第26話「異次元の囚人」

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ストーリー

 続発する謎の蒸発事件。その裏では、何者かが暗躍していた。未加と剣は、堀口博士に論文の整理を押し付けられて多忙を極めていた。当の堀口博士は御園木にインパクターの顛末を伝えに行っていた。研究室に天馬が現れ、剣を食事に連れ出すが、そこに豪が現れる。豪は謎の蒸発事件を捜査していた。

 そこに悲鳴が・・・! 女子高生・吉岡麻美が狙われていたのだ。何と狙っていたのは異星人であった。しかし、異星人は逃げ去ってしまう。麻美を警護する剣だったが、剣は徐々に麻美の境遇に惹かれていくのだった。堀口博士たちは、麻美を囮にして異星人を一網打尽にする作戦を立案するが、剣はそれに猛反対する。未加は麻美の身代わりとなり、異星人と遭遇、未加に向けられた銃口の前に躍り出た天馬もろとも、異次元に転送されてしまう。

 異次元で未加と天馬は異星人に遭遇、異星人はビズル星人と名乗り、ウオフ・マナフによって地球人を駆除する命を受け、その為の実験を行っていたというのだ。実験は成功し、次は規模を拡大すると豪語。必死に脱出を試みる2人。未加は多少弱気になってしまうが、天馬が励ます。その時、突如次元の裂け目が出現。先に脱出する未加、一方ビズル星人は涼子、豪と戦闘状態に。脱出に成功した未加も参戦、そして次元の裂け目からさらに天馬が帰還、ビズル星人を追い詰める。ところが、ビズル星人の母船が現れ、ビズル星人は直ちに処刑されてしまう・・・!

解説

 いよいよ第3部の本格的な幕開け。各キャラクターを掘り下げようという意図がよく反映されており、意外にも序盤以降それほどキャラクター的に掘り下げられなかった未加が、今回の事実上の主役である。未加ファン必見の制服姿、さらに制服姿での華麗かつパワフルなアクションも見られる。本編の方は、これまでにない雰囲気で、どちらかと言えばウルトラシリーズに近いミステリタッチ。異次元の描写や暗躍するビズル星人など、SFミステリの雰囲気が散りばめられている。

 天馬と未加の関係にもこれまでと違った角度からの視点が与えられ、「喧嘩するほど仲がいい」というテーマから一歩踏み出した描写が奮っている。それは「天馬に励まされる未加」であり、「未加の言動が気になる天馬」である。異次元脱出直前に天馬が未加に対して何を言いたかったのかは分からないが、実は「飯をおごってやる」といったような天馬らしい単純なことだったのかも? ラストでまた喧嘩をしているのも実にイイ感じ。

 さて、新たな事件の発端だけにアクションもキレのいい演出。初回の遭遇では素顔のアクションが展開される。豪と天馬のヤラれっぷりが凄く、吹き替え無しで危険なアクションに挑んでいるのが素晴らしい。勿論装着後も豪華で、珍しいヴェルソー&トラゴスのタッグに「新鮮味」があり、アクションに個性があることの証明にもなっている。タリアスの凄い回転キックも必見。ところで、今回のサブタイトル、初めて「○○! ○○○○」の形式でないことに要注目。