#22 トランザム

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 トランザムって言えば、私達の世代ではナイトライダーなわけですよ。


 「よ~し、K.I.T.T.ぉ、スーパーモードだぁ」

 「はいマイケル」


なわけですよ。

 と思っていたら、ガンダムエクシア・スーパーモードだったんですね。

 「TRANS-AM」システムとコンソールに表示されてましたが、どういう意味なんでしょうね。



 ま、余談はこのくらいにして。


 第一部が終盤になったからか、メインキャラがバンバン死んでしまいます。

 まさかのミハ兄、ヨハン兄退場。

 しかも、ミハ兄はモビルスーツ戦を経ることもなく、サーシェスによって射殺...。

 ヨハン兄はミハ兄のツヴァイを駆るサーシェスに簡単に爆破されるという哀れな最後...。


 おい。スローネアインのプラモまだ買ってないぞ。


 やっぱりネーナは人気キャラなのだろうか。まんまと生き残ってるし。


 あ、イオリア・シュヘンベルグも正式にお亡くなりになったようですね...。



 今回はこんなわけで、全編バトルに次ぐバトル。



 まず、前回ラッセが乗っていた「謎の戦闘機」はGNアームズだそうで。

 よく考えて見ると、ラッセがGNアームズについて色々と言ってたわけで、あれはちょっとインパクトの弱い初登場だったようですね。

 Zガンダム初登場くらいのインパクトは欲しかったところ。


 そのGNアームズは強襲用コンテナとドッキングする機能があり、しかも大気圏離脱能力があるらしい。

 Gアーマーみたいなものでしょうか(Gアーマーに大気圏離脱能力はないですけど)。


 カラーリングはプトレマイオスに合わせてきており、結構カッコいいデザインだと思いました。



 前回負傷し、どうなってしまうのかと心配されたロックオンですが、普通に登場。ただし利き目をやられており、精密射撃は無理とのこと。

 ルイスが入院していた際に語られた組織再生の技術がここでも生かされ、再生カプセルに入っているだけでおおよその治療が可能のようです。


 目のようなデリケートな組織再生には、3週間程度かかるらしく、ご都合主義に陥らないギリギリのバランスがいい感じですね。



 そのロックオンは、ティエリアがご心配の模様。


 「いくら強がっていても、あいつは脆いからな」


と言ってティエリアを励ましに行きます。


 ティエリアは


 「僕がヴェーダに固執したばかりに、彼に傷を負わせてしまった。僕の、所為で...。」


と嘆き、


 「マイスターとしての資質を失ってしまった。ヴェーダとの直接リンクが出来なければ、僕はもう...」


とさらに嘆くのですが、ロックオンは


 「単にリンクが出来なくなっただけだ。俺たちと同じになったと思えばいい」

 「戦争根絶の為に戦うんだ。お手本になるヤツがすぐ傍にいるじゃねぇか」


と刹那を引き合いに出してティエリアを諭します。

 いつの間にか、ヴェーダの描く理想ではなく、刹那という一介のガンダムマイスターが抱くポリシーこそが、プトレマイオスのポリシーになっていたんですね。熱いです。


 「ロックオン...悪かった」


という言葉は、ティエリアがヴェーダの「呪縛から解き放たれた」ことを示しているのではないでしょうか。

 ヴェーダの意志の代弁者としてのアイデンティティが失われた時、真にガンダムマイスターとしてのアイデンティティが確立されたと見ていいでしょう。


 このシーンのスパイスはフェルト。

 フェルトはロックオンが気になりますが、ロックオンはティエリアを心配しており、


 「優しいんだ...誰にでも」


とフェルトをガッカリさせるという展開に。

 ただ、スメラギ案の新バックアップシステムにエラーが発生したのは、リンク中だったティエリア自身が障害になったからだという推測をさせるところに、何となくスタッフ愛を感じます。



 さて、国連軍はジンクスを中心とするソレスタルビーイング掃討部隊に、「フォーリン・エンジェルス」と名付けて公表しました。

 映像を見ると「FALLEN ANGELS」となっており、「堕天使」という意味になるんですけど、「フォーリン」じゃなくて「フォールン」の方がしっくり来るような...。


 King Crimsonという有名なプログレッシヴ・ロックバンドに「FALLEN ANGEL」という、とってもいい曲があるのですが、明らかに「フォールン」と発音(「ル」の部分は曖昧音ですけど)してます。

 すみません。趣味丸出しな話をしてしまいました。



 「我慢弱い」グラハムが待っているのは、フラッグの仕上がり。

 どうもフラッグにGNドライヴを搭載するらしい。見間違いかもしれませんが。


 おい。グラハムのカスタムフラッグ、プラモ買っちまったぞ。



 一方、頂武ジンクス部隊はガンダム掃討作戦を再開。

 スローネを徹底的に襲撃します。ここまで来ると、もはやトリニティに同情するようになってるんですよねぇ。

 ウマいですよね...。


 このシーンでは、ジンクスの「密集隊形」が凄い!

