BT-11 バイナルテック・ラヴィッジ

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デストロン 諜報破壊兵 ラヴィッジ feat. シボレー コルベット
DESTRON SABOTEUR RAVAGE feat. CHEVROLET® CORVETTE®
DECEPTICON SABOTEUR RAVAGE (US ORIGINAL)

 トラックスのリデコアイテムとして登場したのは、何と元カセットロンのジャガー。「ジャガー」というブランド名が車界に実際に存在するため英名の「ラヴィッジ」が使用されることとなった。

 今回は、ブックレットに記載されたストーリーが更に飛躍している。何とビーストウォーズ・メタルスに登場した、メタルス・ジャガー(つまりG1ジャガーの未来の姿。太古の地球に時空を超え飛来)のブレインはフライトレコーダーに残存しており、発掘されたブレインの情報とG1ジャガーのスパークがバイナルテック・ボディに移植されたのが彼・ラヴィッジなのだ。ちなみにストーリー中の「X-9」とは、メタルス・ジャガーのトイの品番である。

 ところで、肝心のラヴィッジの造形だが、当然トラックスの長所と短所をほぼそのまま受け継いでいる。長所としては第一にスマートなプロポーションが挙げられよう。一方、短所としては、カーモードの目立つ分割線が第一に挙げられる。ただし、ボディカラー故か分割線はトラックスほどは目立たない。

 むしろ評価したいのは、ストーリーに密着したそのスタイリングだ。G1ジャガーの体側に装備されたロケットランチャーのイメージが肩のロケットに受け継がれ、BWメタルス・ジャガーの頭部イメージはほぼそのまま頭部造形に投影されている。バイナルテック・シリーズはキャラクターを生かすことでその世界観を存分に広げようとしている。

ラヴィッジ 01

 G1ジャガーの特徴と、BWメタルス・ジャガーの特徴を兼ね備える秀逸なロボット・モード。

ラヴィッジ 02

 頭部はBWメタルス・ジャガーの頭部デザインをベースに、よりBTらしいエッジを強調した造形。

ラヴィッジ 03

 LS6エンジンが銃(フュージョンガン)に変形。トラックスの持つ銃との差異は特になし。

ラヴィッジ 04

 大胆なポージングでも、スマートなプロポーションを保つのは、トラックスの美点を受け継ぐ証。

ラヴィッジ 05

 トランスフォーム!

ラヴィッジ 06

 胸部が上がり、腕部が肩装甲に完全に収納される。頭部は180度回転。

ラヴィッジ 07

 肩装甲が完全に合わさり、車体後部を形成。

ラヴィッジ 08

 左右の脚部が結合、車体前部を形成。

ラヴィッジ 09

 カーモード完成。

ラヴィッジ 10

 シボレー コルベット・コンバーチブル・バージョンのスタイリングを忠実に造形。ハードトップのトラックスとはまた違うスポーティ味わい。

ラヴィッジ 11

 ボンネットと両ドアが開閉。

ラヴィッジ 12

 銃(フュージョンガン)が変形し、エンジン部を形成。ステアリングの左右連動可動もトラックスと同様健在。

ラヴィッジ 13

 スポーティなインテリアは、オープンタイプの車ならではの楽しみ。シート横のロケット部は、トラックスより目立つか。

ラヴィッジ 14

 リアパース。デストロンシンボルがあしらわれる。オープンタイプに変わっただけで、随分とスポーティに見えるのが面白い。