両棲怪獣 サラマドン

 ピグモンに呼応し、ピグモンを守るために活動していると思われる巨大な両生類型の怪獣。

 体表にぬめりがあり、尻尾や背中から弾丸のように棘を発射する。四足歩行だが、二足歩行スタイルで格闘することもできる。

 ピグモンを亡き者にせんとするレッドキングと戦うが、レッドキングの圧倒的な戦力の前に力尽きてしまう。

 第5話 出現、怪獣島!に登場。

 第6話 爆撃、5秒前!に登場。

チェックポイント!

 いわゆる善玉怪獣。第5話のオリジンとなったであろう、ウルトラマン第8話「怪獣無法地帯」には、レッドキングのほかにチャンドラーやマグラーといった怪獣が登場したが、単に本能のままに行動する存在だった。

 今回はピグモンそのものが何らかの目的を有する存在であるため、怪獣もそれぞれの目的意志らしきものを持っている。「怪獣の本能に翻弄される人間」というある種の超越性に基づく神秘性は失われたが、怪獣のバトルそのものにドラマが生まれるという点で、各怪獣のキャラクター性を際立たせることに成功している。