ダンベルバンキ

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 キタネイダスが最強の蛮機獣の触れ込みで作り出した、破壊活動を主体とする害気目蛮機獣。両腕が超重量級のダンベルになっており、振り回すと同時に高濃度の有害二酸化炭素を吐くという、害気目ならではの能力を併せ持つ。

 両腕のダンベルは一振りで高層建造物を叩き壊し、あらゆる攻撃を打ち返すことができる程強力だが、重量が凄まじい為にダンベルバンキ自身持ち上げることができないという弱点を持つ。そこでダンベルバンキの両腕の基部にリモコンで動作するパワーユニットが設置され、外部からのリモコン操作によって両腕を振り回すという仕様となった。そのリモコン操作にはウガッツの中でも特別に訓練されたウガッツR&Lが選抜されたが、彼らが逃亡した為にゴーオンジャーと少し戦っては退却するという状況を余儀なくされる。なお、リモコン操作にはキタネイダスとケガレシアも携わったが、電波の届かないエリアに入った為に操作不能となる事態も引き起こしている。

 やがて、ウガッツR&Lは戻ってくるが、ボンパーの機転によってウガッツR&Lが破壊された為に敗退。巨大化しても両腕が上がらないままだった為、すぐに敗北を喫している。

 自らを「ボクちゃん」と呼び、トレーニング中の掛け声らしき「ヌアッ、ヌアッ」という奇声を発する。「~ベル」を語尾に付けて喋り、「無駄にイイ身体してる蛮機獣」と呼ばれることを気にしている。断末魔の叫びは「腕が上がらないのに、ボクちゃんお手上げ...だぁ」。(声:岸祐二)

ウガッツR&L

 ダンベルバンキの超重量級ダンベルを備えた両腕の動作に必要な、リモコンを操作すべく選抜されて訓練されたウガッツ。

 厳しい訓練を経た割に待遇が悪いと不満を漏らし、一時ガイアークを辞めている。その後、南の島のリゾート休暇などを盛り込んだ要求書をキタネイダスに提出し、戦線に復帰した。

超ダンベルミサイル

 胸部の発射口から巨大なミサイルを発射する。普段は、この発射口より逃走用の爆弾を発射する。

登場

GP-46「家出ボンパー」

解説

 動作にウガッツの協力が必要という、何ともおかしな蛮機獣。ゴリラっぽい風体をベースに、ダンベルやエキスパンダー風のトレーニング器具を配して「肉体派」を強調しており、妙に愛嬌のある蛮機獣に仕上がっている。

 岸祐二氏は言わずと知れた「激走戦隊カーレンジャー」のレッドレーサー・陣内恭介役。その後は声優としての仕事も多く、スーパー戦隊シリーズにはコンスタントにゲスト声優で出演している。レッドレーサーの声とは多少印象の異なる、野太い感じのキャラクターボイスが印象的だ。