ボーリングバンキ

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 ヨゴシュタインが、地表をマグマで覆って地球環境を激変させるべく作り出した害地目蛮機獣。

 体全体が緑色の重機から成っており、腹部に巨大な口吻型圧搾機、頭部にボーリングドリルを装備する。このボーリングドリルは恐るべき伸展性能を有し、地表からマントル層まで届く。マグマをそのドリルで直接吸収する事も可能で、そのエネルギーを攻撃に転用できる。

 基本的に愚鈍であり、ボーリングの最中も単に眠っているように見える。また、ボーリング作業には巨大化(産業革命)が必要であり、最初から巨大化して登場した。その作業に気付いた軍平と範人により、地表をマグマで覆うという企みは中座したが、マグマのエネルギーを得たことで、(キャリゲーターのチャージが中途半端な)ガンバルオーを危機に追い込む程の戦力を発揮した。

 口癖は「ガータ、ガータ」「スペアー」と、なぜか「ボーリング」と「ボウリング」を混同している。

 断末魔の叫びは「ストライクー」。(声:今村直樹)

登場

GP-08「最高ノキセキ」

解説

 ボーリングマシンをモチーフとした蛮機獣。そのスタイルは、重機そのものが変形したかのような、変形ロボット的印象を与える。頭部周辺の砲塔にも見えるボーリングドリルに至っては、まるでトランスフォーマーの1キャラクターのようだ。しかし、腹部のモンスターっぽい口が、蛮機獣を怪物たらしめている。

 マントルまで掘削するという設定が豪快だが、その間は眠っているかのように見えるという点がコミカル。どことなくのんびりとした侵略方法には、往年の悪の組織の雰囲気が漂う。

 なお、このボーリングバンキ自身がボーリングとボウリングを混同して(勿論ギャグで)喋っているが、土木技術と球技では、「ボーリング(boring)」と「ボウリング(bowling)」のように表記が異なる。念のため...。