楼山早苗

 早輝の姉。ゴーオンジャー男性陣に「早輝と同じ遺伝子とは思えな~い(失礼な!)」と評される美貌と魅力の持ち主。その魅力は古代炎神達をもメロメロにしてしまった。

 幼少時(演:荒川ちか)より、早輝のおねしょを証拠写真に撮って脅したり、かくれんぼで早輝を置き去りにしたり、早輝のケーキを自分が食べておきながら早輝に食べられたと報告したりと、早輝にとって天敵のような存在。早輝は「悪魔」と評している。

 突如、鹿児島より上京してきたが、その目的は早輝から金をせびることだったらしく、早輝の属するゴーオンジャーの男性メンバーをその美貌で虜にし、彼らからも少しずつ巻き上げようと考えていたようだ。なお、男性陣には自分のことを「サナチュ」と呼ばせる。

 軍平だけが真摯になって早苗を叱ったことから、軍平の前では真人間になったかのように振る舞ったが、それは軍平を虜にする周到な作戦であり、隙を見てギンジロー号を売り飛ばし、結局大金を手にしている。ゴーオンジャーにとっても「悪魔なオンナ」であった。(演:英玲奈)

登場

GP-34「悪魔ナオンナ」

解説

 肉親に関するエピソードがあまり登場しない「ゴーオンジャー」にあって、珍しくはっきりとその姿を見せた存在。可愛らしい可憐な少女キャラクターとしての早輝と正反対な性格を設定しているのは、定石通り。しかし、正義のヒロインの姉がここまで性悪に描かれるのは、非常に珍しいと言えよう。

 その美貌が眩しい英玲奈氏は、早輝役の逢沢氏と同じ事務所に所属。文字通り「悪魔なオンナ」でありつつ、妙に憎めないキャラクター性は、英玲奈氏の魅力によるものだ。