冨士東次郎

 かつて走輔の所属するレーシングチームを監督として率いていた人物で、走輔のキレのある、また恐れを知らない走りを評価していた。

 走輔は「奇跡」という言葉を連発しつつ、無茶な走りで上位に食い込んでいたが、それを咎めることなくチームの裏方を纏め上げてサポートしており、監督としての手腕は非常に高い。

 走輔がゴーオンジャーになったことを知り、走輔の言う奇跡が見えない努力によって成り立っていたことを明かす。そして、「ヒーローが一人ではない」ことを諭し、走輔がスピードルの錆を落とすという地道な作業を徹夜で見守った。

 ゴーオンジャーがピンチになると、左手薬指の指輪が輝いて...ということは勿論ない。(演:真夏竜)

登場

GP-08「最高ノキセキ」

解説

 真夏竜氏! ウルトラマンレオ=おゝとりゲンその人である。最近では「ウルトラマンマックス」にゲスト出演、「ウルトラマンメビウス」にはおよそ30年ぶりのレオ役で出演し、強烈な印象を残した。

 特撮ファンならば説明不要。「解説」というよりファンの思い入れが長文化する恐れがある為、筆を堪えて自らを律する...と、もう真夏氏の眼差しに感化されている自分がいる。

 走輔のレーサー時代の仲間が出てくるのは予想通りだったが、まさか真夏氏登場とは予想外。前回の予告で身を乗り出す程の衝撃がオールドファンの間に広がったことだろう。

 「ウルトラマンレオ」を分かっていると思しき、「ヒーローといったって、一人じゃねぇんだろ?」というセリフが涙腺を否応なく刺激する。