何を隠そう、「種」で挫折した私です。
ですから、恐る恐るこの第1話を見ました。
…面白いじゃないの。
OPとEDには正直ぶっ飛びましたが(笑)、内容はとっても政治的な色合いで硬派な印象。現在から300年程度経過している設定なのに、「ユニオン」とか「AEU」とか「人革連」とか「経済特区・東京」とか、妙にリアルな世界観が斬新です。敢えて「西暦」にしたのも、この辺のリアリティを確保したかったんでしょうね。
あとは、このリアリティが損なわれないよう、世界的背景の設定には十分注意の上、展開して欲しいところです。
ガンダム・マイスターの諸君に関しては、「ガンダムW」じゃん…と正直思いましたが、「W」でのイヤな部分を排除したキャラクターになっている模様。
各キャラの対応は、
- 刹那 … ヒイロ
- ロックオン … デュオ
- アレルヤ … カトル??
- ティエリア … トロワ
といったところですか。五飛のような、自己中なキャラがいないのがイイです。いや、五飛が嫌いと言ってるワケではなく、ソレスタルビーイングのような「崇高なイデオロギーの持ち主」に五飛のようなキャラがいてはマズいわけですね。
刹那の過去にファーストガンダムが出てきたのにも驚き。
あ、「Oガンダム」って言うんですか。確かに背中にはGNドライブのユニットが付いてますね。RX-78にGNドライブをつけたバージョンってところですか。これは明らかにファンサービスだと思います。ホビージャパンあたりで作例が出るかも知れませんね。
ガンダムたちは、動きの計算されたデザインになっていて、なかなかカッコいいじゃないですか。正直なところ、発表されたデザイン画を見たときはひっくり返りそうになりましたが(「∀」ほどではないが)、動いているのを見ると実にカッコいいです。
伝統の「への字口」がないのはガンダムじゃないっ、等と一瞬思いましたが、「Zガンダム」もありませんでしたね、への字口。
話の内容ですが、イナクトのデモンストレーションのシーンで軽く笑わせた後は、怒涛の如くキャラクターが登場します。それぞれがどこに属していて、何て名前なのか、さっぱり分かりません。3回くらい見ないと理解できないかも。それが「ガンダム」だと言われたら、それはそうかも知れません。キャラデザインも、ちょっと各々の差異が小さいような…。
グラハムとカタギリは、なかなかイイ味を出してますね。よく目立ってました。
作画は結構高レベルだと思いました。ただ、微妙な表情があまり感じられないところは、ちょっと気になります。最近のアニメはこうなのかも。
予告にアムロの声が響いたのには驚きでした。カーグラっぽいナレーションがカッコいいですな。
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