ゴーオンジャー 大辞典 ENGINECYCLOPEDIA

　異世界であるマシンワールドから来た生命体。見た目は巨大なビークルであるが、意志と知性を持ち、人間の言語でコミュニケーションすることが可能だ。

　コクピットにあたる空間を有し、ゴーオンジャーがステアリング・ホイールにゴーフォンをセットすると、炎神を操縦することができる。

　また、炎神同士で合体し人型になることも出来る。

　現世界・ヒューマンワールドではその巨大な姿を10分しか保つことが出来ない。その為、普段はその魂である「炎神ソウル」と、身体を人間の掌サイズに縮小した「炎神キャスト」とに分離している。

　炎神達が元の姿に戻るためには、この世界の人間が炎神ソウルを炎神キャストにセットしなければならない。そして、その人間がドライバーとなることにより、人間の世界を守る力が最大限に発揮されるのだ。

• スピードル
• バスオン
• ベアールV
• バルカ
• ガンパード
• キャリゲーター
• トリプター
• ジェットラス
• ジャン・ボエール
• キシャモス
• ティライン
• ケライン

　以上の12体。

炎神ソウル

　現世界でその姿を長時間保てない炎神は、普段その魂を身体より分離している。「炎神ソウル」とは、その魂がカートリッジ状になったものだ。

　炎神ソウルはゴーオンジャーのパワーの源となり、あらゆるガジェットにセットして使用される。

チェンジソウル

　炎神ソウルをモデルに作られた、人間に戦う装備を与える為のソウル。つまり、炎神ソウルそのものではない。

　ゴーフォンやシフトチェンジャーにセットすることで、ゴーオンジャーへの変身機能を作動させる。

ブラスターソウル

　炎神ソウルのバリエーションの一つ。炎神のエネルギーを一つにするという重要な機能を持つ。

　エンジンオーG6の必殺技であるG6グランプリの使用に欠かせないカートリッジであり、ハンドルブラスターにセットして使う。また、エンジンオーG9の必殺技G9グランプリを放つ際、ゴーオンウイングスはウイングブースターにセットして使う。

悪霊退散ブラスターソウル

　ブラスターソウルに清めの塩を振りかけることで、G9成仏グランプリを成立させる。清めの塩はギンジロー号のキッチンにあった普通の塩でOK。

キューユソウル

　連が作成した、炎神ソウルのバリエーションの一つ。内部に高エネルギーが充填されており、マンタンガンに装填して発射することで対象に「スペシャルパワー」を充填することが出来る。

パワーソウル

　ジャン・ボエールと大翔が調整を進めていた、ゴローダーGT用のバリエーションソウル。調整が不完全だった為、ゴローダーGTを暴走させてしまった。

トーコンソウル

　ゴローダーGTにセットすることで、ゴローダーGTをアクションモードで起動させることのできる、炎神ソウルのバリエーション。

　ジャン・ボエールと大翔が調整を進めていたパワーソウルを、連の協力で更に改良したもので、ゴローダーGTのコントロール装置の役割を果たす。

　ゴーフォンに入れるとゴーフォンが巨大化する！？

炎神キャスト

　炎神ソウルの分離した炎神の身体を、ハンディサイズに縮小したもの。

　この炎神キャストに炎神ソウルをセットすると、炎神は10分間だけ元の巨大な姿に戻ることが出来る。

エナジーチャージ

　炎神達はエネルギーが不足すると、ゴーフォンを介してエネルギーを補給しなければならない。エネルギー不足を「腹が減る」と表現するが、何故かエナジーチャージ中は温泉に浸かっているようなイメージが投影される。

解説

　「目」がマーキングされたビークルという、戦隊シリーズにおいては斬新な試みが光る炎神。勿論、劇中では目はマーキングではなく生命体である証なのだが、立体物は正に「目がマーキングされたビークル」に見える上、ここまで可愛らしい雰囲気を醸し出しているのは前代未聞だ。

　幼児にアピールする側面もさることながら、「大きいお友達」にはそのハイディテールと炎人キャストの1/1スケール感が心地良いという、周到なしつらえを感じられるものに仕上がっている。

　炎神達の会話の雰囲気は、「爆竜戦隊アバレンジャー」の爆竜達のものに近い。