古代炎神族

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 6500万年前、まだヒューマンワールドがダイナワールドだった時代に、マシンワールドからやってきた炎神の先祖。ホロンデルタールによるダイナワールド侵攻に伴い、それを追ってやって来た。そして自らを化石化してホロンデルタールを封印するという荒技で、ダイナワールドの破壊を防いだという。

 子孫達よりも頭脳の構造が単純だが、その分凄まじいパワーを誇る。また、他の知的生命体との意思の疎通は可能であるものの、音声による会話は不可能であり、咆哮をあげるのみ。

 永い眠りについていた為、人間の存在を知らなかったが、子孫であるスピードル達と同様に人間が搭乗できるコクピットを有している。復活当初は単純に激しい喧嘩を求めて疾走していたが、走輔の熱いソウルとスピードルの熱意を感じ取り、彼を「相棒」と認めて力を貸すことになった。

 キシャモス、ティライン、ケラインが連結して疾走する際、空中に軌道を生成しつつ自在に飛行しているように見え、その姿は黄金の龍に形容される。

 

解説

 陸上ビークル、航空機に続いて登場した「列車型」の炎神。炎神というキャラクターは、これであらゆるビークル群を貪欲に費やしたことになる。まさに「ゴーオンジャー」が標榜するところの、SF&ファンタジーの集大成だ。

 古代らしく、恐竜やマンモスといったモチーフと、古式ゆかしき蒸気機関車とその客車にも見える新幹線というラインでまとめられており、そのパワフルな疾走描写が光る。

 人語を喋らないという設定に関しては、制作側の都合かも知れないが、炎神の持つ強いキャラクター性をスポイルしてしまったようで、手放しで歓迎することはできないだろう。