの双幻士で、幻獣カプリコーン拳の使い手。

 メレ曰く「変人コンビ」の一人。頭脳明晰な学者肌で、その優れた思考能力を用いて作戦の発案と武器の発明を行う。ソジョを相棒と位置づけており、立案する作戦実行にソジョは欠かせない存在である。

 しかし、頭脳が卓抜している故に、周囲とのコミュニケーションは断絶された状態にあり、妙なコンピュータ用語を用いて早口で喋る為、その言動はにわかには理解不能である。

 最大の武器は頭脳だが、相手の力を利用する戦法にも長けており、うねりを持った鋭い二本角による突進攻撃を繰り出す。

 常に獣人態を保っており、羊の頭部をモチーフとする紺青の鎧を纏う。その頭部にはうねりを伴う二本角と鋭い光を放つ一つ目がある。(声:稲田徹)

登場

 修行その41「ズシズシ!もうやだ」

 修行その42「ワッシワッシで乗り越えろ!」

幻獣カプリコーン拳

 幻獣カプリコーンに学び、カプリコーンの力を身に付ける幻獣拳。

即書呼
 「ミーことドロウの脳内ハードディスクが、ギガント回転し始めたという現実!」という珍妙なセリフを発しつつ、計算の経過を空中に描き、答えを導き出すゲンギ。
練馬繰
 ソジョが胸部の前歯に溜め込んだ激気と紫激気に幻気を加え、3つの気を混ぜ合わせた上、研究によって作り出した種に「エンター」し、泥粒子を作り出すゲンギ。泥粒子を撒き散らすと、浴びた者は苦しみながら消滅してしまう。
練馬繰・痛
 相手の腕を掴んで練るように回転させ、武器を弾き飛ばしてしまうゲンギ。
全身練馬繰
 ドロウの頭の角の上にソジョが乗り、ソジョの具流虞留でドロウもろとも高速回転、ドロウの練馬繰を繰り出して巨大拳士の合体解除を誘発するゲンギ。ドロウ曰く「驚愕の強力な協力」。
解説

 ロンの部下的存在としてソジョと共に登場した幻獣拳士。四幻将の中でも上位の実力を有するロンの双幻士にしては、妙に軽々しいノリで度肝を抜く。

 稲田徹氏は「特捜戦隊デカレンジャー」の超傑作キャラクターであるドギー・クルーガーを熱演したことで戦隊ファンに知られる。今回はドロウの、ネットボキャブラリーにまみれた難しいセリフを早口でまくし立てる演技を難なくこなし、ドギーとは全く異なる魅力を放つ。

 「ドロウ(土螻)」とは中国における人食いの怪物で四本角、一方、「カプリコーン」はギリシャ神話における、山羊座のモチーフとなった怪物である。両者とも羊が重要なモチーフということで共通している。