第12話「決戦!超星神対大星獣」

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ストーリー

 超星神ガルーダとアケロン大星獣の戦闘は、ガルーダが圧倒的に不利。そこへ超星神ドルクルスも参戦。ところがダイブインしている洸=レムルズは、単独でアケロン大星獣に挑もうとする。風のトライブがカリン=アケロン人に操られたことの責任を取ろうとしているのだ。そんな洸はダメージを受けたドルクルスに排出されてしまうが、ガルーダはミトラス、リオンとの同時攻撃によって何とか難を逃れる。アケロン大星獣は、いずこかへ姿を消してしまった。

 洸を探すグランセイザーたちだったが、洸は一向に見つからない。その折、直人も病院から姿を消してしまう。涼子は、風のトライブ単独で何とか責任を取ろうとしていたが、他のメンバーによって諭され、余計なプライドを捨ててグランセイザーとしてまとまることを決心する。一方の洸は、アケロン大星獣の中に取り込まれており、カリンによる懐柔をはねつけていた。

 御園木によってアケロン大星獣の潜む地点を発見した涼子と仁の前に現れる直人。涼子は、プライドを捨てるよう直人を諭す。アケロン大星獣の中の洸はやはり、単独で責任を取るつもりだった。が、8人のグランセイザーの信頼に答える決心をする。ついにまとまったグランセイザーたち。三大超星神のセイザーギアが唸る! そして、アケロン大星獣を倒す!

解説

 アケロン人編も、ついに完結。それに伴い、風のトライブや直人といった、グランセイザーとしてのまとまりを欠く面々も完全に団結を果たすというカタルシス編である。直人の「一度負けた者に対して背中を向けられない」というプライドと、風のトライブの「アケロン人の尖兵となってしまった責任を取る」というこだわりが、グランセイザーとしての真のパワーの発動を抑制してしまうという点が、使命の重さと宿命の厳しさを端的にあらわしており、プライドやこだわりが氷解する瞬間の各人の言葉が、グランセイザーの団結を表現する。

 一方で、なおも洸にこだわるアケロン人=カリンと、カリンの幻影を既に捨て去った洸の対比も見ることができ、両者のポリシーが既に完璧に異なることを改めて視聴者に示している。ただし、カリンが洸を呼び捨てにすることに、少し違和感を禁じえないのも事実。前々回の「さん付け」が失われていたのは、「佐伯カリン」としての感情が少し薄れてしまったことをあらわしているのならば、この台詞回しは凄いことだが。

 そして一番の見所、8人同時装着と、続く巨大決戦。3体の超星神揃い踏みの上、3体同時セイザーギアというサービス振りである。これにはかなりの興奮を掻き立てられる。ちなみに冒頭では、周囲の建造物の破壊振りが凄まじく、アケロン大星獣が頻繁にフレームからはみ出すなど、巨大感の演出も反則すれすれで、思わず感動してしまうようなカットが盛り沢山。アケロン人編最終話に相応しい豪華エピソードであった。