KP-03 キスぷれ・オートルーパー

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E.D.C. 巡査 オートルーパー feat. Mazda RX-8 キスプレイヤー ヒトトナリ・アタリ(人隣当梨)
Earth Defence Command POLICEMAN AUTOROOPER feat. Mazda RX-8 KISS PLAYER ATARI HITOTONARI

 「キスぷれ」第三弾(※あたりフィギュアを含むと第四弾)は、オートルーパー。これまでG1キャラクターを中心にラインナップしてきたBT、BTA、キスぷれの流れを変える、「人造TF」である。

 設定ではレギオン侵攻に対抗し、東京に48台(1小隊につき4台×12小隊)配備されていることになっている。つまり、TFならではの「個性/アイデンティティ」が希薄なのだ。ただし旧アニメでも、ガデプなどの労役・警備ロボットが存在していた為、それほど違和感はない。

 今回は、RX-8モデルのリデコであるが故のインパクトのなさがハンディキャップである。キスぷれの第一ステージを締めくくるかのごとく、壮大な裏設定を詳述した内パッケージが凄まじく、そちらのインパクトの方が大きい。特にG1日米展開、果てはロボットマスターズに至るまで貪欲に取り込んだ、強引かつ簡潔な年表が心地よい。

 オートルーパー本体については、定評あるRX-8モデルを元にしているだけあり、手堅い完成度。頭部造形も、極限までキャラクター性を配した無機質さが秀逸で、RX-8モデルのボディによくフィットしている。ただし、実際に配備されているRX-8のパトカーとして見て、それなりの完成度を持っているものの、少々塗装は荒い印象なのが残念なところだ。

 一方、付属品の充実が本アイテムの特徴でもある。キスぷれ商品恒例のドラマCDとキャラクターカードに加え、組み合わせるとガトリングパイロンになる4つのパイロン、一般商品では初商品化のクレムジーク(!)、48台分のマーキングと警視庁車両のマーキングを再現できるシールが付属。ことシールに関しては、48台とは言わないまでも複数購入するキッカケとして機能することだろう。

 付属フィギュアは、大型フィギュアで単体の商品化もされたアタリ。差し替えでエチケット袋を持ったポーズに変更することも可能で、塗装・造形共に過去2体より完成度は高くなっている。

オートルーパー 01

 キスプレイヤー・アタリと共に活躍する人造TF・オートルーパーを商品化。あたりフィギュア付属の極小変形版に続く2体目の商品となる。

オートルーパー 02

 上半身アップ。無機質な頭部造形が人造TFのアイデンティティを体現。

オートルーパー 03

 ガトリングパイロンとクレムジークガンを装備。クレムジークガンに関しては、RX-8モデルに付属する銃器から特に変更はない。

オートルーパー 04

 RX-8モデルのポテンシャルを正統に継承しており、エキサイティングなポージングが可能。

オートルーパー 05

 トランスフォーム!

オートルーパー 06

 頭部と腕部が収納される。旧作アニメのように前に倒れこむようなポーズにして撮影。

オートルーパー 07

 腰、脚部が複雑な動きで回転し、車体後部を形成してゆく。

オートルーパー 08

 両脚部がたたまれ、車体前部も変形が終了。

オートルーパー 09

 カーモード完成。

オートルーパー 10

 RX-8のパトカーを的確に再現。ガトリングパイロンを形成するパイロンが、臨場感を演出。

オートルーパー 11

 ボンネットや各ドア、トランクが開閉。RX-8最大の特徴の一つである観音開きドアを再現。恒例のステアリング左右連動可動も健在。

オートルーパー 12

 銃(クレムジークガン)が変形し、マフラーを形成。マツダのエンブレムが分割されないパーツ構成がとられている。

オートルーパー 13

 特徴的なインパネをはじめとする内装を再現。白いシフトノブやブレーキレバーが少々残念。

オートルーパー 14

 リアパース。パトカーモデルで残念なのは、ハッチ部の塗り分けが甘いこと。このオートルーパーも例外ではない。

オートルーパー 15

 アタリ&クレムジーク。アタリはエチケット袋スタイルに交換。このスタイルだと、アングルによってはかなりこのサイトの趣旨に反してしまう(笑)。造形・塗装レベルはキスぷれ中随一。クレムジークはファンを歓喜させるに十分なインパクトだ。