第13話「襲撃!インパクター」

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ストーリー

 アケロン人を退けたグランセイザー達は、それぞれの生活に戻り、つかの間の平和を謳歌していた。中でも剣と蘭は神鯨島でデートを楽しむという充実振りだった。しかし、そこへ新たなる脅威が…! 神鯨島に迫る巨大隕石。衝突すれば巨大な衝撃波が神鯨島を襲うことになる。間一髪、大気圏突入直前に、隕石をクラウドドラゴンのプロミネンス砲が砕く。破砕された小隕石が神鯨島に衝突、埋没していた超星神リヴァイアサンが海に落下する。その一部始終を見ていたのは、隕石を操っていたインパクター、ルシアとラディアであった。

 堀口博士は直ちに国防省によるリヴァイアサンの保護を画策。天馬と未加は神鯨島に急行する。彼らはそこで反町誠と遭遇。誠は天馬をグランセイザーだと知っており、問い詰める天馬からバイクを奪って逃走する。そこへ襲い来るインパクターの兵士ギグファイター。天馬は装着して戦うがラディアによってファルコンボウを目撃されてしまう。

 一方、水のトライブは既に邂逅を果たしていたが、誠は天馬たちを警戒、三上辰平はまだ覚醒していないという状態だった。誠はグランセイザーのことを天馬から聞き出そうとするが、そこへインパクターの襲撃が! そして、誠はセイザーゴルビオンに「装着」!

解説

 開始された新クール。新たなる敵インパクターを配置し、より熾烈な戦いが展開される。今回のトピックは水のトライブ、水の超星神の登場だ。水のトライブは既に3人が揃っているが、辰平だけは覚醒していないという新パターンでの登場。リヴァイアサンも水のトライブ覚醒前にアクシデントで露出という異色の登場となった。この辺り、マンネリに陥らない工夫が感じられる。

 インパクターを含め、新要素満載の今回だが、冒頭の天馬、仁、涼子、洸のやり取りが微笑ましく、風のトライブの面々がカリンから真に開放された姿を見て取ることができる。一方の剣と蘭の親密振りも度合いを増し、素顔の面々のドラマは一層魅力的になっている。

 今回のアクションは、珍しい天馬の素顔での肉弾戦、多人数対一人という構図を初めて導入したギグファイターとの戦闘が目玉。ファルコンボウ連続撃ちという新要素も見せてくれる。特撮面では、リヴァイアサンの曳航シーンなどリアルな演出が映える画面作りがなされている。クラウドドラゴンのプロミネンス砲~隕石破砕も見所の一つだ。