 なんか気持ち悪いし、画面がグルグル回るし。

 妙な興奮を掻き立てられるのは、板野サーカスっぽいからでしょうか。


 「超兵の実力を! 覚悟!」

 我らがソーマ、カッコ良過ぎる!

 でも、深追いしようとするソーマを止めるセルゲイはもっとカッコいい!


 頂武はやっぱりいい部隊ですね。

 コーラサワー隊と比べて(笑)。



 後半は、観念的な展開も織り交ぜて。


 ガンダムが倒されることによって世界がまとまっていくという現実に、刹那が疑問を投げかけます。


 戦争を根絶する機体がガンダムのはず。

 トリニティは戦火を拡大させ、国連軍という大規模戦力を生むに至った...。


 ロックオンは国連軍のトリニティへの攻撃を紛争だと見做し、武力介入を行う必要があるといいます。


 勿論逸早く行動するのは刹那。

 ラッセが強襲用コンテナ+GNアームズの性能実験をかねて刹那と同行すると言い出します。

 ラッセはGNアームズ登場で急に見せ場が多くなってきました。



 一方、アレハンドロは「トリニティの限界」を察し、最後の余興としてサーシェスを差し向けます。


 「スポンサーからあんたらをどうにかしてくれって頼まれてな」


というサーシェスの言葉。ラグナの始末もサーシェスが実行しており、全てはアレハンドロの計略の中にあるようです。



 そして、ミハエルはサーシェスにより射殺...。

 スローネツヴァイのバイオメトリクス照会はヴェーダにより書き換えられ、サーシェスがツヴァイを操ることに。


 ヨハンは追い詰められ、


 「馬鹿な...私達はマイスターになるために生み出され、その為に、生きて...」


という言葉を遺してスローネアイン大爆発!

 これを見ると、サーシェスのパイロットとしての腕前は、ガンダムマイスターを軽く凌駕しているようです。

 トリニティは、劇中で言うところの「デザインベビー」という設定だったのですが、今のところ実は今回のヨハンのこのセリフだけがそれを表現しています。



 スローネツヴァイを襲撃する刹那。結果的にそれがネーナを助けることに。

 今後のネーナの扱いを示唆している気もしますが。果たして...?

 

 刹那「貴様のような男が、ガンダムに乗るなど!」

 サーシェス「てめぇの許可が要るのかよ!」


 この掛け合いが実に素晴らしい。

 サーシェスの悪役振りが否応なく引き立ちますな。



 同時進行で、リボンズはレベル7をクリアし、ヴェーダを完全掌握。

 すると、コールドスリープ状態のイオリア・シュヘンベルグが登場。

 この時点で、ヴェーダがイオリアの頭脳構造を再現したコンピュータという安直な設定でないことに一安心。


 ところが何と、アレハンドロはイオリアに銃弾を打ち込むという行動に。

 世界を変えるという野望に取り付かれているようです。


 サーシェスと並んで、充分な悪役の魅力を湛えています。


 しかし、イオリア・シュヘンベルグの生体反応が消えたとき、システム・トラップが発動。

 そして、イオリアの映像が出現。


 「私はまだ、人類を信じ、力を託して見ようと思う。人類は、変わらなければならないのだから...」 


 おおっ! 何だかロボットアニメっぽい展開になって来ましたぞ。

 と思ったのも束の間、エクシアのトランザム(TRANS-AM)システムが発動!



 赤く輝き、F91みたいな残像を発生させながら飛び回るエクシア!

 一発逆転カタルシスの妙味です。

 けれども、サーシェスのしぶとさもなかなかのもので、まだ逃げおおせます。

 第一部の最後までは確実に生き残りそうな気がしますね。



 ちょっと冷静になってみると、赤いエクシアがカラーバリエーションとして色々な商品展開に使われそうですねぇ。

 劇中の印象は実にカッコ良かったですけど、立体物はいかがでしょう。

 カッコ良ければ買ってしまうかもしれません(思うつぼ)。



 最後に、イオリアの言葉を採録。



 GNドライヴを有する者達よ。

 君たちが、私の意志を継ぐ者なのかは分からない。

 だが、私は最後の希望を、GNドライヴの全能力を君達に託したいと思う。

 君達が、真の平和を勝ち取る為、戦争根絶の為に戦い続けることを祈る。

 ソレスタルビーイングの為ではなく、君達の意志で、ガンダムと共に...。