MD-EX エレクトロニックブロウル

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ディセプティコン エレクトロニックブロウル(デバステイター)
DECEPTICON BRAWL(DEVASTATOR)

 スティーブン・スピルバーグ制作総指揮、マイケル・ベイ監督の実写大作映画「トランスフォーマー」のトイ展開は好調だ。このエレクトロニックブロウルは、レギュラー販売からは外されたものの、トイザらス限定で発売されたリーダークラスのブロウルである。

 元々ブロウルは、コンバットロン部隊の一員で戦車にトランスフォームするキャラクターであり、戦車というイメージから命名されたと推測される。ところが、このブロウルに関しては映画制作とトイ企画の間でかなり混乱があったものと思われ、実際に映画に登場した同キャラは「デバステイター」と命名されていた。旧アニメ版における「デバスター」である。何故デバステイターになったかは、良く分かっていない。

 このリーダークラス・エレクトロニックブロウルは、レギュラーで流通しているデラックスクラスに比べて一回り以上巨大。他のリーダークラスに比肩する大きさを誇る。また、オートモーフ機構は勿論のこと、リーダークラスならではのライト&サウンド機構を搭載している。

 所謂「アドバンスト・オートモーフ・テクノロジー」は、主に細かい部分の変形に多用されており、変形の手間を軽減するのに役立っている。ただし、変形時に(誤って手が当たるものも含めて)サウンド機構が複数箇所動作するため、かなりうるさい。静かに遊びたい方は、電池を抜いておくのも手だ。

 スタイルは、映画に登場するCGモデルと比べても、ロボットモード、ビークルモード共にイメージが非常に近似しており、手にした時の喜びは、映画アイテム中でも一際であろう。変形プロセス含め、同じリーダークラスのメガトロンよりも完成度は高い。

 例によって、当サイトにおける映画アイテムの慣例として、ビークルモードより紹介したい。

エレクトロニックブロウル 01

 エレクトロニックブロウルのビークルモードは、M1エイブラムス。前方のクローや機銃、側面の装甲など、実機と比べ派手だが、イメージは十分に捉えている。主砲を押し込むと砲撃音、サブターレットを回転させると連続発射音が鳴る。

エレクトロニックブロウル 02

 ビークルモードのリアビュー。露出している足部は後部装甲として処理されているが、違和感はない。

エレクトロニックブロウル 03

 トランスフォーム!

エレクトロニックブロウル 04

 側面装甲を展開。スプリングによって展開するため、このプロセスを「オートモーフ」と呼称していいだろう。

エレクトロニックブロウル 05

 腕部が出現し、各部が展開する。

エレクトロニックブロウル 06

 そのまま立ち上がると、このような状態。ここからさらに変形。

エレクトロニックブロウル 07

 展開した装甲を脚部に収納、ビークルモードの前部が胸部となる。

エレクトロニックブロウル 08

 この時点での背面はこのような状態。ターレットの変形が開始される。

エレクトロニックブロウル 09

 ターレットが回転しつつ、主砲が複雑な動きで変形する。

エレクトロニックブロウル 10

 背面の変形が完了。主砲はロボットモード前部を向く。

エレクトロニックブロウル 11

 両胸のクローを下ろすと...。

エレクトロニックブロウル 12

 「オートモーフ」で頭部が出現。クリアパーツの機銃が光り、サウンドが鳴る。

エレクトロニックブロウル 13

 左腕のクローは「オートモーフ」による自動展開機構が搭載されている。

エレクトロニックブロウル 14

 右腕のガトリング砲にも「オートモーフ」による自動展開機構が搭載されている。

エレクトロニックブロウル 15

 スパルタンなスタイルが魅力的なロボットモード。素立ちでも十分に強さが伝わる。

エレクトロニックブロウル 16

 意外に可動範囲は広く、襲い掛かるようなポージングも自在だ。

エレクトロニックブロウル 17

 脚部には破壊あるいはスタビリティ確保の為のクロー展開機構がある。

エレクトロニックブロウル 18

 上半身アップ。映画版トイらしい密度の高いディテールを有した、モンスター的な頭部。印象は非常に良好。