KP-02 キスぷれ・ホットロディマス

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サイバトロン 騎士 ホットロディマス feat. Ford GT キスプレイヤー リ・シャオシャオ(李蛸焼)
CYBERTRON CAVALIER HOTRODIMUS feat. Ford GT KISS PLAYER LI SYAOSYAO
AUTOBOT CAVALIER HOT ROD (US ORIGINAL)  

 「キスぷれ」第二弾としてリリースされたのは、ホットロディマス。コンボイよりマトリクスを受け継ぐ若者として、多くのファンの支持を受けるキャラクターだ。(※厳密には、あたりフィギュアを含むと第三弾のリリースアイテムですが、本サイトではバイナルテック系のアイテムのみをカウントします。)

 今回、ブックレットからの文脈として明らかになったのは、「キスぷれ」の世界が「TF・ザ・ムービー」の世界に直結しているということである。ガルバトロンは何と惑星スラルではなく地球に落下しており、その際にユニクロンの禍をばら撒いたという、何ともマニアックなストーリーが用意されている。

 ところで肝心のトイは、オルタネイターズ版リジェのリデコ&リカラーバージョンとしてリリース。勿論、オルタネイターズは日本で展開されていないシリーズなので、本邦でのフォードGTタイプは、このホットロディマスが初ということになる。

 カーモードであるフォードGTのスタイルは、平べったい実車の雰囲気を非常によく再現しており、キスぷれ・コンボイと同様、プラ製故のパーツ精度の良さも完成度を後押ししている。ただし塗装精度に関しては、(あまり気にならないレベルではあるが)厳しい目で見れば、やはり初期バイナルテックに軍配を上げざるを得ないだろう。

 ロボットモードは、バイナルテック系トイ随一の関節可動域を誇る。腕の関節の多さ、脚部の可動範囲の広さ、接地性など、どれをとってもトップクラスであり、「拳法キャラ」に鞍替えとなったのも納得。ハイキックのポージングには驚きを禁じえない。

 頭部デザインもホットロディマスのイメージを踏襲しつつ、現代風(勇者シリーズ風にも見える)にアレンジされており、バイザーギミックも小気味良い。

 また、付属フィギュアのシャオシャオも及第点の出来。ただし、BTA以来続けられてきた「搭乗ポーズ」が不可能になったのは、ちょっと残念。

ホットロディマス 01

 マトリクスをウルトラマグナスに委譲したホットロディマスが、フォードGTのボディを得て復活。カンフーの達人であるキスプレイヤー・シャオシャオと共に行動を開始する。

ホットロディマス 02

 上半身アップ。頭部造形は旧ホットロディマスを踏襲し、スーパーリンク版ロディマスのイメージも付加。2丁のフォトンレーザーをトンファとして使用する。

ホットロディマス 03

 エンジンが変形して2丁のフォトンレーザーに。旧トイ版のホットロディマスも2丁拳銃を所持。頭部にはバイザー可動ギミックがある。

ホットロディマス 04

 釣竿が付属。「TF・ザ・ムービー」の初登場シーンで、ダニエルと共に釣りをしていたのが、イメージソース。

ホットロディマス 05

 バイナルテック系トイ最高の可動部が再現する、ハイキックのポーズ。釣竿は組み替えでエグゾーストエリミネーターとなり、右腕に装着。旧ホットロディマスの腕を彷彿させる。

ホットロディマス 06

 トランスフォーム!

ホットロディマス 07

 胸部がボンネットとなり、肩部を変形させてフロントを形成。

ホットロディマス 08

 フロント部に腕部が畳まれ収納される。脚部も変形を開始。

ホットロディマス 09

 前に倒れこみ、カーモードのスタイルに近づく。

ホットロディマス 10

 カーモード完成。

ホットロディマス 11

 カーモードはフォードGT。空力特性の高いスタイルに、ホットロディマスのイメージカラーである赤が映える。

ホットロディマス 12

 ボンネット、2ドア、エンジンルームが開閉。ステアリング連動可動も再現。スポーティなインテリア再現も十分。

ホットロディマス 13

 銃が変形し、エンジン部を形成。脚部パーツが少々目立っている。

ホットロディマス 14

 リアパース。プレートには「HOTRODIMUS」。ローダウン気味のスタイルがスポーティ。

ホットロディマス 15

 リ・シャオシャオ。肉まんを頬張るポーズが個性的。せいろの付属が楽しい。造形・塗装レベルはなかなか高い。